JPS61261142A

JPS61261142A - 吊上搬送装置

Info

Publication number: JPS61261142A
Application number: JP9969185A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Kawagoe; 川越　哲男; Harunobu Isobe; 磯部　治宣; Masao Sato; 雅男佐藤
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Logistics Corp
Current assignee: Toshiba Corp; SBS Toshiba Logistics Corp
Priority date: 1985-05-13
Filing date: 1985-05-13
Publication date: 1986-11-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］本発明は、重量と長手方向寸法の大きい機器の据付作業
等に使用する吊上搬送装置に関するものである。

［発明の技術的背景とその問題点］周知のように、重量と長手方向寸法の大きい機器（以下
被据付機器という）の据付作業において、汎用移動式ク
レーン車の作業範囲を超えるため作業ができない場合に
は、コロ曳きジヤツキアップダウン作業が考えられる。

しかしながら、コロ曳き作業は、段取りを含め所要日数
が長くかつ多人数を要するので、輸送費が高騰するのみ
でなく作業の安全性にも細心の注意を必要とする。又、
例えば発電プラントにおける回転電機や変電設備機器の
ような精密の被据付機器の搬送据付けには、作業の確実
性や安全性等への懸念からコロ曳き作業は回避されてい
る。

一方、建屋内に機器を据付ける場合には、通常天井クレ
ーン等を用いてにおろし、移動、芯出し及び据付等の作
業を行っている。しかしながら、建屋に天井クレーンを
設置するためには所定の荷重に耐えるように建屋の強度
を大きくする必要があり、基礎工事等を含めて建屋の建
設費が非常に高価なものになる欠点があった。

なお、大形クレーン車で作業可能であっても、回送費を
含む物流費はきわめて高価となる欠点がある。

［発明の目的］本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、重量
と長手方向寸法の大きい被据付機器を確実かつ安全に搬
送据付ができる吊上搬送装置を提供することを目的とす
るものである。

［発明の概要］本発明は、移動自在とした一対の台車を対向して°配置
し、この各台車にそれぞれ昇降自在のロッドを装着した
一対の柱状体を設けると共に、対向する台車の各ロッド
を介して吊ビームを支持し、逆Ｕ字状のトラス構造とし
て例えばトレーラのような運搬装置で搬送されてきた長
手方向寸法が大きくかつ重量の大きい被据付機器を、一
旦吊上げて積替え、この後据付場所へ搬送し、しかる後
吊降して据付けるようにし、搬送作業の工期短縮と安全
、搬送費の低減を図り、建屋の構造も経済的に有利とな
るようにしたものである。

［発明の実施例］以下、本発明の吊上搬送装置の一実施例を図面を参照し
て説明する。第１図、第２図及び第３図において、吊上
搬送袋＠１は、複数の動輪を備えて移動自在としかつ対
向して配置される一対の台車２と、各台車２の上部にそ
れぞれ直立して設けられ流体圧力によって昇降自在とし
たロッドを備えた一対の柱状体３と、各柱状体３の対向
する各ロッドの上部に連結して支持される一対の吊ビー
ム４で構成され、全体として逆Ｕ字状のトラス構造を形
成している。なお、この逆Ｕ字状のトラス構造をターン
パックス５，６．７とダンパ８で補強している。

しかして、台車２は、長手方向の端部にフック穴１０ａ
を設けた台枠１０と、この台枠１０に着脱自在に率けら
れ、油を作動流体とし、例えば内燃機関のような駆動源
を備えた周知のパワーユニット１１と、このパワーユニ
ット１１の油圧により、油圧モータ１２を介して駆動さ
れると共にパワーステアリング１３を介して方向制御さ
れ、かつ油圧サスペンション１４を介して台枠１０に取
付けられた複数の動輪１５で構成されている。したがっ
て、台車２は走行路面に凹凸があっても追従して常に水
平に維持される。

なお、パワーユニット１１は、取外して単独又は別の付
属台車（図示しない）に載置して油圧を発生させること
もできる。

柱状体３は、下面に設けたガイド溝１６を、台枠１０の
上面に長手方向に沿って設けられている移動用ガイドレ
ール１７に係合させ、被据付機器の寸法に”合せて取付
位置を移動させかつこの移動した位置にボルト等で固定
することを可能とした支柱１８と、第４図に示すように
この支柱１８の内部に装着されるパワーユニット１１か
ら油圧が給排されるシリンダ１９と、このシリンダ１９
のピストン１９ａに連結され、支柱１８のガイド部１８
ａに案内されて昇降するロッド２０と、支柱１８の側面
に適宜ピッチで設けられ、作業者が作業時昇り降りする
ためのＵ字状に形成したラダー２１で構成されている。

ここで、支柱１８は、下部側は上記した移動用ガイドレ
ール１７とガイド溝１６の係合で精度良（台枠１０に取
付けられるが、吊ビーム４をロッド２０の上部に支持す
る関係上ロッド２０の上部の広間距離を調整する必要が
ある。そこで、この調整に用いる組立用ターンバックル
（図示しない）の連結部を支柱１８の上部に設ける。

又、シリンダ１９による吊上げ、吊降ろし能力は、動輪
１５の構成（大きさや個数等）で決まる搬送能力よりも
ざらに大き−いものとする。さらに、ロッド２０の上部
には、７ランジ２０ｂ１上部軸部２０ｃ及び端部にテー
バ部２０ｄを設ける。

吊ビーム４は、第４図に示すように両端に穴２２が設け
られ、この穴２２にロッド２０の上部を挿入して支持さ
れる。ここで、穴２２には、ロッド２０の上部に設けた
７ランジ２０ｂと上部軸部２０ｃが嵌合し、かつ０ツド
２０と異なる材質の非鉄金属材料で形成した軸受部材又
は穴２２の内面に上記した非鉄金属材料の被覆層２３を
設ける。したがって、ロンド２０と吊ビーム４が異常接
触しカジリ等によるロッド２０の損傷を防止し、かつ繰
返し使用するときの着脱が容易となる。

又、吊ビーム４の両端部には、連結部２４ａ　、　２４
ｂが設けられ、対向する吊ビーム４．４相互藺をターン
バックル５，６及び７で連結し、吊ビーム４の下面には
、連結部２５を設けて支柱１８の一側（内側）面に設け
た連結部２６との間にダンパ８を連結する。このダンパ
８は、引張ばねの特性を有しかつ取付長さの調整もでき
る構造のもので両者を補助的に連結し、上記したターン
バックル５゜６及び７と共に逆Ｕ字状をなすトラス構造
を補強す゛る。ここで、連結部２６は、被据付機器の高
さ寸法に対応してダンパ８が連結されるように支柱１８
に縦方向に沿った突出部２７を設け、この突出部２７に
適宜ピッチで穴２７ａを設け、この穴２７ａにダンパ８
の一側を連結するように構成している。

一方、対向して配置される一対の台車２は、第５図及び
第６図に示すように一対の連結部材３０゜３０で連結さ
れ、両台車２，２＠の距離を正確に保持すると共に、両
台車の全体的な剛性を向上するように構成される。ここ
で連結部材３０は、台枠１０に設けた連結部３１にピン
３１ａを介して回動自在に連結されており、所定時回動
じて対向する他側の　　　一台枠１０に設けた連結部３
２に連結し、非連結時には第６図に二点鎖線で示すよう
に適宜固定部材（図示しない）でそれぞれの台枠１０の
内側面側に保持しておく。なお、この連結部材３０は、
両台枠１０゜１０に連結したとき被据付機器の休め台（
被据付機器の段取替えをするときに一時的に支持する台
）として利用することもできる。

次に、上記した実施例の作用を説明する。まず、吊上搬
送装置１を現地（被据付機器３５の据付場所近傍）で第
７図（ａ　）に示すように組立てる。この組立に際して
は、被据付機器３５を運搬してくるトレーラ３Ｇが、内
側に侵入可能のように対向する台車２．２を離間させ、
かつ吊ビーム４．４の間隔を被据付機器３５の吊金具３
γ、３７の間隔となるよ　　　　１うに柱状体３．３を
台車２に取付ける。また、吊ビーム４には、所定長さの
ワイヤローブ３８（第１図に示す）を掛けておく。なお
、トレーラ３６の進入を妨げないために連結部材３０は
外しておく。

以上のように組立てた吊上搬送装置１の内側に、同図（
ｂ）に示すように被据付機器３５を運搬してきたトレー
ラ３６を進入させ、吊金具３７の位置が吊ビーム４と一
致した位置でトレーラ３６を停止させる。この後、ワイ
ヤローフ３８を吊金具３７に掛け、シリンダ１９を作動
させて被据付機器３５を同図（Ｃ）に示すようにトレー
ラ３６より僅かに吊上げて水平状態を保ち、トレラ３６
を他の場所へ移動させる。

又、必要に応じ連結部材３０やダンパ８を連結して補強
する。この後、同図（ｄ　）に示すように被据付機器３
５をできるだけ下降して重心を低くし、据付場所まで搬
送する。この後、同図（ｅ）に示すようにシリンダ１９
の油圧を徐々に降下させ、被据付機器３を静かに所定の
据付位置に吊降ろし、アンカーボルト等で被据付機器３
５を固定する。この後、ワイヤローブ３８を取外し吊上
搬送装置１を別の場所へ移動する。

又、高さ寸法が特に大きい被据付機器の場合を第８図を
参照して説明する。なお、同図の（ａ）は平面図、（ｂ
　）は正面図をそれぞれ示す。まず下面にガイド溝４０
ａを設けた台座４０を台枠１０に取付け、この台座４０
の上面に柱状体３を取付ける。

しかして、対向する柱状体３に連結した吊ビーム４．４
の上面に補助吊ビーム４１．４１を取付け、この補助吊
ビーム４１．４１と被据付機器４２の吊金具４３゜４３
の間にワイヤローブ４４．４４を掛けて吊上げる。

この吊上げ後は、上記と同様にして据付場所へ搬送し吊
降ろす。なお、この作業の場合には、ターンバックル５
．６は張設しない。

一方、被据付機器３５の重量が搬送能力を超える場合に
は、吊上搬送装置１を据付場所まで予め移動させておき
、台枠１０と床面の藺に適宜数の油圧ジヤツキを分散し
て挿入しておき、被据付機器３５をトレーラ３６から一
旦積替えた後上記と同様にして据付位置に静かに吊降ろ
す。

その他、被据付機器３５を直接据付せず一旦据付場所以
外の場所に仮置きする場合、トレーラ３６からの積替え
、°この後の据付場所への搬送や吊降るしもでき、起立
や転倒等の作業もできる。

以上のように構成することにより、トレーラ３６で運搬
してきた被据付機器３５又は４２を吊上搬送装置内で積
替えができ、この積替えた被据付機器３５又は４２を据
付場所へ搬送できるから、作業性が大幅に向上すると共
に安全性も向上する。又、分解して運搬ができるから、
繰返し使用する場合の運搬が容易となり、さらに、組立
てた後移動できるから、組立場所の制約もなく組立や分
解が容易となる。その細柱状体３のラダー２１により、
吊ビーム４の着脱、ワイヤローフ３８の取扱い、ターン
バックル５，６及び７の連結や張力調整等の高所作業を
容易とし、かつ安全を向上することができる。

なお、以上の説明は、自刃で走行する場合について行っ
たが、他の動力車によって牽引するようにしてもよい。

　　　゛［発明の効果］本発明は、以上のように構成されているから、次の効果
がある。

（１）大形クレーンが使用できないような狭隘な場所へ
重聞と長手方向寸法の大きい機器を搬入し、据付は又は
仮置き作業が可能となり、コロ曳き作業をなくして作業
の簡易化と省力化を図ると共に、工期の短縮と安全の向
上も図ることができる。

（２）自刃で走行又は外力により牽引されて走行できる
ので、多数の重量と長手方向寸法の大きい機器の据付け
に使用でき、効率的に据付作業ができると共に搬送や据
付けに要する費用を低減することができる。

（３）建屋内の天井クレーンが不要となり、建屋の建築
費の大幅な低減が可能となる。

（４）据付場所の近傍まで分解した状態で運搬できるか
ら、大形クレーン等の使用に比較して運搬が容易かつ経
済的となり、運送費、工費の低減や工期短縮ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の吊上搬送装置の一実施例を一部切断し
て示す正面図、第２図は第１図のＡ矢印方向に見た側面
図、第３図は第１図のＢ矢印方向に見た平面図、第４図
は第２図のＡ−Ａ線に沿って切断し矢印方向に見た断面
図、第５図は第２図のＢ−Ｂ線に沿って矢印方向に見た
部分正面図、第６図は第５図のＡ矢印方向に見た平面図
、第７図は本発明の一実施例の作用を示す説明図、第８
１・・・吊上搬送装置２・・・台車３・・・柱状体４・・・吊ビーム１５・・・動輪 °２０・・・Ｏラド３５、４２・・・被据付機器３６・・・トレーラ（８７３３）代理人　弁理士　猪　股　祥　晃（ばか１
名）第　　８　　図（Ｑ）（Ａｔ）（ＣＪ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　ｔｔＬ）謔（ｅ）第　　７　　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）移動自在とした一対の台車を対向して配置し、こ
の各台車に昇降自在のロッドをそれぞれ装着した一対の
柱状体を設けると共に、対向する前記台車の前記各ロッ
ドを介して吊ビームを支持した吊上搬送装置。
（２）柱状体を、台車の長手方向に移動自在に設けた特
許請求の範囲第１項記載の吊上搬送装置。
（３）台車の下部に、複数の油圧ジャッキを分散して装
着可能とした特許請求の範囲第１項記載の吊上搬送装置
。
（４）対向する台車の長手方向端面を、連結部材で連結
可能とした特許請求の範囲第１項記載の吊上搬送装置。