JPS61217301A - 小魚の定量充填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、南氷洋で漁獲されるオキアミをトロール船
上において冷凍パンに充填する装置に関するものであり
、オキアミに限らず煮干や丸干の原料となる小イワシな
どの小魚の充填にも応用ででトるものである。

従来の技術 従来、オキアミは、漁獲後ただちに網中がら作業甲板下
に設けられた漁槽を介して冷凍パンに充填するための充
填作業台に送られる。

この作業台では作業員が送られてくるオキアミを台上に
山積みし、ハカリにかけて所定重量ずつ次々冷凍パンに
詰めるのであるが、この作業は、・すべて手作業で行わ
れており、能率的でない上に手で詰め込むため魚体の痛
みが多く、さらに船上における秤量は船体の動揺により
正確にで外ないことから多口に充填しており、その分の
損失ならびに鮮度保持上、凍結を短時間で行う必要から
多数の作業具を同時に要するなどコスト上の不利がある
。

上記不便を除くため、・この自動化が考えられたが、本
来、オキアミは相互にからみ合って供給路中でブリッジ
を形成しやすいこと、魚体が柔らかく損傷しやすいこと
がらその充填作業を自動化することは取扱上、困難とさ
れていた。

また、オキアミ同様、相互にからみ合ってプリン２゛を
形成しやすい丸干や煮干の原料となる小イワシ等の冷凍
パンへの充填作業も従来より手作業に頼っており、魚体
の損傷や鮮度保持のため、多数の作業具を必要とするな
どコスト上の不利があった。

発明が解決しようとする問題点 この発明は、簡単な機構を用いて小魚か相互にからみ合
って供給路中でブリッジを形成するのを阻止し、それに
よって魚体の損傷なしに定量充填しうるようにした装置
を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 発明者は、小魚が本来、大きさかほは′一定しでおり、
かつ均質である点に着目し、計量を重量の尺度によらず
、所定重量に相当する容積を基準として、行うとともに
上記容積による定量供給手段に供給路中に隔板で分離さ
れる計量室を備えた形式の装置を利用して小魚の特性で
ある供給路中で相互にからみ合って生じるブリッジの発
生を大幅に阻止し、さらに上記装置の隔板をくし歯状の
特殊構造として、隔板による魚体の損傷を防止すること
により前記の目的を達成しうろことを見出し、この知見
に基づいてこの発明をなすに至った。

すなわち、この発明は、基台に支架した直筒状のホッパ
ーの下端に、下面に開閉板を有する摺動筒を昇降可能に
嵌装し、かつホッパー内に周面に設けた窓孔を介して内
部を横切る隔板を出入自在に挿入するとともに、上記隔
板は、先端を球面状にまるめた多数の丸棒を並列してく
し歯状に形成し、さらに基台にはホッパーの下方に水平
に供給される冷凍パンをホッパー直下に停止する機構お
よび前記開閉板、隔板を各個に摺動する機構を相互に連
動して各設けてなる小魚の定量充填装置を提供するもの
である。

ところで、このように、隔板で分離される計量室をもつ
供給装置は計量米びつのように比較的平荒く扱っても損
傷しない硬質粉粒体材料については知られているが、小
魚のように極めて柔かく切損しやすいものに対しては知
られていない。これは、このような装置が予め供給路に
充填された材料中に硬質平板体である隔板をさし込んで
供給路を遮断し、その下方に位置する材料のみを取り出
す構造であるため、取扱材料が小魚のように極めて柔か
く切損しやすいものの場合は、単なる硬質の隔板では材
料が圧潰切断され、所要の製品が得られぬからである。

実施例 次に、この発明の実施例を図面について説明すると第１
図、第２図、第３図に示すように基台１にホッパー２、
冷凍パン搬送用の動力型ローラーコンベヤ３が設けられ
、基台１上方には魚槽により送られたオキアミ、小イワ
シなどの材料をホッパー２に送り込むベルトコンベヤ４
が架設され、このベルトコンベヤ４は、ホッパー２の内
部上方に互に高さを変えて設けられたレベル計５，６に
よるホッパー内の材料貯蔵量の上限、下限の検出に連動
して駆動されるようになっ゛ている。

ホッパー２は、第４図に明らかなように横断面が一様の
四角形貞節に形成され、その下端には、ホッパ−２外周
面に適合する四角枠状の摺動筒７が嵌装され、適宜の昇
降機構例えば回動ネジ８によって任意の高さに固定保持
されるようになっている。このホッパー２には下方から
所定高さに設けた窓孔を介してくし歯状の隔板９，９が
水平に挿通されておＩ）、第１〜３図に示すようにホッ
パ＝２の外面に設けられ・たエアシリンダー１０に上り
連杆１１，１１を介してホッパー２内に出没す・るよう
になっている。同様に摺動筒７の下縁には開閉板１２．
１２が設けられ、第１〜３図に示すエアシリンダー１３
、連杆１４，１４を介して水平に摺動開閉するようにな
っている。

上記、隔板９，９は第５図に示すように基杆１５に多数
の丸棒１６・・・を相互に間隔をおいて突設したくし歯
状に形成されており、これら丸棒１６・・・は先端を球
面状にまるめるとともに、先端に向ってやや細径であり
、かつ全体は表面が極めて平滑面に作られでいる。

次に、ホッパー２の下方には冷凍パンａを搬送するロー
ラーコンベヤ３を挾んで光電スイッチ１７、エアシリン
ダー（図示せず）によって昇降し、冷凍パンａ内に垂下
されるストッパー１８が設けられ、冷凍パンａの位置決
めが行われるとともに、これに連動して前記隔板９．９
および開閉板１２．１２か作動するようになっている。

この発明は上記の構成であって、この作動順序を第６図
について説明すると、前記レベル計５゜６を介してホッ
パー２内には常に一定量の材料が貯蔵されている。いま
冷凍パンａが第２図において右方から送り込まれ、充電
スイッチ１７を介して下降したストッパー１８に後面内
縁を阻止されてホッパー２直下に停止する。なお、ロー
ラーコンベヤ３はそのまま空転している。（第６図（Ａ
））上記冷凍パンａの供給に連動してホンパー２内に隔
板９，９かさし込まれる。（第６図（Ｂ））開閉板１２
．１２が開いて、材料中の隔板９と開閉板１２間にあっ
た所定量の分が冷凍パンａ内に落下する。（第６図（Ｃ
）） こうして冷凍パンａ内に材料が充填されると開閉板１２
．１２が閉し、次いでストッパー１８が上昇して常時、
動力により回転されているローラーコンベヤ３により、
この冷凍パンａが排出されると、光電スイッチ１７を介
して次の冷凍パンが送り込まれ、上記順序が繰り返され
るのであり、この作動は適宜の制御機構例えばプログラ
ム制御により連続的に行われる。なお、ローラーコンベ
ヤ３は動力型とせず無動力として、冷凍パンを次にくる
冷凍パンで順次押送する構造としてもよい。

この発明は以上のように、摺動筒７の高さを調整して隔
板９と開閉板１２間に予め所定重量に相当する容積の計
量室が形成されるように定めておくことにより、例えば
魚体が大す目の時は材料密度が粗くなるから容積をやや
大となるようにして、常に定量の材料を取り出すことが
できるが、この場合、前記したようにホッパー２が、一
様断面の直筒、状のため材料はブリッジ形成が防止され
水を加えて流下させるなどの必要がないから、水分の少
□ない所要の充填物が得られるとともに、隔板９は、先
端を球面状にまるめた表面平滑の丸棒１６・・・を相互
に間隔において配記したくし歯状とした一／− ため、材料中にさし込んだ場合も材料の破損は殆んど起
らず、さらに開閉板１２が開かれたのちにおける隔板９
」二の材料は、丸棒１６・・・開では各丸棒の上半部間
に挟在されて生じるブリッジ現象により一体状に支持さ
れ、漏出するおそれはない。

発明の効果 以上のように、この発明は従来の作業に比べ、充填精度
を向上して損失を防ぐとともに、処理時間の短縮により
操業効率が増大し、かつ冷凍までの時間の減少１坦より
鮮度保持に大きく寄与するなど、多くの利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示し、第１図は平面図、第
２図は側面図、＃３図は背面図、第４図はホッパーの断
面正面図、第５図は隔板の平面図、第６図（Ａ）（Ｂ）
（Ｃ）は作動順序を示す説明正面図である。 １・・・基台、２・・・ホッパー、３・・・ローラーコ
ンベヤ、６・・・摺動筒、９・・・隔板、１０．１３・
・・エアシリングー、１２・・・開閉板、１６・・・丸
棒、１７・・・光電スイッチ、１８・・・ストッパー、
ａ・・・冷凍パン特許出願人　　株式会社　カ　ネ　ヤ
　ス代　理　人　　　同　　　　形　　　　　　　　明
第１図 第　２　図 第３図 第　４　図 策　５　圀 第　６　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　基台に支架した直筒状のホッパーの下端に、下面に
   開閉板を有する摺動筒を昇降可能に嵌装し、かつホッパ
   ー内に周面に設けた窓孔を介して内部を横切る隔板を出
   入自在に挿入するとともに、上記隔板は、先端を球面状
   にまるめた多数の丸棒を並列してくし歯状に形成し、さ
   らに基台にはホッパーの下方に水平に供給される冷凍パ
   ンをホッパー直下に停止する機構および前記開閉板、隔
   板を各個に摺動する機構を相互に連動して各設けてなる
   小魚の定量充填装置。