JPS61268321A - 濾過材 - Google Patents
濾過材Info
- Publication number
- JPS61268321A JPS61268321A JP11075685A JP11075685A JPS61268321A JP S61268321 A JPS61268321 A JP S61268321A JP 11075685 A JP11075685 A JP 11075685A JP 11075685 A JP11075685 A JP 11075685A JP S61268321 A JPS61268321 A JP S61268321A
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- Granted
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は濾過材に関し、特に内燃機関のオイルフィルタ
ーやエアーフィルターなどに好適な濾過材に関する。
ーやエアーフィルターなどに好適な濾過材に関する。
自動車のオイルフィルターやエアーフィルターに使用す
る濾過材として要求される条件としては、被濾過流体中
に存在するダストなどの微粒子を効果的に除去する濾過
性能を有し、しかも長期間にわたって良好な濾過性能を
維持し続けることが特に重要である。
る濾過材として要求される条件としては、被濾過流体中
に存在するダストなどの微粒子を効果的に除去する濾過
性能を有し、しかも長期間にわたって良好な濾過性能を
維持し続けることが特に重要である。
このような観点で、従来から様々な濾過材が提案されて
いるが、濾過性能の向上とライフの長期化との双方を同
時に具備させるという点においては、従来の濾過材は必
ずしも充分満足のいくものではない。
いるが、濾過性能の向上とライフの長期化との双方を同
時に具備させるという点においては、従来の濾過材は必
ずしも充分満足のいくものではない。
たとえば、従来、繊維密度の異なる濾紙を抄合せるなど
して、濾紙の厚さ方向に密度勾配を設けた濾過材が知ら
れている(たとえば特公昭54−40778号公報)。
して、濾紙の厚さ方向に密度勾配を設けた濾過材が知ら
れている(たとえば特公昭54−40778号公報)。
これら密度勾配型濾過材は、被濾過流体の流れの上流側
から下流側の方向に、粗から密へ変化するように形成さ
れているので、低密度層で大寸法粒子を捕捉し高密度層
で微細粒子が捕捉されることにより、良好なふるい分は
効果とある程度のライフの向上を図ることができる点で
すぐれているが、以下のような欠点を有している。
から下流側の方向に、粗から密へ変化するように形成さ
れているので、低密度層で大寸法粒子を捕捉し高密度層
で微細粒子が捕捉されることにより、良好なふるい分は
効果とある程度のライフの向上を図ることができる点で
すぐれているが、以下のような欠点を有している。
(イ) 従来の密度勾配型濾過材においては、濾過材を
通過する際の流速が速く、単なる接触によるダスト付着
(捕捉)が生じにくく深層部に突きささる様に強固に捕
捉されるため(いわゆる深層濾過)、濾材の目づまりが
おこりやすく、圧力損失がいきおい増大するという問題
がある。
通過する際の流速が速く、単なる接触によるダスト付着
(捕捉)が生じにくく深層部に突きささる様に強固に捕
捉されるため(いわゆる深層濾過)、濾材の目づまりが
おこりやすく、圧力損失がいきおい増大するという問題
がある。
(ロ) 従来の濾過材は、被濾過流体の上流側の濾材表
面の気孔率が大きいので、ダストが濾材の表面層内に取
り込まれやすく、このため濾材表面層−トにダストケー
キ層が形成されにくいという欠点がある。したがって、
ケーキ層による濾過機能(すなわちプライマルフィルタ
機能)を期待することはできず、ロングライフ化を図る
上で大きな制限がある。
面の気孔率が大きいので、ダストが濾材の表面層内に取
り込まれやすく、このため濾材表面層−トにダストケー
キ層が形成されにくいという欠点がある。したがって、
ケーキ層による濾過機能(すなわちプライマルフィルタ
機能)を期待することはできず、ロングライフ化を図る
上で大きな制限がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、濾
過性能とロングライフ化の双方にすぐれた濾過材を提供
することを目的とする。
過性能とロングライフ化の双方にすぐれた濾過材を提供
することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の濾過材は、厚さ方面
に密度勾配を有する濾過材において、被濾過流体の流れ
の上流側が高密度で下流側が低密度であり、かつ、該上
流側の濾過材表面に低密度層が形成されてなることを特
徴とする。
に密度勾配を有する濾過材において、被濾過流体の流れ
の上流側が高密度で下流側が低密度であり、かつ、該上
流側の濾過材表面に低密度層が形成されてなることを特
徴とする。
以下、本発明の濾過材を添付図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第1図の断面概念図に示すように、本発明の濾過材は、
基材1の気孔2が、被濾過流体の流れ(図中の矢印の方
向)の上流側から下流側へ向けて次第に大きくなるよう
な密度勾配を有している。
基材1の気孔2が、被濾過流体の流れ(図中の矢印の方
向)の上流側から下流側へ向けて次第に大きくなるよう
な密度勾配を有している。
たとえば、濾紙などの繊維質材料で濾過材を構成する場
合は、被濾過流体の上流側の層のili密度が高く、下
流側の繊維密度が低くなるように形成される。この場合
、密層の繊維密度は、被濾過流体の種類によっても異な
るが、自動車用オイルフィルターの場合は、0.18〜
0.25g10+1の範囲が好ましく、また粗層の密度
は、0.10〜0.15g/cmの範囲が好ましい。さ
らに上流側の基材表面には、比較的大きな気孔2を有す
る低密度層3が形成されている。
合は、被濾過流体の上流側の層のili密度が高く、下
流側の繊維密度が低くなるように形成される。この場合
、密層の繊維密度は、被濾過流体の種類によっても異な
るが、自動車用オイルフィルターの場合は、0.18〜
0.25g10+1の範囲が好ましく、また粗層の密度
は、0.10〜0.15g/cmの範囲が好ましい。さ
らに上流側の基材表面には、比較的大きな気孔2を有す
る低密度層3が形成されている。
低密度層3は、いわばプレフィルタ−として機能し、濾
過性能の向上に寄与する。さらに、低密石層が存在する
ことにより、比較的大寸法のダストが捕捉され、これが
低密度層上に堆積してダストケーキ層の形成が促進され
る。したがって、このようなダストケーキ層による濾過
作用(プライマルフィルター機能)を利用することによ
り濾過性能の一層の向上を図ることができる。
過性能の向上に寄与する。さらに、低密石層が存在する
ことにより、比較的大寸法のダストが捕捉され、これが
低密度層上に堆積してダストケーキ層の形成が促進され
る。したがって、このようなダストケーキ層による濾過
作用(プライマルフィルター機能)を利用することによ
り濾過性能の一層の向上を図ることができる。
さらに、本発明の濾過材は、基材1の被濾過流体の入口
側が密で出口側が粗に構成されているので、濾過材中を
通過するダストの流速を徐々に遅くすることができ、こ
れにより密層を通過したダストが濾過材内部に付着しや
すくなる。しかも、出口側が粗に構成されているので、
ダスト付着による流通抵抗も大幅には増大しないという
効果がある。したがって、圧力損失の増加を抑えて、濾
過材のロングライフ化に寄与する。
側が密で出口側が粗に構成されているので、濾過材中を
通過するダストの流速を徐々に遅くすることができ、こ
れにより密層を通過したダストが濾過材内部に付着しや
すくなる。しかも、出口側が粗に構成されているので、
ダスト付着による流通抵抗も大幅には増大しないという
効果がある。したがって、圧力損失の増加を抑えて、濾
過材のロングライフ化に寄与する。
第2図に示す濾過材は、本発明の他の実施例であり、基
材1上に形成された起毛層4を介して低密度層3が形成
されている。この場合は、起毛層の部分に一定の空間が
形成されるので、流体の流れ抵抗を緩和してライフの向
上を図る上で有利である。
材1上に形成された起毛層4を介して低密度層3が形成
されている。この場合は、起毛層の部分に一定の空間が
形成されるので、流体の流れ抵抗を緩和してライフの向
上を図る上で有利である。
濾過材の構成材料としては、従来、濾紙原料として使用
されている天然mM、合成繊維ならびにこれらの混合物
が用いられ、必要に応じて、バインダー、着色剤などの
添加剤を用いることもできる。
されている天然mM、合成繊維ならびにこれらの混合物
が用いられ、必要に応じて、バインダー、着色剤などの
添加剤を用いることもできる。
濾過材に密度分布を設ける方法としては、たとえば、t
in密度の異なる濾過材を抄き合わせて一体化する方法
、性状、繊維分布の異なる抄紙原料スラリーを抄造■稈
で段階的に供給して抄紙する方法などがとられ得る。
in密度の異なる濾過材を抄き合わせて一体化する方法
、性状、繊維分布の異なる抄紙原料スラリーを抄造■稈
で段階的に供給して抄紙する方法などがとられ得る。
また、低密度層は抄き合わせによって形成され得る。
また、濾過材の表面を起毛させる方法としては、たとえ
ば、抄造網の片面に抄紙原料スラリー流を供給J−ると
同時にその抄造網の他面から吸引することにより、繊維
の長手方向を抄紙表面に対して垂直方向に配向させて起
毛層を効果的に形成することができる。
ば、抄造網の片面に抄紙原料スラリー流を供給J−ると
同時にその抄造網の他面から吸引することにより、繊維
の長手方向を抄紙表面に対して垂直方向に配向させて起
毛層を効果的に形成することができる。
本発明の濾過材を内燃機関のエアーフィルターやオイル
フィルターに用いる場合は、濾過面積を拡大する上で、
断面が菊花状の円筒形に成形することが好ましく、さら
に端部に円板状金属プレー1〜を接合するか、あるいは
樹脂製プレートを一体成形もしくは接着するなどしてフ
ィルター構造とする。
フィルターに用いる場合は、濾過面積を拡大する上で、
断面が菊花状の円筒形に成形することが好ましく、さら
に端部に円板状金属プレー1〜を接合するか、あるいは
樹脂製プレートを一体成形もしくは接着するなどしてフ
ィルター構造とする。
111能試験例
本発明の濾過材△と従来の濾過材Bについて、JIS−
D1611に記載された濾過性能試験を行なった場合の
結果を第3図に示す。
D1611に記載された濾過性能試験を行なった場合の
結果を第3図に示す。
この際の、濾過材の有効濾過面積は1ooocdであり
、流量は10J) /分、油温は80℃である。
、流量は10J) /分、油温は80℃である。
第3図から明らかなように、本発明の濾過材は、被濾過
流体中のダスト捕捉に伴う圧力損失の増加を、濾過効率
に変動なくゆるやかに進行させることができる。
流体中のダスト捕捉に伴う圧力損失の増加を、濾過効率
に変動なくゆるやかに進行させることができる。
本発明の濾過材は、被濾過流体の流れの上流側表面に低
密度層が形成されているので、ダストケーキ層の形成を
促進して濾過性能の向上を図ることができる。さらに、
本発明の濾過材は、上流側から下流側へ向けて密から粗
に変化するような密度勾配を有しているので、圧力損失
の急激な増大を防止してロングライフ化を図ることがで
きる。
密度層が形成されているので、ダストケーキ層の形成を
促進して濾過性能の向上を図ることができる。さらに、
本発明の濾過材は、上流側から下流側へ向けて密から粗
に変化するような密度勾配を有しているので、圧力損失
の急激な増大を防止してロングライフ化を図ることがで
きる。
第1図おにび第3図は本発明の実施例に係る濾過材の断
面の概念図であり、第2図は、濾過性能の試験結果を示
Jグラフである。 1・・・基材、2・・・気孔、3・・・低密度層、4・
・・起毛層。
面の概念図であり、第2図は、濾過性能の試験結果を示
Jグラフである。 1・・・基材、2・・・気孔、3・・・低密度層、4・
・・起毛層。
Claims (1)
- 厚さ方向に密度勾配を有する濾過材において、被濾過流
体の流れの上流側が高密度で下流側が低密度であり、か
つ、該上流側の濾過材表面に低密度層が形成されてなる
ことを特徴とする、濾過材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11075685A JPS61268321A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 濾過材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11075685A JPS61268321A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 濾過材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61268321A true JPS61268321A (ja) | 1986-11-27 |
JPH0154084B2 JPH0154084B2 (ja) | 1989-11-16 |
Family
ID=14543765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11075685A Granted JPS61268321A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 濾過材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61268321A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5288402A (en) * | 1991-04-12 | 1994-02-22 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Liquid filter medium including a fibrillated filtering layer and an organic fiber support |
JP2009078739A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-16 | Nippon Kayaku Co Ltd | ガス発生器用フィルター及びガス発生器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013972A (ja) * | 1973-06-08 | 1975-02-13 |
-
1985
- 1985-05-23 JP JP11075685A patent/JPS61268321A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013972A (ja) * | 1973-06-08 | 1975-02-13 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5288402A (en) * | 1991-04-12 | 1994-02-22 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Liquid filter medium including a fibrillated filtering layer and an organic fiber support |
JP2009078739A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-16 | Nippon Kayaku Co Ltd | ガス発生器用フィルター及びガス発生器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0154084B2 (ja) | 1989-11-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |