JPS6124292Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、表面に複数の絵柄が印刷された円板
を回転させた後、磁石の作用により回転を止め
て、一定位置に止まつた円板表面上の１つの絵柄
によりゲームをする玩具に関する。

最近の玩具は作る楽しみや見る楽しみの要素は
あつても競う楽しみの要素は比較的少ない。

そこで本考案は、競う楽しみの要素が具備され
た玩具を提供することを目的としている。

以下、図示の実施例について本考案を説明す
る。本実施例のゲーム遊びは、従来勝ち負けを決
める手段として馴れ親しまれてきたジヤンケンポ
ンである。第１図は本考案の分解斜視図であり、
円板１には軸３が貫通固定され、該円板１の表面
は６区域に等分されその各々の区域にはグー、チ
ヨキ、パーの絵柄５が印刷されていて、一方円板
裏面には磁石７と錘９が固定されている。該錘９
は円板１を回転させるために設けたものであり、
円板１のどこに固定しても良い。１１は円板１の
軸３の上側端部を回転自在に支持する軸受部１３
と、円板１に印刷されたグー、チヨキ、パーの絵
柄のうちの１つを見るための窓１５を有する上蓋
であり、１７は円板１の軸３の下側端部を回転自
在に支持する軸受部１９を有し且つ６個の磁石２
１を同一円周上に等間隔で固定してある底蓋であ
る。本考案による玩具は円板１をその軸３を介し
て回転自在に上下から支持するように上蓋１１と
底蓋１７が嵌合して構成されている。このとき上
蓋１１と円板１と底蓋１７の相対位置は第２図に
示すように、円板１に固定された磁石７と、底蓋
１７に固定された６個のうちの１つの磁石２１と
が引き合つて円板１が停止した位置で、円板１上
に印刷された６つの絵柄のうちの１つの絵柄５の
位置と上蓋１１に設けられた窓１５の位置が一致
するようになつている。

ところで本考案の玩具を使うには玩具を円板面
と同一平面上で回転させることにより、円板１を
回転させた後、玩具の回転を止めて、上記円板１
に固定された１個の磁石７と底蓋１７に固定され
た６個の磁石のうちの１個が引き合つて円板１の
回転が止まつたときに上蓋１１の窓１５の位置に
ある絵柄によりジヤンケンポンを行なう。

なお上記実施例では円板の表面上にグー、チヨ
キ、パーの絵柄を６つ印刷して、ジヤンケンポン
をできるようにしたが、円板表面上の絵柄及び絵
柄の数はそれに限定されるものではなく、例え
ば、１，２，３，４，５……というような数字を
多数印刷しても良く、又は〇、×、△、□という
ような記号を多数印刷しても良い。

また、底蓋の磁石の数も６個に限定されるもの
ではなく、円板表面上の絵柄の数と同じであれば
いくつでも良い。

本考案による玩具には最近の玩具の要素として
比較的少ない勝ち負けを競う楽しみの要素があ
る。更に自分の意志に関係なくいずれか１つの絵
柄が決まるという不確実性の要素もあり、二重の
楽しさが生まれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の玩具の分解斜視図、第２図は
上蓋と円板と底蓋の位置関係を説明する平面図で
ある。 １……円板、３……軸、５……絵柄、７……磁
石、９……錘、１１……上蓋、１３……軸受部、
１５……窓、１７……底蓋、１９……軸受部、２
１……磁石。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 軸が貫通固定され且つ表面に複数の絵柄が印刷
   され裏面に１個の磁石と錘が固定された円板と、
   該円板の一方の側の軸端部を回転自在に支持する
   軸受部を有し且つ上記円板に印刷された複数の絵
   柄のうちの１つの絵柄が見える大きさの窓を設け
   た上蓋と、上記円板のもう一方の側の軸端部を回
   転自在に支持する軸受部を有し且つ複数個の磁石
   が同一円周上に等間隔で固定された底蓋とからな
   ることを特徴とする玩具。