JPS6122866A - 無菌水充填用キヤツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、滅菌（無菌）状態を保持しながら無菌水な充
填する必要のある、人工臓器等の器具に用いるキャップ
で、特に、滅菌ガスを流した後に無菌水を充填するに好
適なキャップである。

以下の説明は、便宜上、人工腎臓の透析液側ノズルキャ
ンプに用いた場合について記載するが、本発明のキャッ
プの適用対象は人工臓器に限定されるのものではない。

（従来技術とその問題点） 透析原人ＩＩ及び出口ノズル（以下「透析液ノズル」と
いう）は、使用直前まで滅菌状態で保持されねばならな
い。

従来、図６に示す透析液ノズル（１）には、減菌方法に
合わゼて、２通りのキャップが用いられていた。すなわ
ち、 弓）ガス滅菌の場合 「トライタイプ」と言い、滅菌後、モジュール内は乾い
た状態になる。このガス滅菌は、予め透析液ノズル（１
）にキャップをしてからガスを疏す方式を取っているの
で、透析液ノズル（１）には図７に示すキャップ（２）
を被せる。

キャップ（２）は、図８のように普通その内形はＩ’ｌ
ｌ形であって、ガスが通るためのｔＲ（３）　　（通常
４つ）が切っである。この溝はキャップの底まで到達し
ておらず、途中までしかない。これは、滅菌中は図７（
ア）に示す如く、キャップを浮かせた状態で被せ、キャ
ップをしたままの状態で滅菌ガスが外からキャップの溝
を通って透析液側内へ流れ込むようにし、滅菌後、キャ
ップをぴったりと奥まで押し込んで（図７（イ））、透
析液ノズルを外気から遮断する目的で設計されている。

このガス滅菌用キャップ（２）の材質は硬質プラスチッ
クであり、柔軟性が無いので、キヤ・ンプの内側に若干
のでっばり（４）を等間隔に設けて、ノズルに固定させ
ている。これにより、キャップのノズルへの固定度は向
上するが、氷等が通れる程度の固定であり、未だ十分と
は言えない点がある。

（り無菌水充填の場合 「ウェットタイプ」と言い、滅菌済の製品は、モジュー
ル内の透析液側も血液側もご無菌水が満たされた状態に
なる。この無菌水充填は、然るべき清浄な状態で行なわ
れ、充填後、透析液ノズル（１）には、充填水が漏れな
いように、図１０の（ア）及び（イ）に示すようなキャ
ップ（５）が施される。キー１．ツブ（５）の材質は弾
性素材（ゴム等）で、その内側形状はノズルに密着する
ようになっている。（１；！５１０（ア））　また、キ
ャップ（５）には底部に突起（６）が設けであるＣ図１
０（イ））。この突起は円錐台形をしており、底部直径
は透析ｍノズル（１）の内径よりも若干小さく、また高
さは５ＩＩ１１程度である。

従来のウェットタイプでは、キャップ（５）をノズルに
被せる迄、ノズルを清浄な状態に保持することが容易で
なく、大きな問題点であった。

（発明の目的） イー、発明は、１１．尼のような従来技術の問題点を改
〆イするもので、　４’Ｆに、滅菌ガスを流した後に、
無菌水を充填するのに好適なキャップを提供するもので
ある。

（発明の構成） 本発明の骨子は、キャップの材質が、ゴム、シリコン等
の弾性素材であって、その形状が、内側壁に１つ以上の
溝が、キャップ入口から底部に向かってキャップの深さ
より短く切ってあり、キャップの内側底部中央に、直径
が透析液ノズルの内径と同程度で、高さが５ｍｍ程度の
円筒状等の突起を設けた点にある。

本発明の最適実施例として、図１の（ア）（イ）・及び
図２の（ア）（イ）を示す。

弾性素材としては、ゴム、シリコン等の公知のものが使
用できる。溝の数は、図１及び図２のキャップでは４つ
であるが、使用ガスが通るならば、１つ以上いくらでも
良い。また、溝の長さは特に限定されるものではなく、
使用ガスが流れる範囲で、出来るだけ短くすることもで
きる。

キャップの底部中央に設ける突起（６）は、ノズルと安
定した固定状態を得るためには、ノズルの内径程度の直
径と、ノズルの形状に応じたキャップ深さより低い高さ
く約５Ｉ１ｍ）を有することが必要である。突起の形状
は、普通円筒状であるが、ノズルとの安定した固定が得
られれば、多角形状等でも良く、特定されるものではな
い。

本発明のギャップは、実施にあたって下記の２段階の締
め方をする。

■第１段階 透析液ノズルに対し、キャップを中途まで押し込んで、
−ｔイ“≦キャップをした状態にした上で、滅菌ガスを
外部からキャップの溝を経て、ノズル内へ流す。

（り第２段階 キャップを、キャップ底部とノズルが接するところまで
しっかりと押し込んで、滅菌ガス通路の溝を遮断し、液
体が全く漏れない密封状態にする（こうしておいて、注
射針を外部から（８）の突起を貫いて刺し、無菌水を充
填する）。

図１のタイプのキャップは、図３に示すように、第１段
階（ア）のキャップの締め具合の目安として、小突起（
８）を設け、軽くキャップを押し込んだ時には、（８）
の位置でキャップが止まるように工夫されている。第２
段階（イ）では、第１段階よりも強い力でノズルにキャ
ップを押し込むので、ノズルは小突起（８）を超えてキ
ャップ底部まで達し、密封状態になる。この密封状旭１
では、ノズルに帽子状にキャップを被せた上に、内側に
も突起（７）が、ワインのコルク栓の如く刺し込まれる
ので、２重のシール効果を奏している。

図２のタイプのキャップは、図４に示すように、第１段
階（ア）のキ゛ヤップの締め具合の目安として、キャッ
プ底部の突起（６）を利用している。すなわち、突起（
６）の外径をノズル内径より若干大きめにしておけば、
キャップを弱い力でノズルに押し込んだ場合、ノズルの
先端と突起（６）の頭部が接触した時点でキャップが止
まる。

図２のタイプは、キャップ底部の突起（６）にも（９）
（図２、図４）のような溝を設けであるので、モジュー
ル外部の滅菌ガスは、キャップの溝（３）を経た後、更
に突起（６）の溝（９）を通過して、ノズル内に流れる
ことができる（図４（ア））。

また、第２段階では、凶３の場合と同様、強い力でキャ
ップをノズルに押し込めば、ノズルは密封状態になる。

この密封状態では、ノズルに帽子状にキャップを被せた
上に、内側にも突起（７）がワインのコルク栓の如く刺
し込まれるので、２重のシール効果を奏している。なお
、（７）の突起は、ノズルの四部に合わせて設けたもの
で、必須のものではない。

次いで、無菌水の充填を図５に示すように、キャンプ外
部から注射針を刺し込んで注入して行うが、この４穴は
キャップの材質が弾性体であるＩ−に、ノズルにしっか
り詰め込まれたキャップの突起部（６）に刺した穴なの
で、針を抜き去った後、１−分に閉じて無菌゛°の完全
な充填保持効果を奏することができる。

（発明の効果） 本発明のキャンプを用いると、一度も透析液ノズルが外
気にさらされることなく、モジュール内のガス滅菌が行
え、更に無菌水の完全な充填ができる。

【図面の簡単な説明】

図１は、本発明の１実施例を示す説明図で、（ア）は、
全体形状を、（イ）は断面形状を示す。図２は、他の実
施例を示す説明図で、（ア）は全体形状を、（イ）は断
面形状を示す。図３は、図１のキャップの締め方を示す
説明図で、（ア）は第１段階、（イ）は第２段階を示す
。図４は、図２のキャップの締め方を示す説明図で、（
ア）は第１段階、（イ）は第２段階を示す。図５は、無
菌水の充填を示す説明図。図６は、人工腎臓の簡略図。 図７は、公知のドライタイプキャップを用いた締め方を
示す説明図で、（ア）は第１段階、（イ）は第２段階を
示す。図８は、公知のキャップの全体形状を示す説明図
。図９は、公知のキャップの平面図０図１０は、公知の
ウェットタイプキャップの説明図で、（ア）は締め方を
、（イ）は全体形状を示す。 １透析液ノズル　　　５キヤツプ ２キヤツプ　　　　　６突起 ３溝　　　　　　　　７突起 ４でっばり　　　　　８小突起

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 シリコン、ゴム等の弾性素材製で、且つ、 キャップの内側壁には、キャップ入口から底部に向けて
   、キャップの深さよりも短く切った１つ以上の溝があり
   、キャップの内側底部中央には、直径が透析液ノズルの
   内径程度、高さがキャップ深さより低い円筒状等の突起
   を設けたことを特徴とする無菌水充填用キャップ。