JPS6120249Y2 - - Google Patents

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JPS6120249Y2
JPS6120249Y2 JP5479479U JP5479479U JPS6120249Y2 JP S6120249 Y2 JPS6120249 Y2 JP S6120249Y2 JP 5479479 U JP5479479 U JP 5479479U JP 5479479 U JP5479479 U JP 5479479U JP S6120249 Y2 JPS6120249 Y2 JP S6120249Y2
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JP
Japan
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cooling fan
crankshaft
engine
fan
shaft
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JP5479479U
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JPS55156210U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車等のエンジンの冷却フアンの取
付装置に関するものである。
従来のこの種の装置は、冷却フアンがクランク
シヤフト端部又はクランクシヤフト端部に固定さ
れたプーリーに直接連結されるよう構成されてお
り、エンジンの振動がクランクシヤフトを介して
直接冷却フアンに伝達されるので、その強度(寿
命)や騒音に対して悪影響を与え、また、逆に、
クランクシヤフト自体の強度にも影響するなど、
好ましくない影響を与えていた。
また、このような問題を解決するために、実開
昭52−170142号公報には冷却フアンに固定された
回転部分及びラジエータに固定された固定部分を
有するフアン軸受と、エンジンからの駆動力を上
記冷却フアンに伝達する2個のユニバーサルジヨ
イントとを有し、上記ユニバーサルジヨイントの
一方をスプラインを介して上記回転部分に結合
し、上記ユニバーサルジヨイント間をフランジを
介して結合したことを特徴とするエンジン冷却フ
アン取付装置が開示されている。
しかしながら、この冷却フアン取付装置では、
フアン軸受の固定部分をフアン軸受取付ステーを
介してラジエータ側に固定させるので、エンジン
側とラジエータ側の2つの振動系によつて生ずる
相対変位を吸収させるためにユニバーサルジヨイ
ントを使用せざるを得なかつた。従つて、エンジ
ン前端とラジエータ間の距離が増大してしまうと
いう欠点があつた。
更に、前記冷却フアン取付装置では、ユニバー
サルジヨイントの一方をクランクシヤフトプーリ
の内側にボルトによつて固定しているので、前記
プーリにかける駆動ベルトの交換時に、フアン軸
受取付ステーをラジエータより取外すと共に冷却
フアン、フアン軸受をユニバーサルジヨイントの
シヤフトのスプライン部から取外しても、ユニバ
ーサルジヨイントがそのままクランクプーリに装
着されたままになるので、駆動ベルトを前記シヤ
フトのスプライン側から行わなければならず、ま
た、その代りに他方のユニバーサルのフランジを
クランクプーリから取外す必要があり、その場合
にはボルト取外し作業をフアン軸受取付ステー側
と前記フランジ側の2ケ所で行わなければなら
ず、いずれも作業性が悪いという欠点があつた。
次に、実開昭54−10134号公報にはクランクシ
ヤフトに対してギヤ駆動により補機類を駆動する
内燃機関の補機駆動用歯車箱が開示されている
が、この場合はクランクシヤフトに対してドライ
ブシヤフトが平行であり、エンジン端部とラジエ
ータ間の距離を縮少でき且つ歯車箱をエンジン側
部に装置し振動上の問題も解消されるとしても、
冷却フアンのように大径のものをエンジン側部に
設置することは、新たに大径のフアンカバーをエ
ンジン側部に装置しなければならず、更には中間
ドライブギヤを複数個使用しなければならず、エ
ンジンのコンパクト化、軽量化という面からみて
直ちに適用し得るものではない。
本考案は、このような欠点を除去するためにな
されたもので、その目的は、冷却フアンの支持を
エンジン本体に着脱可能に取付けられたステーに
より行いかつ冷却フアンの軸部とクランクシヤフ
ト端部とをスプラインを形成した駆動軸で連結
し、冷却フアンのエンジンへの着脱をきわめて容
易にし、それによつてフアンベルトの交換作業を
も容易にし、且つ冷却フアン軸部とクランクシヤ
フトとの相対変位をなくし、それによつてユニバ
ーサルジヨイントを有しない駆動軸を適用して、
クランクシヤフト端部と冷却フアンとの距離即ち
エンジン端部とラジエータとの距離を極めて短縮
化することにあり、その要旨はエンジン本体に取
付けられたステーに冷却フアンの軸部を支持し、
かつ前記冷却フアンの軸部とクランクシヤフト端
部とにスプライン結合された駆動軸を介して連結
したことにあり、以下にその実施例を図面により
説明する。
図において、1はエンジン本体、2はクランク
シヤフト(端部)、3は、ステーであつて、この
例では4本のロツドにより構成され、その中央端
部には軸受4を支持するためのボス30が設けら
れている。ステー3の他の端部にはフランジ31
が固定され、ステー3はこのフランジ31を介し
てボルトによりエンジン本体1に着脱自在に取り
付けられている。
5は冷却フアン、6は冷却フアン5に固定され
た軸部であつて、前記軸受4を介してステー3に
回転自在に支持されている。
7及び8は駆動軸であつて、それぞれの一端
は、スプライン70及び80が形成されて、軸部
6及びクランクシヤフト端部2とそれぞれスプラ
イン結合されている。またその各他端にはフラン
ジ71及び81が形成され、これらは、弾性体;
この例ではラバー9を介してボルトにより連結さ
れている。フランジ71と81及びラバー9は、
弾性カツプリング10を構成している。弾性カツ
プリング10はこの構造例に限らないことはいう
までもない。なお11は、クランクシヤフト端2
に固定されたプーリーで、カツプリング10は、
この内部スペースに収納される。
12はフアンシユラウドであつてステー3にボ
ルト等により取り付けられている。
クランクシヤフト2の回転は、弾性カツプリン
グ10を介して冷却フアン5に伝達されるので、
クランクシヤフト2からの振動はこの部分で効果
的に遮断される。また、冷却フアン5とそれを支
持する軸受4,ステー3は、共にエンジン本体1
側に支持されているので、これらはいずれも同一
の振動体上に位置することになり、クランクシヤ
フト2と冷却フアン5の軸受4との相対変位がき
わめて少なくなり、駆動軸7,8はユニバーサル
ジヨイント等を適用する必要がなくなり、クラン
クシヤフト2の端部と冷却フアン5との距離を極
めて短縮化することができ、更にフアンシユラウ
ド12もステー3に取り付けられているので、フ
アン5との相対変位がきわめて少なく、従つてチ
ツプクリアランスを縮少でき、フアン効率をアツ
プさせることができる。
ステー3はエンジン本体1に着脱自在に取り付
けられ、冷却フアン5の軸部6と駆動軸7間及び
クランクシヤフト2と駆動軸8間はそれぞれスプ
ライン結合されているので、ステー3、冷却フア
ン5の脱着がきわめて容易であり、フアンベルト
の交換作業は簡単に行なうことができる。
以上のように、本考案による冷却フアンの取付
装置は、エンジン本体に取付けられたステー冷却
フアンの軸部を枢支し、かつ前記冷却フアンの軸
部とクランクシヤフト端部とにスプライン結合さ
れた駆動軸を介して連結してなるので、次のよう
な効果がある。
即ち、冷却フアンの支持をエンジン本体に着脱
可能に取付けられたステーにより行いかつ冷却フ
アンの軸部とクランクシヤフト端部とをスプライ
ンを形成した駆動軸で連結したので、冷却フアン
のエンジンへの着脱がきわめて容易にできる効果
がある。
更に、冷却フアンの支持をエンジン本体に行う
ようにしたので、冷却フアンの軸部とクランクシ
ヤフトとの相対変位がきわめて少くなり、それに
よつてクランクシヤフト端部と冷却フアンの軸部
とを連結している駆動軸が、ユニバーサルジヨイ
ントを用いる必要がなくなり、スプラインを有す
る単なる駆動軸で良いので、クランクシヤフト端
部と冷却フアンの軸部との距離、即ちエンジン端
部とラジエータとの距離を極めて短縮でき、それ
によつてエンジンルームや車両の著しいコンパク
ト化および軽量化が図れる効果がある。
また、上記冷却フアンの着脱容易化および駆動
軸の脱着もスプライン結合によつて簡単に行える
ようにしたので、クランクシヤフト端部に設けら
れたプーリへのフアンベルトの交換作業もきわめ
て容易になるという効果がある。
本考案によれば上述の如き効果のほかに更に次
のような効果がある。即ち、冷却フアンの回転時
の振動、騒音が低減され、その寿命が著しく向上
すると共に、エンジン全体の騒音低減にも大きく
寄与する。またクランクシヤフト自体の信頼性の
大巾な向上を計ることができる。更には、フアン
シユラウドと冷却フアンとの間のチツプクリアラ
ンスをきわめて小さくできるので、フアン効率も
アツプし、また、フアンベルト交換の作業性も容
易である等、本考案による実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面概略
図、第2図は第1図の−矢視断面図であつて
ステー3の部分のみを示す図である。 符号 1……エンジン本体、2……クランクシ
ヤフト(端部)、3……ステー、30……ボス、
4……軸受、5……冷却フアン、6……軸部、
7,8……駆動軸、70,80……スプライン、
10……弾性カツプリング、12……フアンシユ
ラウド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン本体に取付けられたステーに冷却フア
    ンの軸部を支持し、かつ前記冷却フアンの軸部と
    クランクシヤフト端部とを駆動軸を介してスプラ
    イン結合してなる冷却フアンの取付装置。
JP5479479U 1979-04-24 1979-04-24 Expired JPS6120249Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5479479U JPS6120249Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5479479U JPS6120249Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55156210U JPS55156210U (ja) 1980-11-10
JPS6120249Y2 true JPS6120249Y2 (ja) 1986-06-18

Family

ID=29289198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5479479U Expired JPS6120249Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24

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JP (1) JPS6120249Y2 (ja)

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JPS55156210U (ja) 1980-11-10

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