JPS6126834Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特に屋外設置型風呂釜の給湯器の凍結
防止に有効な自動給排水装置に関するものであ
る。

従来屋外設置型給湯器付風呂釜などにおける給
湯器の凍結防止用の排水装置としては、給湯器の
給水口に吸気弁、排水口に排水弁を設けて低温度
となり凍結の恐れがある場合に上記吸気弁、排水
弁を手動で開放し装置内の水を放出して凍結を防
止するようにした手動排水装置や、上記吸気弁、
排水弁を水圧自動式とし、低温時に給水元栓を閉
じることによつてばね圧によつて弁体が開かれ水
を放出するようにした自動排水装置などがある。

しかしながら手動排水装置は操作が面倒でかつ
忘れがちとなり易く好ましくなかつた。

さらに自動排水装置の場合においては水道水圧
の変動により開閉作動が不確実となり易いばかり
でなく、給水開始時における水圧上昇の途中で弁
が振動的に開閉するなどの不工合があつた。

本考案は上記の問題を解決すべくなされたもの
であり、操作し易くかつ作動確実な自動給排水装
置を提供する目的でなされたものであり、その要
旨は、給湯器における給水口に給水・吸気用電磁
弁と給湯口に給湯・吸気用電磁弁と排水口に排水
用電磁弁とを設け電源スイツチのON、OFFによ
り電磁弁を開閉し通水又は排水しうるようにした
ことを特徴とする自動給排水装置にある。

以下第１図にもとづき本考案の実施例につき説
明すると、１０は水ガバナ１１、熱交換器１２、
通水路９などを内蔵する給湯器である。１３は電
磁石４および上下に移動する弁体５からなる給水
口８に設けられた給水、吸気用電磁弁である。１
５は給湯口１に設けられた電磁石４およびばね５
ａにより横方向に付勢される弁体５を有する給
湯、吸気用電磁弁である。また１４は排水口２に
設けらればね５ａにより横方向に付勢される弁体
５および電磁石４を有する排水用電磁弁である。

６は電源１７から各電磁石に電流を送る導線、
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１６は電源スイツチである。

本考案は上記の構成からなるので、電源スイツ
チ１６をONとすると各電磁弁の電磁石に電流が
流れるが給水吸気用電磁弁１３においては弁体５
が上方に吸引される吸気口３が閉じ通水路が開か
れる。また給湯、吸気用電磁弁１５においては弁
体５が左側に吸引される吸気口７が閉ざされる。
さらに排水用電磁弁１４は弁体５が右側に吸引さ
れ放水口７が閉ざされる。

したがつて給水口８から流入した水は図中矢印
で示すように通気路９中を流れ加熱されて温水が
給湯口１から放出される。

次に低温となり凍結の恐れがなる場合には電源
スイツチ１６をOFFにすると電流が遮断される
ため各電磁弁の弁体は夫々前記と逆方向に動き給
水口８からの給水が止まるとともに吸気口３，７
及び放水口７ａが開放されるため通水路９内の水
はすべて放水口７ａから排水され残留水がなくな
るので凍結を防止することができる。

このようにして本考案によるときは電源スイツ
チのON、OFFの簡単な操作による給湯器の給
水、排水が確実に行なわれるので給湯不要時にお
いて器内に水を残留させることがないので、器具
の寿命を延しうるばかりでなく特に凍結防止に極
めて有効である。又電磁弁の開閉は室内に設けら
れた電源スイツチで操作できることすなわち遠隔
操作が容易であることも本考案から生れた実益で
ある。

なお本実施例においては給湯口に吸気用電磁弁
を設けたが場合によつてはこれを除いても本考案
の目的を達することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による自動給排水装置の断面
図。 符号の説明、１……給湯口、２……排水口、３
……吸気口、４……電磁石、５……弁体、５ａ…
…ばね、６……導線、７……吸気口、７ａ……放
水口、８……給水口、９……通水路、１０……給
湯器、１１……水ガバナ、１２……熱交換器、１
３……給水、吸気用電磁弁、１４……排水用電磁
弁、１５……給湯吸気用電磁弁、１６……電源ス
イツチ、１７……電源。 〓〓〓〓

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 給湯器における給水口に給水・吸気用電磁弁と
   給湯口に給湯・吸気用電磁弁と排水口に排水用電
   磁弁とを設け電源スイツチのON、OFFにより電
   磁弁を開閉し通水又は排水しうるようにしたこと
   を特徴とする自動給排水装置。