JPS61198414A - 磁気ヘツド組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置に用いる磁気ヘッド組立体に
係り、特にアウター側の浮上レールの浮上安定性を高め
、該レール後端に配設された薄膜磁気ヘッドで記録再生
を行い、記録媒体面を有効に使用するにした磁気ヘッド
組立体に関する。

磁気ディスク装置は、例えば第３図に示すように、モー
タ１を有するスピンドル２により回転する複数の磁気デ
ィスク３と、ヘッド駆動用の回転型アクチュエータ４に
取り付けられたアーム５と、該アーム５にスペーサ６を
介して固定される加圧バネ７と、該加圧バネ７に図示し
ないヒンジバネを介し磁気ヘッド８を設けて構成する。

なお、９は装置ベース、１０は回転軸で、アームを回転
させる。

上記磁気ヘッド８が搭載されたアーム５は、アクチュエ
ータ４により回転され、磁気ディスク３の半径方向に磁
気ヘッド８が移動し所定トラックに位置づけられる。磁
気ヘッド８はコンタクト・スタート・ストップ方式（Ｃ
３Ｓ、方式）であり、磁気ディスク３の回転により磁気
ヘッド８は浮上する。また、磁気ディスク３には磁気ヘ
ッド８の浮上保証出来る領域と記録特性の保証出来る領
域があり、この記録特性の保証出来る領域を有効に記録
再生できるような磁気ヘッドが要望される。

〔従来の技術〕

第４図は従来の磁気ヘッド組立体１１の構成を示す正面
図である。図に於いて、ヘントスライダ１２が固定され
た片持梁構造ジンバル１３は、その片持梁自由端１４が
先端側になるよう加圧バネ７と組立てられており、また
加圧バネ７の他方には、スペーサ６が取り付けられてい
る。なおジンバル１３には、第５図に示すようなスライ
ダ１２が取りつけられている。スライダ１２には両浮上
レール１６．１７と両浮上レールの前部に浮上の為のテ
ーパ１８、後端部に薄膜磁気ヘッド素子１９．２ｏが夫
々形成されている。

磁気ヘッド組立体１１が磁気ディスク装置に搭載された
時は、矢印１５方向が記録媒体の回転中心となる。

上記磁気ヘッド組立体１１はジンバル１３ニよりスライ
ダ１２を保持しているので、浮上安定性があり、かつ両
浮上レール１６．１７を比較した場合、インナー側とな
る浮上レール１７の方が、浮上時の外乱等による浮上変
動量が小さく、また記録媒体に対する磁気ヘッド組立体
１１の取りつけ位置、即ち（第３図参照）スペーサ６下
面と磁気ディスク３の表面との間隔Ｈのばらつきに対し
ても、浮上量変化が小さい。

従って、磁気ヘッド組立体１１に於いては、インナー側
の浮上レール１７の後端部に形成されている薄膜磁気ヘ
ッド素子（第５図に示す１９）が記録再生に用いられる
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

コンタクト・スタート・ストップ方式（Ｃ３Ｓ方式）の
磁気ディスク装置においては、記録情報の保全の為、デ
ータ記録領域外で一般にＣＳＳ動作を行なう。ＣＳＳ領
域の設定はデータ領域より内周側或いは外周側と２案が
あるが、線記録密度が増大し、記録再生特性が低下する
記録媒体内周側にＣＳ　Ｓ　８５域を設定するのが、記
録再生特性上から有利である。

この従来の磁気ヘッド組立体１１を使い、磁気ディスク
装置としてＣＳ　Ｓ　ＴｌＩ域を内周側に設けると、第
６図に示すように記録媒体上の領域が決まる。

スライダ１２のインナー側浮上レール１７の後端部に形
成された薄膜磁気ヘッド素子（第５図に示す１９）で記
録再生が行われるので、図に示すＬｌは最大使用可能領
域、Ｌ２はデータ領域、Ｌ３はＣＳＳ領域であり、領域
Ｍが未使用領域として存在し、ムダな領域となってしま
うと云う問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点はジンバルの片持梁自由端側をスペーサ側に
なるようにジンバルと加圧バネを固定し、かつ該ジンバ
ルに固定されたスライダの２つの浮上用レールのうち、
前記スペーサに近い方の浮上用レールの後端に設けられ
た薄膜磁気ヘッドで、記録再生を行うよう構成した本発
明の磁気ヘッド組立体によ解決される。

〔作用〕

片持梁構造ジンバルに固定されるスライダの両浮上レー
ルの浮上安定性の差及び浮上レール後端に形成される構
造の薄膜磁気ヘッド素子を利用して、片持梁構造ジンバ
ルを従来と逆の向きに組立てる。即ち、ジンバルの片持
梁自由端側をスペーサ側になるようにジンバルと加圧バ
ネを固定し、かつ該ジンバルに固定されたスライダの２
つの浮上用レールのうち、前記スペーサに近い方の浮上
用レールの後端に設けられた薄膜磁気ヘッドで、記録再
生を行うよう構成することにより、従来のジンバル系の
良さを保ちながら未使用領域の記録媒体面の使用を可能
としている。

〔実施例〕

以下、本発明の要旨を図面により具体的に説明する。

第１図は本発明による磁気ヘッド組立体の１実施例を説
明する正面図、第２図は本発明の磁気ヘッド組立体によ
る記録媒体面の使用領域を説明する図である。なお、企
図を通じ同一符号は同一対象物を示す。

第１図に示す本発明の磁気ヘッド組立体２１は従来例と
同じように、片持梁構造ジンバル１３に固定されるヘッ
ドスライダ１２の両浮上レール１６．１７の浮上安定性
の差及び浮上レール後端に形成される構造の第５図に示
す薄膜磁気ヘッド素子を利用し、片持梁構造ジンバル１
３を従来と逆の向きに組立てたものである。

図に於いて、ヘッドスライダ１２が固定された片持梁構
造ジンバル１３はその片持梁自由端１４がスペーサ６側
になるよう加圧バネ７と組立てられている。矢印１５は
記録媒体の回転中心方向を示し、記録再生はアウターレ
ール１６の後端部に形成されている薄膜磁気ヘッド素子
（第５図の２０）により行なわれる。

上記磁気ヘッド組立体２１と第４図の従来例との大きな
相違は加圧バネ７とジンバル１３の組立方法及び記録再
生に使用する薄膜磁気ヘッド素子の位置である。

上記磁気ヘッド組立体２１を使い、磁気ディスク装置と
してＣＳＳ領域を内周側に設けると、第２図に示すよう
に記録媒体上の領域が決まる。スライダ１２のアウター
側浮上レール１６の後端部に形成された薄膜磁気ヘッド
素子（第５図に示す２０）で記録再生が行われるので、
図に示すＬｌは最大使用可能領域、Ｌ２’はデータ領域
、し３はＣＳＳ領域であり、領域Ｍ′が未使用領域とな
る。

本発明の第２図と従来例の第６図とを比較すると、未使
用領域がＭからＭ′と減少し、データ領域は明らかに増
大し、極めて有効に媒体面が使用されることになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば片持梁構造のジン
バルを従来と逆向きに組立て、アウターレールの浮上安
定性を高めることにより、従来のジンバル系の良さを保
ちながら、記録媒体面を有効に使用出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気ヘッド組立体の１実施例を説
明する正面図、 第２図は本発明の磁気ヘッド組立体による記録媒体面の
使用領域を説明する図、 第３図は磁気ディスク装置を説明する図、第４図は従来
の磁気ヘッド組立体１１の構成を示す正面図、 第５図はスライダの詳細図、 第６図は従来の磁気ヘッド組立体による記録媒体面の使
用領域を説明する図である。 図において、 ６はスペーサ、 ７は加圧バネ、 １２はヘッドスライダ、 １３は片持梁構造ジンバル、 １４は片持梁自由端、 １６はアウター側浮上レール、 １７はインナー側浮上レールを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加圧バネ、片持梁構造ジンバル、アーム取り付け用スペ
   ーサ及び薄膜磁気ヘッドを搭載したスライダよりなる磁
   気ヘッド組立体において、前記ジンバルの片持梁自由端
   側をスペーサ側になるようにジンバルと加圧バネを固定
   し、かつ該ジンバルに固定されたスライダの２つの浮上
   用レールのうち、前記スペーサに近い方の浮上用レール
   の後端に設けられた薄膜磁気ヘッドで、記録再生を行う
   よう構成したことを特徴とする磁気ヘッド組立体。