JPS61225388A - 織物の柄付け方法 - Google Patents

織物の柄付け方法

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JPS61225388A
JPS61225388A JP60062990A JP6299085A JPS61225388A JP S61225388 A JPS61225388 A JP S61225388A JP 60062990 A JP60062990 A JP 60062990A JP 6299085 A JP6299085 A JP 6299085A JP S61225388 A JPS61225388 A JP S61225388A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、配色した色糊又は気泡を攪拌して自然に発生
する柄模様又は作意的に配色した模様を織物上に表現す
る織物の柄付は方法に関するものである。
(従来の技術及び問題点) 従来、墨流し模様や糊流し模様を織物上に表現するには
、柄模様を作成したところに白生地の織物をのせて転写
する方法がとられている。
しかし、これらの方法は特殊な技術と複雑な工程によっ
て行われている。
例えば、墨流し染めとしては、水面に染料又は墨汁を滴
下し、若干の攪拌によって自然に発生する水面の模様を
、和紙や白生地に転写する技術が知られている。
しかしこの方法は、白生地織物に模様を転写した場合、
水と織物との毛細管現象で柄模様のにじみ出しが起こり
、そのパターンを鮮明に写し取ることは困難である。
この他、従来から行われている糊流し染めは、染料と染
色用糊剤で色糊を作り、それを配色して攪拌することに
よって自然に発生する流動的で偶発的に混色された柄模
様を作り出し、その上に白生地織物を置き、模様の転写
を行っている。
しかしこの方法は、染料を固着するため、生地に色糊を
付着させたまま30分〜60分の蒸熱処理を必要とする
。そのため、処理が不充分だと柄模様の色流れを起こす
などの欠点がある。また色糊の水洗時には非常に糊の除
去が難しく、洗浄しにくいのが欠点であり、処理するm
物も短いものに限定されている。
もし、この流動的な柄模様を織物上に表現しようとすれ
ば、前記糊流し染めの他、紋織物で表現する方法がある
しかしこの場合、多くの色相を表現するためには多種類
の色糸と膨大な紋紙を必要とし、一つの絞柄パターン内
で無断階の色相に変化する糊流しの微妙な色彩バランス
と流動的模様の表現を、織物の柄としてとらえることが
非常に困難である。
また連続的な模様の性質上、一完全としてとらえること
が難しいことや、手数をかける割合に採算が採れないこ
となどから、付加価値があるにもかかわらずこれらの色
流し模様をデザインとした織物は普及していないのが現
状である。
しかし、墨流し模様や糊流し模様を織物上に表現するこ
とは、人工的にデザインされたものと違ってその図柄と
色彩バランスは自然で流動的で偶発性があり、意匠的な
立場からみてもデザイン的価値が充分あり、且つ付加価
値が高いためその実用化が望まれていた。
(問題を解決するための手段) 本発明は上記の如き従来の問題を解決するものであり、
織物に柄付けするに際して、緯糸となる絹又は綿繊維の
糸にカチオン基を導入した後、該緯糸を織り幅と同一大
きさの枠に巻き取り、この巻き取った枠をアニオン性染
料と染色用糊剤又はアニオン性染料と起泡性のあるアニ
オン性或いは非イオン性界面活性剤を攪拌して形成した
柄模様上に置き、該柄模様を常温で緯糸に転写染着した
後、この緯糸を柄模様の順に供給し織物とする方法と、
経糸となる絹又は綿繊維の糸にカチオン基を導入した後
、該経糸を仮織し、この仮織布をアニオン性染料と染色
用糊剤又はアニオン性染料と起泡性のあるアニオン性或
いは非イオン性界面活性剤を攪拌して形成した柄模様上
に置き、該柄模様を常温で仮織布に転写染色した後、こ
れを経糸として供給し、織物とする方法及び絹又は綿の
織物にカチオン基を導入した後、アニオン性染料と染色
用糊剤又はアニオン性染料と起泡性のあるアニオン性或
いは非イオン性界面活性剤を攪拌して形成した柄模様上
に置き、該柄模様を常温で織物に転写染色させることを
特徴とする織物の柄付は方法である。
本発明において、絹又は綿繊維の糸、及びこれらの織物
にカチオン基を導入する薬品としては、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライド、3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピルジメチルドデシルア
ンモニウムクロライド、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル−2−ヒドロキシエチルジメチルアンモニ、ラム
クロライド等が使用されるが、中でも3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
が極めて効果的である。
カチオン基の導入には、助剤としてアルカリを使用する
が、NaOH,KOH,Na1CO,、等が有効で、絹
繊維の場合は、物性に影響しない使用量の限度におさえ
れば、特にNaOHが効果的である。
以上の薬品を用いて絹又は綿繊維を前処理した後、糸の
染色と製織を行い織物とする。又、白生地織物の場合も
同様の前処理を行って柄付けをする。
まず、柄模様作成に使用する染料は、反応性染料、酸性
染料、直接染料の一種類を使用する。併用する糊剤はア
ルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルローズ、加
工でんぷん、セルロース誘導体、ガラクトマンナン、こ
んにゃく粉等が使用可能であるが、水洗が容易なものと
してはアルギン酸ナトリウムを使用する方が望ましい。
また起泡剤はアニオン性又は非イオン性の界面活性剤を
使用し、高級アルコール硫酸エステルナトリウム塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸ソーダ塩、ポリオキシエチレ
ンエーテル硫酸トリエタノールアミン、シ*F!脂肪酸
エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、合成アルコールエ
トキシサルフェートトリエタノールアミン、合成アルコ
ールエトキシサルフェートソーダ塩等が使用できる。
次に、第1の発明について詳述するに、カチオン基を導
入した絹又は綿繊維の緯糸A1を、第1図に示す矩形状
の巻き取り枠、即ちその線巾Wが製織される織物の織幅
と同一長さとした枠1上に33本/cmのピッチで巻き
取る(第3図参照)。
アニオン性染料と染色用糊剤とを用いて色糊とし、その
色糊を配色し熊手様の道具で自在に攪拌するなどして流
動的な柄模様を現出させる。
そして、前記柄模様の上に緯糸A1を巻き取った枠1を
置き、常温で30〜60秒経過すると転写が完了し、柄
模様が枠1に巻いた緯糸A1の表面に浮上してくる。
この時点を転写の終点として色糊から枠1を取り去り、
耳印として織物の耳となる部分の一方向に色糊でサイン
カラーを付け、糸A1を枠1から取り外し、カセ糸状と
して水洗・乾燥後順次緯糸として製織する。なお、この
場合柄模様転写のこの緯糸と、従来からの一般染色法に
よる糸とを組み合わせて製織することもできる。
緯糸巻き取り枠ごとの柄継ぎ方法は、柄模様作成時の色
糊攪拌を再現できるように、配色及び攪拌を行うことに
よって、布面に表現する柄模様の柄継ぎ部分を連続させ
て製織することが可能である。また、必要とする織り上
がり長だけの緯糸に対して、柄転写ごとに配色と攪拌を
再現性あるものとしてコントロールすれば、充分必要長
の織物を製織することができる。
これらの製織布は、従来から行われている白生地に糊流
し染めしたものと同じ色彩と流動模様効果が製織布に現
出し、更に絵際の若干ずれた柄足が発生し、従来の絣的
効果がプラスされた織物となる。
従来から公知の糊流し染め手法は、捺染プリントに近僚
した手法の仕上がりであるのに対して、本発明法は、そ
の柄模様が従来の糊流し染めの柄を緯糸に表現すること
を可能とすることによって柄模様が絣調に布面に現出し
、型紙捺染では絶対に得られない独特の付加価値ある新
しい織物のが得られるものである。
もし、あらかじめカチオン基を導入せずに、無処理の絹
又は綿糸に対して同様の染色処理をしても、染料固着の
ための蒸熱処理が必要となり、蒸熱処理のために30〜
60分処理する間に柄模様の色° 流れを起こす危険が
あり、色原れを起こした場合は全く商品価値がないもの
となる。従ってカチオン基を導入しない絹又は綿糸に確
実な柄模様の転写は難しかった。しかも作業的にも繁雑
で手間がか\す、これまでに染色方法が確立しなかった
理由でもある。
本発明は、カチオン基の導入が瞬時に染料を固着させる
作用に着目したもので、前述の染料固着の熱処理を省く
ことによって、これまでできなかった織糸への柄付は方
法を確立した。
また染色堅ろう度は、従来の一般染色法と本発明法を比
較した場合、極めて堅ろう性のあることもメリットであ
り、第1表の通りである。
更に第1の発明では、織り糸に模様を転写する際に色糊
の洗浄の繁雑さを改善するために、織り糸への新しい染
色方法を確立したものである。
すなわち、アニオン性又は非イオン性の界面活性剤によ
る気泡と、アニオン性染料である反応性染料、直接染料
、酸性染料のいずれか一種を気泡と混合し、その泡を平
面上に巻き取り枠1の幅に配色し、棒状などの道具で自
在に攪拌することによって柄模様を作りだす。
その柄模様の表面に、前述と同様の緯糸A1を巻き取っ
た枠1を接面させ、巻き取った糸A1の表面に柄模様が
均一に浮上した時点で耳印のサインカラーを一方に付し
て柄転写を終了する。
転写時間は60〜120秒間を要し、転写終了と同時に
枠全体を水洗いし、柄模様の順にカセ糸状に外し、脱水
乾燥して転写した緯糸A1を柄の順に供給して製織する
この方法は、洗浄しにくい色糊による柄転写を改善した
もので、柄転写終了後は糸A1に水を散布し、水洗を完
了させることによって柄の転写と染料固着が簡単に迅速
にできる。
次に、第2の発明について説明するに、カチオン基を導
入した絹又は綿繊維の経糸A2に、柄模様の転写を前述
の染料と泡による転写と同様の処理で行うことによって
織物の経糸にも柄模様を転写することができる。
即ち、従来から行われているホグシ織は、第8図に示す
ように、仮織として経糸A2を平行におさえて緯糸A3
で粗く織り上げ、それを捺染後蒸熱して染料を染着させ
る方式がとられ、製織したものは捺染された柄の絵際の
ずれた部分が柄足とされており、絣織やホグシ織ではそ
れが特徴とされている。
本発明では、カチオン基を導入した経糸A2を仮織し、
柄模様の転写は泡と染料を混合したもので配色し、例え
ば攪拌道具として棒状などの道具を用いて攪拌し、自然
に発生した流動的な柄模様を仮織布に瞬時に染着固着し
、織物を製造する方式を確立したものである。
即ち仮織長の必要とする長さにアニオン性又は非イオン
性の界面活性剤を用いて泡をつくり、アニオン性染料で
ある反応性染料、直接染料、酸性染料のうち一種の染料
を泡と混合し、平面上に織り幅と織り上げ長だけ配色し
た泡を敷き詰め、それを攪拌して柄模様を作り、その表
面に必要な転写長の仮織布を両側から持ち、柄模様の平
面と平行に仮織布を接面させ転写する。
柄模様が仮織した経糸上に充分浮上した時点を転写終了
時とする。
次に両端を持ち上げ板織布に充分な水を散布して水洗し
、付着している泡を除去する。
泡の除去が終われば水洗完了となり、転写された柄模様
のパターンは染着固着され、色流れを全く起こすことが
ない。これを湿った仮織幅のタオルに巻き取って水分の
除去を行う。
次に前述と同様の転写条件を設定し、順次転写処理を施
し、転写を完了した仮織布を風乾して本織物用の経糸と
して供給する。
製織方法は、緯糸に一般染色法で染色した普通の絹糸を
用いてもよく、又本発明法で転写したものを使用しても
よい。
製織された織物は、従来のホグシ織りと絣織りに類似す
るが、柄模様の現出がこれまでには得られない鮮明なも
のであり、商品価値のある新規性の高い製品が得られる
なお、以上はアニオン性染料とアニオン性又は非イオン
性の界面活性剤で染色する場合について説明したが、ア
ニオン性染料と染色用糊剤で染色する場合については前
記第1発明での説明と同じである。
以上の第1発明及び第2発明で述べた染色方法によって
、柄模様を経糸又は緯糸に転写した織糸は、今までの染
法では絶対に得ることのできない新規性の高いものであ
る。
例えばカチオン基を導入せず、緯糸とする絹糸を第1図
の枠に巻き取り、泡と染料で配色し攪拌したところに接
面し、柄模様を転写した後水洗した場合、染料固着が不
完全で柄模様が洗い流されてしまい、柄模様を転写した
織物の製造は全く不可能となる。従って絹又は綿繊維へ
のカチオン基の導入は染料固着と密接な関係があり、本
発明では必要かつ絶対の条件である。
これらの方法の確立によって、今まで得ることのできな
かった柄模様を転写した付加価値の高い織物を製造する
ことができる。
更に第3の発明について説明するに、糊流し染めではそ
の方式独特の柄模様が得られるが、織物に柄模様を転写
する際の熱処理の繁雑さを改善するために熱処理を省き
、常温瞬時に染料固着し、容易に染色することのできる
染色方式を確立したものである。
即ち、アニオン性染料と染色用糊剤とを用いて色糊とし
、その色糊を配置し、熊手様の道具でその表面を自在に
かくはんするなどして、流動的な柄模様を作り、カチオ
ン基を導入した絹又は綿織物をその表面に接面させ、常
温で30〜60秒後柄模様が織物表面に毛細管現象によ
り浮上したところで転写を完了し、水洗・乾燥し織物の
柄付けを完了する。
例えばカチオン基を導入しない織物に、同様の柄付は処
理をし水洗した場合、染料固着が不完全で柄模様が洗い
流されて、柄模様の転写固着が不可能である。従って、
絹又は綿織物へのカチオン基の導入が染料固着と密接な
関係があり、本発明では必要かつ絶対の条件である。
従来の糊流し染めは、色糊を付着させたまま染料固着の
熱処理をする必要があり、熱処理は極め° てむずかし
く色流れの危険性がある。また熱処理装置のスパンも限
定されるために短尺の処理が多く、製品もネクタイ、ス
カーフ等の小物類が多い現状である。
本発明はこれらの問題を解決するものであり、染料固着
が常温で瞬時に完了するために熱処理装置を必要とせず
、長尺物の柄付けも楽にできる。
また、処理時間と熱処理エネルギーも節約できるととも
に、染色物の堅ろう度も第1表のように極めて堅ろうで
あることなど、多くのメリットがあり、工業的にも極め
て有用な染色方法を確立したものである。
さらに本発明では、公知糊流し染めを簡略化するために
、色糊のかわりに界面活性剤と染料で作った着色された
気泡を用い、柄模様を作り、熱処理を省き常温固着させ
、従来の繁雑かつ困難であった糊流し染めの熱処理と色
糊洗浄を容易にすることを目的とした、気泡と染料によ
る柄付は方法を確立したものである。
即ちアニオン性染料と起泡剤を用いて気泡を作り、配色
用の着色気泡とし、その着色された気泡を平面上に各色
を適宜に配置し、配色したところを攪拌用棒様の道具で
全面的又は部分的に自在に攪拌し、流動模様を現出させ
る。
その表面に、カチオン基を導入した絹又は綿織物を接面
させ、常温で30〜60秒後柄模様が織物表面に毛細管
現象により浮上したところで、水洗・乾燥することによ
って織物の柄付けを完了する。
例えば、カチオン基を導入しない織物に、同様の柄付は
処理をし水洗した場合、染料固着が不完全で柄模様が洗
い流されてしまい、柄模様の転写固着が不可能である。
また従来の糊流し染めの色糊の洗浄は、仏法れの危険を
伴い技術的に極めて難しく、糊流し染めを付加価値のあ
るものにした所以である。
本発明の起泡剤使用は上記の問題を解決するものであり
、柄模様の転写後の洗浄は水洗のみでよく極めて簡単で
ある。
次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。
実施例1゜ 絹紬糸(84中/2本片)IKgを、3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
5%、 NaOH12g/ lの溶液で浴比1:20、
80℃で60分処理後水洗し、酢酸1a+A/j!、常
温で10分浸漬し、湯洗いの後水洗して乾燥した。
この糸を、第1図の枠(100c+w X 38cm)
に製織する順に33本/cIのピッチで90cmの間隔
に第3図のように巻き取った。
すなわち第2図のように、あらかじめ糸A1をボビン2
にあげて枠1を巻き取り装置3にセントし、ガイド4を
通した糸A1の一端を枠1に結び付け、手でハンドル5
を回転させることにより、枠1が回転すると同時に螺子
棒6が回転し、該螺子棒6に螺合したガイド4が左方向
に移動し、糸A1が製織類に枠1に巻き取られる。第3
図は巻き終わった状態を示している。
次に、配色用色糊として第2表のA−Dまでとし、Eは
グランド用色糊とする。
このグランド用色糊を平らに敷き詰め、その上に配色用
の各色糊を第5図のプラスチック製しぼ第2表1$11
の制動 第3表□泡□ り出し容器7に入れ、配色後熊手様の道具で自在に攪拌
して多色の流動模様を作成した。
次ぎに、その表面に、枠1に巻いた糸A1を接触させ、
約40秒後、均一に柄模様が表面に現れたところで色糊
のサインカラーを枠の一方につけ、枠全体を取り去り、
カセにして順次水洗脱水する。
この操作を必要とする織り上げの長さに相当する緯糸量
に対して繰り返し同様の操作を行った。枠と枠ロフト別
ごとの柄継ぎは、配色と攪拌をコントロールし流動槽を
設定した。
この緯糸A1を乾燥して柄模様の順にカセに番号を付し
、その糸をボビンに巻き返してシャトル用の管巻きを行
い、柄模様の順に製織する。
次に織物設計として、繊維は半自動織機を使用し、耳印
を合わせながら製織した。
経糸はカチオン基を導入しない一般染色法で淡色の黄緑
色に染色した絹糸(21中/2本)を整経して使用した
。組織は平織とし、引込みゲージを25羽/cm1本人
、密度経24本/am、緯26本/cmとして製織した
その結果、第4図のとおり紅色12.緑色13.黄紅色
14等多彩な色彩の流動する柄模様の織物が得られた。
実施例2゜ 絹紬糸(84中/2本片)IKgを、3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
5%、 NaOH12g/ Itの溶液で浴比1:20
、80℃で60分処理後水洗し、酢酸1ml/It、常
温10分処理後、湯洗い水洗乾燥した。
この糸を第1図の枠(100cm X 3Bcm)に製
織する順に33本/amのピッチで90cmの間隔に第
3図のように巻き取った。すなわち第2図のように、あ
らかじめ糸をボビン2にあげて枠1を巻き取り装置にセ
ットし、ガイド4に通した糸を枠lに結び付け、手でハ
ンドル5を回転させることにより、枠lが回転すると同
時にガイド4が移動し、糸が製織順に枠1に巻き取られ
る。第3図は巻き終わった状態を示している。
次に、第3表の様な処方で配色用の染料を含む各色の泡
を作った。
気泡の作成は、必要とする染料を含む起泡剤を201の
容器8に入れ、第6図の様に日立製ハンドミキサー(H
F−210) 9の回転部分にビーカー洗浄用のブラシ
9aを付け、201の起泡剤10の入っている容器の中
で回転させ必要量の泡を作った。
この各色の泡を平面上に敷き詰め、グランドの配色を決
定し、更にその上に各色の泡を21ビーカーに汲み取り
、グランド用の泡の上に適宜意図した配色をした。
次に、その表面を直径3cm、長さ1mの攪拌用棒様の
道具で全体的に自在に攪拌し、第7図のような赤色15
.黄色16.緑色17及び青色18からなる流動模様を
現出させた。
前述の枠に巻いた糸を、模様の表面に接面させ60秒後
に、柄模様が表面に均一に浮上した時点で黒い色糊で耳
印としてサインカラーを付け、枠全体を取り去り、その
枠に水を充分散布して水洗した。この糸を水洗後枠から
カセとして取り外し、脱水乾燥した。
この操作を必要とする織り上げ長の緯糸について順次同
じ操作を繰り返し、転写の終わった緯糸はカセからボビ
ンに巻き取り、シャトル用に管巻きし、製織用として順
次供給した。
次に織物設計として、経糸はカチオン基を導入しない一
般染色法により淡色の黄緑色に染色した絹糸(21中7
2本)で整経したものを使用した。
組織は平織とし、引込みゲージを25羽/cm1本人、
密度経24本/cm、緯26本/cn+として製織した
その結果、多彩な色彩の流動する柄模様の織物が得られ
た。
実施例3゜ 絹糸(21中/2本) 2Kgを、3−クロロ−2−ヒ
ドロキシプロピルジメチルドデシルアンモニウムクロラ
イド5%、NaOH10%溶液でpH11に調整し、浴
比1 :20.80℃で60分処理後水洗し、酢酸1y
ell/l、常温10分処理後、湯洗い水洗乾燥した。
この糸を経糸とし、従来から行われている方法で第8図
の様に仮織した後、必要長をビームに巻き取った。
経糸への柄付けとして、前記実施例2で使用した第3表
の処方を用い、染料を含む各色の泡を作った。
気泡の作成は、必要とする染料を含む起泡剤10を2O
fの容器8に入れ、第6図の様に日立製ハンドミキサー
(HP−210”) 9の回転部分にビーカー洗浄用の
ブラシ9aを付け、20ffiの起泡剤の入っている容
器の中で回転させ必要量の泡を作った。
この各色の泡を平面上に敷き詰め、グランドの配色を決
定し、更にその上に各色の泡を21ビーカーに汲み取り
、グランド用の泡の上に適宜意図した配色をした。
次に、その表面を直径3cm、長さ1mの攪拌用棒様の
道具で全体的に自在に攪拌し、第7図のような流動模様
を現出させた。この表面に前述のビームに巻いた仮織布
を引き出し、両端を持ち柄模様の表面に静かに置き60
秒後に仮織布の表面に柄模様が均一に転写され浮上した
時点を転写完了時とした。
次に、仮織布の両端を持ち上げ、その全面に充分に水を
散布し、泡が完全に洗い流されたことを確認してから仮
織布全体を湿った仮織布幅のタオルに巻き取った。この
柄付けを必要長だけ織り返し行った後、仮織布を巻き取
ったタオルからはずして風乾した。この仮織布から緯糸
を巻き取って経糸ビームに巻き取り織機にセットし、製
織準備した。
使用する緯糸はカチオン基を導入しない一般染色法で染
色した淡色で黄緑色の絹紬糸(84中72本片)を使用
した。組織は平織とし、引込みゲージを25羽/cm1
本人り、密度経24本/cm、緯26本/cmとして製
織した。この結果これまでの技術では得られなかった織
り上げ長だけの流動した連続的模様が織り上がりホグシ
織に類慎した効果で表現することができた。
実施例4゜ 白地の絹織物を3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウムクロライド5%。
NaOH12g/ lの溶液で浴比1 :50.80℃
で60分処理後水洗し、酢酸IIIIl/l、常温で1
0分浸漬し湯洗いの後水洗して乾燥した。
次に、配色用色糊として、第1表のA−Dまでとし、E
はグランド用色糊とする。
このグランド用色糊を平らに敷き詰め、その上に配色用
の各色糊を第5図のプラスチック製しぼり出し容器7に
入れ、配色後熊手様の道具で自在に攪拌して多色の流動
模様を作成した。その表面に前処理した織物を接触させ
、約40秒後、均一に柄模様が表面に現れたところで糊
面から取り外し水洗後乾燥した。
その結果多彩な色彩の流動するような柄模様の織物が得
られた。
実施例5゜ 経糸が絹、緯糸が綿の白地の絹織物を3−クロロ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド
5%、 NaOH12g/βの溶液で浴比1 :50.
80℃で60分処理後水洗し、酢酸IIIIl/l、常
温10分処理後、湯洗い水洗乾燥した。
次に、第3表の様な処方で配色用の染料を含む各色の泡
を作った。気泡の作成は必要とする染料を含む起泡剤を
201の容器に入れて第6図の様に日立製ハンドミキサ
ーIP−210の回転部分にビーカー洗浄用のブラシを
付け202の起泡剤の入っている容器の中で回転させ必
要量の泡を作った。この各色の泡を平面上に敷き詰め、
グランドの配色を決定し、更にその上に各色の泡を21
ビーカーに汲み取り、グランド用の泡の上に適宜意図し
た配色をした。次にその表面を直径3cm、長さ1mの
攪拌用棒様の道具で全体的に自在に攪拌し、第7図のよ
うな流動模様を現出させた。
次に前述の織物を模様の表面に接面させ60秒後に、柄
模様が表面に浮上した時点で取り去りこの織物に水を充
分散布して水洗し、乾燥した。
その結果、多色の流動模様の柄の織物が製造さ 4゜れ
た。
(発明の効果) 以上の実施例からも明らかなように、本発明はあらかじ
め絹又は綿繊維の糸及びこれらの織物にカチオン基を導
入することにより、従来の染色技法の中で常識的に行わ
れてきた染料固着のための蒸熱処理を省くことができる
とともに、染色時間が短く、工業的価値が大きい。
また、現在行われている染色技法と、本発明法による染
色物の染色堅ろう度を比較すると、本発明で染色したも
のは、従来の紐束色物の堅ろう度とは違って高堅ろう度
が得られる。綿も同様である。なぜならば染色するすべ
ての染料がイオン結合方式で染着するためである。
さらにまた、従来実現できなかった墨流し模様や糊流し
模様を、製織用の織り糸に転写する技術を開発したこと
によって、織物デザイン面からもまた付加価値面からも
工業的に極めて有用であるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は糸を製織順に平面上に配置するための枠の斜視
図、第2図は巻き取り装置の全体図、第3図は糸を巻き
終わった枠を示す斜視図、第4図は実施例1による織物
を示す平面図、第5図は色糊配色用のプラスチック製し
ぼり出し容器を示す斜視図、第6図は起泡剤と気泡作成
用ミキサーを示す斜視図、第7図は泡と染料によって作
成した流動模様を示す平面図、第8図は仮織布を示す拡
大平面図である。 1・・・枠、2・・・ボビン、3・・・巻き取り装置、
4・・・ガイド、5・・・ハンドル、6・・・螺子棒、
8・・・気泡作成容器、10・・・起泡剤、12・・・
紅色、13・・・緑色、14・・・黄紅色、15・・・
赤色、16・・・黄色、17・・・緑色、18・・・青
色、A1・・・緯糸、A2・・・経糸、A3・・・仮織
の緯糸。 第2図 寸        ト 鰹     派 区 の 派

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)織物に柄付けするに際して、緯糸となる絹又は綿
    繊維の糸にカチオン基を導入した後、該緯糸を織り幅と
    同一大きさの枠に巻き取り、この巻き取った枠をアニオ
    ン性染料と染色用糊剤又はアニオン性染料と起泡性のあ
    るアニオン性或いは非イオン性界面活性剤を攪拌して形
    成した柄模様上に置き、該柄模様を常温で緯糸に転写染
    着した後、この緯糸を柄模様の順に供給し織物とするこ
    とを特徴とする織物の柄付け方法。
  2. (2)織物に柄付けするに際して、経糸となる絹又は綿
    繊維の糸にカチオン基を導入した後、該経糸を仮織し、
    この仮織布をアニオン性染料と染色用糊剤又はアニオン
    性染料と起泡性のあるアニオン性或いは非イオン性界面
    活性剤を攪拌して形成した柄模様上に置き、該柄模様を
    常温で仮織布に転写染色した後、これを経糸として供給
    し織物とすることを特徴とする織物の柄付け方法。
  3. (3)織物に柄付けするに際して、絹又は綿の織物にカ
    チオン基を導入した後、アニオン性染料と染色用糊剤又
    はアニオン性染料と起泡性のあるアニオン性或いは非イ
    オン性界面活性剤を攪拌して形成した柄模様上に置き、
    該柄模様を常温で織物に転写染色させることを特徴とす
    る織物の柄付け方法。
JP60062990A 1985-03-27 1985-03-27 織物の柄付け方法 Granted JPS61225388A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0284592A (ja) * 1988-06-28 1990-03-26 Ikeizumi Orimono Kk 生絹の濃染化改質加工方法
GR1000269B (el) * 1987-10-05 1992-05-12 Dansk Transfertryk Διαδικασια για τυπωση με μεταφορα σχεδιου υγρης υφαντης μεμβρανης,και συστημα και μεμβρανη φορεας σχεδιου για χρησιμοποιηση στην διαδικασια.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GR1000269B (el) * 1987-10-05 1992-05-12 Dansk Transfertryk Διαδικασια για τυπωση με μεταφορα σχεδιου υγρης υφαντης μεμβρανης,και συστημα και μεμβρανη φορεας σχεδιου για χρησιμοποιηση στην διαδικασια.
JPH0284592A (ja) * 1988-06-28 1990-03-26 Ikeizumi Orimono Kk 生絹の濃染化改質加工方法

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