JPS6123691A

JPS6123691A - ガスの乾式脱硫塔

Info

Publication number: JPS6123691A
Application number: JP14329984A
Authority: JP
Inventors: Nagayasu Yuhara; 湯原　永安; Shoichi Tsukuda; 佃　昭一
Original assignee: Tokyo Gas Co Ltd
Current assignee: Tokyo Gas Co Ltd
Priority date: 1984-07-12
Filing date: 1984-07-12
Publication date: 1986-02-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、燃料ガス等の脱硫に使用される新規の乾式脱
硫塔に関する。

（従来の技術）乾式脱硫装置にあっては、内部に填実される脱硫剤の寿
命を保持し、また、脱硫効率を可及的均一に維持し、さ
らに、ガスの不純物等に起因する目詰シを減少させる効
果を得るためガスの経路を交互に変更せしめることが行
われている。

このため、従来のこの種の脱硫装置にあっては、経路変
更に第４図の如き配管と・ぐルプを使用する機構を採用
している。図の（１）には、符号１０２又は１０３で示
すバルブを通シさらにバルブ１０１から乾式脱硫塔１０
０に流入する未精製ガスが脱゛硫されたのちバルブ１０
４を経てバルブ１０５又は１０６のいずれかから精製ガ
スとして流出する系統と、他方、同図０１）に示す如く
、反対側から流入して流出する系統とがあって、ガスを
脱硫剤に対しなるべく偏シのないように接触せしめてい
た。

（発明が解決しようとする問題点）しかし彦から、従来の乾式脱硫装置には下記の如き問題
点が存在していた。即ち、従来は第３図に示す如く、配
管やパルプはすべて脱硫器の外側に配置されているもの
であるから装置の据付面積が著しく過大となシ特に、ガ
ス配管が大口径管である場合は広いスに一スが必要とな
シまた、外部の配管が複雑になる欠点があった。

本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、配管等の
設置のために過大な面積を必要とせず、また配管をシン
プルにして所期の目的を達しうる如く工夫された乾式脱
硫塔を提供することをその目的とするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は上記の問題点を解決するために、ａ　塔本体の
内部に脱硫剤トレイが多段に収容されてなるガスの乾式
脱硫塔において、ｂ　未精製ガスの流入口及び精製ガスの流出口を夫々塔
本体側壁外側にほぼ同高に貫設するとともに、Ｃ各流入口及び流出口に連接して夫々独立するガス分配
室を塔本体側壁内側に内蔵せしめ、ｄ　流入口側のガス
分配室から脱硫剤室に通ずる通路群と脱硫剤室から流出
口側のガス分配室に通ずる通路群の夫々の個々の通路が
脱硫剤トレイに対し互に段ちがいに穿設され、ｅ　流入口側の−の通路群と流出口側９丁の通路群とが
互に欅掛けの組合わせによシ使用され、ｆ　流入口及び
流出口が互に欅掛けの組合わせにより使用され、そのい
ずれかを任意に選択しうる如き手段を有して構成されるものである。

（作用）本発明に係るガスの乾式脱硫塔は、その塔本体に夫々２
個の流入口及び流出口を有し異なるガス主通路の２つの
脱硫系を生ぜしめ、これらの系のいずれかを任意にかつ
別個に選択使用することＫよシ設置スペースを極力少に
して塔内に充填される脱硫剤の寿命をできるだけ長く保
ち目詰シの問題を解決し、さらに、平均した脱硫効率を
得ようとするものである。

（実施例）以下図面を参照し実施例に基づいて本発明を説明する。

第１図中及び（ｉｉ）は本発明に係る乾式脱硫塔の横断
面図及び一部縦断面図である。

円筒形状の脱硫塔本体５には、その中心に脱硫剤トレイ
の支持用センター６を備えた脱硫剤室７がちシ、該室は
□複数個縦割して形成される区画を有する。本例では１
２分割されて流入口側及び流出口側にあたる部分を除き
ほぼ同形の区画８が形成されている。各区画には、乾式
脱硫剤トレイ９が多段に収容されている。しかし、区画
は相互に連通状態が保たれている。

本体１０の側壁外側には、未精製ガスの流入口１．２及
び流出口３，４が実質的に対称的にかつ同高に貫設せし
められ、該各派入口、流出口に連接してガス分配室１１
．１２．１３及び１４が設けられている。この分配室１
１．１２は完全に独立しておシ、また、分配室１３．１
４も夫々独立している。

次に、各分配室には、夫々脱硫剤室７に通ずる通路群を
有する。第１図θ（）で説明すると、分配室１１から脱
硫剤室７に通ずる通路群２１と、脱硫剤室７から分配室
１４に通ずる通路群２４とは夫夫段ちがいに穿設されて
いる。

また、第２図（１）及びａｌ）で示される如く１１、段
ちがいは、通路群２１と分配室１２が脱硫剤室７に通ず
る通路群２２との間においても行われている。

かｋしで、第２図（ｉ）　、　（ｉｉ）から明らかな如
く同一のトレイに対し、流入口１の場合には、上部から
下部に向けてガス流路を生じ、また、流入口２の場合に
は下部から上部に流路を変えるようになっている。

本発明では、流入口及び流出口の組合わせにおいても流
入口１と流出口４との組合わせ及び流入口２と流出口３
との組合わせが使用され、そのいずれかが弁操作又は、
水封等の手段により任意に選択しうるようになっている
。この場合（１，４）を使用すれば（２，３）は閉鎖さ
れ従ってガス分配室１２には未精製がスは流入せず通路
群２２は閉となる。

（発明の効果）本発明は以上の構成に基づくものであって、未精製ガス
の流入口及び精製ガスの流出口が夫々塔本体側壁外側に
ほぼ同高に貫設されて塔本体内に充填される乾式脱硫剤
トレイを介して流入口と流出口とが丁度欅掛は状に組合
わせるものでちるから、この組合わせを随時変更するこ
とによシ脱硫剤室を流れるガスの主流を変換せしめうる
こととなシ、この、結果脱硫剤の寿命を格段に長く保ち
、また、脱硫効率を良好な状態に維持し、さらに、目詰
シを減少せしめることとなシ、また、塔の同一方向から
未精製ガスを流入し、反対側に流出せしめる構成をとυ
、ガス分配室を塔本体に内蔵しているので、外部の配管
が格段にシンプルとなシ、配管スぜ−スが僅少ですむ等
多くの利点を有するもので極めて有用な発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図（１）　、　（ｉｉ）は本発明に係る乾式脱硫塔
の横断面図及び一部縦断面図、第２図中、　（ｉｉ）は
同浴の各流入口から流出口に至るガスの流動状態を示す
説明図、第３図（１）　、　（ｉｉ）は従来装置を示す
説明図である。１．２・・・流入口、３，４・・・流出口、５・・・脱
硫塔本体、６・・・支持用センター、７・・・脱硫剤、
ｑ、８・・・区画、９・・・脱硫剤トレイ、１１，１２
，１３゜１４・・・ガス分配室、２１，２２，２３．２
４・・・通路群。

Claims

【特許請求の範囲】

塔本体の内部に脱硫剤トレイが多段に収容されてなるガ
スの乾式脱硫塔において、未精製ガスの流入口１，２及
び精製ガスの流出口３，４を夫々該本体側壁外側にほぼ
同高に貫設するとともに該各流入口及び流出口に連接し
て夫々独立するガス分配室１１，１２，１３及び１４を
本体側壁内側に内蔵せしめ、ガス分配室１１，１２から
脱硫剤室７に通ずる通路群２１，２２と脱硫剤室７から
ガス分配室１３，１４に通ずる通路群２３，２４の夫々
の個々の通路が前記脱硫剤トレイに対し互に段ちがいに
穿設され、さらに、通路群２１に対応して通路群２４が
、また、通路群２２に対応して通路群２３が夫々対角線
状に使用され、さらに、流入口及び流出口が（１，４）
又は（２，３）の組合わせで使用され、そのいずれかを
任意に選択しうる如く構成していることを特徴とするガ
スの乾式脱硫塔。