JPS61272723A - 液晶表示体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ツイストネマチックモードおよび電界制御複
屈折モードなど偏光に関する電気光学効果を応用した液
晶表示体に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、ワードプレセッサーあるいは測定器などの大
容量の表示用端末器として用いられる光透過型液晶表示
において、特定波長帯のみを透過させるバンドパスフィ
ルターを設けたことにより、液晶表示体の視認性を高め
たものである。

〔従来の技術〕

従来、電気光学効果を用いた液晶表示体は種々知られて
いる。例えば電界による液晶分子の乱雑な運動により光
が散乱される動的散乱効果、液晶自身の光吸、収を利用
する多色性液晶形を応用したものがある。他方、偏光に
関する電気光学効果を用い液晶表示体として複屈折光の
干渉を利用した複屈折制御モードおよび偏光の回転によ
り制御するツイストネマチックモードを応用した液晶表
示体が知られている。、 近年、表示用端末器などに対して大容蓋化の要求が強ま
りている。これを解決する手段として、基板自身にトラ
ンジスターを作り込んで画素の１つ１つを個々駆動する
ＴＩＦＴなどのアクティブマトリクス方式、あるいは単
純マトリクス電極を時分割駆動するダイナミック駆動方
式などがある。

前者は製造原価が高くつくので特殊な用途のみに使われ
ている。後者は電極構造が簡単で、安価に製造できる半
面、液晶材料に急峻性と呼ばれる特性が要求される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来のダイナミック方式による液晶表示体は、
急峻性が液晶材料自身の特性に負うところが大きく、従
りて大量化にも液晶材料自身による限界があり、液晶材
料の改良をしなければならない問題を有していた。

・　　そこで本発明は従来のこのような問題点を解決す
るため、液晶材料の特性を改良する以外の方法により、
急峻性が良好で表示品位の優れた液晶表示体を得ること
を目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

゛　上記問題点を解決するために、本発明の液晶表示体
は、偏光に関する電気光学効果を原理に用いており、光
路中にバンドパスフィルターを設けたことを特徴として
いる。

バンドパスフィルターの位置は液晶表示体の光源に対し
て前面でも背面でもよく、オだ、液晶表示体の最も外部
にあっても、偏光板と基板との間にありても良い。

〔作用〕

ここで、急峻性とは次に示すものである。

第５図に於いて透過率は通常の印加電圧範囲で最も明る
くなった時及び最も暗くなった時の透過率を各々１００
％及び０％として表わし印加電圧を透過率１００％の電
圧から始めて除々に上げて行き透過率が１０％だけ変化
した時の実効値電圧を閾電圧ｖｔｈまた更に印加電圧を
上げて透過率が１００％の時から５０％変化した時の実
効値電圧を’ｖｔｏ　　と各々定める。この時、電圧−
透過率曲線の閾電圧付近の立ち上がり（即ち急峻性）は
下式に於けるβ値として定められる。

β”　ｖｔｈ （尚、印加電圧が零の時遮光状態となり、電圧を印加す
ることにより透過光状態となるように偏光板を位置させ
た時も、上記と同様にβ値を定めることができる。） 急峻性は弾性定数の比［３３／！［１１、Δε／ε↓（
Δε”５１１−εよ］およびΔｓ＠ｄ／２λ（Δ悴は複
屈折（−）、ｄは液晶層の厚み〔μ〕、λは光の波長λ
〔Ｓｍ〕）などのパラメータに依存する。ＩＣ３８／Ｋ
ｉｔおよびΔｇ　／　ｇ上は液晶材料によりて決ってし
まう。ここで我々は次の発見をした。即ち、Δ鴨・ｄ　
／　２λは波長λにより変化するが、光源には通常白色
光が用いられており、λは可視光域が約４００％Ｓ〜８
００％ｍに及ぶためΔ、−ｄ／２λも広範囲となる。急
峻性および透過率対実効電圧曲線は上記パラメータが決
まれば１つだけ存在するものであるが、入射光のΔ籠・
ｄ　／　２λが広範囲であるため、透過率対実効電圧曲
線も各λに対する種々の曲線の重ね合わせとして得られ
る。この“ため透過率対実効電圧曲線はなだらかな曲線
となり、急峻性も単波長で測定して得られる値より低下
している。

本発明は前記のように構成することにより、液晶表示体
を透過する光の波長をある範囲に限定できるようにした
ため、急峻性が向上したものである。

〔実施例〕

以下、本発明について実施例にもとづいて詳細に説明す
る。

第１ｖＡは本発明の液晶表示装置の構成の１例をツイス
ト車マチックモードのセルを用いて示した断面図である
。１はガラス板上に硫化亜鉛と弗化マグネシウムを交互
に真空蒸着することにより得たバンドパスフィルターで
あり、光透過性の良い樹脂（本実施例ではアクリル系の
もの）でモールドしである。５は偏光板で２枚あり、各
々２枚のガラス基板４に接着剤で固定されている。該ガ
ラス基板には各々透明ネサ電極６が真空蒸着により設ｊ
すられており、更にその上をポリイミド系の配向膜で被
覆しラビングにより配向処理がしてあり、各々はスペー
サ５により液晶層が、所望の厚みと成るよう空隙を残し
て互いに貼り合わされている第２図は該バンドフィルタ
ーの透過率対波長曲線である。

第３図、は従来例を示しており、５〜１１は全て第１図
に同じである。

第３図の曲線１は本発明の液晶表示体を光源と光受光部
の間に位置させ、電圧を種々変えながら透過率を測定し
て得た透過率対実効電圧曲線である。

本図には従来例の液晶表示体を同上の測定方法によって
得た透過率対実効電圧曲線（曲線２）も合わせて示して
おいた。

実施例のしきい値電圧ｖｔｈは２．１８７’Ｖ、飽和電
圧ＶＳＯは２．５１０ｖであり、従って急峻性βは１．
１４　Ｂである。本実施例によれば５５本の走査線を駆
動することが可能である。

従来例のｖｔｈは′Ｌ１０７’Ｖ、ｖｓｏは２．４５５
、βは１．１６５であり、駆動可能な走査線本数は４３
本である。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明は光透過型液晶表示体の光路
中にバンドパスフィルタを設けたことにより、比較的狭
い帯域の光のみ透過させるように構成したので、急峻性
が向上し、視認性の高い表示を行うことを可能とした。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の液晶表示体の実施例を示す断面図１
第２図は実施例で用いたバンドパスフィルターの透過率
対波長の関係を示す曲線図。第５図は従来の液晶表示体
の例を示す断面図。＃Ｉ４図は本発明および従来の液晶
表示体により得られた透過率対実効電圧の関係を示す曲
線図。第５図は一般に得られる相対透過率対実効電圧の
関係図。 １１・・・・・−・−バンドパスフィルター２−−−−
−−・・・埋め込み樹脂 ５・・・・・・・・・偏光板 ４・・・・・・・・・セル基板 ５・・・・・・・・・スペーサー ６・・・・・・・・・透明電極 ７・・・・・・・・・配向膜 ８・・・・・・・・・液晶分子 ９・・・・・・・・・リード線 １０−・・・・・光　源 １１・・・・・・観測者（または受光器）以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）偏光に関する電気光学効果を原理に用いた液晶表
   示体において、前記液晶表示体の光路中にバンドパスフ
   ィルターを設けたことを特徴とする液晶表示体。