JPS6122077B2

JPS6122077B2 -

Info

Publication number: JPS6122077B2
Application number: JP56161699A
Authority: JP
Inventors: Goro Keino; Yosuke Kitagawa; Yoshimi Hayashi
Original assignee: Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
Current assignee: Matsui Shikiso Chemical Co Ltd
Priority date: 1981-10-10
Filing date: 1981-10-10
Publication date: 1986-05-30
Also published as: JPS5865086A

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、新規にして産業利用性多大な短繊維
植毛転写捺染シートの製造法に関する。従来、熱転写で短繊維の植設図柄模様を施こす
に用いる転写シートとしては、一般に基体シート
上の仮着層を介して植設されるところの短繊維
（以下パイルという。）より成るパイル層上に熱可
塑性樹脂を図柄模様として形成せる単純なものが
知られている。而して、該従来転写シートにおけ
る図柄模様たる接着層は該パイルを奪取し自身が
被転写物に接着するに当り、少なくともその接着
力が仮着層の接着力よりも強大でなければなら
ず、それゆえ概ね樹脂粉末を散付する等、著しく
嵩高く付与される。一方、該仮着層は、パイルの
一時的支持体として、その取扱中に剥離、脱毛等
の無きよう、主として水溶性糊料が用いられる
が、該糊料皮膜は非熱可塑性のため植設パイルの
引抜きが難かしくなるので、熱可塑性樹脂をかな
り混合する必要がある。如上の従来の転写シートは、以下の重大な欠点
がある。 (1) 接着層を構成する樹脂、殊に樹脂粉末等は熱
転写時の軟化後、粉末相互の融着及び被転写物
への接着に甚だ長時間を要し、且つ極めて強力
な圧力を要する。従つて該転写図柄模様は著し
く拡大し、繊細な表現が難かしい。 (2) 熱転写時における接着層の接着力は、仮着層
の接着力に劣り、パイルが転着しない。従つ
て、該熱転写操作後、完全に冷却するを待つ
て、即ち熔融せる接着層が固化してのち、始め
て基体シートを剥離せねばならず、極めて非能
率である。 (3) 接着層がパイル層中に嵌入して仮着層に達し
易く、その点で剥離性を阻害する。 (4) 基体シートの冷却後の除去操作は、仮着層よ
りパイルを強引に引き抜くゆえにかなり無理を
生じ、仮着層中に多くのパイルを残留せしめ、
該転写図柄表面を虫食い状となし、一方、パイ
ルは引つ張りを受けつつ接着層に反転植設され
るため表層近くに浮き易い。従つて転写図柄模
様のパイルは、摩擦、引つかきに耐え難い。ちなみに、従来転写シートにおいて、如上の欠
点を改善するため、例えば前記仮着層の厚み、又
は組成を変化せしめるも、パイルの不均一な植設
による植毛収率の減少を来し、あるいは仮着層が
「図上り」にてパイル先端に移着し、美感及び風
合等が著しく損われるなど、その加減が甚だ煩雑
で不確定である。本発明者は、斯かる問題点を検討せる結果、図
面に示す如く、基体シート１上の全面又は部分に
粘着性物質の乳化物と常温粘着性防止用の水溶性
糊剤との混合物からなる印刷インキにて粘着層２
を形成し、該粘着層２の全面を蔽つて熱剥離性物
質からなる印刷インキにて剥離層３を形成して、
これを従来の仮着層に代替し、該剥離層３中に短
繊維を植設してパイル層４を形成し、該パイル層
４叢内に任意の印刷インキを以つて着色層５を形
成し、次いで該パイル層４上に所望の図柄模様に
応じて熱可塑性樹脂からなる印刷インキ又は粉末
をそれぞれ印刷又は散付して接着層６を形成し、
次で全体を加熱処理することにより得られた転写
シートを用いれば、熱転写時に短繊維は容易に転
移してロスが無く、また強力な圧力を要せず転写
時間が大巾に短縮すると共に、温時に基体シート
１を除さ得て生産性が顕著に向上し、且つ図柄模
様の鮮鋭度及び堅牢度に優れた転写物を得ること
を見出し、以て本発明を完成したのである。次に本発明の構成について詳述する。本発明の基体シート１としては、セルロース
紙、合成紙、セロフアン、不織布、布、合成樹脂
フイルム又はこれらの複合物等が挙げられるが、
特に好ましくは多孔性組織を有するもの、例えば
セルロース紙ではクラフト紙が適しており、また
若干の透明性を帯びるものは裏面より図柄位置の
確認が容易であり、一層望ましい。次に、該基体シート１の全面又は部分に形成さ
せる粘着層２を構成する印刷インキ中の粘着性物
質としては、天然ゴム、イソプレン系ゴム、スチ
レンブタジエン系ゴム、ブチルゴム、ポリイソブ
チレン、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、シリ
コンゴム等の如きゴム弾性を有する樹脂及び該ゴ
ム弾性を有する樹脂と石油樹脂、ロジン、エステ
ルレジン等の粘着向上剤等との混合物、あるい
は、ブチアクリレート、２エチルヘキシルアクリ
レート等とメタクリル酸、酢酸ビニル等との共重
合物などが挙げられる。該粘着性物質は、溶媒溶
液状又は乳化状等で、必要ならば糊料との混合物
となして印刷インキが製されるが、この場合、該
粘着性物質の種類は、次に印刷される剥離性物質
の接着力、熱時の粘着力、安定性等を考慮して選
ばれ、単独又は混合物として使用される。該粘着層２は、必ずしも常温で粘着性が強くな
くとも良く、常温時に粘着性が強いと反つて取扱
いが困難となる。要は、該粘着層２の機能乃至目
的は、加熱転写時に強力な粘着力を発揮して剥離
性物質を奪取する機能を有し、以つてパイルに該
剥離性物質が残留するを極力防止せんとするにあ
る。従つて、本発明に用いる該印刷インキは、粘着
性物質の乳化物と常温粘着性を防止する水溶性糊
料との混合物より成るものとする。次に、該粘着層２の全面を蔽つて形成される剥
離層３の剥離性物質としては、例えば、牛脂、ラ
ノリン、カルナバワツクス、パラフイン、ナフタ
レン、ステアリルアルコール、ステアリン酸、メ
チレンビスステアリルアマイド、フタイミド、ト
ルエンスルフオアマイド、アセトアニリド、アジ
ピン酸、オキシ安息香酸メチル、ステアリン酸ア
ルミニウム、ベンゾトリアゾール、ポリエチレン
グリコール、尿素、アセトグアナミン等の如き熱
軟化性又は熱熔融性の固体、及び含弗素系樹脂、
シリコン系樹脂等、あるいは、フタル酸ジオクチ
ル、アマニ油、菜種油、ポリプロピレングリコー
ル、ステアリン酸ブチル、グリセリン等の如き難
揮発性の液体等が挙げられ、而してこれらの剥離
性物質に対して石油樹脂、キシレン樹脂、スルフ
アミド樹脂、ポリオレフイン系樹脂、エチレン酢
酸ビニル共重合樹脂、ポリアクリル酸エステル樹
脂等の如き熱可塑性高分子化合物、あるいはエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、キトサン塩、変性グアガムなどの如き糊料
等、及びカオリン、ベントナイト、炭酸カルシウ
ム、無水硅酸ゲル、硫酸バリウムなどの如き体質
顔料等を混合して、以つて印刷インキが構成され
るのが好ましく、これらは溶媒溶液、乳化液等に
て使用される。即ち、該剥離層３が、如上の剥離性物質のみで
は、常温及び熱時の剥離性が強過ぎて後述のパイ
ルの固定性を害し、且つパイル先端に移着しやす
く不適当であるが、共用する熱可塑性高分子化合
物の接着性にてパイル保持性を高めつつ、併用す
る糊料又は体質顔料にて該接着性を減退させる如
く適宜に選択して用いることにより、熱時好まし
い剥離性を示すものとなすことができる。本発明においては、剥離層３中には、印刷後直
ちにパイルが植設されてパイル層４が形成され
る。該パイルとしては、繊維素系、合成繊維系又
は鉱物繊維系等の着色又は非着色物の、各種長さ
に亘り、各種直径に亘るいずれのものも用い得、
且つ公知の植毛方法によつて施される。次いで、
該パイル層４の形成後、その叢内に印刷インキを
以つて着色層５が設けられる。該印刷インキを構
成する色素としては、不溶性モノアゾ、ポリア
ゾ、フタロシアニン、ジオキサジン、キナクリド
ン、イソインドレニン、インダンスレン系等の有
機顔料、酸化鉄、群青、酸化アルミニウムコバル
ト、チタン黄、鉄黒等の如き無機顔料、アルミニ
ウム粉、雲母、表面処理酸化チタン、グリツター
等の如き光沢・虹彩顔料、チタン白、ジルコニウ
ム白、亜鉛華、硫酸バリウム、硅酸アルミニウム
等の白色顔料、及び染料染付レーキ、分散染料、
カチオン染料、油溶性染料、昼光螢光色素、感温
呈色性物質、感光呈色性物質、蓄光・夜光性色
素、更に微小球体等が挙げられ、これらの一種ま
たは２種以上にて所望の色彩が表現される。該着色剤等は、一般に合成樹脂を固着剤として
含有する任意のインキとして用いられ、また公知
の印刷方法で処理されるが、更にまた、あらかじ
め樹脂等にて所望の形態を施こした上に前記着色
剤の粉末又は泥状物等を散付、塗付、印捺あるい
はスプレイ等をなし、次いで樹脂等にて補強被覆
することも可能である。本発明において、着色層５は、その主要目的が
パイルの装飾にあり、しかも該パイルは転写後は
表裏逆転する為、実際上は該パイル層４叢内に深
く浸入させることが重要である。次に接着層６は、所望の図柄模様に応じて熱可
塑性樹脂からなる印刷インキを用いて前記着色層
５を内包するパイル層４上に形成されるが、該熱
可塑性樹脂としては、前記剥離層３に用いる接着
成分と同様のもの、及び、ポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリアマイド樹脂、ポリブチラ
ール樹脂、アミノ酸樹脂、天然ゴム、合成ゴム等
が挙げられ、これらの１種また２種以上の溶媒溶
液、乳化物、非水エマルジヨン、分散物、プラス
チゾル状等にて用いられ、更にまた粉末において
は散付等にて用いられる。ところで、該接着層６は、熱転写にて熔融軟化
し被転写物７に接着すると共に、パイルを所望の
図柄模様状に基体シート１より奪取し接着保持す
るゆえ、最終的な堅牢度に大きく影響を及ぼすも
のであり、従つて好ましくは極めて嵩高く付与せ
しめるものとする。尚、本発明においては、如上の粘着層２、剥離
層３、着色層５及び接着層６の各々のインキ中に
は、同時に通常の薬剤たる、界面活性剤、酸化防
止剤、触媒、架橋剤、沈降防止剤、香料、紫外線
吸収剤及び溶媒等を併用しても、本発明の要旨は
逸脱しない。最后に、本発明では、斯かる接着層６の処理の
後、当該シート全体を加熱処理する。該熱処理は、通常のいかなる方法にても良く、
約80〜200℃で0.5〜２分間の処理が望ましくそれ
により以下の変化が生じる。 (イ) 基体シート１上の粘着性物質が熔融軟化する
と共に熔融する剥離性物質の大部分を固定する
結果、剥離層３中に埋没したパイル先端の剥離
性を極めて良好となす。 (ロ) 着色層５の接着成分があらかじめ硬化を受
け、パイルを良好な堅牢度において着色可能で
ある。 (ハ) 接着層６が軟化熔融し、連続樹脂皮膜を形成
し、特に粉末の場合はあらかじめ造膜化される
ため、被転写物７への接着性並びに堅牢度を著
しく高める。本発明シートが対象とする被転写物７として
は、布帛、陶磁器、硝子、木材、金属、合成樹脂
成型物及び紙等が挙げられ、而してこれらへの転
写方法としては、本発明シートの接着層面を被転
写物７に相接し、アイロン、ホツトプレス等の如
き通常の転写操作にて、概ね、80〜200℃で５〜
30秒間、比較的低圧下にて実施される。斯くして、被転写物７上には著しき立体感を以
つてパイルが直立せる鮮鋭な図柄模様が、優れた
堅牢度を備えて顕出される。尚、転写後の基体シ
ート１は、温時にあつても極めて無低抗に剥離
し、且つ図柄模様部分には残パイルが殆んど認め
られない。次に本発明の効果を列挙する。 (1) 本発明シートを用いれば、著しく低圧、短時
間の熱転写操作が可能となり、図柄模様の繊細
な表現が出来、商品価値が極めて向上する。 (2) 本発明シートは、剥離層の存在により熱転写
時に、熔融接着層の接着力が従来シートの仮着
層の接着力に劣ることなく容易にパイルを奪取
し得、従つて転写直後に基体シートを剥離する
ことが可能となり、顕著に生産能率が向上し、
且つ、冷却後剥離の如く無理な「引き抜き」に
よるパイルの引張り状態を招来せず、転写物の
堅牢度も害しない。 (3) 本発明シートにおいては、着色層５の存在に
より、単にパイルの装飾性を付加するのみなら
ず、図柄模様たる接着層が仮着層上のパイル層
上面に形成される従来シートにおいて、前述の
如く、当該接着層がパイル層中に嵌入して仮着
層に達し易く、その点で剥離性を阻害している
のに対して、着色層５が接着層６とパイル層
４・剥離層３との間に介在することにより、該
接着層６物質の剥離層３への侵入を阻止し、当
該剥離層３の機能を保持するという利点があ
る。 (4) 本発明シートは、前述の粘着層２、剥離層３
の構成により、熱処理後剥離した基体シートに
パイルの残留が殆んど無く、従つて転写面が平
滑となり美感を有し、且つ経済的である。 (4) 本発明シートを用いれば、誰にでも鮮明且つ
鮮鋭なる短繊維植毛捺染物ができる。次に本発明を実施例にて具体的に説明する。実施例１純白紙（80ｇ/m²）の全面に、２エチルヘキシ
ルアクリレート92％、アクリロニトリル５％、ア
クリル酸３％及びプロピオン酸ビニル３％からな
る乳化重合物の粘着性物質として、30％含有する
もの15重量部（以下、重量部を単に「部」と略
す。）をメチルセルロース３部、ミネラルターペ
ン50部、水32部の乳化物と共に混合して全面スク
リン型（70メツシユ）を用いて印刷し、乾燥にて
粘着層を施こした。次に、アマイド系ワツクス乳
化物５部、シリコン系ワツクス乳化物５部、エチ
レン酢酸ビニル共重合乳化物10部、ポリアクリル
酸アンモニウム５部及び水75部からなる粘稠液を
前記粘着層上に同版を用い重ねて印刷して剥離層
を設け、引つづき白色レーヨンパイル（1.5d、
0.7mm）を均一に植設し、乾燥にてパイル層を形
成した。次いで、バインダー200R（商品名、顔料樹脂
捺染用のポリアクリレート系乳化接着剤含有捺染
糊。）98部、35％フタロシアニンブルー分散物１
部、硝酸アンモニウム１部からなる青色印刷イン
キをスクリン版（80メツシユ、但し後述の水玉図
柄模様の外周より１mm拡大せる抜き型）を用いて
スクリン印刷を施こしパイル叢内に十分浸透さ
せ、乾燥した。更に、該青色印刷部分の外周より
１mm内側へ一致させる如く直径10mm、間隔６mmの
水玉連続模様のスクリン版（50メツシユ）を用い
て、マツミンゾールF23C（商品名、フロツキー
捺染用アクリロニトリル系乳化重合物。）98部及
び25％アンモニア水２部からなる印刷インキをダ
ブルスキージにて嵩高く印刷し、乾燥を施こし、
最後に、130℃にて２分間の熱処理を行ない植毛
転写捺染シートを得た。該シートを用い、紙、ポリエステル混紡ニツト
布（70：30）と相接し、ポツトプレス機にて160
℃、25秒、200ｇ/cm²の熱処理をなしたのち、約５
秒後の温時に布から基体シートを剥離した。斯くして、綿、ポリエステルニツト布上には、
鮮青色の直径10mmの立体感にあふれる輸郭シヤー
プなる植毛転写捺染模様が顕出された。また剥離
後の基体シートの抜け跡水玉部分には殆んどパイ
ル層が残存せず、且つ、転写模様は耐光性、耐摩
擦性、耐洗濯性に於て極めて良好な堅牢度を示し
た。尚、本発明と比較のため以下の実験を行ない、
同様の転写処理にて性能を確認した。その結果を
表１に示す。 (A) 本実施例の粘着層を用いず、爾余は同様にし
て転写シートを作成した。 (B) 本実施例の粘着層を用いず、且つ本実施例の
剥離層を構成する印刷インキ中よりワツクス類
を除いたる印刷インキ、即ち従来の仮着インキ
類似物を用い、爾余は本実施例と同様にして転
写シートを作成した。 (C) 本実施例の転写シート製造工程における最後
の熱処理を行なわない転写シートを作成した。 The present invention relates to a method for producing a short fiber flocked transfer printing sheet which is novel and has great industrial applicability. Conventionally, transfer sheets used to apply short fiber planting patterns by thermal transfer generally include a pile layer made of short fibers (hereinafter referred to as pile) that is planted via a temporary adhesion layer on a base sheet. A simple type is known in which a thermoplastic resin is formed as a pattern on the top. Therefore, when the adhesive layer, which is the pattern in the conventional transfer sheet, takes over the pile and adheres itself to the transferred object, its adhesive force must be at least stronger than the adhesive force of the temporary adhesive layer. , therefore, it is generally applied in a very bulky manner, such as by sprinkling resin powder. On the other hand, the temporary adhesion layer is mainly a water-soluble glue used as a temporary support for the pile to prevent peeling or hair loss during handling, but since the glue film is non-thermoplastic, it cannot be implanted. Since the pile is difficult to pull out, it is necessary to incorporate a considerable amount of thermoplastic resin. The above conventional transfer sheets have the following serious drawbacks. (1) After softening the resin constituting the adhesive layer, especially resin powder, during thermal transfer, it takes a very long time and extremely strong pressure to fuse the powders together and adhere to the transferred object. Therefore, the transferred design pattern is significantly enlarged, making it difficult to express delicately. (2) The adhesive force of the adhesive layer during thermal transfer is inferior to that of the temporary adhesive layer, and the pile does not transfer. Therefore, after the thermal transfer operation, the base sheet must be peeled off only after it has completely cooled down, that is, after the meltable adhesive layer has solidified, which is extremely inefficient. (3) The adhesive layer easily fits into the pile layer and reaches the temporary adhesive layer, which impedes releasability. (4) The removal operation after the base sheet has cooled is quite difficult as the piles are forcibly pulled out from the temporary bonding layer, and many piles remain in the temporary bonding layer.
The surface of the transferred pattern is moth-eaten, and on the other hand, since the pile is reversely planted on the adhesive layer while being subjected to tension, it tends to float near the surface layer. Therefore, the pile with the transferred design pattern cannot withstand friction and pulling. Incidentally, in order to improve the above-mentioned drawbacks of conventional transfer sheets, for example, by changing the thickness or composition of the temporary adhesive layer, the flocking yield may be reduced due to uneven pile planting, or the temporary adhesive layer may be unevenly planted. The layer is transferred to the tip of the pile "upward" and the aesthetic appearance and texture are significantly impaired, making the adjustment extremely complicated and uncertain. As a result of studying these problems, the present inventors have discovered that the entire surface or part of the base sheet 1 is made of a mixture of an emulsion of an adhesive substance and a water-soluble adhesive for preventing tackiness at room temperature, as shown in the drawings. Adhesive layer 2 with printing ink
and forming a release layer 3 covering the entire surface of the adhesive layer 2 with printing ink made of a thermally releasable substance,
This is replaced with a conventional temporary adhesion layer, short fibers are implanted in the release layer 3 to form a pile layer 4, and a colored layer 5 is formed within the pile layer 4 using an arbitrary printing ink. Then, printing ink or powder made of thermoplastic resin is printed or sprinkled on the pile layer 4 according to a desired pattern to form an adhesive layer 6,
Next, if you use a transfer sheet obtained by heat-treating the whole, the short fibers will be easily transferred during thermal transfer and there will be no loss, and the transfer time will be greatly shortened without the need for strong pressure. The inventors have discovered that the substrate sheet 1 can be removed when heated, thereby significantly improving productivity, and obtaining transfers with excellent design sharpness and fastness, thus completing the present invention. Next, the configuration of the present invention will be explained in detail. Examples of the base sheet 1 of the present invention include cellulose paper, synthetic paper, cellophane, nonwoven fabric, cloth, synthetic resin film, and composites thereof.
Particularly preferred is a paper having a porous structure, such as cellulose paper, such as kraft paper, and a paper having some transparency is even more desirable, since the position of the pattern can be easily confirmed from the back side. Next, the adhesive substances in the printing ink constituting the adhesive layer 2 formed on the entire surface or part of the base sheet 1 include natural rubber, isoprene rubber, styrene-butadiene rubber, butyl rubber, polyisobutylene, chloroprene rubber, Resins with rubber elasticity such as nitrile rubber and silicone rubber, mixtures of resins with rubber elasticity and adhesion improvers such as petroleum resins, rosins, and ester resins, or butyacrylate, 2-ethylhexyl acrylate, etc. and methacrylic acid. , copolymers with vinyl acetate and the like. The adhesive substance is in the form of a solvent solution or an emulsion, and if necessary, is mixed with a thickening agent to prepare a printing ink. They are selected in consideration of the adhesive strength of the releasable substance, adhesive strength under heat, stability, etc., and are used alone or as a mixture. The adhesive layer 2 does not necessarily have to be highly adhesive at room temperature; if it is highly adhesive at room temperature, it will warp and become difficult to handle. In short, the function or purpose of the adhesive layer 2 is to exert a strong adhesive force during thermal transfer and to take away the releasable substance, thereby preventing the releasable substance from remaining on the pile as much as possible. There it is. Accordingly, the printing ink used in the present invention shall consist of a mixture of an emulsion of a tacky substance and a water-soluble thickener that prevents tackiness at room temperature. Next, the release material for the release layer 3 formed covering the entire surface of the adhesive layer 2 includes, for example, beef tallow, lanolin, carnauba wax, paraffin, naphthalene, stearyl alcohol, stearic acid, methylene bisstearylamide, Heat-softening or heat-melting solids such as phthaimide, toluenesulfonamide, acetanilide, adipic acid, methyl oxybenzoate, aluminum stearate, benzotriazole, polyethylene glycol, urea, acetoguanamine, and fluorine-containing resins,
Examples include silicone resins, etc., or non-volatile liquids such as dioctyl phthalate, linseed oil, rapeseed oil, polypropylene glycol, butyl stearate, glycerin, etc. , thermoplastic polymer compounds such as xylene resin, sulfamide resin, polyolefin resin, ethylene vinyl acetate copolymer resin, polyacrylic acid ester resin, or ethyl cellulose, hydroxypropyl cellulose,
Printing ink is made by mixing thickeners such as methylcellulose, carboxymethylcellulose, chitosan salts, modified guar gum, etc., and extender pigments such as kaolin, bentonite, calcium carbonate, anhydrous silicic acid gel, barium sulfate, etc. These are preferably used in solvent solutions, emulsions, etc. That is, if the release layer 3 is made of only the above-mentioned release material, the release property at room temperature and heat is too strong, which impairs the fixation of the pile described later, and it is unsuitable because it tends to transfer to the tip of the pile. By appropriately selecting and using the adhesiveness of the thermoplastic polymer compound used in combination to increase pile retention while decreasing the adhesiveness with the glue or extender pigment used in combination, it is possible to achieve favorable peelability when heated. It can be shown and done. In the present invention, a pile is implanted in the release layer 3 immediately after printing to form the pile layer 4. The pile may be colored or non-colored, such as cellulose-based, synthetic fiber-based, or mineral fiber-based, and may be of various lengths and diameters,
The hair transplantation is performed using a known hair transplantation method. Then,
After the formation of the pile layer 4, a colored layer 5 is applied within the pile using printing ink. The pigments constituting the printing ink include organic pigments such as insoluble monoazo, polyazo, phthalocyanine, dioxazine, quinacridone, isoindolenine, and indanthrene, iron oxide, ultramarine blue, aluminum cobalt oxide, titanium yellow, iron black, etc. Inorganic pigments such as aluminum powder, mica, surface-treated titanium oxide, gloss and iris pigments such as glitter, white pigments such as titanium white, zirconium white, zinc white, barium sulfate, aluminum silicate, and dye lakes and dispersions. dye,
Examples include cationic dyes, oil-soluble dyes, daylight fluorescent dyes, temperature-sensitive coloring substances, photosensitive coloring substances, phosphorescent/noctilucent dyes, and microspheres, and one or more of these may be used as desired. The colors are expressed. The coloring agent is generally used as any ink containing a synthetic resin as a fixing agent, and is processed by a known printing method. It is also possible to sprinkle, smear, imprint, or spray the powder or slurry of the coloring agent, and then cover it with a reinforcing resin or the like. In the present invention, the main purpose of the colored layer 5 is to decorate the pile, and since the pile is reversed after transfer, it is actually important to penetrate deeply into the pile layer 4. Next, the adhesive layer 6 is formed on the pile layer 4 containing the colored layer 5 using a printing ink made of a thermoplastic resin according to a desired pattern. Examples include adhesive components similar to those used in layer 3, polyurethane resins, polyester resins, polyamide resins, polybutyral resins, amino acid resins, natural rubber, synthetic rubber, etc., and solvent solutions of one or more of these It is used in the form of an emulsion, a non-aqueous emulsion, a dispersion, a plastisol, etc., and it is also used as a powder by sprinkling. By the way, the adhesive layer 6 melts and softens during thermal transfer and adheres to the transferred object 7, and also takes the pile from the base sheet 1 in a desired design pattern and holds it adhesively, so it has a large influence on the final fastness. Therefore, it is preferably applied in a very bulky manner. In the present invention, the ink of each of the above-mentioned adhesive layer 2, release layer 3, colored layer 5, and adhesive layer 6 contains at the same time conventional chemicals such as a surfactant, an antioxidant, a catalyst, and a crosslinking agent. , anti-settling agents, fragrances, ultraviolet absorbers, solvents, etc., may be used in combination without departing from the gist of the present invention. Finally, in the present invention, after the adhesive layer 6 is treated, the entire sheet is heat treated. The heat treatment may be performed by any conventional method,
Treatment at about 80 DEG to 200 DEG C. for 0.5 to 2 minutes is preferred, resulting in the following changes. (a) As the adhesive substance on the base sheet 1 melts and softens and fixes most of the melted peelable substance, the peelability of the tips of the piles buried in the peeling layer 3 is extremely good. (b) The adhesive component of the colored layer 5 is cured in advance, and the pile can be colored with good fastness. (c) The adhesive layer 6 softens and melts to form a continuous resin film, and especially in the case of powder, the film is formed in advance, so the adhesion to the transfer object 7 and the fastness are significantly improved. The objects 7 to be transferred to which the sheet of the present invention is applied include fabrics, ceramics, glass, wood, metals, synthetic resin molded objects, and paper, and the method of transferring the sheet to these materials includes the following: The surface of the adhesive layer is brought into contact with the object to be transferred 7, and the transfer temperature is approximately 5 to 5 degrees at 80 to 200 degrees Celsius using a normal transfer operation such as an iron or a hot press.
It is carried out under relatively low pressure for 30 seconds. In this way, a sharp design pattern in which the pile stands upright with a remarkable three-dimensional effect is revealed on the transferred object 7 with excellent fastness. The base sheet 1 after transfer peels off with extremely low resistance even when heated, and almost no residual pile is observed in the patterned areas. Next, the effects of the present invention will be listed. (1) By using the sheet of the present invention, thermal transfer operations can be performed at extremely low pressure and in a short time, allowing delicate expression of designs and greatly improving commercial value. (2) Due to the presence of the release layer, the sheet of the present invention can easily take away the pile during thermal transfer without being inferior to the adhesive force of the temporary adhesive layer of conventional sheets. It is now possible to peel off the sheet, significantly improving production efficiency,
In addition, the pile does not become tensile due to forced "pulling out" such as peeling off after cooling, and the fastness of the transferred material is not impaired. (3) In the sheet of the present invention, the presence of the colored layer 5 not only adds decorativeness to the pile, but also differs from the conventional sheet in which an adhesive layer with a pattern is formed on the top surface of the pile layer on the temporary adhesive layer. As mentioned above, the adhesive layer easily fits into the pile layer and reaches the temporary bonding layer, which impedes the peelability, whereas the colored layer 5 is easily inserted into the pile layer 6 and the pile layer 4. By being interposed between the adhesive layer 3 and the adhesive layer 3, there is an advantage that the substance of the adhesive layer 6 is prevented from entering the release layer 3, and the function of the release layer 3 is maintained. (4) The sheet of the present invention has the above-mentioned adhesive layer 2 and release layer 3.
With this structure, there is almost no pile remaining on the base sheet peeled off after heat treatment, and therefore the transfer surface is smooth, aesthetically pleasing, and economical. (4) By using the sheet of the present invention, anyone can produce clear and sharp short fiber flocked prints. Next, the present invention will be specifically explained with reference to Examples. Example 1 The entire surface of pure white paper (80 g/m ² ) contains 30% of a sticky substance of an emulsion polymer consisting of 92% 2-ethylhexyl acrylate, 5% acrylonitrile, 3% acrylic acid, and 3% vinyl propionate. 15 parts by weight (hereinafter, parts by weight are simply referred to as "parts") were mixed with an emulsion of 3 parts of methylcellulose, 50 parts of mineral turpentine, and 32 parts of water, and printed using a screen mold (70 mesh) on the entire surface. After drying, an adhesive layer was applied. Next, a viscous liquid consisting of 5 parts of an amide wax emulsion, 5 parts of a silicone wax emulsion, 10 parts of an ethylene-vinyl acetate copolymer emulsion, 5 parts of ammonium polyacrylate, and 75 parts of water was applied onto the adhesive layer. Using the same plate, print overlapping to provide a release layer, and then print on white rayon pile (1.5d,
0.7mm) was planted uniformly and dried to form a pile layer. Next, 98 parts of Binder 200R (trade name, printing paste containing polyacrylate emulsified adhesive for pigment resin printing), 35% phthalocyanine blue dispersion 1
Screen printing was performed with a blue printing ink consisting of 1 part of ammonium nitrate using a screen plate (80 mesh, but a cutting die that can be enlarged by 1 mm from the outer circumference of the polka dot pattern described later), sufficiently penetrated into the pile clump, and dried. . Furthermore, using a screen plate (50 meshes) with a continuous pattern of polka dots of 10 mm diameter and 6 mm interval so as to match 1 mm inside the outer periphery of the blue printed part, Matsuminsol F23C (trade name, acrylonitrile emulsion polymer for Frotzky textile printing) was used. ) A printing ink consisting of 98 parts and 2 parts of 25% ammonia water is printed in bulk with a double squeegee, dried,
Finally, heat treatment was performed at 130°C for 2 minutes to obtain a flocked transfer printed sheet. Using the sheet, put it in contact with paper and polyester blended knit cloth (70:30), and press it in a pot press machine at 160%.
After heat treatment at ℃, 25 seconds, 200g/ ^cm2 , approx.
After a few seconds, the base sheet was peeled off from the cloth when it was warmed up. Thus, on cotton or polyester knit cloth,
A flocked transfer printing pattern with a vivid blue color and a diameter of 10 mm, full of three-dimensional effect, was revealed. In addition, almost no pile layer remained in the polka dot area of the base sheet after peeling off, and the transferred pattern showed extremely good fastness in terms of light fastness, abrasion resistance, and washing resistance. The following experiment was conducted for comparison with the present invention.
Performance was confirmed using the same transfer process. The results are shown in Table 1. (A) A transfer sheet was prepared in the same manner as described above except that the adhesive layer of this example was not used. (B) Without using the adhesive layer of this example, and using a printing ink excluding wax from the printing ink constituting the release layer of this example, that is, a similar to conventional temporary adhesive ink, A transfer sheet was created in the same manner as in the example. (C) A transfer sheet was prepared without performing the final heat treatment in the transfer sheet manufacturing process of this example.

【表】上記表１の如く、本実施例は比較例と比較し
て、瀝然たる効果が認められた。実施例２晒クラフト紙（140ｇ/m²）上に、直径10mmの太
さのアルフアベツト図柄模様の輪郭スクリン（70
メツシユ）抜き型にて、天然ゴムラテツクス（固
型分25％）40部、エキステンダーOS（商品名、
石油乳化物にて顔料樹脂捺染用希釈糊。）40部、
10％ポリビニルアルコール水溶液18部、グリセリ
ン１部、尿素１部からなる印刷インキを印刷し、
粘着層を施こした。次に、該図柄模様輪郭より外
側に0.5mm拡大せるスクリン版（90メツシユ）を
用い、20％ポリエチレンワツクス乳化物20部、バ
インダー50RL（商品名、ポリアクリル酸エステ
ルを固型分10％含有の乳化物をエキステンダー
OSと混合した顔料捺染用接着剤）65部、アエロ
ジル（商品名、無水硅酸）２部、ラノリン１部、
エマルゲンＡ−60（商品名、非イオン系乳化剤）
１部、及び５％フアインガムHESS（商品名、カ
ルボキシエチルセルロース）11部からなる印刷イ
ンキを以つて該粘着層を蔽つて印刷したのち、乾
燥することなく引つづき白ナイロンパイル
（1.5d、0.5mm）を植設、乾燥にて、剥離層及びパ
イル層の順に形成させた。次に、該パイル層上に前記粘着層に用いた図柄
より0.5mm縮少せるスクリン版（40メツシユ）に
て、ダイアレジンPTR−60（商品名、アンスラ
キノン系赤色分散染料）0.5部、エキステンダー
OS90部及びバインダー200R9.5部からなる印刷イ
ンキを印刷し、十分にパイル叢内に浸透させ着色
層を形成すると共に、引つづき未乾燥のうちに、
ダイアミド（商品名、ナイロン樹脂）50％、バイ
ロン（商品名、ポリエステル樹脂）50％の混合粉
末を散付し、乾燥後未固着の粉末を吸引除去し、
最後に180℃、15秒の熱風処理を施こし、転写捺
染シートを得た。該転写捺染シートを用い、塩化
ビニルレザーと相接し、アイロンにて170℃、20
秒の熱転写をしてのち、１分間冷却して基体シー
トを剥離するに、該シートはすでに大部分が該ビ
ニルレザー上から剥離しており容易に除去し得、
且つ、鮮紅色のアルフアベツト植毛図柄模様が直
径９mmの鮮鋭度を以つて得られ、しかも、該転写
物の染色堅牢度は良好であつた。尚、比較のため
本実施例のシート作成に係わる加熱処理をせぬ場
合には転写時間が約２倍を要し、図柄模様の輪郭
が拡大し不十分であつた。また、本実施例で熱転
写後に温時、基体シートを剥離することは可能で
あるが、色彩がやや淡く染着が不十分であつた。尚、本実施例において、粘着層を設けず単に剥
離層のみにて同様の転写シートを製し、転写操作
を行つたところ、基体シートからパイルが剥離す
る点は良好なれど、パイル面に剥離剤成分が図上
りして、風合及び美感を害し、しかも耐摩擦堅牢
度も劣つていた。[Table] As shown in Table 1 above, the present example was found to have a significant effect compared to the comparative example. Example 2 A contour screen (70 g/m ²
40 parts of natural rubber latex (solid content 25%), Extender OS (product name,
Diluted paste for pigment resin printing using petroleum emulsion. ) 40 copies,
Printing with a printing ink consisting of 18 parts of a 10% polyvinyl alcohol aqueous solution, 1 part of glycerin, and 1 part of urea,
An adhesive layer was applied. Next, using a screen plate (90 meshes) that can be enlarged 0.5 mm outward from the outline of the pattern, apply 20 parts of 20% polyethylene wax emulsion and binder 50RL (trade name, containing 10% solid content of polyacrylic acid ester). emulsion extender
Pigment printing adhesive mixed with OS) 65 parts, Aerosil (trade name, silicic anhydride) 2 parts, lanolin 1 part,
Emulgen A-60 (trade name, nonionic emulsifier)
After covering the adhesive layer with a printing ink consisting of 1 part of 1 part and 11 parts of 5% Fine Gum HESS (trade name, carboxyethyl cellulose), it was printed on a white nylon pile (1.5 d, 0.5 mm) without drying. was planted and dried to form a peel layer and a pile layer in this order. Next, on the pile layer, use a screen plate (40 meshes) that can be reduced by 0.5 mm from the pattern used for the adhesive layer, and add 0.5 parts of Diaresin PTR-60 (trade name, anthraquinone red disperse dye) and an extender.
A printing ink consisting of 90 parts of OS and 9.5 parts of binder 200R is printed, and is sufficiently penetrated into the pile plexus to form a colored layer.
Sprinkle a mixed powder of 50% Diaamide (trade name, nylon resin) and 50% Vylon (trade name, polyester resin), and after drying, remove the unfixed powder by suction.
Finally, hot air treatment was performed at 180°C for 15 seconds to obtain a transfer printed sheet. Using the transfer printing sheet, place it in contact with vinyl chloride leather and heat it with an iron at 170℃ for 20 minutes.
After performing thermal transfer for a second, cooling for one minute and peeling off the base sheet, most of the sheet has already peeled off from the vinyl leather and can be easily removed.
In addition, a bright red alpha alphabet flocked pattern with a sharpness of 9 mm in diameter was obtained, and the color fastness of the transferred product was good. For comparison, in the case where the heat treatment involved in sheet preparation of this example was not performed, the transfer time was approximately twice as long, and the outline of the design was enlarged, which was insufficient. Further, in this example, although it was possible to peel off the base sheet at a warm temperature after thermal transfer, the color was a little pale and the dyeing was insufficient. In this example, when a similar transfer sheet was prepared with only a release layer without an adhesive layer and the transfer operation was performed, the pile peeled off from the base sheet, which was good, but there was no peeling on the pile surface. The agent components rose up, impairing the texture and aesthetic appearance, and the color fastness to abrasion was also poor.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第１図は、本発明方法により得た短繊維植毛転
写捺染シートの１実施例を示す拡大断面図、第２
図は、第１図に示す転写捺染シートを以て被転写
物に転写した態様を示す拡大断面図である。１……基体シート、２……粘着層、３……剥離
層、４……パイル層、５……着色層、６……接着
層。 FIG. 1 is an enlarged sectional view showing one example of a short fiber flocked transfer printing sheet obtained by the method of the present invention, and FIG.
The figure is an enlarged cross-sectional view showing a mode in which the transfer printing sheet shown in FIG. 1 is used to transfer onto an object to be transferred. DESCRIPTION OF SYMBOLS 1... Base sheet, 2... Adhesive layer, 3... Peeling layer, 4... Pile layer, 5... Colored layer, 6... Adhesive layer.

Claims

【特許請求の範囲】[Claims]

１基体シート１上の全面又は部分に、粘着性物
質の乳化物と常温粘着性防止用の水溶性糊剤との
混合物からなる印刷インキにて粘着層２を形成
し、該粘着層２の全面を蔽つて、熱剥離性物質か
らなる印刷インキにて剥離層３を形成し、該剥離
層３中に短繊維を植設してパイル層４を形成し、
該パイル層４叢内に任意の印刷インキを以つて着
色層５を形成し、次いで該パイル層４上に、所望
の図柄模様に応じて熱可塑性樹脂からなる印刷イ
ンキ又は粉末をそれぞれ印刷又は散付して接着層
６を形成し、次で全体を加熱処理することを特徴
とする、短繊維植毛転写捺染シートの製造法。1. An adhesive layer 2 is formed on the entire surface or part of the base sheet 1 using a printing ink consisting of a mixture of an emulsion of an adhesive substance and a water-soluble adhesive for preventing tackiness at room temperature, and the entire surface of the adhesive layer 2 is A peeling layer 3 is formed using printing ink made of a thermally peelable substance, and short fibers are planted in the peeling layer 3 to form a pile layer 4.
A colored layer 5 is formed in the pile layer 4 using an arbitrary printing ink, and then printing ink or powder made of thermoplastic resin is printed or sprinkled on the pile layer 4 according to the desired pattern. 1. A method for producing a short fiber flocked transfer printing sheet, which is characterized in that an adhesive layer 6 is formed by attaching the adhesive layer 6, and then the whole is subjected to a heat treatment.