JPS61241388A

JPS61241388A - コ−クス炉の炉圧制御方法

Info

Publication number: JPS61241388A
Application number: JP8398285A
Authority: JP
Inventors: Yasunori Onishi; 大西　靖典; Masanori Ito; 雅則伊藤
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1985-04-19
Filing date: 1985-04-19
Publication date: 1986-10-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、コークス炉発生ガスのもつ熱を回収可能なコ
ークス炉の炉圧制御方法に関する。

〔従来技術及びその問題点〕

近時、コークス炉発生ガスの熱を回収して゛、これを石
炭の予熱に利用する方法がいくつか提案されている。こ
の観点から、コークス炉の炉圧制御方法として、粉塵や
タール等が付着せず、しかもコークス炉発生ガスの温度
低下のない方法が提案されている。

例えば、特開昭５９−１５５４８９号には、コークス炉
発生ガスの吸引管の途中に渦形素子を設け、ここに精製
コークス炉ガスなどの制御用流体を吹込み、この制御用
流体の流量を制御することによシ、粉塵やタール等の付
着防止可能なコークス炉の炉圧制御方法が記載されてい
る。しかしこの方法は、制御用流体を混入するため、コ
ークス炉発生ガスの温度降下が生じ、熱回収効率がその
分低下する。また制御用流体の混入によシコークス炉発
生ガスの組成が変わシ、発熱量が落ちるため燃料等とし
て使用する上で問題がある。

〔発明が解決する技術的課題〕

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、コークス炉発生ガスの温度低下と組成変
化を極力抑えることができるコークス炉の炉圧制御方法
な得んとするものである。

〔発明の構成〕すなわち本発明は、コークス炉発生ガスの吸引管の上流
側に二股の分岐管を備えたコークス炉発生ガス分流管を
設け、この分流管に各分岐管への発生ガス分配量を制御
する制御流体流入口を取付け、かつ吸引管の下流側に、
分流管の一方を流れる発生ガスが他方を流れる発生ガス
の流体抵抗となるように構成した流体抵抗部を設けたコ
ークス炉の炉圧制御方法である。

また本発明は、コークス炉発生ガスの吸引管の上流側に
、二股の分岐管を備えたコークス炉発生ガス分流管を設
け、この分流管に各分岐管への発生ガス分配量を制御す
る制御流体流入口を取付け、かつ一方の分岐管の下流側
に流体抵抗部を設けたものである。

〔実施例〕

以下本発明を図示する実施例を参照して説明する。第１
図は、コークス炉１に接続した発生ガスの吸引管２の一
例を示す、この吸引管２は、上流側に二股の分岐管３，
４を備えたコークス炉発生ガス分流管５を設け、更にこ
の分流管５に１対の制御流体流入口６，７を取付けて、
いわゆる流体素子を構成している。この流体素子は、分
流管５内を流れるコークス炉発生ガスに対して、制御流
体流入口６，７から制御流体を流し、その流量を調節す
ることによシ、分岐管３．４へ流れるコークス炉発生ガ
スの分配量を制御するものである。ここで制御流体は、
例えば精製コークス炉ガスが好適である。また制御流体
の流量調節は、コークス炉圧測定計８からの信号を調節
計９で受け、この信号にもとづいて制御弁１０を作動す
ることＫよシ行なう。

一方吸引管２の下流側には、渦形素子１１からなる流体
抵抗部が設けられている。この渦形素子１１は、短円筒
形状°の渦室１２を有し、その周面に一方の分岐管３を
細心に向けて取付け、他方の分岐管４を接線方向に向け
て取付けている。また渦室１２の片面に流出口１３を軸
線方向に向けて取付けている。そしてこの渦形素子１１
は、他方の分岐管４から流入する流体が、渦室１２内で
渦を形成するため、一方の分岐管３から流入する流体の
抵抗となシ、この他方の分岐管４から流入する流体の流
量を制御することによシ流出口１３から流出するコーク
ス炉発生ガス流量を調節できるようになっている。

このように構成された吸引管では、コークス炉圧に応じ
て制御流体流入口６，７から流れる制御流体の流量を調
節して、分岐管３，４へ流れるコークス炉発生ガスの分
配量を制御する。

例えばコークス炉圧が高い場合には、制御流体流入口６
から流入する制御流体の流量を少なくして、あるいは制
御流体流入口２から流入する制御流体の流量を多くして
分岐管３へ流れるコークス炉発生ガス流量を多くする。

各分岐管３，４を流れるコークス炉発生ガスは、吸引管
２の下流側において、渦室１２内に流入する。この時他
方の分岐管４は渦室１２の接線方向に向いているため、
渦室１２内で渦を形成し、一方の分岐管３から渦室１２
内に入シ流出口１３から出ようとするコークス炉発生ガ
スに対して流体抵抗となる。この結果コークス炉発生ガ
スの流量を制御できる。

次に本発明の他の実施例につき説明する。

第２図は分流管の他の例を示す、この分流管は、直線状
の分岐管２１とこの分岐管２１からある角度で分岐して
形成された分岐管２２とを・備え、更に１個の制御流体
流入口２３を取付けておシ、この流入口２３から流入す
る制御流体の流量調節によシ、分岐管２２へのコークス
炉発生ガス分配蓋を調節するものである。

第３図は渦形素子の他の例を示す。この渦形素子は、他
方の分岐管３１が渦室１２の周面に対して接線方向でか
つ一方の分岐管３に対して直角方向に取付けられている
。この構造のものも第１図の渦形素子と同様の作用を有
する。

第４図は吸引管２の後流側に取付けた流体抵抗部の他の
例を示す。この流体抵抗部４１としては、他方の分岐管
４に取付けたスリット板、管径を小さくしたペンチ、ソ
ー形のものなどが挙げられる。

〔発明の効果〕

この発明によれば、いわゆる流体素子で部分　　　゛肢
管に流れるコークス炉発生ガスの分配量を調節するので
、制御流体の流量を極めて少なくでき、コークス炉発生
ガスの温度低下を防ぎ、しかも組成の変動を防ぐことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るコークス炉の炉圧制御方法の一例
を示す説明図、第２図は本発明のコークス炉の炉圧制御
方法に用いる分流管部分の他の例を示す説明図、第３図
及び第４図は本発明のコークス炉の炉圧制御方法に用い
る流体抵抗部のそれぞれ異なる例を示す説明図である。１・・・コークス炉、２・・・吸引管、３　、４　、２
１゜２２、ｓｌ・・・分岐管、５・・・分流管、６，７
゜２３・・・制御流体流入口、８・・・コークス炉圧測
定計、９・・・調節計、１０・・・制御弁、１１・・・
渦形素子、１２・・・渦室、１３・・・流出口、４１・
・・流体抵抗部出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コークス炉発生ガスの吸引管の上流側に、二服の
分岐管を備えたコークス炉発生ガス分流管を設け、この
分流管に各分岐管への発生ガス分配量を制御する制御流
体流入口を取付け、かつ吸引管の下流側に分流管の一方
を流れる発生ガスが他方を流れる発生ガスの流体抵抗と
なるように構成した流体抵抗部を設けてなるコークス炉
の炉圧制御方法。
（２）分流管は、Ｙ字状に形成され、各分岐管に対応し
て２個の制御流体流入口を取付けている特許請求の範囲
第１項記載のコークス炉の炉圧制御方法。
（３）分流管の一方の分岐管は直線状をなし、この分岐
管から傾斜して他方の分岐管を取付け、かつ分流管に１
個の制御流体流入口を取付けている特許請求の範囲第１
項記載のコークス炉の炉圧制御方法。
（４）流体抵抗部は渦形素子で、一方の分岐管を渦形素
子の軸心に向けて取付け、他方の分岐管を渦形素子の接
線方向に向けて取付けてなる特許請求の範囲第１項記載
のコークス炉の炉圧制御方法。
（５）コークス炉発生ガスの吸引管の上流側に、二服の
分岐管を備えたコークス炉発生ガス分流管を設け、この
分流管に各分岐管への発生ガス分配量を制御する制御流
体流入口を取付け、かつ一方の分岐管の下流側に流体抵
抗部を設けてなるコークス炉の炉圧制御方法。