JPS61259979A - ペ−スト状物押し出し容器 - Google Patents

ペ−スト状物押し出し容器

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JPS61259979A
JPS61259979A JP60094935A JP9493585A JPS61259979A JP S61259979 A JPS61259979 A JP S61259979A JP 60094935 A JP60094935 A JP 60094935A JP 9493585 A JP9493585 A JP 9493585A JP S61259979 A JPS61259979 A JP S61259979A
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rack member
paste
diaphragm
container
hole
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成和 菊池
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) 本発明はペースト状物1例えば練り歯磨、軟質石鹸、ク
リーム、ペースト状調味料、軟膏などを一定量宛押し出
す容器に係り、特に筒状容器内部に嵌装したピストンを
一定ピッチ宛上方に移動させて内容物を容器上部の吐出
孔より押し出すようにしたペースト状物押し出し容器に
関する。
〈従来の技術〉 従来、ペースト状物を可撓性材料よりなるチューブに収
納し、チューブを押圧することによって絞り出すように
したものが一般的に用いられていた。近時、それに代わ
り、ワンタッチ動作で内容物を一定量宛押し出すために
、上部に吐出孔を有する筒状ケーシングと、その内壁に
密嵌して軸方向に摺動可能なピストンと、該ピストンと
上記ケーシングの頂壁とを貫通する昇降動自在な棒状の
ラック部材と、前記ピストンに添着され上記ラック部材
の上昇時にはラックと係合し下降時には該係合を解くク
ランプ部材とよりなり、前記ラック部材を昇降動せしめ
る作動手段を具えた形式のペースト状物押し出し容器が
1例えば特開昭57−142854号公報などによって
公知である。しかしながらこれら公知の容器はいずれも
使用の都度、一旦手で蓋を取り外す必要があり、単一の
動作で内容物を吐出し得ない不便が依然として付き纏っ
ている。
このような不便を解消するために本発明者は負に特願昭
58−211350号として、容器上部の吐出孔を被覆
する蓋体の開閉動作に伴なって棒状ラック部材を同時に
昇降させる容器を提案した。この提案は完全ワンタッチ
作動方式を実現した点で大きい意義がある一方、吐出孔
の縁に残存付着したペースト状物が蓋体に粘着したり、
吐出孔縁がら垂れ下がって器壁を汚し不潔感を催したり
、吐出口で乾燥固化した固形物が次の使用時に吐出の妨
げとなり、あるいは吐出ペースト中に塊状物として混入
するなどの不都合を生ずる可使性が確認された。
このような吐出孔縁付近の余剰ペースト状物の残存付着
を防止するため、特開昭57−114487号公報に提
案された容器には、棒状ラック部材の中間部分に互いに
遊嵌された連結部を設け、内容物の押し出し動作終了直
後に遊嵌連結部に生ずる自由行程によって器内を負圧と
なし、吐出孔内のペースト状物の適宜量を逆行させ、し
かる後、棒状ラック部材を引き上げてピストンを随伴上
昇させ、次の押し出し操作に備えるという工夫が施され
ている。しかしながらこの容器のペースト状物吸込み作
用は、器内のペースト状物中に埋設され    ゛た遊
嵌連結部の所謂「遊び」によって生ずるものであるため
、特にペースト状物の粘度が大である場合、遊嵌部分に
侵入介在したペースト状物により自山行程内の運動が阻
害され、完全な作用を妨げろ場合が紗なくないことが判
明した。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は上述の問題点を解決すべく鋭意研究の未完成さ
れたものであって、その主たる目的は、押し出された内
容物の一部が吐出孔縁付近にはみ出して残存することが
ないよう、押し出し直後に吐出孔内のペースト状物の適
宜量を逆行せしめるための吸戻し作用を確実に遂行し得
るペースト状物の押し出し容器を提供するにある。
他の目的は本発明者が既に提案した特願昭58−211
350号の発明に改良を加え、ワンタッチ動作で吐出孔
の開蓋と内容物の押し出しとを相次いで行なうことが可
能な取扱い至便にして、しかも押し出された内容物の一
部が吐出孔縁付近にはみ出して残存することなく、また
施蓋してもそれが蓋体に付着することがないペースト状
物の押し出し容器を提供するにある。
また別の目的はペースト状物が吐出孔付近1乾燥固化す
ることなく、常に新鮮にして均質なペースト状物を使用
に供し得るワンタッチ押し出し式容器を提供することで
ある。
(問題点を解決するための手段) 上述の主要な目的を達成するための本発明の要旨は、上
部に吐出孔を有する筒状ケーシングと、その内壁に密嵌
して軸方向に摺動可ず彪なピストンと、該ピストンと上
記ケーシングの頂壁とを貫通する昇降動自在な棒状のラ
ック部材と、前記ピストンに添着され上記ラック部材の
上昇時にはラックと係合し下降時には該保合を解くクラ
ンプ部材とより“なり、前記ラック部材を昇降動せしめ
る昇降手段を具えたペースト状物押し出し容器において
、ケーシングの頂壁に透孔を穿設するとともに該透孔の
上面に膨出状ダイヤフラムを冠着し、前記ラック部材の
上昇時に上記ダイヤフラムを押圧して弾発力を蓄積し、
ラック部材の下降時に該押圧を解除する押圧力加除手段
を前記昇降手段と連動せしめたことを特徴とするペース
ト状物押し出し容器にある。
また前記せる他の目的をも併せて達成するためのペース
ト状物押し出し容器の特徴は、上述の構成に加えてさら
に、往復回動によって前記吐出孔を開閉するキャップを
ケーシング上部に枢着して設け、前記ラック部材の上昇
時に上記吐出孔を開口するとともに上記ダイヤフラムを
押圧して弾発力を蓄積し、ラック部材の下降時には該押
圧を解除するとともに吐出孔を閉止するキャップ回動手
段並びに押圧力加除手段を前記昇降手段と連動せしめた
ことにある。
以下本発明の構成を添付図面に基づいて説明する。
第1図〜第11図は本発明容器の実施例を示すもので、
第1図は中心軸に沿った縦断面図、第1a図はその要部
拡大図、第2図は底面図、第3図は分解斜視図、第4図
は第2番目の発明に用いられる部品の斜視図、第5図は
その組立縦断面図、第6図は作用を説明するための要部
拡大縦断面図、第7図は別の態様の側面図、第8図はそ
の平面図、第9図はそのA−A線縦断面図。
第1O図はその吐出孔が開口した状態を示す斜視図、第
11図はその作用を説明するための要部拡大縦断面図で
ある。
第1図〜第3図において、本発明容器は基本的ニハ、0
状17)ケーシングlとそれに内装されたピストン2お
よびクランプ部材3と軸芯に沿って挿通される棒状ラッ
ク部材4と膨出状ダイヤフラム18とよりなり、好まし
くは吐出孔に嵌着されるプラグ5を具える。
ケーシングlの頂壁6上には、先端の吐出孔7と容器内
部とを連通せしめる管体8を立設すると共にラック部材
4を挿通するための中央透孔9と膨出状ダイヤフラム1
8を被冠する透孔10とが成膜される。ケーシングlの
底部は開放されており。
下端縁にはフランジ11を周設して直立安定性を増大さ
せることが好ましい。
このようなケーシングlの内部には開放端側からピスト
ン2が嵌装される。ピストン2は中央に透孔12を有す
る円盤13の周縁が筒体14に接続した形状をなし、筒
体14はケーシングlの内壁に密嵌し軸方向に摺動し得
るような寸法・形状に厳密な公差を以って成形され、好
ましくは上縁と下縁とがケーシング1の内壁に一様に密
接するが中間部は間隙゛を保つように外周面の母線を円
弧状となすことがよい、その上さらに、下縁を尖鋭端に
形成することは、後述するピストン2の下降阻止に有効
に働くので特に好ましい。
ケーシングlの内部にはその略々全長に亙って延びる棒
状ラック部材4が、前記頂壁6の中央透孔9とピストン
2の透孔12とをそれぞれ貫通して垂直に設けられる。
棒状ラック部材4は上端の大径部15が中央透孔9に対
して滑動可能に嵌合しその直下から下端に亙って約0.
5〜3+sg+ピッチのラックが一様に刻設されている
。ラックの最大径部分はピストン2の透孔12の内壁に
液密に摺接し、また透孔内壁の高さをラックピッチより
も大きく設計してラックの何れかの歯の稜線が常に透孔
12の内壁に当接するようにすれば、ラック部材4の昇
降動に際してもピストン2の部分において気密状態が保
たれ内容物が漏洩することがない。
ピストン2に添着されるクランプ部材3は、ピストン2
の下面に形成された環状凹部に嵌合する環形板1Bとそ
れから内方へ延びる複数個の爪17゜17′とよりなり
、爪17.17”の先端でラック部材4をクランプしラ
ックと係合する。棒状ラック部材4は、その上端におい
て該棒状ラック部材を昇降動させる昇降手段と連結して
おり、上昇動の際にはクランプ部材3とラックとは係合
状態を保つためピストン2は随伴して押し上げられ、一
方体状ラツク部材4の下降動に際しては上記クランプ部
材3との保合は解かれ、ラック部材の自由な下降動を許
容する。
上述のような容器において本発明の要点は、頂壁6に穿
設した透孔10の上面に該透孔10を閉塞φ被覆する膨
出状ダイヤフラム18を冠着し、前記棒状ラック部材3
が上昇した時に該ダイヤフラム1Bを押圧して弾発力を
蓄積し、ラック部材3の下降時に該押圧を解除するよう
に押圧力加除手段を前記昇降手段と連動せしめたことに
ある。
このような昇降手段として1図示の実施例においては最
も構造簡単な一元梃子1Bが適用される。
すなわち、梃子18は、その一端が棒状ラック部材4の
上端と索条20により連結され、中間部の支軸21が例
えば管体5に取り付けられたブラケット22に穿設され
た軸承孔23に支承されて、回動自在に枢着される。 
また梃子18はばね24などの弾発部材によって、ラッ
ク部材上昇作用位置から下降作用位置へ向かって常に付
勢されていることが好ましい0図示の例にあっては梃子
18を回動させる力の作用点側下部に取り付けられた板
ばねまたは棒ばねなどの円弧状片持ばね24がその自由
端をばね受け25に係止されて、梃子18をラック部材
4の下降位置に復帰させるような作用を司る。
本発明容器の膨出状ダイヤフラム18を押圧しまた押圧
を解除するための前記押圧力加除手段をラック部材4の
昇降手段と連動せしめるためには、例えば昇降手段が一
元梃子1Bである場合、梃子18の力の作用点側下部に
突状物を垂設または突設し、梃子19を回動してラック
部材を上昇せしめた際に上記突状物で膨出状ダイヤフラ
ム18の膨出面を押圧するよう適宜に構成することがで
きる。
最も好ましい態様は、図示の如く昇降手段の作用に伴な
い前記円弧状片持ばね24が大きい負荷を受けて弯曲し
、反対に負荷に抗して弾性回復伸張する撓み変形を押圧
力加除手段となすことである。
この場合は、梃子18が棒状ラック部材下降作用位置に
あるとき、すなわちばね24が、その伸張状態にあると
きにダイヤフラム18の膨出面に恰度当接する程度に近
接し、また梃子19が棒状ラック部材上昇作用位置にあ
るとき、すなわちばね24が圧縮されて撓んだときにそ
れがダイヤフラム18の膨出面を押圧するよう、透孔1
0.ダイヤフラム18および円弧状片持ばね24の各関
係配置ならびに形状・寸法を予め適宜に定めておくこと
が肝要である。
また上記押圧力加除手段は、円弧状片持ばね、例えば棒
ばねまたは板ばね24の側面をもってダイヤフラムを直
接押圧する代わりに、第9図および第11図に示すよう
にばね24のダイヤフラム18への当接箇所に凸起27
を設け、該凸起27が膨出面を上部か6押圧するように
設計工夫を加えることは好ましいことである。
膨出状ダイヤフラム18は例えばゴム、軟質プラスチッ
クスなど弾性事大にして弾性回復良好な弾性体で形成さ
れ、その膨出面が半球状をなしたものが特に好適であり
、頂壁6上の透孔10の上面の突出環縁28に冠着・固
定され透孔10を閉塞・被覆する。か−る膨出状ダイヤ
フラム18は押圧を加えて凹陥変形することにより弾発
力が蓄積され、押圧力が減少すると蓄積された弾発力が
顕在化し、応力に抗して原形に復帰する。
上述の説明になる構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲
で適宜な改変を施し、種々の態様に具体化しまた別個の
発明に発展させることができる。
例えば、本発明者の先願になる特願昭58−21135
0号に開示された容器、すなわちケーシングの上部にキ
ャップを回動自在に枢着すると共に、このキャップに棒
状ラック部材を索条などの接続部を介して連結し、前記
キャップの往復回動により、前記ラック部材を上下動さ
せると共に前記キャップの周縁にてケーシングの吐出孔
を開閉するようになしたペースト状物質の容器に有利に
応用することが可能である。
第4図〜第6図に示した実施例はか覧る発明に改良を加
えたものであり、第1図〜第3図に示した容器のケーシ
ング1の上部に、往復回動によって吐出孔7を開閉する
キャップ28を設けたものである・ か−るキャップ28は、吐出孔7を被冠する蓋体28と
養子1Bの力の作用点側上面に添接される押圧板30と
が軸穴31を通る回転軸の前後に延びて一体的に連接し
た形状をなし、梃子19の支軸21に軸穴31を嵌挿す
ることによって前記ブラケット22上の軸承孔23に梃
子18と同軸に枢着される。またこのキャップ28は、
梃子19が第5図の如き棒状ラック部材下降作用位置に
あるときに蓋体28が吐出孔7を閉止し、棒状ラック部
材上昇作用位置にあるときは開口するよう、軸穴31の
周りに往復回動自在に装着されており、かくしてキャッ
プ28の回動手段、すなわち押圧板30を押し下げる手
動手段と押し上げるばね24などの復帰手段とよりなる
回動手段が、ダイヤフラム18の押圧力加除手段および
梃子19などのラック部材昇降手段と連動せしめられて
いる。
第7図〜第11図に本発明容器の別の態様な示す、この
実施例においてはキャップ28は容器頭部の吐出孔7.
梃子19などを蔽って例えばケーシング上縁に環設され
たアンダーカットリング32とキャップ28のスカート
部内壁に周設された環状突条33とを互いに強制嵌合(
無理ばめ)してケーシング1の上部に装着される。か−
るキャップ28の吐出孔7を覆う部分は開閉可使な蓋体
35を形成し、蝶番または軟質薄肉部などの連結部3B
を介して回動自在に連結される。
一方、梃子18の押圧部34はキャップ28の切欠部よ
り外方に露出し、その下部に設けられた円弧状片持ばね
24は膨出状ダイヤフラム18の膨出面頂部に当接する
凸起27を具える。また梃子18はその上面から上方に
延びる板状または棒状の腕37を一体的に具え、該腕3
7は梃子19が棒状ラック部材下降作用位置にあるとき
に、その先端が蓋体35の裏面に当接する程度に近接し
て位置するとともに、梃子19の回動に伴なって上方へ
向かう軌跡を描くように、その寸法・形状を定められる
。更に腕37の先端にはボスまたはビン(図示しない)
を側方に突設し、それらを蓋体35の裏面に設けた案内
溝(図示しない)に係合して滑動せしめることにより、
腕37の回動に伴ない蓋体35を開閉するように構成す
ることができる。更にまた蓋体35とキャップ28との
連結部分にスプリングなどを設は蓋体35を閉止方向に
付勢しておくこともよく、開口した蓋体35を閉蓋せし
める手段は公知・慣用の適宜な機構を採用することが可
能である。
このようにして腕37の突出による蓋体35の回動手段
は棒状ラック部材の昇降手段である梃子19と連動する
。また膨出状ダイヤフラム18の押圧力加除手段である
円弧状片持ばね24並びにそれに突設した凸起27がラ
ック部材昇降手段と連動することは既述の通りであり、
結局、蓋体回動手段、ダイヤフラムへの圧力加除手段お
よびラック部材昇降手段の3者は互いに連動せしめられ
るのである。
か−る蓋体35が吐出孔7を被覆するが完全に閉塞しな
い場合は、別途用意したプラグ5を吐出孔7に嵌挿し、
長期間貯蔵中の内容物の乾燥凝固を防止することが推奨
される。
本発明容器は金属材料を以って製作することもできるが
、クランプ部材3および膨出状ダイヤフラム18などの
弾発性部材を除く各部品をプラスチックスの成形、例え
ば射出成型などによって有利に製作することができる。
上記のような構成になる本発明容器の作用を以下に説明
する。
〈作用〉 第3図に示す本発明容器の各部品は次のようにして組立
てられる。
先ずケーシングlの透孔10を取り巻く突出環縁2Bに
膨出状ダイヤフラム18を冠着したのち、中央透孔9に
棒状ラック部材4を挿通しラック部材4の大径部15を
中央透孔9に嵌合させると共に、梃子18の支軸21を
ブラケット22の軸承孔23に嵌入し、またばね24の
自由端をばね受け25の内側に係止する0次いでプラグ
5を吐出孔7に嵌着する。
第5図に示した容器にあっては、第4図のキャップ28
を梃子18に被着し、キャップ28の軸穴a1を梃子1
8の支軸2Xに嵌挿して両者を結合せしめたのちに、棒
状ラック部材4を装着することを除けば前記の場合と同
様である。
また、第7図〜8810図の実施例の場合は吐出孔7お
よび梃子19の一部を覆って、キャップ2をケーシング
1の上部に被着し、ケーシングl上縁のアンダーカット
リング32とキャップ2の環状突条33とを強制嵌合さ
せれば、梃子18の押圧部34のみがキャップ28の切
欠部から覗いた状態で頭部の形態が整えられる。
このようにして頭部の組立が完了し上端が気密に閉塞さ
れた状態にあるケーシング1を倒立せしめ、開放端部よ
りペースト状物を充填し、さらにクランプ部材3を添着
したピストン2を嵌入する。ピストン2の透孔12とク
ランプ部材3の爪17の先端に形成された間隙とには棒
状ラック部材4が挿通される。
上記の如くに組立られた本発明容器の作動ならびに作用
を先ず第6図について説明する。第1図から第3図に示
した本発明の基本構造のものは。
第6図の容器からキャップ28を取り除いた構造に相当
し、キャップ28の回動作用のみを有しないものとして
以下の説明から容易に類推し理解されよう。
先ず容器の使用に先立ってプラグ5は取り除かれ準備が
完了する。キャップ28の押圧板30を手指で押圧する
と支軸21の周りにキャップ28と梃子18とが共に回
動し、蓋体28は吐出孔17を開口するとともに索条2
4)の弛緩は除去され引き続いて棒状ラック部材4を上
昇せしめる。すなわちキャップ28の回動と同時に蓋体
28の回動は開始され吐出孔7は開蓋するが、索条24
)の弛緩除去に要する時間だけ若干のタイムラグを置い
てラック部材4の上昇が始まり、梃子18は、ばね24
の弾発力に抗して図中の点線で示したラック部材上昇作
用位置迄回動する。上述の梃子18の回動により円弧状
片持ばね24は圧縮されて撓み、*山状ダイヤフラム1
Bの膨出面を押圧して凹陥させる。ダイヤフラム1Bは
弾性係散大にして弾性回復良好な素材で形成されている
ため上記凹陥変形により原形に回復しようとする弾発力
が蓄積される。
このような梃子18の回動によって引き上げられたラッ
ク部材4は、そのラックがクランプ部材3の爪17.1
7 ′・・・と係合状態にあるため、クランプ部材3が
添着しているピストン2は随伴して上昇する。ピストン
2の上昇による容器内部容積の減少、厳密にはそれにダ
イヤフラム18の凹陥に伴なう容積減少分を加えた容量
に見合う量のペースト状物は管体8を経て吐出孔7より
押し出される。
本発明容器の重要な作用はその次の段階で行なわれる。
すなわち吐出された所定量のペースト状物を使用に供し
た後、押圧板30上の押圧を解除すると、ばね24の弾
発力によって梃子18は上記と反対の回動運動をなし、
ラック部材下降作用位置に復帰する。この動作によって
、充分な剛性を具え九索条20はラック部材4を押し下
げると同時に、ばね24は伸張して膨出状ダイヤフラム
18の押圧を解除し、それに伴ないダイヤフラム18は
蓄積されていた弾発力を発現して原形に復帰する。蓋体
2Bはキャップ2Bの回動によって自動的に吐出孔7を
閉蓋する。このようなラック部材4の下降動に際しては
クランプ部材3の爪17.17′・・・とラックとの係
合は解かれ、またピストン2は、その筒体14の尖鋭な
下側周縁がケーシングlの内壁に適宜な摩擦抵抗を以っ
て密嵌しているために、下動を抑止され、ラック部材4
のみの自由な下降を許す。
従ってラー、り部材4の下降動に起因する容器内容積の
実質的変化は生じない。
一方、膨出状ダイヤフラム18の弾発力の発現による凹
陥状変形から膨出状原形への復帰に伴ない容器内容積は
増大するため、それに見合う負圧が生じて、吐出孔7付
近のペースト状物は吸引され管体8へ向かって逆行する
。この吸引作用は押圧板30に対する押圧力の解除直後
に行なわれ、それに引続いて閉蓋する。
次いで@7図から第10図に示した実施例の作用を第H
図について説明する。
先ず蓋体35を手動で開蓋しプラグ5を除去して準備が
完了したならば、押圧部34を手動で押圧し、ばね24
の弾発力に抗して梃子18を回動せしめる。梃子Ill
が二重鎖線で示す位置まで回動する間に索条24)の弛
緩は取り除かれるが棒状ラック部材4の上昇は実質的に
生じない、またキャップ28の蓋体35の辺縁との竹き
合せ部分に設けられた小凸起状フック3Bの係止力によ
って蓋体35は未だ閉蓋されているが梃子19が二重鎖
線の位置を越えてさらに回動すると、腕37の押圧力が
フック38の係止力に打ち克って開蓋すると同時に棒状
ラック部材4の上昇が開始し、梃子18が破線で示す位
置に至って停止するまで上昇を続ける。
この際円弧状片持ばね24の撓み変形により膨出状ダイ
ヤフラム1Bへの押圧力が作用することは前記実施例の
通りであるが、この例においてはばね24に設けられた
凸起27がダイヤフラム1Bの膨出面を真上から押圧し
、頗る効率の良い凹陥変形を与え、大きい弾発力が蓄積
されるとともに容積変化も大である。押圧部34に対す
る押圧の解除に伴なう棒状ラック部材4の下降手段、1
g出状状ダイヤフラム18対する押圧力の解除手段およ
び蓋体35の回動手段の相互連動動作並びに作用につい
ては既述の通りである。
〈発明の効果〉 本発明容器は上述のような構成と作用とを有するもので
、吐出孔7の周縁付近にはみ出たペースト状物が管内に
吸い戻された後に閉蓋するから、ペースト状物が蓋体3
5に粘着することなく、勿論吐出孔7から管体8の外壁
へ向かって垂れ下がったりして周囲を汚すこともない、
また管内に吸い戻されたペースト状物は内部の大量のペ
ースト状物と同等の湿度あるいは溶媒濃度条件下におか
れるため、容易に乾固することなく次回の吐出が支障な
く行なわれ、常に新鮮にして均質なペースト状物を供給
することができ、さらに長期間貯蔵する場合にはプラグ
5を施しておくことによりシェルフライフを延長するこ
とができる。
さらにまた本発明容器は片手のみによる完全単一操作に
よって開蓋と内容物の押し出しとを相次いで行なうこと
ができ、取り扱い至便であると共にペースト状物の粘度
などの物性の如何に拘らず、吐出直後の吸い戻しを的確
に行ない得るから、従来この種の容器に固有の欠点をす
べて取り除き、優れた改良を達成するものである。
加之1本発明容器はプラスチックスの成形技術を駆使し
て大量参安価に提供することができるから、日常生活便
宜面における寄与も大である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明容器の実施例を示すもので、第1図は中心軸
に沿った縦断面図、第1a図はその要部拡大図、第2図
は底面図、第3図は分解斜視図。 第4図は第2番目の発明に用いられる部品の分解斜視図
、第5図はその組立縦断面図、第6図は作用を説明する
ための要部拡大縦断面図、第7図は別の態様の側面図、
第8図はその平面図、第9図はそのA−A線縦断面図、
第1O図はその吐出孔が開口した状態を示す斜視図、ま
た第11図はその作用を説明するための要部拡大縦断面
図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)上部に吐出孔(7)を有する筒状ケーシング(1
    )と、その内壁に密嵌して軸方向に摺動可能なピストン
    (2)と、該ピストン(2)と上記ケーシング(1)の
    頂壁(6)とを貫通する昇降動自在な棒状のラック部材
    (4)と、前記ピストン(2)に添着され上記ラック部
    材(4)の上昇時にはラックと係合し下降時には該係合
    を解くクランプ部材(3)とよりなり、前記ラック部材
    (4)を昇降動せしめる昇降手段を具えたペースト状物
    押し出し容器において、ケーシング(1)の頂壁(6)
    に透孔(10)を穿設するとともに該透孔(10)の上
    面に膨出状ダイヤフラム(18)を冠着し、前記ラック
    部材の上昇時に上記ダイヤフラム(18)を押圧して弾
    発力を蓄積し、ラック部材の下降時に該押圧を解除する
    押圧力加除手段を前記昇降手段と連動せしめたことを特
    徴とするペースト状物押し出し容器。
  2. (2)膨出状ダイヤフラム(18)が半球状弾性体であ
    る特許請求の範囲第1項記載のペースト状物押し出し容
    器。
  3. (3)前記昇降手段が一元梃子(19)と該梃子の力の
    作用点側下部に設けた円弧状片持ばね(24)とよりな
    り、前記押圧力加除手段が該ばねの撓み変形である特許
    請求の範囲第1項または第2項記載のペースト状物押し
    出し容器。
  4. (4)円弧状片持ばね(24)の撓み変形による押圧力
    加除手段が該ばねの前記ダイヤフラム(18)への当接
    箇所に設けた凸起(27)を含んでなる特許請求の範囲
    第3項記載のペースト状物押し出し容器。
  5. (5)上部に吐出孔(7)を有する筒状ケーシング(1
    )と、その内壁に密嵌して軸方向に摺動可能なピストン
    (2)と、該ピストン(2)と上記ケーシング(1)の
    頂壁(6)とを貫通する昇降動自在な棒状のラック部材
    (4)と、前記ピストン(2)に添着され上記ラック部
    材(4)の上昇時にはラックと係合し下降時には該係合
    を解くクランプ部材(3)とよりなり、前記ラック部材
    (4)を昇降動せしめる昇降手段を具えたペースト状物
    押し出し容器において、ケーシング(1)の頂壁(6)
    に透孔(10)を穿設するとともに該透孔(10)の上
    面に膨出状ダイヤフラム(18)を冠着し、さらに往復
    回動によって前記吐出孔(7)を開閉するキャップ(2
    8)をケーシング上部に枢着して設け、前記ラック部材
    の上昇時に上記吐出孔(7)を開口するとともに上記ダ
    イヤフラム(18)を押圧して弾発力を蓄積し、ラック
    部材の下降時には該押圧を解除するとともに吐出孔(7
    )を閉止するキャップ回動手段並びに押圧力加除手段を
    前記昇降手段と連動せしめたことを特徴とするペースト
    状物押し出し容器。
  6. (6)膨出状ダイヤフラム(18)が半球状弾性体であ
    る特許請求の範囲第5項記載のペースト状物押し出し容
    器。
  7. (7)前記昇降手段が一元梃子(19)と該梃子の力の
    作用点側下部に設けた円弧状片持ばね(24)とよりな
    り、前記押圧力加除手段が該ばねの撓み変形である特許
    請求の範囲第5項または第6項記載のペースト状物押し
    出し容器。
  8. (8)円弧状片持ばね(24)の撓み変形による押圧力
    加除手段が該ばねの前記ダイヤフラム(18)への当接
    箇所に設けた凸起(27)を含んでなる特許請求の範囲
    第7項記載のペースト状物押し出し容器。
JP60094935A 1985-05-02 1985-05-02 ペ−スト状物押し出し容器 Granted JPS61259979A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232982A (ja) * 1988-02-29 1990-02-02 Colgate Palmolive Co ディスペンサー装置及びその詰め代え品容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0232982A (ja) * 1988-02-29 1990-02-02 Colgate Palmolive Co ディスペンサー装置及びその詰め代え品容器

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