JPS61204462A - 壁紙の貼付法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建造物の内装工事の施工方法に関し、より
詳細には、建造物の壁面に壁紙などの内装用シートを貼
付覆る方法に関する。

〔従来技術およびその問題点〕

建造物において、室内装飾などの目的で、ポリ塩化ビニ
ル製もしくは織物製などの内装用シート、特に種々の絵
柄・模様が施された壁紙を接着剤で建造物壁面の上に貼
着することが広〈実施されている。この際、接着剤とじ
て澱粉系接着剤、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル
樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂共重合体樹脂などが乳
化されたエマルジョン型接着剤などが主に使用されてい
る。

この内装用シートは、従来から、このシートの裏面に上
述の接着剤が糊付は装置もしくは刷毛などによって塗布
され、塗布されたシートを折り畳ｌνでそれを担いで脚
立、はしご、踏台などに登り、壁の下地面に対し両手で
シート接着剤塗布面を広げ、シー１−の柄合せをしなが
ら、刷毛、へら、ローラーなどでなで付けて壁面の上か
ら下へシートが貼り付けられている。

しかしながら、この従来の貼付法では、通常の９０ｃｍ
巾の内装用シートを両手で持ちな、がら−人で左または
右側の貼着済みシートとの柄合せ及び壁面全体中のおけ
る柄合せを行ない、かつ貼付することは、かなり熟練し
た技術を要し、したがって、実際に施工された壁紙など
を観察すると正確に柄合せされているケースが少なくて
横柄に枝打ら現象を生じて見苦しい外観を呈している。

また、刷毛またはヘラなどで内装用シートを引き伸ばし
て無理に柄合ぜをするために、収縮という紅時変化が起
ってシートの継目が開く恐れがある。さらに、シートを
両手で持ち上げるという無理な姿勢で作業するために、
貼付けに際し内装用シートと下地との間に空気が入り、
皺や浮きが生じて綺麗な仕上りが難しい。

この発明は上述の問題点を解決するためになされたｂの
であり、その目的とするところは建造物の壁面に壁紙な
どの内装用シートを横および縦の柄合せが正確に行なわ
れてしかも材質に無理な引張りの力を加えないで容易か
つ美装に、しかも能率よく貼り付けることのできる内装
用シートの貼付法を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明者等は、壁面に対して内装用シートの歪み、た
わみ等をなくして平衡な面をつくって該シートを貼付す
る手段を用いれば、上述の目的達成に右動であることを
見い出した。

すなわら、この発明の内装用シー］・の貼付法は、前後
・左右・上下に移動可能な、好ましくは、かつ上下およ
び前後に傾動可能な横長棒に、内装用シートを実質的に
皺のないように懸垂させ、この棒を移動調節してそのシ
ートの柄合Ｖを行ない、建造物の壁面にシートを平衡に
貼着することを特徴どするものである。

この発明の貼付法において、まず、前後・左右・、上下
に移ｖＪ、好ましくは、かつ上下および前後に傾動可能
な横長棒に、内装用シートが実質的に皺のないように懸
垂される。

この発明における横長棒は、前後・左右・、上下に移動
することのできるものである。しかし、横長棒に前後・
左右・上下に移動させ、また、上下および前後に傾動さ
せる機構は任意であり、横長棒に上記の機能を与えるも
のである限り装置の構造、機能、形状、寸法など任意で
ある。前後・左右・上下に自由自在に移動可能な横長棒
は、内装用シートを実質的にしわのないように懸垂でき
る任意の手段を有する。例えば、第１図に示すように、
逆り字形断面の横長棒１の上面に内装用シート２の一端
をかけ、横長棒１の両側に設けられたシート係止具３で
シートを留めて懸垂する。横長棒の形状・寸法は、任意
であるが、好ましくは、シートの側端から他の側端への
貼着を可能にするように、壁面に対し弓状である。

懸垂に次いで、前記の横長棒１の位置を、前後、左右、
もしくは上下に移動調整し、壁面に対向させてシートの
柄合せを行なう。例えば、第１図に示すように、横長棒
１の支持具４を移動させて、横長棒１および内装用シー
ト２を矢印の前後、左右、もしくは上下に位置調整を行
なうことによって壁面に対して内装用シートの歪み、た
わみ等をなくして平衡な面を形成し、該シートの一端よ
り容易に柄合せができる。

補合Ｉ！後、内装用シートを建造物壁面へ平衡に貼着す
る。第１図に示すように、Ａ側にある壁面（図示せず）
に向けて、Ｂ側から刷毛もしくはローラなどでシーｉ・
面に圧力をかけて、接着剤でシートを貼着する。この過
程で用いられる接着剤は、この過程前の任意の過程で、
内装用シー１〜裏面もしくは壁面に塗布されているもの
とする。

〔発明の効果〕

この発明の貼付法によって、次の効果が得られる。

（１）　熟練していない作業者１人であっても、壁面に
仕上り良好に内装用シートを容易かつ能率よく貼着する
ことができる。

（２〉　無理な姿勢をとる必要がなく材質に無理な引張
りの）〕がかからないので、柄や模様合せの作業および
ローラなどによる圧着を正確かつ入念に行なうことがで
きる。したがって、正確な柄合せ、皺、浮きおよび継目
のすぎまのない美しい仕上りが可能となる。

（３）　従来の両手による貼着では、シートの巾は９０
ｃｍまでであったが、９０ｃｍ以上の幅広い内装用シー
トの施工も極めて容易にＪることができた。したがって
、幅広い内装用シートを使用することができるので、継
目の数が従来の狭いものより少なくなり、仕上りは更に
美しいものとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の貼付法において用いられる横長棒の
説明図である。 １・・・横長棒、２・・・内装用シート、３・・・係止
具、４・・・支持具、Ａ・・・壁面方向。 猿股　清

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、前後・左右・上下に移動可能な横長棒に、内装用シ
   ートを実質的にしわのないように懸垂させ、該棒を調整
   して該シートの柄合せを行ない、建造物壁面に該シート
   を貼着することを特徴とする内装用シートの貼付法。 ２、横長棒が上下および前後に傾動可能なものである、
   特許請求の範囲第１項記載の貼付法。