JPS61237360A - 質量分析計 - Google Patents

質量分析計

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Publication number
JPS61237360A
JPS61237360A JP60076744A JP7674485A JPS61237360A JP S61237360 A JPS61237360 A JP S61237360A JP 60076744 A JP60076744 A JP 60076744A JP 7674485 A JP7674485 A JP 7674485A JP S61237360 A JPS61237360 A JP S61237360A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
ion
electrode
ions
field
Prior art date
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Pending
Application number
JP60076744A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kanbara
秀記 神原
Minoru Sakairi
実 坂入
Setsuko Seki
節子 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61237360A publication Critical patent/JPS61237360A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • H01J49/025Detectors specially adapted to particle spectrometers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁場分散型二重収束方式の質量分析計に係り
、特に、バックグランドを低減させ、目的とするイオン
だけをコレクタまで到達させることを図った質量分析計
に関する。
〔発明の背景〕
ライフサイエンス分野の発展に伴ない、生体に関連した
物質の分子量や分子構造を測定する手段として質量分析
計が用いられている。この分野では極微量の試料を扱う
ことが多く、高感度で高い質量分解能を持った装置の開
発が望まれている。
この要求を満足する装置として、イオン源、磁場、静電
場の順に配置し、これに四重極レンズを組み込んだイオ
ン光学系がマス・スペクトロメトリ・レビュー (Ma
ss Spectrometry Reviews) 
19g3゜2 、 Pp、299〜325.に提案され
ている。このイオン光学系は、第5図に示すように、磁
場先行であり、イオン源1を出たイオンビームを四重極
レンズ2.3、八重極レンズ5を介して磁場6に導びき
、磁場6でイオンを質量分散させた後に四重極レンズ4
、および電場セクタ7a、7bで作られる静電場7によ
りイオンコレクタ8に収束させている。なお、第5図(
a)は構成図、(b)および(c)はそれぞれ水平方向
および垂直方向のイオン軌道を示す図である。以上の構
成であるので、磁場分散で目的とするイオン以外のもの
は中心軌道から外れるが、しかし、中心軌道から外れた
イオンがセクタ電極にあたって反射したり、また、ガス
と衝突した後四重極レンズ、静電場等で集められコレク
タに到達してしまうことがしばしばある。これらはバッ
クグランド信号を与えるので微量測定には都合の悪いも
のである。
通常の二重収束質量分析計では磁場と静電場との中間の
無電場領域にイオンの収束点があり、ここにスリットを
設けることにより不用なイオンを除去することが可能で
ある。しかし、イオンの収束点が電場セクタの中にある
イオン光学系では。
電場を乱すなどの理由から、単純にスリットを電場セク
タ内に設けることはできない難点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した難点を解消し、電場セクタ内
にスリットを挿入する構成として、しかも良好なSN比
でスペクトルの測定ができる質量分析計を提供すること
にある。
〔発明の概要〕
本発明の特徴は、質量分析計の静電場内のイオン収束点
にイオンの通過を制限するスリットを設ける構成とする
ことにあるが、特に、スリット挿入による電場の乱れを
防止するために、スリットを、スリット用中央電極と、
この中央電極をはさんで前後(イオンの入射側と出射側
)の位置に、それぞれ独立に電位を加え得るように中央
電極に対して電気的に絶縁して設けられる補助電極とか
らなる構成を採用することにある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図および第2図を用いて
説明する。第1図(a)は実施例光学系の構成図であり
、第5図(a)との相違点は静電場7内のイオン収束点
にスリット9が設けられた点であり、(b)は水平方向
の、(c)は垂直方向のイオン軌道を示す図である。イ
オン源1を出たイオンビームは四重極レンズ2,3およ
び八重極レンズ5を順次通過し、水平方向には(b)図
のように発散させられ、垂直方向には(c)図のように
収束して磁場6に入る。磁場6内では垂直方向に狭い分
析管を通過する構成となっており、すなわち、イオンビ
ームの垂直方向の拡がりを制限するイオン光学系となっ
ている。磁場6を出たビームのうち、特定の質量m。を
待ったイオンは四重極レンズ4および、電場セクタ7a
、7bによって作られる静電場7により収束させられて
イオンコレクタ8に到着する。質量がm。と異なるイオ
ンは磁場6での偏向角が異なるので、四重極レンズ4お
よび静電場7内のイオン光学軸上にくることはなく1通
常はイオンコレクタ8に到達しない。
しかし、これらイオンがガスと衝突したり、電極にあた
って反射したりすると、四重極レンズ4および静電場7
を通過してイオンコレクタ8に到達することがある。こ
れらは、通常、静電場7内のイオン収束点を通過せず、
イオン光学軸から外れた位置をすり抜けてイオンコレク
タに到達するものである。これらはバックグランドノイ
ズを与えるが、大部分はイオン収束点を通過しないので
、このイオン収束点位置に第2図に示すようなスリット
9を置くことにより除去できる。
このイオン収束点は静電場7内にあるため、単純な構成
のスリットを挿入したのでは電場の乱れが生じる。これ
を防止するため、本発明の第1の実施例では、スリット
9として第2図に示す断面構造を持つものを採用する。
すなわち、スリット用中央電極10と、この中央電極1
0の前後の位置にそれぞれ絶縁ガイシ13を介して設け
られる入射側の補助電極11および出射側の補助電極)
2とからなるスリット構造とする。図示の矢印14はイ
オンの入射方向を示している。このスリットの挿入によ
りイオン軌道が変化しないように各補助電極11.12
にはそれぞれ独立に電位が与えられる。スリット用中央
電極10は通常、零電位であるが、必要に応じて電位を
与えることができるように、アース電位とは絶縁されて
いる。
実施例では2枚の対向する補助電極11.12の間隔を
1■内外とした。これらの補助電極11.12は中央電
極10に固定する構造としても、あるいは電場セクタ7
a、7bに固定する構造としても良いが、第3図実施例
のように、中央電極10と一体化して中央電極10と共
に上下あるいは左右に移動させることができる構造が、
最適通過条件を得る上で好ましい。
本実施例構成によれば、静電場7内のイオン収束点位置
に、中心部の電場を乱すことがないようにスリットを設
けたことにより、従来の質量分析計で問題となるバック
グランドノイズを大幅に低減することが可能となる。
第3図はスリットの他の実施例を示す断面図で、スリッ
ト用中央電極10の前後の位置にそれぞれ絶縁体を介し
て補助電極を設けることは第2図実施例の場合と同じで
あるが、補助電極の構造が異なる。すなわち、第3図実
施例では、補助電極の外周部に外側電極17を、中心部
に内側電極18をそれぞれ取付ける構造とし、そして、
外側電極17と内側電極18との間に抵抗被膜15.1
6をそれぞれ設ける構造とする。これにより、電場の均
一性を良好に保持させることができる。
第4図は、スリットのさらに他の実施例を示す断面図で
、これは、目的とするイオン以外のイオンが、電場セク
タ7a、7bの内壁面とスリット9の外周部との間の空
隙部を通過するのを防止するために、イオン入射側のス
リット近傍の電場セクタ内壁面に遮へい板あるいはひだ
電極19を設けた構成としたものである。これにより、
スリットの中心部以外の御所を通過してイオンコレクタ
側へイオンが抜は出ることを防ぎ、より確実にバックグ
ランドノイズを低減できるようになる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、質量分析計の静電
場内のイオン収束点に、電場を乱すことなくスリットを
設け、このスリットで迷走イオンを除去し、目的とする
イオンだけをイオンコレクタまで到達させることができ
る。数値例を挙げると、本発明のスリットを挿入しない
場合に比べて。
バックグランドノイズが数分の−(1/3〜115)に
低減することが確かめられた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明する図で(a)は全体
構成図、(b)は水平方向のイオン軌道図、(c)は垂
直方向のイオン軌道図、第2図は本発明におけるスリッ
トの一実施例の断面図、第3図、第4図はそれぞれ本発
明におけるスリットの他の実施例を示す断面図、第5図
は従来の質量分析計を説明する図で(a)は構成図、(
b)は水平方向のイオン軌道図、(c)は垂直方向のイ
オン軌道図である。 符号の説明 1・・・イオン源 2.3.4・・・四重極レンズ 5・・・八重極レンズ   6・・・磁場7・・・静電
場      7a、7b・・・電場セクタ8・・・イ
オンコレクタ  9・・・スリット10・・・スリット
用中央電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともイオン源、磁場、静電場、イオンコレ
    クタを具備する質量分析計において、静電場内のイオン
    収束点にイオンの通過を制限するスリットを設けたこと
    を特徴とする質量分析計。
  2. (2)前記スリットが、スリット用中央電極と、この中
    央電極をはさんで前後の位置にそれぞれ中央電極とは電
    気絶縁して設けられる補助電極とからなるスリットであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の質量分
    析計。
  3. (3)前記スリットが、静電場を作っている電場セクタ
    の内壁面と上記スリットの外周部との間をイオンが通過
    するのを阻止する遮へい板あるいはひだ電極を具備する
    スリットであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の質量分析計。
JP60076744A 1985-04-12 1985-04-12 質量分析計 Pending JPS61237360A (ja)

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JPS61237360A true JPS61237360A (ja) 1986-10-22

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