JPS6120188B2 - - Google Patents

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JPS6120188B2
JPS6120188B2 JP56012785A JP1278581A JPS6120188B2 JP S6120188 B2 JPS6120188 B2 JP S6120188B2 JP 56012785 A JP56012785 A JP 56012785A JP 1278581 A JP1278581 A JP 1278581A JP S6120188 B2 JPS6120188 B2 JP S6120188B2
Authority
JP
Japan
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transistor
current
transistors
collector
coupled
Prior art date
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Application number
JP56012785A
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English (en)
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JPS56119580A (en
Inventor
Ryuuben Baraban Arubin
Aran Sutetsukuraa Suchiibun
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RCA Corp
Original Assignee
RCA Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by RCA Corp filed Critical RCA Corp
Publication of JPS56119580A publication Critical patent/JPS56119580A/ja
Publication of JPS6120188B2 publication Critical patent/JPS6120188B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/12Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising
    • H04N5/126Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising whereby the synchronisation signal indirectly commands a frequency generator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電流変換すなわち電流レピーテイ
ング回路に関するもので、特に、たとえば差動増
幅器型位相検波器用の能動負荷として利用できる
電流レピータ回路に関するものである。
トランジスタ差動増幅器は、一例をあげるとテ
レビジヨン受像機の水平偏向系に使用する自動位
相制御回路用の位相検波器として働くように具合
よく構成することができる。その様な構成の代表
的なものゝ1つにおいては、この位相制御回路で
生成された同期ロツクされる信号を表わす矩形波
と水平同期信号とが比較される。この矩形波信号
は差動結合された2個のトランジスタの一方のま
たは両方のベースに印加され、一方水平同期パル
スはこの差動増幅器の電流源トランジスタに印加
される。両信号の位相が一致していれば、この矩
形波は水平同期パルスの中心と丁度一致して一方
の状態から他方の状態への転移を起す。両信号が
この様な関係にあると、差動増幅器の一方のトラ
ンジスタは水平同期パルスの持続時間の半分だけ
導通し、また他方のトランジスタはその水平同期
パルスの持続時間の残りの半分だけ導通する。差
動増幅器を構成する両トランジスタに平衡負荷が
接続されていればこれら両トランジスタは交互に
等大の電流を導通させる。この2つの電流は互に
逆の極性をもつてフイルタ回路に順番に供給され
て、同期ロツクされる矩形波信号と水平同期パル
スとの間の位相差を表わす制御電圧を発生する。
この矩形波中の転移が同期パルスの中心と一致し
た時点以外の時点で生ずると一方の差動増幅器ト
ランジスタの方が他方よりも長時間導通すること
になる。上記の2つの電流とこの電流によつて作
り出された制御電圧は、この位相変化をその大き
さと向きの形でこの制御電圧に反映させる。この
制御電圧は、位相検波器を含むループ回路中にあ
る水平発振器を制御して、同期ロツクされる矩形
波の位相を水平同期パルスと所望の関係をなす状
態に戻すようにするのに使用することができる。
上述の例においては、差動増幅器の両トランジ
スタによつて生成される電流の極性は同じである
から、単純にこの形のまゝ差動的に組合せること
はできない。この位相検波器を集積回路で構成す
る場合には、通常、その電流の一方を電流レピー
タを使つて反転させた後他方の電流と合成するの
が好都合である。その様な電流レピータは、米国
特許第4144545号の第1図における電流ミラー回
路38や米国特許第3927331号の第1、2および
6図におけるトランジスタ4〜7のように、差動
増幅器の両トランジスタの出力電極間に結合され
るものである。この様な電流レピータは、大抵の
動作条件下では充分満足すべき動作特性を示すの
であるが、次の3つの要因すなわち、このレピー
タをターンオフした時のベース電流の作用による
不平衡、レピータをターンオフした時の漏れ電流
によるオフセツトおよび残留(蓄積)ベース電荷
によるターンオフの遅れ、によつて理想的な電流
の複製作用が損なわれることが判つた。上記米国
特許第3927331号中に述べられているように、そ
の第1図に示された電流レピータでは、そのレピ
ータの一方側に流れるベース電流によつて不平衡
が生ずる。この点は上記米国特許第4144545号に
示された回路においても同様である。米国特許第
3927331号の第2図に示された回路では、このベ
ース電流の不平衡を有効に減殺しているがなおオ
フ状態における漏れ電流の増幅によつて影響を受
ける。この第2図に示された回路をカツトオフ状
態にしたとき、レピータトランジスタ中の漏れ電
流が増幅されて位相検波器の出力端子に現われ
る。同米国特許の第6図に示された回路ではこの
漏れ電流の増幅は阻止される。すなわち、位相検
波器の出力端子には一個のトランジスタの漏れ電
流が現われるに過ぎない。
前述のような従来技術のどれでも、前記した3
番目の不都合すなわち電流レピータにおける残留
ベース電荷の問題を解消することはできなかつ
た。この残留ベース電荷は制御差動増幅トランジ
スタがカツトオフ状態になつた後までも電流レピ
ータの導通状態を長引かせるという不都合をもた
らす。この電流レピータによるターンオフの遅れ
(長引き)があると位相検波器によつて作り出さ
れる制御電圧に誤差が生じ、制御される水平発振
器をその正規動作周波数から離反するようにシフ
トさせることになる。これによつて、位相制御回
路の引込み範囲が非対称性を呈することになり、
或る条件下では、水平同期信号が位相制御回路の
引込み範囲を外れてもはや水平偏向系を水平同期
パルスに同期させ得ない状態となる。
この発明の原理に従えば、位相制御回路中の位
相検波器として充分に使用可能な差動増幅器のた
めの電流レピータを構成できる。この差動増幅器
は、エミツタを相互結合した2個のトランジスタ
を有し、この互に結合されたエミツタに結合され
た電流源トランジスタから電流を受入れるように
なつている。この2つの差動増幅用トランジスタ
のコレクタ間に、電流ミラー回路をなす第1〜第
3トランジスタが接続されている。この第1およ
び第2トランジスタのコレクタ・エミツタ間電路
は、それぞれ両差動増幅用トランジスタと、電源
に結合された抵抗器との間に直列に接続されてい
る。第1および第2トランジスタのベース電極は
相互におよび第3のトランジスタに結合されてい
る。第1、第2トランジスタの両ベース電極と上
記抵抗器との間に第4のトランジスタが結合され
ていて、これは基準電圧によつてバイアスされて
いる。
第1トランジスタに結合されている差動増幅用
トランジスタが導通して電流を流すと、電流ミラ
ー回路を構成するトランジスタは導通状態とな
り、第2トランジスタは第1トランジスタの導通
電流と実質的に同大で逆極性の電流を供給する。
この第1と第2のトランジスタは上記抵抗器と第
4トランジスタに結合されているために、第4ト
ランジスタは上記第1、第2トランジスタが電流
を流している期間中は非導通状態にされる。差動
増幅器がスイツチされて第1トランジスタに結合
されている差動増幅用トランジスタが非導通状態
になると、上記3個の電流ミラー回路トランジス
タは非導通状態になる。しかし、上記第1および
第2トランジスタはベース残留電荷を持つてお
り、この電荷は、第1トランジスタに結合されて
いる差動増幅用トランジスタがカツトオフ状態に
なつた後までも電流ミラー回路の導通状態を長引
かせるように働くものである。しかし上記第4の
トランジスタがこの導通状態の延引の発生を阻止
する。第1と第2のトランジスタが非導通になる
と、これらに結合されている第4トランジスタを
導通状態にする。第4トランジスタは、導通によ
つて第1および第2トランジスタの残留ベース電
荷を放電させて、それらが導通状態を長引かせ得
ないようにする。
次に、テレビジヨン受像機の偏向系用の自動位
相制御回路に用いる差動増幅器型位相検波器の一
部として構成した、この発明による電流レピータ
の一例を、図を参照しつゝ説明する。
図の構成において、アンテナ10によつて受信
されたビデオ信号は、チユーナ、中間周波および
ビデオ検波段12に供給される。検波されたビデ
オ信号は、ルミナンスおよびクロミナンス処理回
路14に供給され、ビデオ駆動信号として映像管
16に印加される。ビデオ信号はまた同期信号分
離回路18に供給され、そこでビデオ情報から水
平および垂直同期信号が分離される。水平および
垂直同期信号は垂直偏向回路20に供給される。
この回路20は映像管に付設された偏向巻線24
に供給するための垂直偏向信号を発生する。同期
分離回路は、水平位相制御ループ回路90に水平
同期信号を供給する。
この水平同期信号は抵抗器30を介して、共通
エミツタ接続されたトランジスタ34のベースに
供給される。トランジスタ34にはそのベース.
エミツタ接合と同じ極性ダイオード32が分路結
合されている。トランジスタ42はトランジスタ
34の能動負荷となつていて、そのコレクタがト
ランジスタ34のコレクタに、エミツタが抵抗器
43を介して電圧源(+)に、またベースがバイ
アス電源100によつて与えられる基準電圧源
Vb1に結合されている。トランジスタ34のコ
レクタは共通エミツタ接続されたトランジスタ3
6のベースに結合されている。トランジスタ44
はトランジスタ36に対する能動負荷となつてい
てトランジスタ42と同じ様に接続されている。
トランジスタ44のエミツタは抵抗器45によつ
て+電源に接続されている。トランジスタ36の
コレクタは電流源トランジスタ40のベースに結
合されている。トランジスタ40のエミツタは、
エミツタが基準電位点(接地点)に結合され、コ
レクタが差動増幅器型位相検波器50に電流を供
給するように結合している。このトランジスタ4
0のベース・エミツタ接合には、この接合と同じ
極性でダイオード38が分路結合されている。
この位相検波器は互にエミツタを結合した2個
のトランジスタ52と54を持つている。水平同
期パルスと位相比較されるべき波形は、カウンタ
94からエミツタホロワ・トランジスタ56を通
してこのトランジスタ52のベースに与えられ
る。トランジスタ56のコレクタは+電源に接続
されている。トランジスタ46は、コレクタをト
ランジスタ56のベースとカウンタ94の出力の
接続点に結合されていてこのカウンタの出力に対
する能動負荷として働く。トランジスタ46のエ
ミツタは抵抗器43により+電源に結合され一方
ベースはバイアス電源100から基準電圧Vb1
を受入れるように結合されている。トランジスタ
54のベースはバイアス電源100から基準電圧
Vb2を受入れるように接続されているがこの電
圧はトランジスタ58のベース・エミツタ接合を
介して結合されるため多少低くなつている。トラ
ンジスタ58のコレクタは+電源に接続されてい
る。トランジスタ48は、ベースが基準電圧Vb
2の電源に、コレクタが接地点に、エミツタがト
ランジスタ56のベースに結合されている。トラ
ンジスタ48は、トランジスタ56のベースにお
ける電圧が基準電圧Vb2レベルより1ベース・
エミツタ間電圧(1Vbe)分以上に上昇すること
を阻止するもので、もしそうしないとトランジス
タ56は飽和する。
トランジスタ52と54のコレクタ相互間には
電流レピータ60が結合されている。電流レピー
タ60は電流ミラー回路をなすように結合された
3個のトランジスタ61、63および65を具え
ている。トランジスタ61のコレクタはトランジ
スタ52のコレクタとトランジスタ65のベース
に結合され、トランジスタ63のコレクタはトラ
ンジスタ54のコレクタとフイルタ回路80に結
合されている。トランジスタ61と63のベース
は相互に結合されると共にトランジスタ65のエ
ミツタにも結合されている。トランジスタ65の
コレクタは接地されている。トランジスタ61と
63のエミツタは抵抗器62と64によつて互に
結合され、この両抵抗器の相互接続点は、トラン
ジスタ66のエミツタと+電源の間に直列接続さ
れた分圧抵抗器67と68の接続点に結合されて
いる。トランジスタ66は、ベースが基準Vb1
を受入れるようにバイアス電源100に、コレク
タがトランジスタ61と63の相互接続されたベ
ースに結合されている。
フイルタ回路80は、トランジスタ63と54
の両コレクタと接地点の間に結合されたキヤパシ
タ81を含んでいる。このキヤパシタ81には、
キヤパシタ83と抵抗器85との直列組合せが並
列接続されている。キヤパシタ87と抵抗器89
より成る第2の直列組合せが、キヤパシタの非接
地側端子とトランジスタ110のコレクタとの間
に結合されている。トランジスタ110のエミツ
タは接地されており、そのベースは垂直偏向回路
20からスキユー制御パルスを受入れるように結
合されている。トランジスタ112は、トランジ
スタ110のベースおよび垂直偏向回路のスキユ
ー制御パルス出力の能動負荷として働き、コレク
タをトランジスタ110のベースに、エミツタを
抵抗器114により+電源に、ベースをバイアス
電源100から基準電圧Vb1を受入れるように
結合されている。
位相制御電圧はこのフイルタ回路80によつて
発生され、水平発振器92に印加されてその位相
と周波数を制御する。水平発振器92の出力はカ
ウンタ94に結合されれ、カウンタ94はこの水
平発振信号を分周して、位相検波器50に対する
入力信号と、第2の水平位相制御回路70に対す
る水平同期ロツク出力信号を生成する。
第1の水平位相制御ループ回路90により発生
した水平同期ロツク出力信号は位相検波器74と
パルス整形器73に印加される。パルス整形器7
3は、傾斜(ランプ)波発生器77による水平同
期ロツク鋸歯状波形の発生に適したパルスを発生
する。この鋸歯状波は比較器78の1方の入力に
印加される。位相検波器74は水平同期ロツク出
力信号を水平偏向回路75が発生するフライバツ
クパルスと比較し、出力電圧を発生するがこの電
圧はフイルタ76によつて波されて比較器78
の第1入力に印加される。比較器78は、パルス
整形器72が水平偏向回路75用の水平駆動パル
スを発生する時点を決定する出力信号を発生す
る。水平偏向回路75はこの水平駆動パルスに応
じて、映像管16の偏向巻線22に印加される偏
向信号を発生する。水平偏向回路75は映像管1
6のアルタ電圧も供給する。
同期信号分離器18によつてビデオ信号から分
離された水平同期パルスはトランジスタ34と3
6によつて2回の増幅および反転作用を受けた後
電流源トランジスタ40に供給される。電流源ト
ランジスタ40は、各水平同期パルス期間中導通
状態になり各同期パルスの持続時間中位相検波器
50を付活する。
カウンタ94は水平同期パルスと実質的に等し
い周期性を持つ矩形波を発生する。位相制御ルー
プがこの同期信号にロツクされると、カウンタの
矩形波は各水平同期パルスの中心と実質的に同期
して所定極性(すなわち、正向きまたは負向き)
の転移を示す。カウンタの矩形波は2ベース・エ
ミツタ間電圧レベル(2Vbe)とトランジスタ5
6のベースにおける4Vbeレベルとの間でスイツ
チされる。トランジスタ58のベースは基準電圧
Vb2によつて3Vbeに保たれているので、トラン
ジスタ54のベースにおける電圧は2Vbeレベル
に保たれ、トランジスタ52のベースにおける信
号は1Vbeと3Vbeの間でスイツチする。位相検波
器がトランジスタ40により導通して活かされた
とき、トランジスタ52のベースにおける信号が
3Vbeレベルにあれば、トランジスタ52はター
ンオンされトランジスタ54はターンオフされ、
また上記信号が1Vbeレベルにあればトランジス
タ52はターンオフされトランジスタ54はター
ンオンされる。カウンタの矩形波の転移が水平同
期パルスの中心と時間的に同期して生ずれば、各
トランジスタ52と54はその同期パルスの持続
時間の半分の期間導通状態となる。これは位相制
御ループ90の同期状態である。
トランジスタ52が導通状態にされると、その
コレクタ電流によつて電流ミラー回路のトランジ
スタ61、63および65は導通状態になり、こ
のトランジスタ52のコレクタ電流はトランジス
タ63のコレクタ電流として複製され、充電々流
としてフイルタ回路80に供給される。この複製
であるトランジスタ63のコレクタ電流は、トラ
ンジスタ52のコレクタ電流がトランジスタ61
のコレクタ電流とトランジスタ65のベース電流
とに分割されるために、トランジスタ65のベー
ス電流に等しい大きさだけトランジスタ52のコ
レクタ電流よりも小さい。トランジスタ65のベ
ース電流は、トランジスタ61と63のベース電
流の和をトランジスタ65のベータ(β)値で除
した値に等しい。トランジスタ65のベース電流
は、従つて、トランジスタ52のコレクタ電流に
比較すると余り重要ではなく、トランジスタ63
の上記複製コレクタ電流は事実上トランジスタ5
2のコレクタ電流に等しい。
トランジスタ61と63が電流を流通させると
それらのエミツタ電流は抵抗器62、64および
68を通して流れる。抵抗器68を流れる電流に
よつてその両端間にある電圧降下が生じ、抵抗器
67と68の接続点における低レベル電圧が抵抗
器67によつてトランジスタ66のエミツタに印
加される。この低レベル電圧によつてトランジス
タ66は非導通とされるので、トランジスタ66
のコレクタからトランジスタ61と63のベース
およびトランジスタ65のエミツタには電流が供
給されない。電流ミラー回路のトランジスタ6
1、63および65が導通しているときトランジ
スタ66は非導通であるから、上記トランジスタ
は上記の如くトランジスタ52のコレクタ電流を
正確に複製する。もしこの時トランジスタ66が
導通させられると、トランジスタ63のコレクタ
電流は減少し、電流レピータ60の精度に悪影響
を及ぼす。
差動増幅器がスイツチしてトランジスタ52が
ターンオフされトランジスタ54がターンオンさ
れたときは、トランジスタ54によつてフイルタ
回路80に供給される放電々流から差引かれる電
流がトランジスタ63から供給されないように、
電流レピータ60がすぐに非導通にすることが望
ましい。この時トランジスタ63に流れる電流が
あると位相制御ループ90の引込み範囲が非対称
となり前述したように同期化させ得なくなる。こ
の発明の原理に従つて、トランジスタ66は、差
動増幅器がスイツチした後におけるトランジスタ
63による不所望な導通状態の長引きを阻止する
ように働く。トランジスタ52がターンオフする
と電流ミラートランジスタ61、63および65
の電流は無くなり従つてこれらのトランジスタは
ターンオフし始める。これがターンオフするにつ
れてトランジスタ61、63のエミツタ電流は減
少し、そのベース領域にはターンオフに逆らう残
留電荷が残る。トランジスタ61と63の減少す
るエミツタ電流は抵抗器68を流れる電流を減少
させ、抵抗器67、68の接続点における電圧は
上昇し始める。この上昇電圧は抵抗器67によつ
てトランジスタ66のエミツタに印加され、トラ
ンジスタ66を導通状態にさせる。そこでトラン
ジスタ66は、トランジスタ61と63の残留ベ
ース電荷が流れることができ従つてこれを除き得
る電路を作り、残留ベース電荷は急速に除去され
る。更に、トランジスタ66の導通はトランジス
タ63のベース電圧を増大させてこれを充分非導
通状態に保つ。これによつてトランジスタ63に
よる漏れ電流の流れが阻止される。もしこの作用
が無ければフイルタ回路80に供給される電流に
不所望な変化が生ずる。
トランジスタ66はトランジスタ61、63の
導通と逆の関係でターンオンおよびターンオフさ
れるものとして説明したが、図示の回路はトラン
ジスタ66の導通がトランジスタ61、63の導
通と逆向きに制御される限りある程度前述の改善
を得ることができる。たとえば、トランジスタ6
6は、トランジスタ61と63がターンオフされ
るとき高導通状態となり、またトランジスタ61
と63が電流を流すとき僅かに導通状態であるよ
うに、バイアスすることができる。電流レピータ
60をこの様にバイアスすると、複製される電流
に極く僅かの誤差を生ずるがその誤差は或る応用
面では無視し得る程度である。更に、図示の例で
は抵抗器62と64は共に抵抗器67と68の相
互接続点に接続されているが、トランジスタ66
の導通を制御するには何れか一方の抵抗器のみを
上記接続点に接続するだけで充分である。図示の
ように両抵抗器を使用するとトランジスタ66の
スイツチ速度範囲に亘つてより良い制御ができ
る。
テレビジヨンの表示装置に、ビデオ再生装置あ
るいはテープレコーダから合成ビデオ信号を供給
することが望ましい場合が屡々ある。通常その様
なテープレコーダはテープを横切つて機械的に走
査する複数個の再生ヘツドを使用している。一般
的な1形式では、それぞれ垂直フイールドの時間
に等しい時間に亘つてテープを交互に走査する2
個のヘツドを使用している。表示される情報の欠
損や途切れを防ぐために、後続フイールドの走査
は第1ヘツドによる走査の終了と事実上同時に第
2ヘツドによつて開始される。しかし、テープに
働く張力あるいはテープに働く機械的なテープ移
送力の大きさが再生時とそのテープに対する記録
時とで僅かに相違するので、再生される情報中に
おける相連続する水平同期パルス相互間の時間が
記録されているそれと異なることになり、特に両
走査ヘツド間で切換えが生ずる期間中において異
なつたものとなる。そのため、位相制御ループ9
0中の水平発振器を同期化するのに使用し得る水
平同期パルスの位相に不連続性または階段状変化
を生ずることになる。この位相の階段状変化は通
常は垂直走査期間の終了直前の水平走査線約5本
分に生ずる。
その様な位相の階段状変化があるとき、水平発
振器92に対する位相制御ループ90の制御は、
その水平発振器の位相を変化させて同期信号の別
の位相に合わせてしまうようになる。しかし、フ
イルタ回路80のループ利得特性は、通常、垂直
帰線期間の終了前に制御発振器と水平同期信号の
間に完全な同期を与えるほど大きな割合で制御発
振器が変化することを防止している。そのため表
示される映像に歪を正ずる可能性がある。
フイルタ回路80は、スキユー制御トランジス
タ110に対するキヤパシタ87と抵抗器89の
結合によつて、位相制御ループ90に対し2種類
の時定数を与える。各垂直フイールドの大部分の
期間はトランジスタ110はオン状態とされてい
て抵抗器89とキヤパシタ87はフイルタ回路8
0の一部である。この状態では、フイルタ回路8
0は遅い比較的雑音余裕度をもつた時定数を呈
し、これが水平発振器92の位相変化速度を制御
する。各フイールドの終了に向つて、垂直偏向回
路20のためにスキユー制御パルスが生成され、
これが垂直帰線期間の間中トランジスタ110を
非導通状態にする。このとき、抵抗器89とキヤ
パシタ87はフイルタ回路80から実効的に除か
れ、そのためフイルタ回路は、テープレコーダか
ら与えられる新しい水平同期パルスの位相に水平
発振器を急速にスキユーさせ得る速い時定数を持
つことになる。このスキユー制御機構は、NTSC
方式で1フイールドの256番目の走査線期間トラ
ンジスタ110をターンオフし次フイールドの12
番走査線の期間中再びターンオンさせるスキユー
制御パルスで試験した。
【図面の簡単な説明】
図はテレビジヨン受像機の偏向系における自動
位相制御回路に用いる差動増幅器型位相検波器の
一部として構成したこの発明による電流レピータ
の一例構成を示す回路図である。 50……差動増幅器型位相検波器、52,54
……差動増幅器を構成する第1、第2トランジス
タ、40……電流源トランジスタ、61,63…
…電流ミラー回路を構成する第3、第4トランジ
スタ、66……第5トランジスタ、68……抵抗
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エミツタが相互に結合されており一方のベー
    ス電極に印加された入力信号に応動する第1およ
    び第2トランジスタと、コレクタ・エミツタ間電
    路が上記第1および第2トランジスタの相互結合
    されたエミツタと基準電位点との間に直列結合さ
    れた電流源トランジスタとを含む差動増幅器の、
    上記第1および第2トランジスタのコレクタ電極
    の間に結合された電流レピータ回路であつて; それぞれのコレクタ電極が上記第1および第2
    のトランジスタのコレクタ電極にそれぞれ結合さ
    れかつそれぞれのベース電極が互に結合された第
    3および第4のトランジスタと、上記第3と第4
    のトランジスタの少なくとも一方のエミツタ電極
    を電圧源に結合する抵抗器とを有し、上記第1ト
    ランジスタのコレクタ電流の実質的に複製である
    コレクタ電流が上記第4トランジスタを流れるよ
    うな、上記第1トランジスタのコレクタ電流を複
    製する電流ミラー回路と;コレクタ・エミツタ間
    電路が上記第3および第4トランジスタのベース
    電極と上記抵抗器の間に直列にされ、上記第3お
    よび第4トランジスタが非導通のとき所定大きさ
    の電流を導通させるようにまた上記第3および第
    4トランジスタが電流を導通させているとき自己
    の導通度を低下させるようにバイアスされる第5
    トランジスタと;を具備することを特徴とする電
    流レピータ回路。
JP1278581A 1980-01-29 1981-01-29 Current repeater circuit Granted JPS56119580A (en)

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HK (1) HK53489A (ja)
IT (1) IT1135201B (ja)

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US4266245A (en) 1981-05-05
DE3102796A1 (de) 1981-12-17
CA1149888A (en) 1983-07-12
IT1135201B (it) 1986-08-20
HK53489A (en) 1989-07-14
GB2068669B (en) 1984-02-29
GB2068669A (en) 1981-08-12
DE3102796C2 (de) 1985-02-21
FR2474788A1 (fr) 1981-07-31
FR2474788B1 (fr) 1986-10-31
JPS56119580A (en) 1981-09-19

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