JPS61260283A

JPS61260283A - 電子写真記録装置

Info

Publication number: JPS61260283A
Application number: JP10313785A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Konno; 哲郎今野; Yutaka Kanai; 豊金井; Tetsuya Fujita; 徹也藤田
Original assignee: Seikosha KK
Current assignee: Seikosha KK
Priority date: 1985-05-15
Filing date: 1985-05-15
Publication date: 1986-11-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、複写機、ファクシミリ、光プリンタなどに用
いられる電子写真記録装置に関する。

（従来の技術）従来の電子写真プロセスの主流としてゼログラフィー法
があり、これは基本的に６エ程に分れている。すなわち
感光体を帯電させる第１工程、感光体に光を照射して露
光し、静電潜像を形成する第２工程、この感光体の静電
潜像にトナー粒子を付着して現像する第３工程、この現
像を電界を利用して記録紙上に転写する第４工程、記録
紙に転写された像を定着させる第５工程および感光体に
残ったトナー粒子を除去してクリーニングする第６エ程
からなるものである。そして従来装置において、第１工
程から第４工程および第６エ程を行うための各別の装置
が比較的大きな径を有するドラム状の感光体あるいはシ
ート状の感光体に沿って別々に配置してあり、第５工程
を行うための装置は記録紙の搬送路中に配置しである（
例えば共立出版株式会社発行「電子写真ＪＲ−Ｍ・シャ
ファート著第１１〜１２頁２株式会社学会出版センター
発行「記録用材料と感光性樹脂」第２２０〜２２２頁）
。また第３工程の現像器は、マグネットロール・現像ス
リーブなどの高精度を有する回転機構部を有していた（
例えば特公昭５７−１２１４８＞。

ざらに別の方法として、ガラスの様な透明物質の支持体
上に透明電極を形成し、それに対向しかつ平行に記録紙
および背面電極板を配置し、透明電極上に帯電した光導
電性トナー層を形成あるいは搬送させ、透明電極の背面
から光を照射することにより帯電した光導電性トナーか
ら電荷を透明電極へ逃すことにより、記録紙上にトナー
を選択的に付着させて可視像を形成するものがある。

（発明が解決しようとする問題点）上記の従来装置では、各工程を行う各別の装置を配置す
るため、装置が複雑で大型となり、薄型化、小型化が困
難である。さらに現像器の機構が複雑であり、現像工程
においてトナーが感光体の潜像部以外の表面にも高速で
接触し摩擦するため、感光体の寿命に悪影響を与えてい
た。

ざらに上記した別の方法のものでは、光導電性トナーと
して、光導電性酸化亜鉛、硫化カドニウム等をバインダ
ーとマグネタイト等の磁性粉体とともに高温で練り合せ
、ボールミルにより粉砕して得られるような特殊なトナ
ーを使用しなければならない問題がある。

本願出願人は先に工程数を大幅に減少した電子写真記録
法を提案しており、本発明の目的は、この方式に適合し
、感光体の必要面積が小さくてすみ、感光体の長寿命化
を図り、特殊なトナーを必要とせず、トナーの帯電が容
易な電子写真記録装置を提供することにおる。

（問題点を解決するための手段）本発明は、トナー層厚調節機能を有するとともに電圧が
印加されている一対の電極板１６ａ。

１６ｂの外側に、一対のトナー溜り１９ａ、１９ｂ８設
けてあり、この電極板の先端辺の下部に所定の間隙をも
って感光体１１が対向している。この感光体は左右へ往
復運動可能であり、この感光体表面に対向する記録紙１
２の背面には帯電器１３が配設してあり、記録紙をトナ
ーの帯電電荷と同極性に帯電させる。レーザービーム等
の光１５は感光体背面より照射される。

（作用）感光体１１が左右に往復運動し、トナー溜り１９ａ、１
９ｂ内のトナー１４が電極板１６ａ。

１６ｂにより帯電されて感光体表面に一様な厚さで供給
される。感光体１１の背面を光で走査することにより、
照射個所の感光体の電気抵抗が低下し、この電気抵抗が
低下した照射部を介してその上面のトナーの電荷が消失
せしめられ、あるいは逆極性の電荷が注入され、このト
ナーが帯電させた記録紙に付着する。

（実施例）第３図は本発明にかかる電子写真記録装置の原理図を示
している。感光体１は３層に形成してあり、ガラスなど
の透明支持体１ａの上面に透明電極１ｂを形成し、この
透明電極の上面に光導電層１Ｃを形成しである。光導電
層１Ｃの表面に若干の間隙をおいて記録紙２が搬送され
る。記録紙２の背面にはコロナ放電器などの帯電器３が
配設しである。感光体１の表面には帯電させたトナー４
、この例ではプラスに帯電させたトナーを一様に付着さ
せである。記録紙２は帯電器３によりトナー４と同極性
に帯電させてあり、この例ではプラスに帯電させである
。感光体背面から光ビーム５が照射されると、この光照
射部の光導電層１ｃの電気抵抗が減少し、その部分のト
ナーの電荷が光導電層１Ｃを通り、接地された透明電極
１ｂへリークされる。あるいは、透明電極が負電圧にバ
イアスされていれば負電荷が注入される。そこでこの電
荷を失ったあるいは、逆極性電荷を注入されたトナーと
、帯電させた記録紙２との間に吸引のクーロン力が働き
、トナーは記録紙２に転写される。

すなわち感光体１の前帯電なくして、露光し、直接トナ
ー４が記録紙２に転写される。なおトナーをマイナスに
帯電させた場合には、記録紙は帯電器によりマイナスに
帯電させ、透明電極は正電圧にバイアスするかあるいは
接地すればよい。

第１図は上記原理を具体化した装置の一例である。感光
体１１は平板状であって、上記の例と同様に透明支持体
１１ａと透明電極１１ｂと光導電層１１Ｃとの３層から
なる。感光体１１の表面の上部に所定間隙をおいて一対
の電極板１６ａ。

１６ｂを設けてあり、この電極板は電極支持体１７ａ、
１７ｂにより定位置に固定されている。

電極板１６ａ、１６ｂの外側には、一対のトナー溜り１
９ａ、１９ｂを設けてあり、トナー１４が収納されてい
る。電極板１６ａ、１６ｂの先端辺は、光導電層１１Ｇ
と所定の間隙を有し、トナー層厚調整機能を有するもの
である。感光体１１に対向し、左から右へ平行に搬送さ
れるように記録紙１２が設けてあり、記録紙１２の背面
に帯電器１３を配設しである。電極板１５ａ、１６ｂに
は電源Ｅ１を介してプラス電圧が印加されており、透明
電極１１ｂはトナー１４の電荷と逆極性の電圧が電源Ｅ
２を介して印加されている。帯電器１３は記録紙１２を
トナー１４の帯電電荷と同極性に帯電させるものである
。

感光体１１は左右へ往復運動できるようになっており、
トナー溜り１９ａ、１９ｂに収納されたトナー１４は、
トナー自身の重力と上記の往復運動によって、電極板１
６ａ、１６ｂの下を通って感光体表面に供給される。電
極板１６ａ、１６ｂには電源Ｅ１を介して電圧が印加さ
れているので、この電極板に接触することにより、トナ
ーが帯電される。感光体１１の表面はこのトナーの電荷
により逆極性の電荷が誘導されてトナーを引きつける。

また感光体１１の表面のトナーは、電極板１６ａ、１６
ｂの下を感光体が左右に往復運動することにより、均一
な厚さの薄い層となる。いま感光体１１が左から右へ移
動中に、帯電器１３の真下で光照射手段により光ビーム
１５が感光体１１の背面に照射されると、この光照射部
上のトナーは、第３図の説明中に述べた原理によって、
帯電器１３によって帯電させた記録紙１２に転写される
。この転写によって感光体１１上のトナーのは部分的に
消失するが、右側にある電極板１６ｂの下を通ってトナ
ー溜り１９ｂに入り、再び右から左へ移動する途中、電
極板１６ｂの下を通って電荷を与えられる時に再び均一
な層厚となる。

また感光体１１は往復運動しているので、光ビーム１５
が感光体１１の同一箇所を走査せず、感光体に光疲労の
回復効果が生じ、長寿命化が可能である。

第２図は本発明の他の実施例であって、感光体２１は上
剥と同様な３層構造であり、トナーケースを兼ねた箱状
の支持体２８の底部中央に埋設しである。一対のトナー
溜り２９ａ、２９ｂは、支持体２８と電極支持体１７ａ
、１７ｂとの間に形成されている。その他第１図の例と
実質的に同一部材には同一符号を付しである。記録する
際には、感光体２１は支持体２８とともに左右へ往復運
動し、第１図示と同様にトナー１４が帯電し、感光体２
１上に搬送され、記録紙１２へ転写される。

（発明の効果）以上述べたように本発明にかかる電子写真記録装置は、
少ない工程数であるとともに、従来用いられている複雑
な現像器が不要であり、装置が極めて簡単となり、小型
化、薄型化が可能である。

また特殊なトナーを必要とせず、トナーの帯電が容易で
、一様な層厚で感光体表面に容易に供給できる。また感
光体は往復運動により光の照射位置を変えるので光疲労
の回復効果があり、長寿命化が可能でおる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は他の
例における断面図、第３図は原理説明図である。１１．２１・・・感光体、１２・・・記録紙、１３・・・帯電器、１４・・・トナー、１５・・・光、１６ａ、１６ｂ−−−電極板、１９ａ、１９ｂ、２９ａ、２９ｂ・・・トナー溜り。以上

Claims

【特許請求の範囲】一対のトナー溜りをその外側に設けてあり、トナー層厚
調節機能を有するとともに電圧が印加されている一対の
電極板と、この電極板の先端辺の下部に所定の間隙をもって対向し
ており、左右へ往復運動可能であり、上記トナー溜り内
のトナーがこの往復運動により上記電極板によって帯電
されて連続的に一様な厚さでその表面に供給される感光
体と、この感光体表面に対向する記録紙の背面に配設してあり
、記録紙を上記トナーの電荷と同極性に帯電させる帯電
器とからなり、上記感光体背面より光を照射することにより照射個所の
感光体の電気抵抗を低下せしめ、この電気抵抗が低下し
た光照射部を介して当該光照射部上のトナーの電荷を失
わせ、あるいは記録紙の帯電電荷に対して逆極性の電荷
を注入することによりこのトナーを上記記録紙に付着さ
せるようにしたことを特徴とする電子写真記録装置。