JPS6122929A - 箱の組み立て装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は段ボールなどの箱の組み立て装置に関する。

従来例の構成とその問題点 一般に農産物の流通用の箱としては、上部が開口した底
浅の段ボール箱が用いられている。この段ボール箱は各
側板の端部のフラップを重ね合わぜ、ステッチャ−で止
めたシ、側板の端部を入れ子にしているが、その組み立
てや分解が容易でない。

このようなことから、本発明者等は特開昭６９−６２４
３６号公報に見られるようなコーナーホルダーを開発し
、段ボール箱の組み立てに供してきた。

このものは第８図に示すように段ボール箱１の側板２，
３．４を立てた状態において、一つの側板３の両端のフ
ラップ６．６を両側の側板２，４の外側に重ね、そして
上部を各側板２，３．４の内側に折りまげて重ね、さら
に上縁にコーナ一部をはさんで２つの切溝７，７を形成
し、第９図に示すコーナーホルダー８を係合して第１０
図の状態となし、すなわち、段ボール箱１のコーナー止
めを行っている。

なお、コーナーホルダー８は第９図に示すように可撓性
の帯状片９の両端に差し込み体１０．１０を形成し、こ
の差し込み体１０．１０の半外周に設けた溝１１を切溝
７，７の溝縁にはめ合わせ、重ねられた各ネ単板をクラ
ンプする。

上記の段ボール箱の組み立てはコーナーホルダー８の使
用によシ容易になったが、段ボール箱の側板の起立、コ
ーナーホルダー８の装着が手作業であり、より有効な組
立方法が望まれていた。

発明の目的 本発明は前記従来の問題に留意し、自動的に、しかも、
容易に組み立てできる段ボールなどの箱の組み立て装置
を提供することを目的とするものである。

発明の構成 前記目的を達成するだめ、本発明は内面へ折り返される
折り返し部を有する妻板と底板と側板を有する上面開口
の箱の組み立て装置であって展開された箱材の前記妻板
を起立させる押し当て部と、テーパー面を有し前記箱材
を押し込むことによって前記側契を起立させるガイド部
と、前記妻板の折り返し部を反押し込み方向へ倒す傾斜
部と、前記折り返し部を前記箱の内面へ折り返すよう前
記箱の開放端より内側に移動する折り返し体とコーナー
ホルダー保持体を設けた箱の組み立て装置の構成とし、
箱の組み立て、コーナーホルダーの取付けが連続した自
動工程で簡易にできるものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を図面にもとづき説明する。第１
図において１２は上部が開放された凹状の箱材挿入ガイ
ド部１３を有する基台である。前記箱材挿入ガイド部１
３の左右両側には一対の側板起立ガイド片１４が設けら
れている。この側板起立ガイド片１４は内奥に向って対
向間隔が次第に狭くなるようなテーパー面１６を有して
いる。

また、箱材挿入ガイド部１３の上部には妻面当接体１６
が配置されている。この妻面当接体１６は内奥に向って
下面が次第に低くなるテーパー面１７を有している。前
記側板起立ガイド片１４の上部には回転ガイド１８が設
けられている。この回転ガイド１８は側板端面当接片１
９と、この側板端面当接片１９に対し直角な関係をもっ
て突出した押し倒し羽根２ｏを有している。前記箱材挿
入ガイド部１３の奥部のコーナ一部の上方には昇降自在
な２つの折り返し杆２１．２１を配置している。前記折
り返し杆２１，２１４ｄ下端にシューを有し、それぞれ
は挿入された箱材のコーナ一部をはさむ２辺のやや内側
部において昇降する関係をもっている。さらに折り返し
杆２１．２１の後方には同じく昇降自在なコーナーホル
ダー保持体２２を設けている。前記コーナーホルダー保
持体２２は下端に前述第８図に示すコーナーホルダー２
３を装着できるようになっておシ、コーナーホルダー２
３の両端の差し込み部が挿入された箱材のコーナ一部を
はさむ２辺の上方に位置する関係をもっている。

上記構成において、箱材挿入ガイド部１３には第２図に
示す展開された箱材２４が前方より挿入される。前記箱
材２４は第２図の展開図より明らかなように底板２６と
の妻板２６．２７および側２８．２９よりなっている。

そして前後の妻板２６．２７は側板２Ｂ、２９より高さ
が大で、先端部に折り返し部２６’、２７’を有し、ま
た、両側にフラップ３０を有している。さらに妻板２６
゜２７の折り曲は線となる部分および、他の側板２８．
２９の上縁のコーナ一部近くには折りまけたときに互に
一致する切溝３１を形成している。

まず前記箱材２４の先端の妻板２６をやや起して妻面当
接体１６に当接゛させた状態で押し込むとキにより、先
端の妻板２６は起立させられる。同時に先端の妻板２６
の両端のフラップ３ｏはガイド片１４で内折りされると
ともに側板２８　、２９はガイド片１４の案内により同
じく起立させられる（第３図参照）。

さらに箱材２４を押し込むと、先端の妻板２６の折り返
し部２６′は妻面当接体１６の下面のテーパー画面１７
により水平に折りまげられる。また両側の側板２８．２
９の内実側の端部は回転ガイド１８の側板端面当接片１
９に当り、この側板端面当接片１９を押して回転ガイド
１８を回ｉさせ、回転する押し倒し羽根２ｏによって先
端の妻板２６の両端のフラップ３０の上部が水平に折り
まげられる（第４図参照）、。

前記箱材２４を完全に押し込んだ状態において、第６図
に示すように折り返し杆２１．２１を下動させ、先端の
妻板２６の水平となっている折り返し部２６′をこの妻
板２６の内側に折り重ねるとともに、フラップ３ｏの水
平となっている部分を両側の側板２８，２９の内側に折
り重ねる。この状態は先に説明した第７図と同じ状態と
なる。

前記の工程ののち、第６図に示すようにコーナーホルダ
ー保持体２２を下動させることにより、コーナーホルダ
ー２３はコーナ一部近くに形成されている切溝３１に嵌
まシ合い、妻板２６と側板２Ｂ　、２９のコーナー止め
を行う。そしてその後コーナーホルダー保持体２２を上
動させるが、この場合コーナーホルダー２３はコーナー
ホルダー保持体２２よシ分離される。

前記一連の動作により箱材２４の先端側が組み立てられ
、つぎに前後を反転させて同様の作業を行うことにより
、箱材２４の手前側も組み立てられる。

発明の効果 前記実施例の説明よシ明らかなように、本発明によれば
、展開された箱材の各妻板および側板が立ち起され、か
つ、妻板の上部が内折りされ、さらにコーナーホルダー
が装着され、これら一連の工程が自動的に行なわれ、容
易に段ボールなどの箱を製造できるものであり、この種
コーナーホルダーをつける段ボールなどの箱の自動組み
立て装置として、その価値は大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の箱の組み立て装置の要部斜
視図、第２図は箱材の展開図、第３図〜第６図は組み立
て工程を示す箱の斜視図、第７図は回転ガイドの斜視図
、第８図は従来の箱のコーナーホルダー装着前の斜視図
、第９図はコーナーホルダーの斜視図、第１０図はコー
ナーホルダーを装着した箱の斜視図である。 １２・・・・・・基台、１３・・・・・・′箱材挿入ガ
イド部、１４・・・・・・ガイド片、１６・・・・・・
テーパー面、１６・・・・・・妻面当接体、１７・・・
・・・テーパー面、１８・・・・・・回転ガイド、２０
・・・・・・押し倒し羽根、２１・・・・・・折り返し
杆、２２・・・・・・コーナーホルダー保持体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内面へ折り返される折り返し部を有する妻板と底板と側
   板を有する上面開口の箱の組み立て装置であって、展開
   された箱材の前記妻板を起立させる押し当て部と、テー
   パー面を有し前記箱材を押し込むことによって前記側板
   を起立させるガイド部と、前記妻板の折り返し部を反押
   し込み方向へ倒す傾斜部と、前記折り返し部を前記箱の
   内面へ折り返すよう前記箱の開放端より内側に移動する
   折り返し体と、コーナーホルダー保持体を設けたことを
   特徴とする箱の組み立て装置。