JPS61200825A

JPS61200825A - 濾過装置

Info

Publication number: JPS61200825A
Application number: JP60038886A
Authority: JP
Inventors: Koichi Arai; 孝一荒井
Original assignee: Arai Machinery Corp
Current assignee: Arai Machinery Corp
Priority date: 1985-03-01
Filing date: 1985-03-01
Publication date: 1986-09-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、スクレーパ機構の攪拌効果と該スクレーパ機
構より吐出される被濾過流体の噴射効果と金もって濾過
エレメント表面の目詰りｔ防止する濾過装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、不純物が含まれた要処理液を濾過体を通過させ
ることにより、その不純物を分離して純液を得る濾過装
置においては、濾過体として表面でＰ滓をこす濾過エレ
メント形式のものを用いるものが多い。

従来、この種の装置は、筐体内に、濾過エレメントを有
するい過器を固着しただけのものとか、スクレーパを装
備したものもあるが、これとても単に攪拌するだけなの
で濾過エレメントの洗浄効果に不十分なため荒目のもの
は除去できても微細なものに対しては不可能である。従
って使用に際しては、適尚な時機にエレメントを洗浄し
たり換装したりしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながらこのような装置においてニ、筐体内のエレ
メントを完全に清浄にする手段がないため、一定の使用
時間後には濾過や性能が低下してぐるので、逆洗して目
詰まりを防止したりドレーンを取り出してヱ体部の汚れ
の程度を点検し、その程度によっては手入の時期を決定
することが必要である。また、−過粒度が大きい場合は
格別問題はないが、濾過粒度が小さい場合は目詰まりが
激しく逆洗などでテ過面を一時的に浄化しても直ちに目
詰まり現象が起って実用に供し得ないという問題があっ
た。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、叙上の問題点に着目してなされたもので、筐
体内において被濾過流体自体を°噴射できるスクレーパ
機構とこのスクレーパ機構で目詰まり防止される筒形濾
過エレメントを有する濾過器とを配設し両者を相対的に
回転可能な構成とすることにより、この問題点を解決す
ることを目的としている。

〔作　用〕

従って、所望の時機にスクレーパ機構と濾過器とを、そ
れぞれ単独に、自動又は手動により、連続又は間欠的に
回転させ、あるいに両者の上記動作を組み合わせると共
にスクレーパ機構より被濾過流体を濾過器の尚形濾過エ
レメントに対して所望の角度で連続的に噴射させて上記
回転移動の相対動作を協力させて攪拌し、濾過エレメン
トに滞留するｐ滓を取除くことができる。

〔実施例〕

最初に、本発明の一般的に用いられる配管系を第６図に
より説明すると、濾過袋＃Ｒに対して、被濾過流体（以
下「原液」という）は原液供給管Ｇにより送入されるが
、その途中から分岐した噴射液用供給管ＦＶｉ昇圧ポン
プＰを経てスクレーパ機構３に至る。なお、Ｊは一過装
置Ｒで濾過された許過済み流体（以下「純液」という）
を所要の向きに送る純液排出管、Ｄにドレーン排出管で
ある。なお、噴射液用供給管Ｆｒは、原液供給管Ｇとは
別個に導いてもよい。

以下、本発明の第一実施例を第１図および第２図に基づ
いて説明する。

との濾過装置Ａは基本型のもので、まず、その構成から
述べる。

置体１は、円筒状の本体１日の頂端に、コックを有する
空気抜４を具備した蓋１Ｃがパツキン１ｐｔ−介して取
り付けられ、一方、底部は内底板１ｂと外底板１Ｓとに
より純液を収容する純液部１Ｊを形成している。なお、
内底板１ｂと蓋１Ｃとにより形成される部分は、原液を
収容する原液部１Ｇである。そして該原液部１Ｇと純液
部１」とにそれぞれドレーン排出管りに連なるドレーン
管１ｄと純液排出管Ｊに連なる純液管１ｊとが本体１Ｈ
に取り付けられている。！た、１ｇは、原液供給１ｆＧ
に連結されて原液部１Ｇへ原液を供給する原液管で、該
原液部１Ｇの本体１Ｈ側面において、上下いずれを問わ
ず取り付けることができる。

次に、濾過器２は、内底板１ｂの中心に基板２ｋを介し
て固定ボルト２ｂが立役されており、該基板２ｋＫＯＩ
Ｊング２「を介して嵌挿された濾過エレメント（以下、
「エレメント」と略す。）２ｅを、Ｏリング２「及び前
記固定ポル）２ｂに挿入された頂板２Ｃとを介してナツ
ト２ｎにより締め付けられ構成されている。ナして濾過
器２内から純液部１Ｊに連通する複数の流出孔２ａ、１
ａが基板２に、内底板１ｂに対向してそれぞれ穿設され
ている。

次にスクレーパ機構３は、蓋１Ｃの中心を貫通して回転
軸と原液の流入を兼ねる軸管３ｊの先端に円形の空缶型
をした分流部３ｂが溶着されており、ざらに該分流部３
ｂの円周部には、原液をエレメント２ｅ表面に第２図に
示すように、同方向からＩ！Ｊｔ射する噴出口３ａを穿
設した縦長中空のスクレーパ３　Ｓ　複ａ本が等間隔に
、エレメント２ｅの表面に沿うように取り付けられて構
成しである。

なお、３ｒｒ；ｔ、該スクレーパ３Ｓの先端部外周を連
結する補強リングで、本体１Ｈの内周面所要箇所に付設
でれた複数の転輪１ｔに保持されてスクレーパ３Ｓの先
端部が回転時揺動するのを防止する０なお、前記噴出口３ａ＃−１、スクレーパ３Ｓの縦方向
のスリットでも、断続的なスリットでも、あるいは複数
の一連の孔でもよく、ただ、エレメント２ｅの全長に対
応していれば十分であり、また、原液のエレメント２ｅ
表面への噴射角度もエレメント２ｅの接線方向が好まし
いが、その角度を限定するものではない。

次に、５は、蓋１Ｃの軸管３ｊの貫通する孔から原液部
１Ｇ内の原液が流出するのを防止するため軸管３ｊに嵌
挿されオイルシール６を蓋１ａ表面にボルト止めにより
圧着する押え金である。

次に、作用を述べる。

原液を原液管１ｇから原液部１Ｇへ供給するとエレメン
ト２ｅによし不純物を濾過はれた純液にｐ過器２内から
流出孔２ａ、１８′Ｉｔ通って純液部１Ｊに入り、次い
で純液管１ｊにより所定の向きへ送られる。この際、エ
レメント２０表面に＃′ｉ濾滓が滞留し使用時間の経過
に伴なって漸次蓄ａｔすれて目詰りとなり濾過性能を低
下きせる。従って、エレメント２ｅの清浄のための操作
として原液管１ｇからの供給と併行して軸管３１から高
圧の原液を送入すると、分流部２ｂから各スクレーパ３
Ｓに送られた原液は、噴出口３ａからエレメント２８表
面へ高圧高速をもって吹き付けられる。この噴射効果の
反作用に基づきスクレーパ３Ｓｆｌ矢印Ｍ方向へ前進す
るので、スクレーパ機構３はｐ過器２の全周を回転する
こととなるため、スクレーパ３Ｓからの噴射効果と攪拌
効果とが相俟って滞留しているＦ滓は剥離して脱落して
目詰りは解消でれ一過性能は元の良好状態に回復する０
なおこのエレメント清浄操作は所要の時機に連続又は間
欠的に実施する。

なお、原液部１Ｇ内の不純物が滞留してその濃度が増大
した場合には、ドレーン排出管１ｄから濃度大となった
原液を排出する。

次に、第二実施例を第３図に基づいて説明する。

この濾過装装置Ｂ＃′ｉ、第一実施例の濾過ａ２を回動
可能としたものである。〕ヂ過器２２は、回転軸２３の段部２３ｄに当接して嵌挿
された基板２２にと、前記軸２ａ上部にキー２３ｋによ
り回動不能に嵌挿された頂板２２Ｃとによりそれぞれ０
リング’ｌｒ、’ｌｒを介してエレメント２ｅを挾持し
、ナツト２２ｎで締め付けて構成されている。

回転ｌ１ｌｌ１２３は、該ナツト２２ｎを螺入させ、先
端を分流部３ｂのド面中心部に取り付けたベアリング２
４に組み合わせるボルト２３ｂと、置体１の外底板１Ｓ
外面の中心部に取り付けたベアリング２５に保持され、
かつ、外部強制力を伝えるハンドル２６及びプーリー２
７を具備した軸棒２３Ｊとを、所要箇所に複数個の純液
流通孔２３ａを穿設した連結軸管２３ｐにより連結固着
したものである。

なお、回転軸２３の内底板１ｂ及び外底板１Ｓとの貫通
部にはそれぞれ原液部１Ｇから純液部１Ｊへの原液の流
入防止、及び純液部１Ｊから純液の外部流出防止のため
オイルシール６と押え金５とが取り付けである。

次に、作用を述べる。

原液部１Ｇに供給された原液はエレメント２ｅにより濾
過されて沖過器２２内へ入り純液となり回転軸２３の流
通孔２３ａから連結軸管２３ｐへ入り純液部１Ｊに臨む
他の流通孔２３ａから流出し純液管１ｊへ導かれる。一
方、軸管３ｊからスフレーバ機構３へ送られた高圧原液
はスクレーバ３Ｓの噴出口３ａからエレメント２ｅの表
面に噴射される。このときスクレーバ機構３は、この噴
射効果の反動により濾過器２２の全周を回転し攪拌効果
を発揮するが、同時にハンドル２６による手動方式、又
は、プーリー２７を介してモータ（図外）により自動方
式を用いて濾過６２２を逆方向へ回転させ濾滓の剥離を
促進して濾過性能を更に向上はせる。

なお、この実施例ではスクレーパ機構３は回転できる構
成として例示しであるが、このスクレーパ機構３を固定
させた構成として濾過器２２を順逆方向へ連続または間
欠で回動できるようにしても良い。

ざらに、プーリ２１およびハンドル２６Ｆｉ、軸棒２３
ｊに併設しであるが、両者を各別の構成として実施でき
ることは勿論である。

次に、第三実施例を第４図に基づいて説明する。

この濾過装置は、第二実施例の濾過器２２をスクレーパ
機構３に連動して逆転させる逆転手段として遊星歯車装
置３０を付設したものである。この遊星歯車装置３０は
、回転軸２３のボルト２３ｂに嵌挿して頂板２Ｃに固定
した太陽歯車３１と、スクレーバ３Ｓの内面に取り付け
た内歯車３２と両者３１．３２に噛合する三個の遊星歯
車３３とからなり、該遊星歯車３３は、ナツト２２ｎで
前記太陽歯車３１と共に頂板２２ｃに締結固定される腕
板３４と該頂板２２Ｃとに軸支される。

紙上の構成となっているので、スクレーバ３Ｓから原液
が噴出されその反動で該スクレーバ３Ｓが回転すると、
共に同方向に回転する内歯車３２０回転力が遊星歯車３
３を介して太陽歯車３１に伝達され濾過器２２を逆方向
へ回転させることとなる。従って、スクレーバ３Ｓから
原液が噴射されるとモータなどの外力を必要とせず自動
的に濾過器が所望の方向へ回転するわけである。

次に、第四実施例を第５図に基づいて説明する。

このｐ過装ＲＦｉＸｇ二実施例の頂板２２Ｃを改造した
濾過器４２を逆転させるようにしたものである。

この逆転手段に頂板４２ｃの外周全面に２チエツト４２
ｒを刻設するとともに、該ラチェット４２ｒに原液を噴
射する噴出口４３ａを、エレメント２ｅ用の噴出口３ａ
の他に特設したスクレーバ４３を設けたものである。

従って、スクレーバ４３からの原液噴射と同時に噴出口
４３ａがラチェット４２ｒ、すなわち濾過器４２を回転
駆動することとなり、極めて簡単な構造により第三実施
例と同様の性能を発揮するわけである。

なお、第三、及び第四実施例においては、回転に対する
外部強制力は必要としないので状況によっては、ハンド
ル２６やプーリー２７を排除しても差支えない。

なお、前記各実施例においては、筐体及び濾過器に横断
面円形のものを使用したが、円形に限定でれるものでは
なく、正多角形のものや、これらの組み合わせの形状と
してもよいことは云うまでもない。

ざらに、前記各実施例における濾過器の濾過エレメント
に、多孔構造、メツシュ構造、コイル捲装構造、パンチ
ングメタル構造、繊維構造等、好みの構造のものを利用
できる。

〔発明の゛効果〕　　　　　　。

以上説明してきたように、本発明によれば、濾過器の濾
過エレメント表面に滞留する濾滓の排除を、濾過エレメ
ントとスクレーパ機構との相対回動動作による攪拌作用
とスクレーパ機構からの原液の噴射作用とによって行う
ので、剥離除去が極めて確実迅速に実施でき、殊に両件
用の相乗効果によって原液が攪拌されて筐体内を流動す
るので、面濾過となり濾過粒度のきわめて小さな不純物
も堆積しに〈〈円滑な濾過作用が継続して行われ目詰り
現象も著るしく減少できる。また、濾過エレメントの寿
命も延伸され、筐体内の不純物による汚れもドレーン排
出により防止式れしかも原液の流動現象によって著しく
減少するという効果がある。

ざらに、スクレーパ機構や濾過器を原液の噴射反動力を
利用して自動的に回転はせるようにできるので、要すれ
ばモータ等の外部強制力を排除して外部機構の簡略化を
図り得るという利点もある。

ことに、本発明によれば、目詰り現象が著しく減少させ
ることができるので、従来三段、四段など多段階の濾過
手段が必要な被濾過流体の濾過作用を、最少限の濾過手
段で効率よく短時間でしかも設備費を少くして実施でき
るという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第一実施例の縦断面図、第２図は、
第１図の■−■線断面図、第３図は、第二実施例の縦断
面図、第４図は、第三実施例のスクレーパ機構と濾過器
との逆転手段の要部を示す説明図で、図１は、縦断面正
面図、図■は平面図、第５図は、同じく逆転手段の他の
例を用いた第四実施例の要部を示す説明斜視図、第６図
は、本発明への配管図である。２．２２．４２・・・・・・・・・濾過器２ｅ・・・・
・・・・・・・・・・・濾過エレメント３・・・・・・
・・・・・・・・・・・・スクレーパ機構３ｓ・・・・
・・・・・・・・・−・スクレーパ３ａ・・・・・・・
・・・・・・噴出口３０・・・・・・・・・・・・・・
・遊星歯車装置４２ｒ・・・・・・・・・・・・ラチェ
ット第１図第　２　区第４図！第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）濾過器の外周に設けられる筒形の濾過エレメント
に滞溜する濾滓を、前記濾過器の外方に設けられるスク
レーパ機構の攪拌作用とこのスクレーパ機構より前記濾
過エレメント表面に所望の角度で被濾過流体の噴出作用
とにより濾過エレメントとスクレーパ機構との相対回動
動作の下で除去することを特徴とする濾過装置。
（２）スクレーパ機構は、濾過エレメントの表面に沿つ
て所望の間隔で、ほぼ縦方向に配設した必要数の中空状
で、かつ、前記濾過エレメントの表面に向つて開口した
噴出口を穿つたスクレーパで形成されたことを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の濾過装置。
（３）相対回動動作は、スクレーパ機構から被濾過流体
を噴出する反動力によるか或いは、外部強制力により、
連続的に、又は間欠的に行なわせることを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の濾過装置。
（４）相対回動動作は、濾過器を外部強制力により連続
的に又は間欠的に行なわせることを特徴とする特許請求
の範囲第１項又は第３項記載の濾過装置。
（５）相対回動動作は、スクレーパ機構の被濾過流体噴
出の反動力による回転力で遊星歯車装置を介して濾過器
を駆動して行なわせることを特徴とする特許請求の範囲
第１項又は第３項記載の濾過装置。
（６）相対回動動作は、スクレーパ機構からの被濾過流
体を濾過器のラチェットへ噴射することにより該濾過器
を回動させて得られることを特徴とする特許請求の範囲
第１項又は第３項記載の濾過装置。