JPS61267521A - コイの細菌性白雲症防除剤 - Google Patents
コイの細菌性白雲症防除剤Info
- Publication number
- JPS61267521A JPS61267521A JP8824986A JP8824986A JPS61267521A JP S61267521 A JPS61267521 A JP S61267521A JP 8824986 A JP8824986 A JP 8824986A JP 8824986 A JP8824986 A JP 8824986A JP S61267521 A JPS61267521 A JP S61267521A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carp
- kasugamycin
- saprolegniasis
- capsulated
- agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、−にスガマイシンまたはその塩類(たとえば
塩酸塩−以下これらをカスガマイシンという)を有効成
分として含有することを特徴とするコイの水かび病、細
菌性白雲症防除剤に関する。
塩酸塩−以下これらをカスガマイシンという)を有効成
分として含有することを特徴とするコイの水かび病、細
菌性白雲症防除剤に関する。
カスガマイシンは、ストレプトミセス・カスガエンシス
と命名された放線菌の生産する抗生物質であり(特公昭
42−6818号公報)、イネいもち病に対し特効的な
治療効果を有しているため、農業用殺菌剤として実用化
されている。
と命名された放線菌の生産する抗生物質であり(特公昭
42−6818号公報)、イネいもち病に対し特効的な
治療効果を有しているため、農業用殺菌剤として実用化
されている。
本発明者らは、コイに発生する水かび病、細菌性白雲症
に対し有効な薬剤を開発する目的で種々の薬剤について
スクリーニングを行った。その結果、カスガマイシンが
シ゛ニー、トモナス菌による細菌性白雲症、サブロレグ
ニア菌による水カビ病などに極めて有効であることを見
出した0本発明によれば、カスガマイシンを使用してこ
れら病菌によるコイの水かび病、細菌性白雲症を経済的
且つコイに薬害を4えることなく完治する方法が提供さ
れる。
に対し有効な薬剤を開発する目的で種々の薬剤について
スクリーニングを行った。その結果、カスガマイシンが
シ゛ニー、トモナス菌による細菌性白雲症、サブロレグ
ニア菌による水カビ病などに極めて有効であることを見
出した0本発明によれば、カスガマイシンを使用してこ
れら病菌によるコイの水かび病、細菌性白雲症を経済的
且つコイに薬害を4えることなく完治する方法が提供さ
れる。
コイは1重要な蛋白資源であるために、近年天然資源保
護の見地より自然無法と併用して養殖魚法が漸次盛んに
なってきている。しかしながら。
護の見地より自然無法と併用して養殖魚法が漸次盛んに
なってきている。しかしながら。
養殖魚法の場合は、限られた面棲内て比較的多数の個体
を飼養するために、各種の疾病に患りゃすい、そのため
、これらの疾病を対象として種々の抗生物質を含む抗菌
剤が使用されているが、これらの中には人の疾病にも使
用されるものが含まれており、耐性菌の別層などを考え
ると必ずしも好ましくない。
を飼養するために、各種の疾病に患りゃすい、そのため
、これらの疾病を対象として種々の抗生物質を含む抗菌
剤が使用されているが、これらの中には人の疾病にも使
用されるものが含まれており、耐性菌の別層などを考え
ると必ずしも好ましくない。
カスガアイシンは、イネいもち病防除剤として開発され
た薬剤で現在いもち病防除剤として広く使用されており
、その毒性は極めて低く、慢性毒性も認められない、ま
たカスガマイシンは、動物体内では比較的速かに***さ
れ、自然環境内においても分解されることが確認されて
おり、極めて安全な薬剤である。
た薬剤で現在いもち病防除剤として広く使用されており
、その毒性は極めて低く、慢性毒性も認められない、ま
たカスガマイシンは、動物体内では比較的速かに***さ
れ、自然環境内においても分解されることが確認されて
おり、極めて安全な薬剤である。
一般に行われている寒天希釈法で、コイに感染する水か
び病菌に対してカスガマイシンの最低発育阻止濃度をし
らべた。その結果を第1表に示した。
び病菌に対してカスガマイシンの最低発育阻止濃度をし
らべた。その結果を第1表に示した。
第 1 表
コイ水かび病 注1) 31.3注1)供試菌
鉦法出上]■■■旦」(サブロレグニア パラシチカ) 注2)培養は20℃、48時間行った。
鉦法出上]■■■旦」(サブロレグニア パラシチカ) 注2)培養は20℃、48時間行った。
注3)培地組成は次のとおりである。
肉エキス 0.5%
ポリペプトン 0.3%
寒天束 1.2%
pH7,0
またカスガマイシンの水産動物に対する半数致死濃度は
、コイ、ワキシ、ヒメダカ、ドジョウ、オタマジャクシ
、ミジンコおよびタマミジンコのいずれに対しても11
000pp以上であり、極めて魚毒性が低い、そのため
、比較的高濃度の薬剤処理を行ってもこれを含む排水等
によりコイなどの水産動物が汚染されたり、死亡したり
する心配がなく、コイに対して薬害を与えることなく所
期の安全性が高く十分な治療効果をあげることができる
。
、コイ、ワキシ、ヒメダカ、ドジョウ、オタマジャクシ
、ミジンコおよびタマミジンコのいずれに対しても11
000pp以上であり、極めて魚毒性が低い、そのため
、比較的高濃度の薬剤処理を行ってもこれを含む排水等
によりコイなどの水産動物が汚染されたり、死亡したり
する心配がなく、コイに対して薬害を与えることなく所
期の安全性が高く十分な治療効果をあげることができる
。
カスガマイシンを用いてコイの疾病を治療する方法とし
ては、カスガマイシン単独の薬液中にコイを薬浴せしめ
るか、または池あるいはその他の槽中に一定濃度になる
ように溶解して用いればよく、さらにニトロフラン系薬
剤などの他の薬剤と併用することもできる。またカスガ
マイシンを飼料中に混合して経口投与することもできる
。
ては、カスガマイシン単独の薬液中にコイを薬浴せしめ
るか、または池あるいはその他の槽中に一定濃度になる
ように溶解して用いればよく、さらにニトロフラン系薬
剤などの他の薬剤と併用することもできる。またカスガ
マイシンを飼料中に混合して経口投与することもできる
。
次に本発明の薬剤がコイの疾病に対して優れた治療効果
を有することを実施例により示す。
を有することを実施例により示す。
なお、治療効果は次式により算出した。
治療生存点数(尾)
供試負数(尾)
(実施例1)
50iの清水(水温的22’C)を入れたタンクの中に
カスガマイシンを入れて、濃度が0.05%、0.04
%、0.02%および0.01%となるように溶解した
。そして、そこへ細菌性白雲症に感染したコイを16尾
入れて24時間薬浴させた。そして清水(水温的22℃
)中で7日間飼養した後、その治療効果を調査した。そ
の結果を第2表に示した。
カスガマイシンを入れて、濃度が0.05%、0.04
%、0.02%および0.01%となるように溶解した
。そして、そこへ細菌性白雲症に感染したコイを16尾
入れて24時間薬浴させた。そして清水(水温的22℃
)中で7日間飼養した後、その治療効果を調査した。そ
の結果を第2表に示した。
第 2 表
(実施例2)
50見の清水(水温的22℃)を入れたタンクの中に細
菌性白雲症に感染したコイを15尾入れ、カスガマイシ
ンを2%含有する飼料を7日間投与した。この場合力ス
ガマイシンの投与薬量(有効成分量二以下問じ)は魚体
重1kg当り0.2g、OoIgおよび0.05gとし
た。そして、さらに7日間清水(水温的22℃)中で飼
養した後、その#IN効果を調査した。その結果を第3
表に示した。
菌性白雲症に感染したコイを15尾入れ、カスガマイシ
ンを2%含有する飼料を7日間投与した。この場合力ス
ガマイシンの投与薬量(有効成分量二以下問じ)は魚体
重1kg当り0.2g、OoIgおよび0.05gとし
た。そして、さらに7日間清水(水温的22℃)中で飼
養した後、その#IN効果を調査した。その結果を第3
表に示した。
第 3 表
(実施例3)
50J1の清水を入れたタンクの中にカスガマイシンを
添加して濃度が0.01%gJ:び0− o。
添加して濃度が0.01%gJ:び0− o。
5%となるように溶解した。そして、そこへ水力と病に
感染したコイを50尾入れ、24時間薬浴させた。そし
て清水(水温的22℃)に戻して7日間飼養した後、そ
の治療効果を調査した。その結果を第4表に示した。
感染したコイを50尾入れ、24時間薬浴させた。そし
て清水(水温的22℃)に戻して7日間飼養した後、そ
の治療効果を調査した。その結果を第4表に示した。
第4表
(実施例4)
50見の清水(水温的22℃)を入れたタンクの中に水
力と病に感染したコイを20尾入れ、カスガマイシンを
2%含有する飼料を7日間投与した。この場合力スガマ
イシンの投与薬量は、魚体重1kg当りO,Ig、0.
05gおよび0.025gとした。そして、さらに7日
間清水(水温的22℃)中で飼養した後、その治療効果
を調査した。その結果を第5表に示した。
力と病に感染したコイを20尾入れ、カスガマイシンを
2%含有する飼料を7日間投与した。この場合力スガマ
イシンの投与薬量は、魚体重1kg当りO,Ig、0.
05gおよび0.025gとした。そして、さらに7日
間清水(水温的22℃)中で飼養した後、その治療効果
を調査した。その結果を第5表に示した。
第 5 表
(実施例5)
501の清水(水温的15℃)を入れたタンクの中に水
カビ病に感染したコイを20尾入れ、カスガマイシンを
2%含有する飼料を7日間投与した。この場合力スガマ
イシンの投与薬量は、魚体重1kg当り0.2gおよび
O,1gとした。そしてさらに7日間清水(水温的15
℃)中で飼養した後、その治療効果を調査した。その結
果を第6表に示した。
カビ病に感染したコイを20尾入れ、カスガマイシンを
2%含有する飼料を7日間投与した。この場合力スガマ
イシンの投与薬量は、魚体重1kg当り0.2gおよび
O,1gとした。そしてさらに7日間清水(水温的15
℃)中で飼養した後、その治療効果を調査した。その結
果を第6表に示した。
第6表
Claims (1)
- カスガマイシンまたはその塩類を有効成分として含有す
ることを特徴とするコイの水かび病、細菌性白雲症防除
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8824986A JPS61267521A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | コイの細菌性白雲症防除剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8824986A JPS61267521A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | コイの細菌性白雲症防除剤 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13843376A Division JPS5366441A (en) | 1976-11-19 | 1976-11-19 | Antibacterial agent for fish |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61267521A true JPS61267521A (ja) | 1986-11-27 |
JPH0132209B2 JPH0132209B2 (ja) | 1989-06-29 |
Family
ID=13937579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8824986A Granted JPS61267521A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | コイの細菌性白雲症防除剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61267521A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1982717A1 (de) * | 2007-04-20 | 2008-10-22 | Bayer CropScience AG | Verwendung von Fungiziden zur Behandlung von Fischmykosen |
US8076328B2 (en) | 2007-04-20 | 2011-12-13 | Bayer Cropscience Ag | Use of fungicides for the treatment of fish mycoses |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013789A (ja) * | 1973-06-08 | 1975-02-13 | ||
JPS51138433A (en) * | 1975-05-26 | 1976-11-30 | Toshiba Corp | Method of coating photoresist |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP8824986A patent/JPS61267521A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5013789A (ja) * | 1973-06-08 | 1975-02-13 | ||
JPS51138433A (en) * | 1975-05-26 | 1976-11-30 | Toshiba Corp | Method of coating photoresist |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1982717A1 (de) * | 2007-04-20 | 2008-10-22 | Bayer CropScience AG | Verwendung von Fungiziden zur Behandlung von Fischmykosen |
WO2008128654A3 (de) * | 2007-04-20 | 2008-12-18 | Bayer Cropscience Ag | Verwendung von fungiziden zur behandlung von fischmykosen |
US8076328B2 (en) | 2007-04-20 | 2011-12-13 | Bayer Cropscience Ag | Use of fungicides for the treatment of fish mycoses |
US8455481B2 (en) | 2007-04-20 | 2013-06-04 | Bayer Cropscience Ag | Use of fungicides for the treatment of fish mycoses |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0132209B2 (ja) | 1989-06-29 |
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