JPS61231836A - ビル設備の電力デマンド制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ビル設備の電力デマンド制御装置に係り、特
にビル内制御対象機器を好適に制御可能な電力デマンド
制御装置の改良に関する。

〔発明の背景〕

従来、電力デマンド制御においては、例えば「日立評論
、　Ｖｏ　Ｌ、　６２ＮＱ２　（１９８０年２月）発行
）において「省エネルギーのためのビル空調ソ２′フト
ウエア」と題し説明されているように複数の・ノ ゛′電力負荷（制御対象機器）をグループ別に登録し、
グループ間あるいはグループ内で予め設定した優先順位
に従って、使用電力の超過が予測されるときの電力負荷
を制限することが知られている。

しかしながら、建物内の環境は一定ではなく、季節２時
間、天候等により変化するはずである。

したがって、制御すべき機器をあらかじめ登録した順位
でしか制御できない従来方式では、デマンド制御の為に
ビルの環境を損ねるという問題を生じることが判った。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、電力デマンド制御に起因するビル環境
の低下を軽減することのできるビル設備の電力デマンド
制御装置を提供するにある。

〔発明の概要〕

本発明の特徴は、建物外からの昼光照度により、窓側照
明の必要度が変化することに着目し、デマンド制御時の
照明機器の制御優先順位を、昼光照度に応じて切替える
ようにしたところにある。

〔発明の実施例〕

ビル等の建物における電力デマンド制御においては、制
御対象として照明・空調機・ファン等があるが、特に窓
側照明の重要度は、窓外から入射する昼光照度らより大
きく変化する。

第１図は、本発明によ、るビル設備の電力デマンド制御
装置を説明する構成図である。

デマンド制御装置本体１には、入力としてデマンド予測
に必要な受電電力量計２、受電電力計３が接続されると
共に、建物の窓付近に設置された昼光センサ（南側用５
ａ、北側用５ｂ）が接続されている。制御出力としては
、建物内の照明機器（南側用６　ａ　〜６　ｂ　、北側
用７ａ〜７ｂ）の他、空調機、ファン等８〜９が接続さ
れ、デマンド制御装置１により発停制御が行なえる構成
となっている。

デマンド制御装置１では、使用電力量が最大需要電力を
超過しないように予測演算により、使用可能電力を計算
し、これを現使用電力がオーバーしていれば、電力負荷
軽減のために負荷制限制御を行う。この時の制御はあら
かじめ制御対象として登録された機器に対して行うが、
制御優先順位については、昼光センサにて計測された昼
光照度により照明機器の優先順位が決定される。

第２図は、デマンド制御の概略フローチャートである。

ブロック１では、使用電力量とデマンド経過時間より残
り時間での使用可能電力を計算する。ブロック２では、
デマンド制御対象機器の制御優先順位を設定データ及び
昼光センサス力より決定する。ブロック３では、現在の
使用電力とブロック１にて計算された使用可能電力を比
較し、現使用電力が使用可能電力を超えている場合、負
荷制限要と判定しブロック４に移る。ブロック４では、
ブロック２にて決定した制御優先順位に従って、現使用
電力が、使用可能電力以下となるまで、順次機器を停止
させる。またブロック３において、現使用電力が使用可
能電力より少ない場合はブロック５に移る。ブロック５
では、デマンド制御により停止させた機器の再投入の可
否を判定する。再投入可否の判定の制御のハンチングを
防止するため使用可能電力から余裕重分の値を差し引い
た値と現使用電力を比較し、まだ余裕がある場合に再投
六回と判定し、ブロック６の再投入制御に移る。再投入
不可と判定した場合は、再投入制御をスキップし現状制
御状態を維持する。ブロック６における負荷再投入制御
では、負荷停止制御とは逆に、優先順位の高いものから
順に余裕電力分だけ再投入する。

ブロック２における機器の優先順位は、あらかじめ設定
された順位、あるいはその設定グループ内では均等に制
御されるようなローティト制御を行うのが従来の方式で
あった。このような方式では建物内の環境に応じた柔軟
な順位決定が行なえないことは、前述した通りである。

本発明は、この機器優先順位決定において、照明機器の
優先順位を昼光照度条件を加味して決定するものである
。

第３図に１本発明の優先順位決定方式の一例を示す。建
物内の照度は場所、天候２時開により開側と変化する。

この照度を各ゾーン毎に昼光センサにより計測し、各ゾ
ーンにおける重み係数を決′〜＼、 定１する。この第３図の例では、南側ゾーンＡと北”′
側ゾーンＢの２種の分類している。また各ゾーン内でも
窓からの距離により昼光照度が異なるため、制御対象機
器の設定時に場所係数も合せて設定しておく、南側ゾー
ンの昼光照度がＸ工の時は重み係数ｙ１　が求められ、
このｙｌに南側照明機器の各場所係数Ｓ、（ｎ＝１．２
．３・・・・・・）　を乗することにより優先度指数を
求める。北側ゾーンの照明も同様にして昼光照度ｘ２　
に対する重み係数と場所係数Ｎ、（ｎ＝１．２．３・・
・・・・）より優先度指数を決定する。照明機器以外の
他設備については、Ｃに示すように各機器毎に優先度指
数を設定しておく。デマンド制御時には、Ｄに示す如く
これらの優先度指数の小さい順に並べた機器の順序を制
御優先順位とし用いる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、電力デマンド制御時における照明機器
の制御優先順位を、昼光照度に応じた適切な順位に自動
的に決定できるので、照明環境を損うことなく電力デマ
ンド制御を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるビル設備の電力デマンド制御装置
の一実施例構成図、第２図は本発明のデマンド制御処理
説明用フローチャート、第３図は本発明のデマンド制御
における機器優先順位決定法の一説明図である。 １・・・デマンド制御装置、２・・・受電電力量計、３
・・・受電電力計、４・・・建物断面、５ａ、５ｂ・・
・昼光センサー、６　ａ　、　６　ｂ　、　７　ａ　、
　７　ｂ−照明機器、８〜１０・・・低設備（空調機、
ファン等）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、照明機器を含む複数の電力負荷を有するビル設備で
   あつて、このビル設備の使用電力を監視する手段と、こ
   のビル設備の許容需要電力量に対する上記使用電力の超
   過を予測する手段とを備え、この予測結果に応じて、上
   記複数の電力負荷のうち制御優先順位の低い順に負荷制
   限制御を行なうものにおいて、上記ビル外からの昼光照
   度を検出する手段と、この昼光照度に応じて上記照明機
   器の制御優先先順位を決定する手段とを備えたことを特
   徴とするビル設備の電力デマンド制御装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、前記照明機器は複
   数の照明灯から成り、この照明灯間で前記昼光照度に応
   じて制御優先順位を決定するようにしたことを特徴とす
   るビル設備の電力デマンド制御装置。