JPS61241170A - サ−マルシリアルプリンタの駆動制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、記録品質を向上し得るサーマルシリアルプ
リンタの駆動制御方式に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は文字パターンの一例を示す図であり。

この図に示す文字パターンは５×７ドツトの画素構成か
ら成る。従来においては１図示されない７個の発熱素子
を縦方向に直列に配列して構成した記録ヘッドを、横方
向に移動させながら７個の発熱素子を上記文字パターン
番こ応じて選択的に、かつ間欠的に発熱させて記録媒体
に記録を行うようにしている。そして、この場合に、第
４図に示す文字パターンがＨという文字である時は、１
回目に７個の発熱素子をすべて発熱させ、２回目、３回
目及び４回目には中央の１閏の発熱素子をすべて発熱さ
せ、５回目には７個の発熱素子をすべて発熱させる。す
なわち、中央の１個の発熱素子は連続して５回発熱させ
られ、他の発熱素子は１回目と５回目のみ発熱させられ
る。このため、中央の発熱素子は他の発熱素子に比較し
て熱が蓄積されて行く、そして、記録ヘッドを左から右
に移動させて記録を行うものとすると１文字Ｈを形成す
る左側の縦の線は一様な濃度によって記録され。

中央の横の線は右に向って次第に濃度が壇太し。

右側の縦の線は中央の１ドツトを除き一様な譲度によっ
て記録されるが、上記中央の１ドツトは文字Ｈを形成す
る全画素中で最大の濃度となる。

このように、各ドツトごとに発熱素子が発熱する頻度が
異なるため、全ドツトを一様な発熱量に調整しておくと
９文字を構成する画素数によっては尾引きを生じたり、
白抜けを生じたりして記録品質の低下が顕著に現われや
すいという問題点があった。このような問題点を除去す
る方式として。

従来では第５図に示す１例えば特開昭５８−１８３２７
０号公報に開示されたものが提案されている。このもの
は、各発熱素子ごとに対応する先行の記録パターンに応
じて発熱量を段階的に制御することにより、記録品質の
向上を計るよう番こしている。

第５図は従来のサーマルプリンタの駆動制御方式におけ
る駆動制御回路を示す図である６図において、１は変換
回路であり、この変換回路１は先行する記録パターンの
画素に応じて制御回路３に対する制御信号を出力する。

２は先行する記録パターンの画素が「１」か「０」かを
識別するための遅延回路、３は制御回路であり、この制
御回路３は変換回路１の出力に応じて発熱素子（図示し
ない）の発熱量を段階的に制御する。

上記第５図に示すような構成の駆動制御回路を記録ヘッ
ドを構成する各発熱素子ごとに設け、各々の変換回路１
は、第６図に示すように当面の記録対象画素のｎの「１
」もしくは「０」と、先行する画素、すなわち先に記録
した画素のｎ　−１の「１」もしくは「０」との組み合
わせに対し、第６図に示すような出力信号を発生し、制
御回路３は変換回路１の出力信号に応じて「１．１」の
時には第７図（ａｌに示す電圧を、また、ｒｌ、ＯＪの
時には第７図（ｂｌに示す電圧をそれぞれ発熱素子に印
加する。このようにして、先行する画素のｎ　−１の発
熱状態によって発熱素子への印加電圧のパルス幅を変化
させることにより、印字品質の向上を計ることができる
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来のサーマルプリンタの駆動制御方式で
は、記録ヘッドを構成する各発熱素子ごとに、第５図に
示すような駆動制御回路を設けなければならず、このた
め１回路構成が非常に繁雑ｌこなり、かつ高価なものに
なるなどの問題点があった。特に、最近では発熱素子が
２４個、３２個で構成された高分解能を備えたサーマル
シリアルプリンタが主体となってきているので、上記し
た従来例のように各発熱素子ごとに、第５図に示すよう
な駆動制御回路を設けることはより一層に実用的ではな
くなる。

この発明は、かかる問題点を解決するためにな゛された
もので、駆動制御回路の構成を簡略化し。

かつ高印字品質を持つサーマルシリアルプリンタにも十
分に適用できるサーマルシリアルプリンタの駆動制御方
式を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るサーマルシリアルプリンタの駆動制御方
式は、記録パターンを記録する正規の印字処理時間の前
に、記録パターンより計算によって作成したダミーデー
タを各通電制御回路に送って予備加熱をする構成とした
ものである。

〔作用〕

この発明のサーマルシリアルプリンタの駆動制御方式に
おいては、記録パターンを記録する正規の印字処理時間
の前に、記録パターンより計算によって作成したプレヒ
ート用のダミーデータを各通電制御回路に送って予備加
熱をすることにより。

印字品質を高めるようにする。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例であるサーマルシリアルプ
リンタの駆動制御方式ｌこおける駆動制御回路を示す図
である。第１図は、−例として７個の発熱素子（図示し
ない）を備えたサーマルシリアルプリンタの駆動制御回
路を示している０図において、４はＣＰ［Ｊ　（中央処
理装置）、５は印字内容を蓄えてＳくバッファメモリ、
３−１．３−２、・・・、３−７は各発熱素子の発熱量
を制御する通電制御回路であり、この各通電制御回路３
−１〜３−７はＣＰＵ　４に接続されている。ここでは
。

ＣＰＵ４を動作させるプログラムが内蔵されているＲＯ
Ｍ（Ｍみ出し専用メモリ）は省略しである。

以上のように構成された駆動制御回路では、印加電圧の
パルス幅は、記録画素のｎ＋を番目とｎ番目が「１．１
」と続いた場合に尾引きが発生しないように通電パルス
幅を決定しておく、この状態では、ｎ−１番目が「０」
で、ｎ番目が「１」の場合には白抜けが発生するために
、これを防止する目的で、ＣＰＵ４はｎ番目の印字前に
第２図に示すような論理回路による論理処理を行い、ｎ
番目の印字時点の直前にダミーデータを各通電制御回路
３−１〜３−７へ送り、ｎ−１番目の印字データが「０
」で、ｎＪ目の印字データが「１」となった場合には予
備加熱（プレヒート）を行う。

また、ｎ−１番目の印字データが「１」で、ｎ番目の印
字データが「１」の場合には予備加熱を行わないで熱の
蓄積を防止する。第３図には、上記ダミーデータを印字
した文字パターン例が示されており、第３図１こ示す印
字した文字パターンに表示されているように、ダミーデ
ータの加熱時間は正規の印字データの加熱時間よりも短
かくすることにより予備加熱となり。ｎ番目の印字デー
タを印字する時には熱が未だに残っているために。従来
例における熱転写式サーマルプリンタにおいて起る白抜
けがなくなり、また、印字データがｎ　−１着目、ｎ番
目においてｒｌ、ＩＪと続いた場合基こは、予備加熱を
行わないために、加熱のしすぎによる尾引きもなくなる
、 なお、上記実施例では、正規の印字データの直前にダミ
ーデータを送り、予備加熱を行う場合について説明した
が、正規の印字データの直後に追加ビットを送り、正規
の印字データの後に印字するようにしても良く、上記実
施例と同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、サーマルシリアルプリ
ンタの駆動制御方式において、記録パターンを記録する
正規の印字処理時間の前に、記録パターンより計算によ
って作成したプレヒート用のダミーデータを各通電制御
回路に送って予備加熱をする構成としたので、印字品質
を向上でき。

また、各発熱素子ごとに通１時間を変化させる必要がな
くなるから回路構成が簡単になり。かつ安価に構成でき
るなどの優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一実施例であるサーマルシリアルプ
リンタの駆動制御方式における駆動制御回路を示す図、
第２図は、第１図の駆動制御回路においてダミーデータ
を作成するための論理図。 第３図は、第１図の駆動制御回路においてダミーデータ
を印字した文字パターン例を示す図、＄４図は文字パタ
ーンの一例を示す図、第５図は従来のサーマルプリンタ
の駆動制御方式における駆動制御回路を示す図、第６図
は、第５図の駆動制御回路における変換回路の入力及び
出力信号を示す図、第７図は、第５図の駆動制御回路に
おける制御回路の電圧波形を示す図である。 図において、３−１〜３−７・・・通電制御回路。 ４・・・ＣＰＵ（中央処理装置）、５・・・バッファメ
モリである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数個の発熱素子を配列して構成した記録ヘッドを設け
   、この記録ヘッドを前記各発熱素子の配列方向と交わる
   方向に記録媒体に対して相対的に移動させ、記録パター
   ンに応じて前記各発熱素子を間欠的に発熱させて記録を
   行うサーマルシリアルプリンタにおいて、前記記録パタ
   ーンを記録する一定周期の時間間隔の間に−前記記録パ
   ターンより計算によつて作成したダミーデータを、正規
   の記録パターンの間に記録することを特徴とするサーマ
   ルシリアルプリンタの駆動制御方式。