JPS61233064A - 被覆用組成物 - Google Patents

被覆用組成物

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JPS61233064A
JPS61233064A JP7448485A JP7448485A JPS61233064A JP S61233064 A JPS61233064 A JP S61233064A JP 7448485 A JP7448485 A JP 7448485A JP 7448485 A JP7448485 A JP 7448485A JP S61233064 A JPS61233064 A JP S61233064A
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JP
Japan
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tin
formula
group
modified
coating composition
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Application number
JP7448485A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Iwai
岩井 弘
Osamu Isozaki
理 磯崎
Tsutomu Nagasao
永棹 勉
Norimasa Sawada
沢田 憲正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被覆用組成物に関し、さらに詳しくは、成る種
のスズ変性オルガノポリシロキサンを含有する、防カビ
性及び防汚性に優れた被覆用組成物に関する。
日本は一年の大半がカビ等の生育に適した温暖吻湿の気
候であるため、カビ等の微生物は建築物の内、外壁、そ
の他の諸施設に付着して繁殖し、種々の分泌物を生産す
るので、単に美感上の問題のみならず、環境衛生的にも
問題がある。
建築物の内、外壁や諸施設に塗布される塗料はカビが付
着、繁殖すると、外観の汚染、塗膜の劣化、剥離などを
生じ、塗膜本来の機能を失う。このために開発された防
カビ性塗料として、従来かう、例エバハロアリルスルホ
ン系、ヨードプロパルギル系、ベンゾチアゾール系、ジ
チオカーバメート系、トリアジン系、チアジアジン系、
インチアゾリン系、有機スズ系、第四級アンモニウム塩
系、フロム化インダン系、ニトリルL  N−ハロアル
キルチオ系等の防カビ剤を塗料に配合することが提案さ
れている。
塗料に配合する防カビ剤に要求される性質として重要な
ものには、■安定性、■低揮発性、■無色、■低毒性、
■水不溶性、■広い抗菌スペクトル、■他の塗料成分と
の適合性、等が挙げられる。
しかし、上記した防カビ剤はいずれもこれらの性質を充
分に具有しておらず、効力の持続性を含め広い適用範囲
をもつ防カビ性塗料は今まで開発されるに至っていない
というのが実情である。例えば、塗料成分との適合性は
、塗料の貯蔵安定性に影響を及ぼすファクターであるが
、防カビ剤とビヒクルとの組合わせによっては貯蔵中に
ゲル化、変色、増粘等の問題を起すことがあるため、防
カビ剤の選択に制約を伴ない、広い適用範囲をもつ防カ
ビ性塗料が得難いことが屡々ある。また、効力の持続性
のある防カビ性塗料を得るためには、低揮発性で水不溶
性の防カビ剤を配合することが望まれるが、低揮発性で
水不溶性であって、しかも前述した性質を有する防カビ
剤はなかなか見轟らない。
本発明はかかる従来の問題点を解決し、貯蔵安定性及び
効力の持続性に優れ、しかも防カビ性及び防汚性にも優
れた被覆用組成物を提供するものである。
本発明の被覆用組成物は、防カビ及び/又は防汚有効成
分として、下記式 %式%(1) 式中、R8はアルキル基、ハロアルキル基、シクロアル
キル基、了り−ル基又はアラルキル基を表わす、 で示されるシロキサン単位と、0.5〜50モルチの下
記式 式中、R,、R3及びR4は各々アルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基又はアラルキル基を表わす、 で示されるスズ変性シロキサン単位とを含む分子量が1
000〜100. OOOのスズ変性オルガノポリシロ
キサンを含有することを特徴とするものである。
本明細書において、「アルキル基」は直鎖状又は分岐鎖
状のいずれのタイプのものであってもよく、例えば、メ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、5ec−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、インペンチル、tert−ペンチル、ネ
オペンチル、n−ヘキシル、インヘキシル、1−メチル
ペンチル、2−メチルペンチル、n−へブチル、5−メ
チルヘキシル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル
、ドデシル、トリデシル、テトラデシル基等が挙げられ
るが、式(1)におけるアルキル基(R1)としては中
でも炭素原子数1〜6個の低級アルキル基が好適であり
、他方、式(I[)におけるアルキル基(Rt、R8及
び/又は几4)としては、炭素原子数14個まで又はそ
れ以上の比較的長鎖のものも使用可能である。「ハロア
ルキル基」は上記アルキル基の水素原子の少なくとも1
個がハロゲン原子、例えばフッ素、塩素、臭素原子等で
置換された基であす、例えば、フルオロプロピル、クロ
ルプロピル、フルオロブチル、トリフルオロプロピルが
挙げられるが、中でもフルオロアルキル基が好適である
また、「シクロアルキル基」は一般に3〜7個の炭素原
子を有することができ、例えば、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへ
キセニル、シクロヘプチル基が包含されるが、特にシク
ロヘキシル基が好ましい。
一方、「アリール基」としては単環及び多環のいずれの
タイプのものであってもよく、単環式のものとしては、
例えば、フェニル、トルイル、キシリル基等が挙げられ
、多環式のものとしてはナフチル基等が包含される。ま
た、「アラルキル基。
は上記アリール基で置換されたアルキル基であり、例え
ばベンジル、フェネチル基等が例示される。
本発明の被覆用組成物において、防カビ及び/又は防汚
有効成分として使用されるスズ変性オルガノポリシロキ
サ/は、例えば、下記式%式% 式中、R1は前記の意味を有し、そしてBy%R“及び
R″′は各々アルキル基、ハロアルキル基、シクロアル
キル基、アリール基又はアラルキル基を表わす、 で示されるアルコキシシラン化合物を加水分解条件下に
縮合させ、得られるオルガノポリシロキサンを下記式 式中、R1、R,及び几、は前記の意味を有し、そして Xはハロゲン原子、水散基、アルコキシ力で示される有
機スズ化合物と反応させることにより製造することがで
きる。
上記式(10のアルコキシシラン化合物の加水分解条件
下での縮合によるオルガノポリシロキサンの生成反応は
、それ自体既知の方法、例えば特公昭54−34332
号公報等に記載の方法によって実施することができ、具
体的には、例えば、適当な水混和性不活性液体媒体中で
、原料のアルコキシシラン化合物中のアルコキシ基1モ
ル当り約0.5〜約1モルの割合の水を添加し、酸触媒
の存在下に約40〜約150℃の温度で約1〜約24時
間加熱することにより行なうことができる。使用しつる
不活性液体媒体としては、例えば、メタノール、エタノ
ール、n−グロビルアルコール、インブチルアルコール
、n−ブチルアルコール、インブチルアルコール、メチ
ルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコール系溶媒
が有利に使用できるが、また、エステル系溶媒、ケトン
系溶媒及び芳香族炭化水素系溶媒も上記のアルコール系
溶媒と併用して使用することもできる。また、酸触媒と
しては、例えば、塩化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の
無機酸:ギ酸、酢酸等の有機酸が包含され、これらは一
般に前記アルコキシシラン化合物中のアルコキシ基1モ
ル当り約0.001〜0.1モルの割合で使用すること
ができる。
上記加水分解条件下での縮合は、反応湯度にもよるが比
較的緩やかに進行する。
上記縮合に際して、前記(1)のアルコキシシラン化合
物の一部を、下記式 (V)            (Vl)(■) 式中、R1゜、R1,及びR8□は各々アルキル基、ハ
ロアルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラ
ルキル基を表わし、R′、R“、R“′及びR“′は各
々アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル基、ア
リール基又はアラルキル基を表わす、 から選ばれるアルコキシシラン化合物の少なくとも1種
と代替してもよい。この代替によって、式(V)の化合
物においては、被膜の乾燥性がさらに良くなりそして防
カビ能の保持性も良くなり;他方、式(Vl)又は(■
)の化合物においては、被覆用組成物の貯蔵性がさらに
改善されることが期待さコ れる。これら式(V)、(Vl)及び(■)のア公悴ジ
シラン化合物の使用量は、得られるスズ変性オルガノポ
リシロキサンに望まれる物性等に応じて広範に亘り変更
することができるが、一般には、前記式(1)のアルコ
キシシラン化合物100モル当り0〜30モル、好まし
くは0〜10モルの範囲内で使用するのが適当である。
出発原料として使用される式lのアルコキシシラン化合
物の例には、トリメトキシメチルシラン、トリエトキシ
メチルシラン、トリプトキシメチルシラン、トリプトキ
シエチルシラン、トリメトキシブチルシラン、トリオク
チルオキシオクチルシラン、トリメトキシフェニルシラ
ン、トリクロルエトキシメチルシラン、トリフルオロエ
トキシメチルシラン、トリフエノキシフェニルシラ/、
トリメトキシフルオロプロピルシラン、トリエトキシベ
ンジルシラン、トリエトキシシクロへキシルシラン、ト
リベンジルオキシベンジルシラン等が包含され、また、
前記式(V)、(Vl)及び(■)のアルコキシシラン
化合物の例には、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシ
ラン、テトラフェノキシシラン、テトラベンジルオキシ
シラン、ジェトキシジメチルシラン、ジェトキシジエチ
ルシラン、ジプロポキシジエチルシラン、ジフルオロエ
トキシジメチルシラン、ジクロルエトキシジメチルシラ
ン、ジブトキシジメチルシラン、ジェトキシジフェニル
シラ/、ジフェノキシジフェニルシラン、ジメトキシジ
フルオロプロピルシラン、ジシクロへキシルジシクロへ
キシルオキシシラン、メトキシトリメチルシラン、エト
キシトリメチルシラン、フルオルエトキシトリメチルシ
ラン、クロルエトキシトリメチルシラン、ブトキシトリ
メチルシラン、エトキシトリエチルシラン、フェノキシ
トリフェニルシラン、等が挙げられる。
上記の如くして調製されるオルガノポリシロキサンは前
記式(IV)の有機スズ化合物によって変性される。オ
ルガノポリシロキサンと該有機スズ化合物との反応は、
例えば、オルガノポリシロキサンの生成に用いたと同じ
又は相溶性の溶媒中で、通常約40〜約150℃の温度
において行なうことができる。
なお、上記オルガノポリシロキサンの変性に使用される
式(IV)の有機スズ化合物としては、例えば、水酸化
トリフェニルスズ、水酸化トリブチルスズ、トリブチル
スズアセテート、トリフェニルスズアセテート、トリブ
チルモノエトキシスズ、ビストリブチルチンオキシド、
フッ化トリブチルスズ、塩化トリブチルスズ、塩化トリ
フェニルスズ、水酸化トリシクロへキシルスズ等が挙ケ
ラレる。
これら有機スズ化合物は、上記のように、生成したオル
ガノポリシロキサンに添加して反応させることができる
が、別法として、前記アルコキシシラン化合物の加水分
解条件下での縮合反応の途中で、その反応系に該有機ス
ズ化合物を添加することも可能であり、これによって一
段階でスズ変性オルガノポリシロキサンを製造すること
ができる。具体的には、前記の溶媒中にアルコキシシラ
ン化合物、有機スズ化合物、水及び酸触媒を添加し、約
40〜約150℃の温度で約1〜約24時間反応をつづ
けることにより行なうことができる。
さらに別の方法として、前記アルコキシシラン化合物の
一部を予め式(IV)の有機スズ化合物と反応させ、得
られる反応生成物を残りのアルコキシシラン化合物と加
水分解条件下に縮合させることによっても、スズ変性オ
ルガノポリシロキサンを製造することができる。具体的
には例えば、前記の如き溶媒中にアルコキシシラン化合
物約1モルと有機スズ化合物約1モル及び必要であれば
水及び/又は酸触媒を添加し、約40〜約200℃の温
度で約1〜約24時間反応させ、得られた反応生成物に
残りのアルコキシシラン化合物、水及び酸触媒を添加し
、約40〜約140℃の温度で約1〜約24時間反応を
つづけることにより行なうことができる。
以上述べた如くして製造されるスズ変性オルガノポリシ
ロキサンは、前記式(1)のアルコキシシラン化合物に
由来する下記式 式中、几、は前記の意味を有する、 で示されるシロキサン単位と、前記有機スズ化合物によ
って変性された下記式 式中、R,、R,及びR4は前記の意味を有する、 で示されるスズ変性シロキサ/単位を含む。
上記式(I)の単位において、結合手a及び/又はbは
O原子を介して他のシロキサン単位又はスズ変性シロキ
サン単位のSi原子に結合しているか、或いは基−0−
R/ 、 −0−R,もしくは−Q  f%′I/又は
−OHと結合していることができる。また、結合手Cは
他のシロキサン単位又はスズ変性シロキサン単位のSi
原子に結合している。他方、式(n)の単位における結
合手d及び/又はeはO原子を介してシロキサン単位又
は他のスズ変性シロキサン単位と結合しているか、或い
は原料に用いたアルコキシシラン化合物の種類に応じて
基R,、R,0、結合していることができる。また、結
合手fはシロキサン単位又は他のスズ変性シロキサン単
位のSi原子に結合している。
また、上記スズ変性オルガノポリシロキサンは、上記式
(I)及び(It)の単位に加えて、場合によって、前
記式(V)、(Vl)又は(■)の゛アルコキシシラン
化合物に由来する下記式 で示されるシロキサン単位を更に含んでいてもよい。こ
こで、結合手g、h及び/又はiは、該アルコ牛ジシラ
ン化合物の種類に応じて、O原子を介シて他のシロキサ
ン単位又はスズ変性シロキサン単位の8i原子と結合し
ているか、或いは基孔10 s R+1もしくはR82
、−0−R,/、 OR//、Q−RIIIもしくは一
〇 −R””、又は−OHと結合していることができ、
また、結合手jは他のシロキサン単位又はスズ変性シロ
キサン単位のSi原子に結合している。
本発明におけるスズ変性オルガノポリシロキサンは、前
記式(If)のスズ変性シロキサン単位を、前記式(1
)、(U)及び(Vlf)の単位の全量を基準にして、
0.5〜50モルチ、好ましくは3〜30モルチの範囲
内で含有することができる。該スズ変性シロキサン単位
が0.5モルチより少ないと、防カビ性、防汚性に効果
がなく、反対に50モルチを越えると、得られる塗膜の
耐久性、硬度、耐水性等が低下しやすい。
また、上記スズ変性オルガノポリシロキサンはi、o 
o o 〜i o o、o o o、好ましくは5.o
oo〜50、000の範囲内の分子量を有することがで
きる。分子量が1,000より小さいスズ変性オルがノ
ポリシロキサンを用いた場合には、得られる塗膜の耐久
性、硬度、耐水性、防カビ又は防汚の保持性等に劣り、
反対に100,000より大きい分子量をもつスズ変性
オルガノポリシロキサンは、塗装に適した粘度に調製す
る有機溶剤量が多くなり好ましくない。
なお、本明細書において、スズ変性オルガノポリシロキ
サンについて用いる分子量は、ゲル・パーミユエーシヨ
ン−りロマトグラフイー法ニヨって求めた値である。
以上に述べたスズ変性オルガノポリシロキサ/は、ポリ
シロキサン骨格に結合する有機スズ部分が強力な殺菌、
殺カビ作用を有しており、しかもシロキサン単位を主鎖
とする無機質成分が主体となっているため、通常の塗料
組成物において結合剤として多く使用されている有機高
分子物質、例えば、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂
、酢酸ビニル/アクリル共重合樹脂エマルジョン、酢酸
ビニル/ベオバ共重合樹脂エマルジョン等ト比較して、
それ自体も微生物の栄養源となり難いという特性と相俟
って、優れた防カカビ性を発揮する。
また、該スズ変性オルガノポリシロキサンは高分子物質
であるため、防カビ性成分が逸散することがなく、防カ
ビ性を長期に亘って持続することが可能である。
しかも、該スズ変性オルガノポリシロキサンは、それ自
体被膜形成能を有しており、それ自体被覆用組成物のベ
ヒクルとして使用可能であり、従って、上記した如き有
機高分子物質さ併用する必要がなく、これらの物質との
適合性の悪さに基因する塗料の増粘、ゲル化、変色等の
心配がなく、貯蔵安定性に優れた被覆用組成物を提供す
ることができる。
しかして、上記スズ変性オルガノポリシロキサンを用い
て被覆用組成物を調製する方法は、それ自体既知の塗料
調製法に準じて行なうことができ、例えば、該スズ変性
オルガノポリシロキサン忙適当な溶剤中で顔料その他の
塗料成分を添加し、サンドミル、アトライター、ペブル
ボールミル、スチールボールミル、高速攪拌機などの分
散機を用い分散させること釦より、本発明に従う被覆用
組成物を得ることができる。
使用しうる溶剤としては、該スズ変性オルガノポリシロ
キサンを溶解又は分散させるものであれば特に制限はな
く、例えば、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒、エステ
ル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒等が挙げられ、また、
配合しつる顔料としては、例えば、チタン白、カーボン
ブラック、ベンガラ、黄鉛、シアニンブルー、シンカシ
ャレッド、キナクリドンレッド、ファストレッド、シア
ニングリーン、クロムグリーンなどの着色顔料;タルク
、炭酸カルシウム、マイカ、クレー、珪砂などの体質顔
料が包含されるが、本発明の被覆用組成物はこれら顔料
を含まないクリアは被覆用組成物又は浸透型塗布組成物
として使用することも可能である。
さらに、本発明の被覆用組成物に必要に応じて配合しう
るその他の成分として、防汚剤、可塑剤、塗面調整剤、
顔料分散剤等が挙げられる。
本発明の被覆用組成物は、例えば、住宅関連の諸施設や
バイオクリーンな環境が要求される病院、醸造工場、食
品工場(例えば製パン工場)、医薬品製造工業、電子機
器製造工場などの内装用として、微生物汚染から環境を
守るのに有効であり、また水中構造物(例えば、船舶、
港湾施設、ブイ、パイプライン、橋梁、海底基地、養殖
網、定置網等)に塗装して、水中生物の付着生育の防止
を行なうことができる。該組成物を水中構造物に塗装す
ることにより、長期間にわたってすぐれた防汚性を有し
、かつ人体に対し極めて安全性の高い被覆物を提供する
ことができる。また、該組成物を水中構造物に適用する
場合、一般には塩化ゴム系下塗り防食塗料を塗装し、次
いで該組成物を塗装するのが好ましい。
本発明の被覆用組成物をこれらの用途に使用する場合、
本発明の被覆用組成物は、例えば、刷毛塗、吹付は塗り
、ローラー塗り、浸漬などの手段で基材表面に塗布する
ことができる。塗布量は特に制限はないが、一般には4
0〜400,9/m”の範囲で充分と思われる。塗膜の
乾燥は室温で行なうことができるが、必要に応じて約2
00℃までの温度で加熱乾燥を行なってもよい。
次に実施例を掲げて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例中、「部」及び「チ」はいずれも重量基準である
製造例1:スズ変性オルガノポリシロキサンの調製 トリエトキシメチルシラン   178部0、IN塩酸
           3o〃エタノール      
    100#上記上記発成混合し、80℃で10時
間反応を行なった。得られる反応混合物に水酸化トリフ
ェニルスズ10部を加え、80℃でさらに1時間反応を
行なった。加えた水酸化トリフェニルスズは最初反応混
合物中に懸濁しているが反応の進行と共に溶解し最後に
透明になった。
次に、反応混合物にトルエンlOO部を添加し、加熱し
てトルエン/エタノール/水の3成分共沸蒸留により脱
溶剤を行ない、不揮発分35%、分子量約s、ooo、
スズ変性シロキサン単位3モル%(理論値、以下同様の
意味を表わす)の透明なスズ変性オルガノポリシロキサ
/液(粘度10cps)を得た。
なお、「不揮発分」は、試料的5gを精秤した後、10
0℃で3時間減圧乾燥を行ない、(乾燥後の試料の重量
/試料の重量)×100の計算式%式% 製造例2:スズ変性オルガノポリシロキサンの調製 トリエトキシメチルシラ7  178部0、 I N塩
酸           30〃エタノール     
      100〃上記各成分を混合し、80℃で1
0時間反応を行なった。得られる反応混合物に水酸化ト
リフェニルスズ20部を加え、80℃でさらに1時間反
応を行なった。加えた水酸化トリフェニルスズは最初反
応混合物中に懸濁しているが反応の進行と共に溶解し最
後に透明になった。
次に、反応混合物にトルエン100部を添加し、加熱し
てトルエン/エタノール/水の3成分共沸蒸留により脱
溶剤を行ない、不揮発分35チ、分子量約s、ooo、
スズ変性シロキサン単位6モルー〇透明なスズ変性オル
ガノポリシロキサン液(粘度lo cps)を得た。
製造例3:スズ変性オルガノポリシロキサンの調製 トリエトキシフェニルシラン  24 o部酢酸   
            2〃脱イオン水      
     50/Fエタノール           
150〃上記各成分を混合し、80℃で10時間反応を
行なった。得られる反応混合物にビストリブチルスズオ
キシド10部を加え、80℃でさらに4時間反応を行な
った。
次に1反応混合物にトルエン100部を添加し、加熱し
てトルエン/エタノール/水の3成分共沸蒸留により脱
溶剤を行ない、不揮発分35チ、分子量約&000、ス
ズ変性シロキサン単位3モルチの透明なスズ変性オルガ
ノポリシロキサン液(粘度3 cps)を得た。
製造例4:スズ変性オルガノポリシロキサンの調製 トリメトキシフルオロプロピル シラン            182部0、IN塩酸
            3ONエタノール     
      100#上記各成分を混合し、80℃で1
0時間反応を行なった。得られる反応混合物にトリブチ
ルスズアセテ−)157部を加え、80℃でさらに1時
間反応を行なった。
次に1反応混合物にトルエン100部を添加し、加熱し
てトルエン/エタノール/水の3成分共沸蒸留により脱
溶剤を行ない、不揮発分35%、分子量約a000、ス
ズ変性シロキサン単位45モルチの透明なスズ変性オル
ガノポリシロキサン液(粘度ls cps)を得た。
実施例1 製造例1のスズ変性オルガノ ポリシロキサン液         87部酸化チタン
           230〃ブタノール     
        20〃スワゾール100(丸善石油 社製芳香族炭化水素系)      25I上記各成分
を計量し、カラレスディソルバーで前線りした後、ペブ
ルボールミルに仕込み200時間分散行なった。分散後
、タンクに排出し、製造例1のスズ変性オルガノポリシ
ロキサン液620部及びレイボー3(レイボーケミカル
社製アクリルアリルシリコーン系)5部を加え、均一に
攪拌し、被覆用組成物を得た。
実施例2 製造例2のスズ変性オルガノ ポリシロキサン液         74部酸化チタン
            22〃冥母        
       15〃マグネシウムオキシサルフエ −)                     2.
4M上記各成分を計量し、カラレスディソルバーで前線
りした後、サンドミルに仕込み3時間分散を行ない、被
覆用組成物を得た。
実施例3 製造例3のスズ変性オルガノ ポリシロキサン液         80部ブタノール
             30部スワゾール100 
         30#上記各成分を計量し、混合し
て均一に攪拌して。
クリアタイプの含浸型被覆用組成物を得た。
実施例4 実施例3で用いた製造例3のスズ変性オルガノポリシロ
キサン液の代りに製造例4のスズ変性オルガノポリシロ
キサン液を同部用いた以外は実施例3と同様の配合及び
製造条件で製造を行ない、被覆用組成物を得た。
比較例1 関西ペイント社製マルチタイル上塗ACホワイトを比較
対照(防カビ剤は含まない)用として準備した。
比較例2 上記マルチメイル上塗ACホワイトに、ノブコサイドN
−96(2,4,5,6−チトラクロロイソフタロニト
リルに対するサンノプコ社商品名)を0.5%添加分散
して防カビ性被覆用組成物を調、  製した。
以上の実施例1〜4及び比較例1〜2で得た被覆用組成
物の防カビ性を以下の方法で測定した。
〔カビ抵抗性試験〕
JIS  Z2911に準拠。なお、被検カビとして次
の3種を用いた: ■ 人spergillus  niger、Peni
cilliumcitrinum及びCladospo
rium clado−spor 1oidesの3種
混合菌による暴露。
■ Alternaria sp、 1種による暴露。
■ pusarium sp、 1種による暴露。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、R_1はアルキル基、ハロアルキル基、シクロア
    ルキル基、アリール基又はアラル キル基を表わす、 で示されるシロキサン単位と、0.5〜50モル%の下
    記式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 式中、R_2、R_3及びR_4は各々アルキル基、シ
    クロアルキル基、アリール基又はアラル キル基を表わす、 で示されるスズ変性シロキサン単位とを含む分子量が1
    000〜100,000のスズ変性オルガノポリシロキ
    サンを含有することを特徴とする被覆用組成物。
JP7448485A 1985-04-10 1985-04-10 被覆用組成物 Pending JPS61233064A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5316824A (en) * 1991-12-16 1994-05-31 Minnesota Mining And Manufacturing Company Treating building materials with a compound containing tin covalently bonded to a silylating group
JP2012214804A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nippon Shokubai Co Ltd 水性樹脂組成物

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5316824A (en) * 1991-12-16 1994-05-31 Minnesota Mining And Manufacturing Company Treating building materials with a compound containing tin covalently bonded to a silylating group
US5415919A (en) * 1991-12-16 1995-05-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Treating materials with a compound containing tin covalently bonded to a silylating group
JP2012214804A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nippon Shokubai Co Ltd 水性樹脂組成物

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