JPS61213098A - 脱水機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野１ 本発明は脱水機の運転制御等を司る脱水機の制御装置に
関する。

［発明の技術的背景］ 従来いわゆる二槽式洗濯機における脱水機もしくは脱水
兼用洗濯機の脱水機構として適用されている脱水機にお
いては、例えば脱水時間制御をする制御装置として、い
わゆる感圧センサと感圧レベル検出装置とを備えたもの
がある。而して、このものでは、脱水時に高速回転され
る脱水バスケットから振り飛ばされた水が該感圧センサ
に衝当することにより、感圧センサがその衝当圧に応じ
たレベルの信号を出力し、この信号レベルが一定の基準
レベルか否かを感圧レベル検出装置によって検出し、そ
の信号レベルが基準レベル以上となったときを基準時点
として脱水制御に関する制御信号例えば運転停止信号を
出力する様にしている。

［背景技術の問題点］ しかしながら上述のものでは、感圧センサから出力され
る信号のレベルが一定の基準レベル以上となったときを
脱水制御に関する基準時点としているため、被脱水物の
量に応じた制御がでないというのが実情であった。即ち
脱水運転中において、感圧センサに作用する水の衝当圧
、換言すれば該感圧センサから出力される信号のレベル
は、脱水開始にともなって増加し成る時点から減少する
変化特性を示し、この場合被脱水物の量が小であるとき
にはそのレベルピーク値が低く、また、量が大であると
きにはレベルピーク値も高いという特性がある。しかる
に従来のものでは、基準レベル値が被脱水物の何れの量
においてもそのピーク値を超えないようにするために、
基準値を被脱水物量が小である場合に合せて設定しなけ
ればならないという事情があり、この結果、被脱水物の
量が大であるときには脱水制御に関する基準時点が早過
ぎ、脱水不足を来たし、総じて、被脱水物量に応じた脱
水制御が困難という問題があった。また、上述のもので
は、水の衝当圧を感知する様にしているため、その感圧
センサを脱水受は槽の内面に位置させなければならず、
該感圧センサに対しシール構造を必要とする欠点もあっ
た。

［発明の目的］ 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、脱水制御に関する基準時点を被脱水物の量に応じ
て検出でき、以て、脱水制御を良好に行ない得、しかも
シール構造も不要ならしめ得る脱水機の制御装置を提供
するにある。

［発明の概要］ 本発明は、脱水台を感知してその音量レベルに応じた信
号を出力する音量センサと、この音量センサからの出力
信号に基いて脱水台のピーク時点を検出する検出装置と
を具備し、以て、被脱水物の量に応じて定まる脱水台の
ピーク時点を脱水制御に関する基準時点としたところに
特徴を有するものである。

［発明の実施例］ 以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。

第２図においては例えば二槽式洗濯機をその背板を取除
いて示しており、この第２図において、１は外箱、２は
洗濯槽、３は脱水受は槽、４は脱水用のモータである。

上記脱水受は槽３の内部には図示はしないが脱水用のモ
ータ４によって回転駆動される脱水バスケットが設けら
れている。さて、５は脱水台を感知する音量センサたる
マイクロホンで、これは前記脱水受は槽３の外面部に第
３図に示す如くねじ止めにより配設されており、このマ
イクロホン５は脱水台を感知してその音量に応じたレベ
ルの周波数信号を出力する。

次に第１図において、６は入力制御装置、７はマイクロ
コンピュータから成る検出装置である。而して、前記入
力制御回路６は、マイクロホン５から出力される周波数
信号を増幅する増幅器８と、所定帯域この場合脱水受は
槽３に対する水の衝当音帯域の周波数を取出すバンドパ
スフィルタ９と、アナログ信号である周波数信号をデジ
タル信号（例えば単位時間当りのパルス数）に変換する
Ａ／Ｄ変換器１０とを有して成り、従って、前記マイク
ロホン５から出力される信号たる周波数信号はそのレベ
ルに応じたデジタル信号として前記検出装置７に入力さ
れる。１１はドライバ回路で、これは検出回路７からの
駆動信号が与えられると動作して前記脱水用のモータ４
を通電駆動する様になっている。１２及び１３は夫々ス
タートスイッチで、スタートスイッチ１２は「弱」脱水
用であり、また、スタートスイッチ１３は「強」脱水用
である。而して、上記検出袋＠７はこれらスタートスイ
ッチ１２．１３の投入によって次に述べる動作を行なう
。

上記構成において、スタートスイッチ１２，１３の何れ
かが投入されると、マイクロホン５が通電駆動されると
共に、検出装置７が第４図の様に動作する。而して、検
出袋＠７の動作開始によってモータ４が通電駆動され、
これによって、脱水バスケットが高速回転されて、その
内部の被脱水物中の水が該脱水バスケットから振り飛ば
され、この水が脱水受は槽３の内面に衝当することによ
って脱水台が発生する。この脱水台をマイクロホン５が
感知してその音量に応じた信号を入力制御装置６に与え
、入力制御装置６はその信号レベルに応じたデジタル信
号（単位時間当りのパルス数）を検出装置７に逐次与え
る。そして検出装置７はそのデジタル信号を逐次音量デ
ータとして確保し、その音量データの変化即ち現時点で
の入力音量データＤｎが前回の入力音口データＤｂに対
し減じたか否かを逐次判断する。斯様な脱水運転時にお
ける脱水台の音量レベル、この場合音圧レベルの変化特
性を第５図に示している。而して、検出装置７において
現時点での入力音量データが前回の入力音量データに対
し減じたことが判断されると、これをもって第５図に示
すピーク時点Ｐが検出され、そしてこのピーク時点をそ
の後の脱水制御の基準時点とし、この場合、脱水運転が
「弱」脱水用のスタートスイッチ１２の投入によるもの
か「強」脱水用のスタートスイッチ１３によるものかの
判断がなされ、前者の場合には直ちにドライバ回路１１
に対して駆動停止信号（制御信号）が出力され、また、
後者の場合には所定時間例えば１分経過時に駆動停止信
号が出力され、以てモータ４が断電されて駆動停止され
る。

この様な本実施例によれば、脱水運転時において、その
脱水音が被脱水物の量の大小によって音量レベルに大小
はあるものの相似した変化特性を示し且つ被脱水物の量
に応じた時点においてピーク値に達することに着目し、
音量センサたるマイクロホン５及び検出装置７を設けて
、そのピーク時点を検出する様にしたので、このピーク
時点をもって脱水制御に関する基準時点とするこ件がで
き、よって、被脱水物の量に応じた基準時点を得ること
ができる。従って、被脱水物の量に応じた脱水制御を行
なうことができ、本実施例の如（、Ｆ弱Ｊ脱水する場合
にはこのピーク時点による基準時点をモータ４の停止時
点とすることができて被脱水物の量に関係なく脱水不足
のない脱水運転を行ない得、また、「強」脱水の場合に
は該基準時点からの所定時間をモータ４に対する停止時
点とすることができて「弱」脱水の場合よりは被脱水物
の量に関係のない脱水度の高い脱水運転を行ない得る。

また、本実施例によれば、音量センサたるマイクロホン
５は脱水音を検出するものであるから、脱水受は槽３内
面でなくその外面に取付けることができ、従って、従来
の感圧センサを用いる場合とは違って、シール構造等は
不要で、構造の簡単化及び取付けの簡単化も図り得る。

尚、上記実施例によれば、検出装置７にモータ４の駆動
及びその停止も制御させる様にしたが、検出装置７とし
ては少なくとも脱水音のピーク時点を検出するものであ
れば良い。また、上記実施例では、本発明を二槽式洗濯
機に適用したが、本発明はこれに限られず、脱水兼用洗
濯機あるいは脱水機単独のものにも適用して実施できる
ものである。

その池水発明は上記実施例に限定されず、要旨を逸脱し
ないｔ！囲内で種々変更して実施できる。

［発明の効果］ 本発明は以上の記述にて明らかな様に、脱水制御に関す
る基準時点を被脱水物の量に応じて検出でき、よって脱
水制御を良好に行なわしめ得、さらに、シール構造等も
不要ならしめ得て、構造及び取付けの簡単化も図り得る
等、優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図はブロック図、
第２図は二槽式洗濯機の背面図、第３図はマイクロホン
の取付は部分の拡大斜視図、第４図はフローチャート、
第５図は脱水音の変化特性図である。 図中、３は脱水受は槽、４はモータ、５はマイクロホン
（音量センサ）、６は入力制御装置、７は検出装置、１
１はドライバ回路である。 第２図 第　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、脱水音を感知してその音量レベルに応じた信号を出
   力する音量センサと、この音量センサからの出力信号に
   基いて脱水音の略ピーク時点を検出する検出装置とを具
   備して成ることを特徴とする脱水機の制御装置。