JPS61245058A - シ−ルされた試薬マトリツクスを有する試薬試験具及びその製造方法 - Google Patents

シ−ルされた試薬マトリツクスを有する試薬試験具及びその製造方法

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JPS61245058A
JPS61245058A JP61087254A JP8725486A JPS61245058A JP S61245058 A JPS61245058 A JP S61245058A JP 61087254 A JP61087254 A JP 61087254A JP 8725486 A JP8725486 A JP 8725486A JP S61245058 A JPS61245058 A JP S61245058A
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    • G01N31/22Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 良豆立血! 本発明は、試薬マトリックス材料に関し、更に詳しくは
、使用中試薬間の相互汚染を防止、又は極小化するため
その端縁にシーリング組成物が塗布されている試薬マト
リックス材料に関する。
&豆立皇1 生化学が主要な科学の未開拓分野としてその姿をあられ
し始めて以来分析化学の技術は大きく進歩を続け、その
結果種々の問題を解決するための、一層優れた分析方法
や分析具が必要とされている。同様に医療関係者は高精
度の結果を迅速に得たいという切実な要求をもって分析
化学の発展に拍車をかけている。
医療関係者のみならず醸造業、化学品製造業のような他
の発展する技術の要求に応じるために、いわゆる「浸漬
読み取り (“dip−and−read”type)
式」試薬試験具を含め数多くの分析方法、組成物そして
器具が開発されてきた。試薬試験具は比較的値段が安く
、使い易く、結果を迅速に得られるため、数多くの分析
、特に生物学的流体の化学分析において広く応用されて
いる0例えば、医療においては、尿や血液のような体液
試料中に試薬片(reagent 5trip)試験具
を浸漬し、色変化あるいは試験具から反射される光量も
しくは試験具が吸収する光量の変化のような検出し得る
反応を観察するだけで、無数の生理学的機能を監視する
ことができる。
体液成分を検出するための「浸漬読み取り」試験具の多
くは、定量的測定あるいは、少なくとも半定量的測定を
行なうことが可能である。従って所定時間後の反応を測
定することにより、分析技師は試料中に特定成分の存在
の陽性表示のみならず、その成分が量的にどれだけ存在
するかを推定することができる。このような試験具は、
医師に軽便な診断具を提供すると共に病気あるいは身体
上の機能障害の程度を測定する能力をも提供する。
現在使用されているこの種の試験具の実例として、クリ
ニスティックス(CLINISTIX) 、マルチステ
ィックス(MULTISTIX) 、ケトスティックス
(KETOSTIX)、エヌーマルチスティックス(N
−MULTISTIX) 、ダイヤスティックス(DI
ASTIX)、デキストロスティックス(DEXTRO
9TIX)その他の商標名により、エイムズ・ディビジ
ョン・オブ・マイルス・ラボラトリーズ番インコーポレ
ーテッド(the Araes Division o
f旧leg Laboratories。
Inc、 )から入手できる製品がある。この種の試験
具は、通常、ある特定の試験試料成分あるいは組成物の
存在中において色変化のような検知可能な反応を呈する
特定の試薬または反応系を含浸させた吸収性の紙のよう
な一以上の担体マトリックスから成る。特定のマトリッ
クスと組み合わされた反応系次第で、これらの試験具は
、グルコース、ケトン体、ビリルビン、ウロビリノーゲ
ン、潜血、亜硝酸塩およびその他の物質の存在の検出が
可能である。試験具を試料と接触させた後、特異的時間
範囲内に観察される色彩強度の特異的変化は試料中に、
ある特定の成分の存在および/またはその濃度を表示す
る。これら試験具ならびに試薬系のあるものは米国特許
第3.123,443号、第3,212,855号、第
3,814,668号等に記載されている。
従って、試薬試験具は、試薬を帯びた二以上の担体マト
リックスを有するのが通例であり、それぞれの試薬を帯
びた担体マトリックスは液体試料中の特定成分を検出す
ることができる。試薬試験具は、例えば、尿中のグルコ
ースに応答する試薬を帯びた担体マトリックスと共に、
対グルコース応答マトリックスから離隔されてはいるが
近くに隣りあった、アセトアセテートのようなケトンに
応答する別のマトリックスを有することができる。この
種の製品はエイムズ串ディビジョンΦオブ・マイルズ・
ラボラトリーズ・インコーホレーテッドによりケト・ダ
イヤスティックス(KETO−DIASTIX)(7)
商標で市販さレテイる。エイムズΦディビジョン拳オブ
・マイルズ・ラボラトリーズΦインコーポレーテッドに
より市販されている別の試薬試験具、エヌーマルチステ
ィックス(N−MULTISTIX)は、八個の隣り合
う試薬含有マトリックスを有し、それらはpH、タンパ
ク、グルコース、ケトン、ビリルビン、潜血、亜硝酸塩
およびウロビリノーゲンの分析的測定を行う。
これらの複式試薬試験具は、その長期にわたる利用によ
り証明された明らかな利点にもかかわらず、使用法を誤
れば誤った情報を結果としてもたらすことが有り得る。
これらの複式分析器具は。
複雑な化学系および触媒系とから成り、それぞれの試薬
マトリックスは、その特定の分析対象物に反応する独特
の反応系を含有している。従って、もし試薬試験具が、
その使用法を誤って使われると、化学薬品が、分析され
つつある液体試料によって試薬試験真上の一つの担体マ
トリックスから他のマトリックスへ運搬されることが起
こり得る。もしこのような状態が起きた場合、一つの担
体マトリックスから流れ出した試薬は他の担体マトリッ
クスの試薬を妨害し、@頼し得ない結果を生み出す。試
薬試験具の業界では、この難点を極小化する方法につい
ての詳細な説明、すなわち余分な流体を吸い取ることな
どにより試薬試験具を正しく扱うための指示を提供して
いるのが常であるが、それにもかかわらず、これらの指
示に対して無知な場合、あるいは無視した場合は、試薬
が一つのマトリックスから、隣接したマトリックスへ流
れ込む(ランオーバーする)ことを可能にしてしまうで
あろう。本発明が第一に目指すところは、このrランオ
ーバー」の問題を防止することである。
ランオーバーの排除法は長年にわたり、追求されてきて
おり、広範に及ぶ研究努力の蓄積である本発見は、この
問題の有効な解決策を提供するものである。
牲且】」1ユ挾尉 特許文献には、テンオーバーを抑止する無数の試みにつ
いての記載が数多く存在するが、非常に大きな重点が二
つの基本的概念におかれている。
すなわち、試薬試験具の試薬を帯びた暦の下に施された
吸収層によるランオーバーする液体の吸着という概念、
そして、マトリックスとマトリックスとの間のスペース
に疎水性の遮断体(バリヤー)を設けるという概念であ
る。前者は、ある程度の成功を治めているが、後者の概
念による方法は現在のところ未だ成功していない。
複層式試薬試験具の中でも、米国特許第4.160,0
08号には、試薬配合物を含有する担体マトリックスが
、試料を浸透させない (遮断)暦により8に担体マト
リックスから隔てられた吸着性の下層と共に設けられて
いる試験具が記載されている。各マトリックスは、従っ
て、遮断層がマトリックスと吸着性基礎層との間に配置
された積層複合体の上層を形成し、この複合体は、プラ
スチック基板のような適当な支持体に固定される。試験
具が液体試料中に浸漬されると、一つのマトリックスか
ら他のマトリックスへ本来ならば流れ込むところの試料
分は大部分が露出された側面から後者の下層に吸着され
るが、複合体の遮断層が吸着性下層と上の試薬層とを隔
離する。
米国特許第4,301,115号は間隔をおいて貼付さ
れた複数の試薬マトリックスを有する疎水性遮断層で被
覆された合板部材からなる試験具を開示し、特許の請求
を行っている。この方法は、複数試薬試験具の隣り合う
試薬域間における相互汚染を実質的に排除するが、疎水
性素材を試薬試験具の合板部材に塗布するという、一つ
の余分な工程を必要としている。
試薬マトリックス間の遮断体(バリヤー)及び/または
遮断材の開発ならびに使用に関しては、特許技術には有
益な教示が数多く存在するが、それらは少なくとも論理
上は、ランオーバー問題を克服するであろうものである
米国特許第3,418,083号はろう、油あるいは、
同様の゛疎水性”薬剤で処理した指示薬含浸吸着性担体
マトリックスを開示している。血液試料が処理された試
薬試験真上に置かれると、無色の液体成分のみが試験具
に浸透し、タンパク様の有色崩液成分は表面に残留し、
表面から除去することが可能であると記載されている。
従って、分析対象物を含んだ少量の液体が、試薬マトリ
ックス・パッドに浸透し、色妨害を防ぐと説かれている
また別の特許、米国特許第3,001,915号は、間
隔をおいて配置された二以上の試料成分に対する試薬含
浸試験域を有し、各試験域は非吸着性遮断部により他の
試薬含浸試験域から隔てられている吸着紙試薬試験具に
ついて記載している。
遮断体(バリヤー)は、ポリスチレン、ロジン、パラフ
ィン、ならびに種々のセルロース−エステル類のような
物質を紙片に含浸させることにより設けられる。上記参
考文献によれば試薬試験片は、紙片の一部分にグルコー
ス感受性試薬系を含浸させることにより製造される。試
薬片が乾燥したところで、−以上の遮断材の溶液がグル
コース感受性部分に隣り合わせて塗布される。さらに乾
燥させた後、蛋白質感受性試薬系を塗布し、この操作は
乾燥工程を間に挟みながら試薬溶液と遮断材溶液を交互
に塗布することにより、繰り返し行なわれる。
しかし、より初期の特許、米国特許第 2.129,754号は、濾紙にパラフィンワックスを
浸み込ませることにより、特定域を非含浸のままに残し
、これらの特定域を特定の分析対象物に対する指示薬系
で処理することを記載している。
米国特許第3,006,735号では、異った水硬度に
反応する連続的試薬域を設けることにより試薬試験具の
試薬域と試薬域との間に含浸せしめる遮断材の概念が、
一段階推し進められている。油、ろう、シリコーン類な
らびに、印刷フェスのような撥水性素材がこれらの試薬
試験域の間ごとに含浸せしめられる。前記二件の特許同
様本引用例は、試薬も遮断材もその長さに沿って連続的
に含浸せしめられている紙あるいは同様の吸水性素材に
限定されている。
1983年5月20日に提出された特許出願第496.
452号は、試薬マトリックス中に存在する液体をそこ
に保持し、同じ試薬試験片上に存在する他の試薬マトリ
ックス域へのランオーバーが防止されるべく、試薬マト
リックスの端縁をシールするための、ロウ類をはじめと
する種々の材料を提案している。
米国特許第3,001,874号ならびに第3.127
,281号は、一つの試薬域を他の試薬域から離隔する
ことにより、汚染を防ぐために、試薬試験具の一部に含
浸せしめた疎水性遮断材の使用を教示している。
非吸着性あるいは疎水性素材の使用による指示試薬域の
離隔について述べているもう一つの特許は、米国特許第
3,964,871号である。
現在市販されている試薬試験具製品は、その大部分が疎
水性有機プラスチック素材に取り付けられた試薬含浸マ
トリックスを有している。したがって、エヌーマルチス
ティックス(N−MtlLTISTIX)として知られ
ている複式試薬試験具は、ポリスチレンフィルムに取り
付けられた異なった試薬を含浸した八個のマトリックス
を有する。ポリスチレンは疎水性であるため、試薬試験
片は、隣り合うマトリックス間に疎水性の間隙を有して
いると言える。
ランオーバーの排除に関する文献は理論を提供してくれ
てはいる・が、この問題が依然として存在するという事
実は残る。
ろう、油、シリコーン類等の使用による従来技術の試み
は、臨床的に意味を持つ程度までにはランオーバーを減
少させていないが、今までの成し遂げられた進歩がいか
にささやかなものであったとしても、そのような試み固
有の大きな欠点によって相殺される以上のものである。
例えば試薬域の間隙にのみ疎水性素材を用いることは、
特に浸漬読み取り式試薬試験具製造のための現行技術と
比較した場合、技術的問題を含んでいる0間隙に遮断材
を塗布することによって明らかに余分な工程が必要とな
る上に、疎水性素材の一部が試薬域上に被いかぶさり、
そのことによって試薬試験具の最も重要な目的を妨害す
る恐れがある。さらに、従来技術により教示された物質
はどれも接着に適した表面を有していない。
上述の欠点が大きすぎて、その技術を使用し得ないほど
ではないにせよ、従来技術による疎水性物質はランオー
バー防止に必要とされる疎水仕度を欠いている。それら
は、必要な疎水性を得るための十分な接触角を有してお
らず、吸着性マトリックスあるいは試薬そのものを結合
させるに適した表面を有さず、試薬は基板表面上に直接
塗布されている。
本発明は、複式試薬試験具マトリックスの隣り合う試薬
域間における相互汚染を、実質的に排除する。それによ
り得られる結果には全く論議の余地はないものであり、
かかる問題の解決における成功は、米国特許第4,30
1,115号に記載された疎水性遮断層の作用に勝るも
のである。
その上、本発明は、試薬試験具の基材に付加層を貼付す
る必要が無い、試薬マトリックス域の相対する端縁の一
方又は両方をシールすることに関する本発明は迅速かつ
正確に実施することができる。
光JしIJL贋 本発明の目的は複数の担体マトリックスを有する試薬片
試験具の各試薬のマトリックスの互いに向い合う端縁の
どちらか一方又は両方を、実質的にランオーバー問題を
排除するような方法でシールすることである。
本発明の更なる目的は、試薬試験具の製造工程中に、試
薬マトリックスの端縁の一方又は両方を、個々の担体マ
トリックスが含有する試薬を干渉しないような方法でシ
ールすることにより、実質的にランオーバーの問題を排
除することである。
本発明のまた更なる目的はランオーバーを排除、又は実
質的に低減するための安価で効果的な手段を提供するこ
とである。
本発明によれば、各試薬マトリックスの互いに向い合う
端縁の一方又は両方を、ロウと接着剤との特殊配合混合
物によりシールするものである。
この特殊配合混合物は、高粘度の熱溶融性接着剤と約9
0〜150℃の温度に加熱することが可能であるロウと
を合わせて成るものである0通常この混合物は、マトリ
ックス材料を好適な基板に張り合わせた後に塗布される
ま  い         蓄 本発明によれば、試薬マトリックス材はれそらの互いに
向い合う端縁の一方又は両方が特殊配合シーリング混合
物でシールされる。シーリング材を試薬マトリックスの
端縁にのみ塗布することにより、マトリックスに含浸せ
しめた試薬に害を及ぼすことはない、したがって、シー
リング材は乾燥すると試薬マトリックスの互いに向い合
う端縁の一方又は両方を有効にシールし、それにより、
得られた試薬試験具が検査される体液又は工業上書られ
る液体(industrial 1iquid )のよ
うな液体と接触した場合に起こる反応を妨害することは
ない。
試薬マトリックス材料の端縁のシールに用いられるシー
リング材は、ロウと高粘度の熱溶融性接着剤との特殊配
合混合物である。概してTえば、ロウの接着剤に対する
比率は1:1〜l:4であるが、好ましくはロウの接着
剤に対する比率は1:3である。シーリング材は撥水性
に加えて高温において適度の粘度特性を有するので、試
薬帯(reagent ribbon) (1)端縁に
容易に塗布することができ、室温で又は僅かな昇温によ
り迅速に乾燥が行われ、試薬試験具が用いられる常温域
内においては固体状態に停ることができる。シーリング
材と試薬帯中に存在する試薬(類)との間に相互作用は
全く起こり得ないことは明らかである。
シーリング材組成物に用いて特に有用なロウ類は、熱可
塑性、撥水性、滑らかな表面組織、無毒性のもので妨げ
になるような臭気や色を持たないものである。使用され
るロウの種類の主なものには、動物ロウ、蜜ロウ、鯨ロ
ウ、ラノリン及びセラックロウのような天然ロウ類;カ
ルナバ、カンデリラ、ベイベリ(bayberry)及
びサトウキビ(シュガー・ケイン)のような植物ロウ類
;オシケライト、セレシン及びモンタンをはじめとする
化石又は地下ロウのような鉱ロウ類;パラフィン、マイ
クロクリスタリン及びペトロレイタムのような石油ロウ
:更には、カルボワックス(Carbowax) 、 
 ソルビット及び塩素化ナフタリッ[例えばハロワック
ス(Halowax )及びその他の炭化水素ロウ類]
をはじめとするエチレン系重合体及びポリオールエーテ
ル−エステル類のような合成ロウである。好ましいロウ
としてはエイチ拳ビー曇フラー0カンパニー〇オヴ・カ
ラマズーφミシガン(H,B、 Fuller Com
pany of Kalamazao。
旧ch igan)社のWW404ワックスがあり、こ
れは下記の特性を有する: 融点(A;TM  D127)82℃±4%;疎水性;
不活性;折曲げ可能であり乾燥時にはべとつかない; 凝固点(ASTM  D938)76℃±4%;93℃
における粘度(プルツクスフイールド会サーモカル)1
7.5cpg;セイボルト色度(ASTM  D150
0)1.0 熱溶融性接着剤もまた熱可盟性素材であり、ポリオレフ
ィン、オレフィン共重合体、ポリエステル又はポリアミ
ドがあげられる。ポリオレフィンのなかでもポリエチレ
ンやポリプロピレンが特に好適である。エチレン及び醇
酸ビニルの共重合体もまた有用である。ポリアミド系の
熱溶融性接着剤を用いてもよいが、比較的高価な傾向に
ある。
ポリエステル系接着剤もまたかなり高価であるが、耐溶
剤性が良好である。接着剤は硬化時間の短いものを用い
るのが有利である。特に好ましい熱溶融性接着剤はテネ
シー州キンゲスポートのイーストマン・コダックφカン
パニー(EastmanKodak Company 
)製のイーストボンド(Eastbond)熱溶融性接
着剤A−3である。この接着剤は、33℃及び1 ’0
4Cal/ cm−seeにおける熱伝導率7.1;溶
融熱13.4カロリー/グラム及び25℃にお番する比
熱0.58カロリー/グラムを有する。イーストポンド
接着剤は、塗布時に約2200センチポアズの粘度を有
する。
ロウと接着剤との配合物は70℃より上の軟化点を有し
、80″C以下で融解する成分を含まないのが理想的で
ある。この配合物は周囲温度で迅速に(例えば約10秒
で)乾燥することができ、冷却された時にはべとつかな
い、得られた混合物は疎水性及び不活性を有し、細長く
切り裂くことが可能(slittable )であり、
無色で、水に不溶であり、紙及びポリスチレンのどちら
にも容易に接着することができる。
試薬帯又はマトリックスは適当な材料を用いて形成する
ことができる。米国特許第3.848,247号はフェ
ルト、多孔質のセラミック材及び織加工又はマット加工
されたグラスファイバーの使用を教示している。さらに
、米国特許第3,552,928号は、木材、布、スポ
ンジ材及び泥買物の使用を教示している0合成樹脂フリ
ース及びグラスファイバーフェルトを抗体マトリックス
として使用することが英国特許第1,369,139号
で提案されている。別の英国特許第1,349,823
号は、その下にある紙製マトリックスを被うものとして
薄いフィラメントの光透過性メツシュの使用を提案して
いる。ポリアミド繊維がフランス国特許第2.170,
397号に教示されている。しかしながら、これらの提
案がなされているにもかかわらず、当業界で担体マトリ
ックスとして主に使用され、また本発明において特に有
用な材料は濾紙のような吸水紙である。
上記のように、試薬帯には、本発明に従って試薬帯の端
縁をシールする前に、通常試薬物質を含浸せしめである
。事実、好ましい実施態様の一つにおいては、試薬帯の
少なくとも一端にシーリング材を塗布する前に、試薬帯
はスリーエム社(3M Company)から入手され
るダブルスティック(Double 5tick)のよ
うな両面接着テープを用いてトリサイト(Trycit
e) (ポリスチレン)のような適当な基材で作られた
カードに貼着される。
このように、従来の方法に従って、複数の試薬帯が基材
カードに貼着され、次いでノルドソン・コーボレーシ、
 ン(Nord、son Corporation)の
パッケジング・アンド・アセンブリー・ディビジョン(
Packaging & Assembly Divi
sion )により製造販売されるノルドソン熱溶融@
 (Nordson hot−melt device
 )のような熱溶融機を用いて試薬帯の何も被覆されて
いない端縁の一方又は両方にロウと接着剤との特殊配合
混合物を塗布する。ロウ/接着剤特殊配合混合物は、試
薬帯の何も被覆されていない端縁の一方又は両方に塗布
することができるが、ロウ/接着剤混合物が各マトリッ
クスにおいて同じ側に塗布され、試薬試験具上に得られ
る各−r)リックスとマトリックスとの間に一つのバリ
ヤが形成されるならば、ロウ/接着剤混合物は通常各試
薬帯の両側に塗布する必要はない。
熱溶融混合物の塗布にひき続いて、接着された試薬帯を
有するカードは常法により幅方向に切断され、試薬試験
具が形成される。かかる試薬試験具は、例えばその一端
の片面上に複数の0.5cm正方の試薬を担持する担体
マトリックスを有する8X0.5cmのサイズのものと
することができ、もう一端は試薬試験具の持ち手となる
。各マトリックスのパッド(pad )上の試薬マトリ
ックス材料の少くとも一方が、本発明に従って、シーリ
ング材によりシールされるため、液体のランオーバーの
問題及びランオーバーにより生み出される問題は効果的
に排除又は実質的に低減される。
支為あ ノルドラン熱溶融機を用いてエイチ・ビー・フラー(H
,B、 Fuller’s)のWWO4040ワックス
25%及びイーストマン・コダックA−3熱溶融接着剤
75%を含むロウと接着剤との特殊配合混合物を93℃
に加熱し、次いで口径0.0635cmのノズルを用い
て、ポリエチレン基材に両面接着テープにより貼着され
た試薬含有連続濾紙帯の端縁に塗布した。
試薬の組成物を変化させてウロビリノーゲン及び亜硝酸
塩の分析にそれぞれ適した試薬l<ワトパを有する試薬
試験具を用意し、各マトリックスの片側にのみ口つ/接
着剤混合物を塗布することにより、ウロビリノーゲン及
び亜硝酸塩の試薬域との間のランオーバーは95%排除
できることが見出された。伝統的に、これら2種の分析
対象物を測定するための試薬類は、それらが同じ試験真
上に存在する場合、最悪のランオーバー問題を引き起こ
すものである。したがって、本操作の活用により、ウロ
ビリノーゲン及び亜硝酸塩を測定するための各試薬域は
、同一の試薬試験真上に近接して貼着することが可能で
あり、隔離された隣り合う関係にある担体マトリックス
間のランオーバー問題を克服するために、もはや試薬試
験真上のこれらの試薬域を分割したり、より入念かつ高
価な手段を用いる必要はない。
試薬マトリックス材料の端縁に沿ってロウのみを塗布し
た場合と比較して本発明に従って調製された試験具は接
着性が改良されており、これは異る種類の材料(例えば
ポリスチレン及び紙)に接着又は貼着する必要性から重
要である。さらにロウ/接着剤混合物の軟化点は、ロウ
のみを用いた場合よりも実質的に改善される。このこと
は、試薬試験具の輸送中に試験具の容器が66℃以上の
温度下に保存されたり、そのような温度にさらされる場
合に融解の問題が起こり得るため重要である。試薬マト
リックス材料のシールにロウが用いられ、それにより得
られた試験具が輸送中に、比較的高温にさらされ、ロウ
が軟化又は融解して一面に拡散し、試験具の使用が不可
能になるという安定性の問題があった。極端な場合には
溶解したロウが、輸送用容器中の他の試験具を接合して
しまうこともある。本発明のロウ/接着剤の特殊配合混
合物は、離隔された隣接関係にある担体マトリックス間
のランオーバー問題の解決に加えて、このような問題を
も解決するものである。
以上のことから、本発明は、明白で、且つまた本方法に
特有の利点と相まって、上述したすべての目的および目
標の達成に好適であることが分かる。ロウ/接着剤混合
物はロウのみを使用した場合よりも塗布の容易性及び有
効性の点で顕著な向上を示すものである0例えば本発明
は、便利性、簡易性、比較的低価格、明確性、有効性、
耐久性正確性ならびに操作の直接性という利点を持って
いる。ロウ/接着剤混合物は塗布と同時に堅固に付着し
、拡散したりマトリックス中に存在する試薬を干渉する
ことがない。本発明は多くの試薬試験具に関して、長年
問題として感じられ、存続し続けている、ランオーバー
に係る問題を実質的に克服する。本発明はランオーバー
問題を排除するための非常に有効的で、単純なかつ費用
のかからない方法を提供する。加うるに、本発明は従来
の試薬試験具を形成するための従来の技術又は方法と共
に有効に利用することができる。ランオーバー問題を抑
制するために、試薬試験具に余分な層を設ける必要はな
い、前述したごとく本発明の精神ならびに範囲から離れ
ることなく、本発明の多くの他の変形並びに変種を製造
することができるのは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板の片面上に離隔された関係で貼着された複数の
    試薬担体マトリックスから成り、該試薬担体マトリック
    スには、離隔された隣り合う関係にある担体マトリック
    ス間の液体のランオーバーを防止するために各々の担体
    マトリックスの互いに向い合う端縁の少なくとも一方を
    シールするに十分な量のロウ/接着剤混合物を含浸せし
    めてあり、該ロウ/接着剤混合物が70℃を超える軟化
    点及び80℃を超える融点を有することを特徴とする試
    薬試験具。 2、担体マトリックスがろ紙である特許請求の範囲第1
    項記載の試験具。 3、基板がポリスチレンである特許請求の範囲第1項記
    載の試験具。 4、ロウと接着剤が、その混合物中1:1〜1:4の比
    率で存在する特許請求の範囲第1項記載の試験具。 5、撥水性材料がロウと接着剤との比率1:3の混合物
    である特許請求の範囲第1項記載の試験具。 6、複数の担体マトリックスを有する試薬試験具上の各
    々の試薬マトリックス域の互いに向い合う端縁の少なく
    とも一方をシールして、離隔された隣り合う関係にある
    担体マトリックス間のランオーバーを実質的に排除する
    方法であって、熱溶融性物質としてのロウと接着剤との
    混合物を、シールされる試薬担体マトリックス材料の各
    端縁に沿って塗布すること及び該ロウ/接着剤混合物が
    70℃を超える軟化点及び80℃を超える融点を有する
    ことを特徴とする方法。 7、担体マトリックスがろ紙である特許請求の範囲第6
    項記載の方法。 8、基板がポリスチレンである特許請求の範囲第6項記
    載の方法。 9、担体マトリックス材料がろ紙であり、この材料を、
    ロウ/接着剤混合物の塗布を行う前にポリスチレン基板
    に貼り合わせる特許請求の範囲第6項記載の方法。
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