JPS61218516A - 徐放性マイクロカプセルの製造法 - Google Patents

徐放性マイクロカプセルの製造法

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JPS61218516A
JPS61218516A JP6048785A JP6048785A JPS61218516A JP S61218516 A JPS61218516 A JP S61218516A JP 6048785 A JP6048785 A JP 6048785A JP 6048785 A JP6048785 A JP 6048785A JP S61218516 A JPS61218516 A JP S61218516A
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JP
Japan
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hpmc
sustained release
hpc
main drug
microcapsule
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Pending
Application number
JP6048785A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Takeuchi
洋文 竹内
Yoshiaki Kawashima
嘉明 川島
Tetsuo Handa
半田 哲郎
Yoshihiro Chikamatsu
義博 近松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichimaru Pharcos Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Pharcos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔イ〕発明の目的 本発明は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(以下
、便宜上、HPMCと称する)、又は、HPMCと、ヒ
ドロキシプロピルセルロース(以下、便宜上、RPCと
称する)を皮膜物質となし、噴霧乾燥して得られること
を特徴となす、マイクロカプセル(以下、便宜上、マイ
クロCapと【産業上の利用分野〕 本発明によるマイクロCapは、徐放性に優れ、直接打
錠機にかけて錠剤とすることが出来るために、錠剤の季
型化が可能となり、経口投与が容易である。
〔従来の技術〕
経口投与における薬物の製剤化において、HPMC+R
PCを用いて、顧粒、細粒、さらに錠剤とすることは公
知である。
(公知刊行物) (1)公開特許公報:昭58−170712号(2) 
 ノ/  :昭56−92818号上記した公知刊行物
の(1)では、HPMC。
HPC,エチルセルロースを用い、薬物粉体の表面を繁
用のコーテイング機により、被覆することが示されてい
る。一方、公知刊行物(2)では、HPMCやHPCを
、徐放性基剤として使用するために、特別な温度とfJ
度及び時間を規定し、これによって、主薬物の徐放性製
剤を得ることが示咋れていスー 〔本発明が解決しようとする問題点と解決法〕前記した
HPMC+HPCを用いた公知の製剤化にあたっては、
操作性が繁雑であることはいなめない、又、公知な方法
において、HPMCやHPCを徐放性基剤として用いた
場合には、その剤形は、必然的に大きくなる欠点がある
。きらに、フーチング工程中、有機溶媒を用いるなどの
欠点があった。
そこで、本発明者らは、HPMCやHPCの徐放性作用
に注目し、上記した欠点を解決するための手段として、
HPMCやHPCを皮膜物質となすマイクロCミル化を
試みることとした。つまり、マイクロCミル化によって
、徐放性効果を更に向上させ、同時に操作性を向上し、
有機溶媒を不用とすることを目的となし、その検討に入
った。
本発明者らは、公知ないくつかのマイクロCミル化法の
なかから、噴霧乾燥造粒法を採用して、HPMC又はR
PCのマイクロCミル化について研究を開始した。すな
わち、各種のマイクロCミル化法中、例えば相分離法な
どの欠点としては、大量の有機溶媒を必要とするため、
その安全性の管理や、きらにえられたマイクロCapへ
の、有機溶媒の残留のための除去操作が大変であること
から、噴霧乾燥造粒法により、HPMCやHPCを皮膜
物質として用いることが可能となれば、医薬品の製剤化
に当って、大きく貢献出来るものと考えたわけである。
又、公知刊行物(2)のHPMCやHPCの徐放性作用
が得られたとする効果は、これらが水を吸収してゲル化
し、徐々に溶解する性質が有り、したがって、単なる主
薬物と該当物質との混合物にあっても、徐放性が得られ
たと考えられる。
そこで本発明者らは、この点にとくに興味と期待ヲモっ
て、マイクロCミル化における膜物質としての応用と、
その徐放性効果についての評価を行うことにした。
その結果、以下の実施例に具体的に示す方法によれば、
HPMCやRPCは、マイクロCapの膜物質として、
充分に利用出来る素材であること、きらに、有機溶媒も
工程中で一切用いないで、マイクロCapが出来るため
に、その操作性が極めて簡易となり、生産性に優れてい
ることがわかった。
〔口〕発明の構成 本発明は、主薬物を内包させるための膜物質として、H
PMC,又はHPMCとHPCを用い、その水溶液又は
懸濁液中に、主薬物を添加して攪拌し、この攪拌された
溶液を噴霧乾燥して得る、マイクロCapにある。
〔実施例1 ) (A) HP M C’ 50 Jを5部、HPMC’ 400
0」を3部、RPCを1部とり、水1000部に溶解さ
せ、この溶液1000部に対して、主薬物(ここで主薬
物とは、水に対して溶解する物質、不溶な物質、難溶な
物質の、そのいずれを用いることも出来る)、ここでは
、主薬物として例えばアセトアミノフェンを60部に、
きらに、フロイダルシリ力を6部加え、ホモミキサーで
攪拌しながら、噴霧乾燥機に供給し、主薬物を内包した
マイクロCaoを得た。
〔実施例2)(B) HP M C’ 50 」を5部、HPMC’400G
、を3部に、水1000部に溶解させ、その溶液100
0部に対して、主薬物としてアセトアミノフェン60部
、コロイダルシリカ20部を加え、以下、実施例1と同
様の操作により、アセトアミノフェンを内包したマイク
ロCapを得た。
(実施例に対する注解) ■上記実施例1〜2で示す噴霧乾燥機の条件は、次の通
りである。
(イ) アトマイザ−回転数 2000Or p m(
ロ) 液供給速度     10100O/hr(ハ)
熱風入口温度     170℃(ニ) 熱風出口温度
     110°C■上記実施例1〜2で用いたHP
MC’ 50 、、HPMC’4000.と1 」内に
示した数値はそれぞれの粘度を示したものであり、粘度
の測定条件は、該当物質2%水溶液に対して、20℃で
50又は4000センチポアズの粘度を有するものを用
いた。尚、HPMC,HPCは、侶越化学製の市販中の
ものを採用した。
■コロイダルシリカは、出来上がったマイクロCapの
流動性を、向上させるために用いたものである。コロイ
ダシリカは、日本アエロジル族の市販されたものを採用
した。
■以上、実施例に示す方法によれば、噴霧乾燥前の原液
組成に等しい組成の、薬物を含有した粉末(マイクロC
ap)が得られる。粉末の流動性を向上する必要がある
とき、コロイダルシリカの、溶液中への添加は、非常に
優れた効果があり、収率も向上する。又、コロイダルシ
リカの溶液中への添加により得られた粉末を、錠剤に用
いる様なときは、従来の単なる造粒物と異なり、J\型
化した錠剤を打錠することが出来る。
■尚、実施例1で記述したごとく、主薬物質は、水に溶
解されるものでも、不溶なものでも、そのいずれでも用
いることが出来るが、溶解性のよいものでは、充分に溶
解するまで攪拌し、一方、水に不溶なものでは、均一に
分散するまで攪拌してから、噴霧乾燥の工程に入ること
が望ましい。
〔直接打錠による徐放性作用の確認〕
前記の実施例1〜2で得られたマイクロCapは、その
いずれも打錠圧500kgにセットし、何の賦形剤も結
合剤も用いないでも、そのまま直接打錠が出来る。
第1表は、実施例1と2で得られた、アセトアミノフェ
ンを主薬物として内包するマイクロCapと、実施例1
と2で、その工程中で用いたと同じ量のHPMCとRF
e5及びコロイダルシリカにアセトアミノフェンを用い
、これをV型混合機に入れて、単に混合(配合)移せた
後、打錠圧500kgにセットして、直接打錠したもの
をもとに、それぞれの溶出状態を測定し、対比してみた
表である。
溶出試験法は、日本薬局法に定める方法により、パドル
法を採用し、その第1液、第2液をもとに行い、回転数
はloorpm、温度は37.5@Cで行い、溶出時間
の経過に対応して、分光光度針を用いて測定した。
又、その測定結果をもとにグラフに示したのが第1図及
び第2図である。
(第1表及び第1〜2図の注解) 第1表及び第1図中に、Aで示されるものは、実施例1
で得られた、マイクロCapをもとに錠剤となしたもの
の溶出経過を示し、A−1は、実施例1で用いられた処
方中の組成に対応させて、HPMC’50」・・・・・
・5部 HPMCr4000」・・・・3部 HPC・・・・・・・・・・・1部 アセトアミノフェン・・・・60部 コロイダルシリカ・―・・・・6部 を混合させ、マイクロCミル化しないで、そのまま打錠
した錠剤を示す。
一方、第1表及び第2図中にBで示されるものは、実施
例2で得られた、マイクロCapをもとに錠剤となした
ものの溶出経過を示し、B−1は、実施例2で用いられ
た処方中の組成に対応させて、 HPMC’″50」・・・・・・5部 アセトアミノフェン・・・・60部 コロイダルシリカ・・・・・20部 混合させ、マイクロCミル化しないで、そのまま打錠し
た錠剤を示す。
すなわち、第1表及び第1〜2図で示すごとく、本発明
によるマイクロCミル化した錠剤は、明らかに、その溶
出状態からして、徐放性が高いことがわかる。
「第1表」溶出試験の成績(溶出量二%)〔ハ〕発明の
効果 HPMC+RPCあるいはエチルセルロースは前記刊行
物で示されているごとく、従来からフーチング用の被膜
剤として知られていたが、これをもとに、マイクロCa
pの膜剤として応用した例は、本発明以外に見当らなか
った。
本発明によれば、実施例に示すごとく、まったく有機溶
媒を使用する様な工程が不用となり、したがって、残留
溶媒の除去操作も不用であり、何の危険性もなく、即、
噴霧乾燥工程に入れることである。
しかも得られた主薬物内包のマイクロCapは、徐放性
にも優れており、さらに、本発明によれば、実施例にも
示したごとく、主薬物は水に溶解するものでも、不溶な
ものでも、マイクロCapとすることが出来ることが、
大きなメリットである。
そして、本発明により得られたマイクロCapを、錠剤
用に用いた場合、同一組成の混合物から製した錠剤より
徐放性作用は大きい、従って、薬物とHPMC,HPC
との単なる混合物から製した錠剤で同一の徐放性機能を
得ようとすれば、HPMC,RPC含量の増量が必要で
あり、必然的に錠剤が大型化する。また、本発明のマイ
クロカプセルにおける生薬含有率は70%以上であり、
他の徐放性製剤と比較しても、/J%型の錠剤の製造が
可能であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1で得られたマイクロCapの直接打
錠後の錠剤と、単なる混合処方による錠剤に含まれる薬
物(アセトアミノフェン)の溶出量を示したグラフ、第
1図中、Aは実施例1によるマイクロCapを用いた錠
剤、、A−1は、実施例1と同一の処方で、単に混合し
た後、打錠した錠剤。 第2図は、実施例2で得られたマイクロCapの直接打
錠後の錠剤と、単なる混合処方による錠剤に含まれる薬
物(アセトアミノフェン)の溶出量を示したグラフ。第
2図中、Bは実施例2によるマイクロCapを用いた錠
剤、B−1は、実施例2と同一の処方で、単に混合した
後、打錠した錠剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 主薬物質を内包させるための膜物質として、ヒドロキシ
    プロピルメチルセルロース、又はヒドロキシプロピルメ
    チルセルロースと、ヒドロキシプロピルセルロースの水
    溶液中に、可溶性又は不溶性の主薬物を添加し、攪拌し
    ながら噴霧乾燥機に注入させ、噴霧乾燥して形成される
    ことを特徴とする、徐放性マイクロカプセルの製造法。
JP6048785A 1985-03-25 1985-03-25 徐放性マイクロカプセルの製造法 Pending JPS61218516A (ja)

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