JPS61240564A

JPS61240564A - 密閉形鉛蓄電池

Info

Publication number: JPS61240564A
Application number: JP60082886A
Authority: JP
Inventors: Kiichi Koike; 喜一小池; Yoshie Suzuki; 芳江鈴木; Minoru Yoshinaka; 芳中　實; Mitsuo Okabe; 岡部　光雄; Susumu Ushiama; 牛尼　進
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-04-18
Filing date: 1985-04-18
Publication date: 1986-10-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、密閉形鉛蓄電池の改良に関するものである。

従来の技Ｍｌデ従来、密閉形鉛蓄電池は、正極板、負極板及びセパレー
タからなる極板群を、！＼ＢＳ樹脂等の合成樹脂製の箱
形型１リシに挿入し、蓋を接着あるいは溶着した構造を
有している。

発明か解決しようとする問題点このような従来の密閉形鉛蓄電池では、その製造工程に
おいて、電槽への極板群の挿入や、蓋等の接着、あるい
は安全弁の装着等、自動化か困％Ｉｔである工程か多く
、製造コストか」１昇するという問題点かあった。また
、近年ポータプル機器の小形化に伴い、電源の小形、軽
量化も望まれている。

しかし従来の合成樹脂製の箱形電槽では、現状よりもよ
り一層の小形、軽量化は困難である占いう問題点があっ
た。

本発明は、このような問題点を解決するものであって、
耐酸性を有する熱可塑性樹脂からなる袋に極板群を挿入
し、この極板群を多数個、フィルム状、シート状または
デユープ状合成樹脂からなる袋状外装体で包み込んで密
閉形鉛蓄電池とすることにより、製造工程の自動化を可
能きする上古もに、密閉形鉛蓄電池の小形、軽量化を図
ることを目的とする。

問題点を解決するだめの手段この問題点を解決するために本発明は、耐酸性を有する
熱可塑性樹脂からなる袋に、極１１汁を及び電解）１々
か収容された単セルを、必要電圧、容量に応して多数個
Ｗ１列または並列に接続し、これら全体をフィルム状、
シート状またはデユープ状合成樹脂からなる袋状９［装
体て包み込んて密４−１ずろことにより、小形、軽量の
密閉形鉛蓄電池を提供するものである。

作用このようにフィルム状、シート状またはヂ、１−ブ状合
成樹脂からなる袋状９ト装体て屯セルの多数個を包み込
んで密閉形鉛蓄電池とずろことで、電池の製造工程を自
動１ヒてき、コストグウンか図れるとともに、密閉モミ
１）蓄電池の小形、軽量化か可能となる。

実施例以下、本発明の詳細な説明する。

本発明で複数個の単セルを内部に包み込むフィルム状、
シート状またはデユープ状合成樹脂体からなる袋状外装
体１は、単セルと接する内面に熱溶着比および面ｊ酸性
に優れるポリオレフィン系樹脂２を配し、その外面には
、酸素透過度５０ｃｃ／ｉ・２！１ｈｒ−８１ｍ以下、
好ましくは２０ｃｃ／ｎｔ　・２４　ｈｒ　・８１ｍ以
下、透湿度３０ｇ／ｉ　・２４ｈｒ・８１ｍ以下、好ま
しくは１０ｇ／ｎ？　・２４ｈｒ・ａｉｍ以下の熱可塑
性樹脂を／スリア層３として１層以上積層したものであ
る。しかし、このバリア性は袋状外装体１全体てこれを
満足すれば良い。

ポリオレフィン系樹脂２としては、低密度ポリエチレン
、中密度ポリエヂレン、高密度ポリ］−ナレン、ポリプ
ロピレンやそれらの共重合体であるエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エヂレン
ーメタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体、エヂレンーメタクリル酸エステル共重合体
、エヂレンーブロビレン共重合体、あるいは三元共重合
体を用いることかできる。

アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水
シトラコン酸等の不飽和カルボン酸あるいは、その無水
物でグラフト重合変性しても良い。

カルホン酸基を有するものは、ナトリウムイオン、亜ｊ
（）イオン等の金属イオンで架橋したアイオマーなとも
適用できる。また、これ以外にも、熱溶着１」−を有す
るものであれば、特にこだわるものではない。

バリア層３古しては、ポリ塩化ビニリデン系樹脂を本発
明のフィルム状、シート状またはヂ。−ブ状の合成樹脂
の少なく古も一層にコーチインクするか、あるいは、前
記ポリオレフィン系樹脂２の単セルと接する層の外側に
、エヂレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニル
アノＬコール。

ポリアクリロニトリル七その共重合体、ポリ塩化ビニリ
デン系樹脂を一側辺」二積層するか、あるいはこれらを
併用しても良い。

また、バリア層３の保護およびフィルム状、シート状ま
たはデユープ状合成樹脂の機械的強度、引裂強度向上の
ために、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロン、ポリノｌ−ホ不−ト、ポリ塩化ビニ
ル等の熱可塑性樹脂１１を、単セル表接するポリオレフ
ィン系樹脂２の９１゜側またはノ＼リア層３の′１ｉ、
側に一層以」−積層しても良い。

フィルム状、シート状またはチ。−ブ状合成（！Ｊ脂の
積層は、接着剤としてウレタン系、ポリエステル系、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂を用いた（・ライラ
ミネーションやエクストル−シ・ヨンラミネ−１・なと
の公知の方法を用いることか可能であり、さらに、多層
押出し法による一体製脇化でも良い。

極板群を収納する袋５は、硫酸に長時間さらされるため
、ポリオレフィン系４１ｔｌ　ｌ１ｔｊ　、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリカーボネート等の耐酸性を有する　。

熱可塑性樹脂の単層または多層に積層されたフィルム状
、シート状またはデユープ状合成樹脂からなることか望
ましい。

さらに好ましくは、薄膜仕および製袋化か容易なポリオ
レフィン系樹脂の単層チューブからなることか望ましい
。

以上のようにして得られた耐酸性と熱可塑１・１：を有
する単層あるい（Ｊ多層よりなる極１Ｉｉｉ　ｆ！ｆ収
納袋５に、正極板６、負極１反７及びセパレーク８から
なる極板？１￥９を収納し７、必要量の電解液を含浸さ
せ車上］１を必要電圧に応して多数個直列に接続し、こ
れを前述したフィルム状、シー）・状またはデユープ状
合成樹脂からなる袋状シ１、装体１て気密に包み込むこ
とにより、本発明の密閉形鉛蓄電池１０を提イ１（でき
るのである。

なお、密閉形ｉ１’ｆ）蓄電池内部の両端の単セルにお
ＩＪる未接続の正極板および負極板に溶接された極性Ｉ
Ｉには、シート状鉛」：たはｔｌ）合金に（１５ｊ脂処
理を施したものを使用し、フィルム状、シート状または
ヂ。−）状合成樹脂からなる袋状９ト装体１の周縁シー
ル部１２を形成する際、同時に熱溶着を行なうことによ
（バ密閉形鉛蓄電池を十分な気密状態とすることかでき
る。

以」二のように、密閉形鉛蓄電池のｆト装容器としての
フィルム状、シート状またはデユープ状合成樹脂（１１
表１に示すように、従来のＡ　Ｂ　Ｓ　４！Ｉ脂等から
なる合成樹脂製電ｔｌＰｊ吉同等あるいはそれ以上の機
能を果たし、極板群の挿入、蓋等の接着、安全弁の装着
等の機械化か困難であった製造工程も、本発明によれば
包装関連業界で一般的に行なわれている製袋法、内容物
の充填密閉法等の方法で製造可能となり、工程の自動化
が非常に容易となる。

−８＝表１における電槽材料中、（１）は前述した従来のＡＢ
Ｓ樹脂電槽であり、（２）は中密度ポリエチレン（ＭＤ
ＰＥ＞を厚さ２００＋１として単独て用いたものてあり
、これらはいずれも比較例の密閉形鉛蓄電池を形成する
ものである。

電槽月利中（３）以後か本発明の実施例を形成するもの
である。（３）は低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）１５
０μに酸素透過度を下げるためバリア層としてのエヂレ
ンー酢酸ビニル共重合体ケン化物（ＥＶＡＬ）１５μを
積層し、更にその外側に強度を高めるためポリエチレン
テレフタレート（ＰＥＴ）１２Ｕを積層したものである
。（４）はエヂレンーメタアクリル酸共重合体（ＥＭＡ
Ａ）１２０＋＋にバリア層としてのポリ塩化ビニリデン
（ＰＶＤＣ）をコートした未延伸ポリプロピレン（ＫＣ
ＰＰ）３３１ノを積層し、更にその外側に強度を高める
ためポリエヂレンテレフタレー１−（ＰＥＴ）１２ｕを
積層したものである。（５）はアイオノマー１２０＋＋
に延伸ポリエチレン（○ＰＥ）３０ｕ七ポリ塩化ビニリ
デンをコートしたＫＰＥＴ１５ｕを積層したものである
。（６）はＭＤＰＥ１２０ｔノにＰ　Ｖ　Ｄ　Ｃ３ｒ＋
と、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ＞１５ｕと、Ｐ　Ｖ
　Ｄ　Ｃ３ｕと延出ポリプロピレン（ＯＰＰ）２０ｕを
積層したもの、（７）はエチレンアクリル酸共重合体（
ＥＡＡ）８０＋＋ｌ：１１、ＰＶＤＣをコートしたＫＰ
ＥＴ］２１１とＰ　Ｖ　Ｄ　Ｃをコートした延伸ポリプ
ロピレンＫＯＰＰ２３メｌを積層したもの、（８）はＭ
ＤＰＥ８０ｕに延伸ナイロン（ＯＮ）２３ｕとＫＣＰＰ
２０＋＋とを積層したもの、（９）は低密度ポリエチレ
ン（ＬＤＰＥ）８０＋＋とＫＰＥＴ１５＋ノを積層した
もの、００１はＥＡＡ８０ｕにＥＶＡＬ３０＋＋とＣＰ
Ｐ３０ｕとを積層したものである。

なお、引張強度はＪＩＳ、Ｚ−１７０２法、破裂強度は
Ｊ　ｌ５Ｐ−８１１２法、透湿度はＪＩＳＺ−０２０８
法、酸素透過度はＡＳＴＬ４Ｄ−］　４３４−５８法に
よりそれぞれ測定した。

表から明らかなように（３）〜（１０の材料は酸素透過
度、透湿度の点て（１）、　（２）の材料よりもはるか
に良好な性能を示す。

又、安全弁はフィルム状、シート状またはチュ−ブ状樹
脂外装体の熱溶着部の一部に未溶着部を残す方法等で形
成できるため、安全弁の装着工程か省略可能となり、機
械化がより一層容易となる。

さらに、従来の！＼ＢＳ等の合成樹脂製電槽に比へ、本
発明によるフィルム状、シート状またはデユープ状の合
成樹脂からなる袋状外装体は、はるかに薄く、柔軟性を
有しているため、極板群形状に良く対応でき、軽量であ
るため、密閉形鉛蓄電池の大幅な小形、軽量化か可能と
なる。

発明の効果以」二のように本発明によれば、フィルム状、シート状
またはチューブ状の合成樹脂からなる袋状外装体を密閉
形鉛蓄電池に使用することにより、従来、機械化か困難
であった製造工程の自動化か可能となり、コストダウン
か図れる。

さらに、電槽に必要とされるバリア性及び物理的・化学
的強度を維持又はより一層向」ニさせつつ、密閉形鉛蓄
電池の小形、軽量化か可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による密閉形鉛蓄電池の外観斜視図、第
２図は第１図Ａ−１〜゛線に沿った断面図である。１　・・・・・・袋状外装体、５・・・・・極板群を収
納する袋、６・・・・正極板、７・・・・・負極板、８
・・・・・セパレーク、９　・・・・・　１屯１反１ｆ
０代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名Ｎ　　　
）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）正極板、負極板及びセパレータからなる極板群を
、３辺が封止された耐酸性の合成樹脂袋に収容した単セ
ルの複数個を直列または並列接続し、これら複数個の単
セルを熱溶着比のある合成樹脂からなる１個の袋状外装
体内に密封した密閉形鉛蓄電池。
（２）極板群を収容する袋が、ポリオレフィン系樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、
ポリカーボネートからなる群より選ばれた少なくとも１
種で形成されている特許請求の範囲第１項記載の密閉形
鉛蓄電池。
（３）袋状外装体が、極板群と接する内面にポリオレフ
ィン系フィルムを配し、その外側にポリエステル系樹脂
、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリ
プロピレンからなる群より選んだ少なくとも１種を積層
し、さらに少なくともその１層にポリ塩化ビニリデンフ
ィルム、ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビニル共
重合体ケン比物、ポリアクリロニトリルの少なくとも１
層を積層したフィルム状、シート状またはチューブ状で
ある特許請求の範囲第１項記載の密閉形鉛蓄電池。
（４）複数個の単セル中、未連結の正・負極板に樹脂フ
ィルムとの密着をよくする前処理を施したシート状鉛又
は鉛合金の一端を溶接して極柱とし、袋状外装体で単セ
ルの複数個を包み込む際、袋状外装体の熱溶着部に前記
極柱部を熱溶着した特許請求の範囲第１項記載の密閉形
鉛蓄電池。