JPS6119668A - 耐擦傷性に優れた木工製品の製造法 - Google Patents

耐擦傷性に優れた木工製品の製造法

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JPS6119668A
JPS6119668A JP14103484A JP14103484A JPS6119668A JP S6119668 A JPS6119668 A JP S6119668A JP 14103484 A JP14103484 A JP 14103484A JP 14103484 A JP14103484 A JP 14103484A JP S6119668 A JPS6119668 A JP S6119668A
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JP
Japan
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meth
acrylate
poly
paint
radiation
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JP14103484A
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English (en)
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Yoshinobu Hoshino
星野 喜信
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NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は家具や床材、壁材の如き建材などとして使用
に供される表面に装飾や耐久性向上などのための樹脂コ
ートが施された木工製品に関する。
[従来の技術] 木工製品は装飾や耐久性向上などのために表面に着色や
目止め処理などの表面処理に加えて下塗り、中塗り、上
塗りなどからなる複数段の樹脂コートを施している。、
このうち、上塗りには、表面平滑性が良いとか寒暖の変
化による木材の伸縮に容易に追従変形しうる可撓性を備
えていることによって経口的なりランクの発生がみられ
ないすぐれた耐冷熱サイクル性を示すなどの理由で、多
くの場合ラッカー系塗料やポリエステル系塗料、ポリウ
レタン系塗料などが用いられている(文献不詳)。
しかるに、上記従来の上塗り塗料を用いた木工製品は、
一般にその製造時や運搬・保管時に擦り傷がつきやすく
、また使用時に汚れやすかったり、その汚れのふき取り
時に傷がついたり光沢が変ったりして製品本来の美観を
損なう不都合があった。このため、外的要因に充分に耐
えうる表面硬度を有してすぐれた耐擦傷性ないし耐汚染
性を示す塗料の出現が望まれていた。
従来高硬度の塗膜を与える塗料としては、メラミン系塗
料やシリコン系塗料が知られているが、これら塗料はい
ずれも高温焼付はタイプであるため熱的影響を受けやす
い木工製品には適用(ホ)難である。また、近年になっ
て無溶剤型で加熱乾燥工程を要しない塗料として、紫外
線や電子線などの放射線にて硬化する塗料が各種分野で
利用され、この塗料が一般的に高い表面硬度を有する塗
膜を与えるものであることはすでに公知である。しかる
に、この塗料を木工製品に適用することも下記の理由に
より容易なことではない。
すな・わち、この発明者の試作検討により、公知の放射
線硬化性塗料を木工製品に適用したときには以下の如き
問題が生じてくることが判った。その第一は、放射線の
照射を非常に短時間で行う必要があり、照射時間が長く
なると木材自体および下地塗膜の変質をきたし、これが
原因で塗膜に目ふくれを生じたりまた木材の伸縮によっ
て経口的に塗膜にクラックが生じる結果となる。第二は
、表面硬度ないし耐擦傷性などにすぐれる塗料は概して
可撓性に劣り、この可撓性の欠如が経口的なりラック発
生の原因となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、前記従来の木工製品の耐擦傷性や耐汚染性
などの問題点を放射線硬化性塗料を用いて解決すると゛
同時に、この際に派生しやすい前述した如き目ぶくれや
経口的なりラック発生の問題点をも解決し、以って塗膜
の表面平滑性および耐冷熱サイクル性にすぐれるととも
に高い表面硬度を有して耐擦傷性や耐汚染性などが高度
に改善された木工製品を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、木工製品に適用するための放射線硬化
性塗料は前記理由によって短時間の放射線照射で速やか
に硬化しうる良好な放射線硬化性を有してかつ木材の伸
縮に容易に追従しうるような良好な可撓性を備えている
ことが必要で、しかもこれら特性を満足してなぁかつ耐
擦傷性や耐汚染性などを改善しうる高い表面硬度を与え
るものでなければならないとの観点から、このような特
性を具備する放射線硬化性塗料を探究するべ(鋭意検討
した結果、特定の多価(メタ)アクリレートを特定量組
み合わせてなる放射線硬化性塗料が木工製品の表面改質
用としてきわめて適したものであることを知り、この発
明を完成するに至った。
すなわち、この発明は、木工製品の樹脂コート面に、a
) 1分子中に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル
オキシ基を有するエポキシポリ(メタ)アクリレート、
ウレタンポリ(メタ)アクリレートおよびメラミンポリ
(メタ)アクリレートの中から選ばれた少なくとも一種
の化合物20〜70重量%とb) 1分子中に少なくと
も3個の(メタ)アクリロイ/L7オキシ基を有するア
ルカンポリオールポリ(メタ)アクリレート80〜30
重量%とからなる多価(メタ)アクリレートを必須成分
として含む表面改質用塗料をオーバーコートし、ついで
この塗料を放射線の照射により硬化させることを特徴と
する耐擦傷性に優れた木工製品の製造法に係るものであ
る。
なお、この明細書において、(メタ)アクリロイルオキ
シ基とはアクリロイルオキシ基および/またはメタクリ
ロイルオキシ基の意味であり、同様に(メタ)アクリレ
ートを含む用語は相当するアクリレートおよび/または
メタクリレートの意味であり、さらに(メタ)アクリル
酸はアクリル酸および/またはメタクリル酸の意味であ
る。
〔発明の構成・作用〕
この発明において表面改質用塗料をオーバーコートする
べき木工製品は、タンス、食器棚、本棚、座敷机、食卓
テーブル、応接セット、椅子などの家具、床材、壁材の
如き建材などの各種木材からつくられた製品であって、
その表面に樹脂コートが施されたものである。この樹脂
コートは木工製品の種類によって異なるが、一般に着色
や目止め処理とともに下塗りおよび中塗りが施されたも
のを指し、場合により最終の上塗りを施したものであっ
てもよい。すなわち、この発明の表面改質用塗料は、主
に従来の上塗り塗料に代わるものとして用いられるもの
であるが、従来方式にて上塗りまで施された樹脂コート
面!こ仕上げ塗りとして適用しても差し支えない。
なお、上記下塗りおよび中塗りには従来公知のウッドシ
ーラーやサンジングシーラーなどが用いられ、特にサン
ン粕ングシーラーとしてはポリエステル系やポリウレタ
ン系のものが賞用される。
従来方式の上塗りを施す場合は前述したようにポリエス
テル系塗料やポリウレタン系塗料が好ましく用いられる
。また各工程では公知の方法に準じて一般に研磨紙トギ
が行われる。要するに、この明細書でいう樹脂コートと
は、上塗りまで施す場合は従来と特に変るところはなく
、また中塗りまで施す場合は上塗り工程を省略する以外
従来と同様構成である。
この発明においてこのような樹脂コートが施された木工
製品に上塗りないし仕上げ塗りとして適用される表面改
質用塗料は、前述したa成分とb成分とからなる多価(
メタ)アクリレートを必須成分とする放射線硬化性の塗
料であり、上記a成分およびb成分の詳細は以下のとお
りである。
まずa成分は1分子中に少なくとも2個の(メタ)アク
リロイルオキシ基を有するエポキシポリ(メタ)アクリ
レート、ウレタンポリ(メタ)アクリレートおよびメラ
ミンポリ(メタ)アクリレートの中から選ばれた少なく
とも一種の多価(メタ)アクリレートであり、このa成
分は主に塗膜に適度な可撓性を付与しまた放射線硬化性
にも好結果を与える成分である。この多価(メタ)アク
リレートの平均分子量としては、通常200〜10,0
00.好ましくは400〜5,000であり、1分子中
に含まれる(メタ)アクリロイルオキシ基の数は2個以
上通常6個まで、好ましくは2〜4個、特に好ましくは
2個である。
上記エポキシポリ(メタ)アクリレートは、たとえば各
種のエポキシ樹脂に(メタ)アクリル酸を反応させるこ
とにより得ることができ、具体的にはビスフェノールA
エポキシポリ(メタ)アクリレート、フェノールノボラ
ックエポキシポリ(メタ)アクリレート、クレゾールノ
ボラックエポキシポリ(メタ)アクリレートなどが挙げ
られる。また上記ウレタンポリ(メタ)アクリレートは
、たとえば1分子中に2個以上の活性インシアネート基
を含むたとえばインホロンジイソシアネートの如きポリ
イソシアネート化合物に2−ヒドロキシエチル(メタ)
アクリレートの如きヒドロキシアルキル基を有する(メ
タ)アクリレートを反応させることによって得ることが
できる。さらにメラミンポリ(メタ)アクリレートは、
たとえばヘキサメトキシメチロールメラミンなどのメチ
ロールメラミンないしその誘導体に2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル基を有する
(メタ)アクリレートを反応させることにより得ること
ができる。
つぎにb成分は1分子中に少なくとも3個の0り)アク
リロイルオキシ基を有するアルカンポリオールポリ(メ
タ)アクリレートであり、このb成分は主に塗膜の表面
硬度を高くして耐擦傷性や耐汚染性を向上させるのに大
きく寄与し、同時に放射線硬化性にも好結果を与える成
分である。このb成分の平均分子量としては、通常20
0〜2. OOO1好ましくは300〜1,500であ
り、1分子中に含まれる(メタ)アクリロイルオキシ基
の数は3個以上通常6個まで、好ましくは4〜5個であ
る。
このようなアルカンポリオールポリ(メタ)アクリレー
トは、たとえばトリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール、ペンタグリセローノへ ジペンタエリスリト
ール、グリセリン、ジグリセリンなどの脂肪族多価アル
コールないしはそれらの誘導体に(メタ)アクリル酸な
いしその酸クロライドを反応させることによって得るこ
とができる。
上記アルカンポリオールポリ(メタ)アクリレートの具
体例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
トなどが挙げられる。
この発明の表面改質用塗料においては、上述のa成分と
b成分とからなる多価(メタ)アクリレートを、a成分
が20〜70重量%、好ましくはa〜60重量%、b成
分が80〜30重量%、好ましくは60〜40重量%と
なる割合で用いることが重要である。a成分が20重量
%より少なくなると、つまりb成分が80重量%を超え
てしまうと、塗膜の可撓性に欠け、木材の伸縮に追従で
きなくなって塗膜にクラックを生じ耐冷熱サイクル性を
損なう結果となる。一方、a成分が70重量%を超える
と、つまりb成分が30重量%より少なくなると、塗膜
の表面硬度が低下して充分な耐擦傷性や耐汚染性が得ら
れなくなる。
また、上記併用割合からなる多価(メタ)アクリレート
は非常に良好な放射線硬化性を示し、たとえば上記a、
b成分のいずれか一方もしくは両方に代えて他の公知の
多価(メタ)アクリレートを用いたときには放射線の照
射時間を長くしなければ充分に硬化できず、その結果木
材ないし下地塗膜の変質をきたして塗膜表面に目ぶ(れ
が生じたり耐冷熱サイクル性を損なうおそれがあるのに
対し、上記この発明に係る多価(メタ)アクリレートは
このような問題を生じないという特徴を有している。・ この発明の表面改質用塗料には、上記a成分およびb成
分からなる必須成分のほかに、必要に応じてこの発明の
特徴を損なわない範囲内で、通常は全多価(メタ)アク
リレート中20重量%以下の割合で上記a、b成分以外
の公知の多価(メタ)アクリレートを配合してもよい。
また、木工製品用の塗料として公知の各種配合剤、たと
えば有機溶剤、塗膜平滑剤、消泡剤、安定剤、帯電防止
剤、紫外線吸収剤、つや消削などを任意に配合すること
かできる。
上記有機溶剤はこの発明の上記塗料をオーバコートしや
すい粘度に調整するための任意成分であり、その具体例
としてはエタノール、インプロパツール、n−ブタノー
ルなどのアルコール類、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸ブ
チルなどのエステル類などが挙げられる。
これら配合成分からなるこの発明の表面改質用塗料を紫
外線硬化タイプとするときには、この塗料中に適宜の光
重合開始剤と必要に応じて光増感剤とを配合する。電子
線やX線、T−線などの放射線で硬化させる場合はこの
ような光重合開始剤や光増感剤をあえて用いる必要はな
い。
紫外線硬化タイプとする場合の上記光重合開始剤として
は、ベンゾインまたはベンゾインアルキルエーテル類、
アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ベンジル、アン
トラキノン類、チオキサントン類、多核キノン類などが
挙げられる。これら光重合開始剤の使用量としては、前
記a、b成分からなる多価(メタ)アクリレート100
重量部あたり通常0.1〜15重量部、好ましくは05
〜10重量部とすればよい。
また、ベンゾフェノンに代表される三重項励起型光重合
開始剤に対しては、トリエタノールアミン、メチルジェ
タノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ベンジル
ジメチルアミン、4・4′−ジエチルアミノベンゾフェ
ノン、ジメチルアミ7安息香酸アルキルエステル類の如
きアミン化合物や、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジエチルアミンエチル(メタ)アクリレート
の如き重合性不飽和結合を有するアミン化合物などの第
三級アミ7基を有する光増感剤を併用することができる
。これら光増感剤の使用量は、前記a、b成分からなる
多価(メタ)アクリレート100重量部あたり通常01
〜10重量部程度置部る。
この発明においては、上記の表面改質用塗料を前述の樹
脂コートが施された木工製品の樹脂コート面に適宜の手
段、たとえばスプレー塗工、ロール塗工、刷毛塗り、デ
ィッピング塗工などの塗工手段でオーバーコートする。
コート厚みは、乾燥および放射線硬化後の塗膜厚みが通
常1〜30μ、好ましくは5〜20μ程度となるように
するのがよい。
上記厚みが薄すぎるとこの発明の所期の目的とする耐擦
傷性ないし耐汚染性などの改善効果が充分に得られにく
い。逆に厚くなりすぎるとこの塗膜の収縮歪みが大きく
なり、寒暖の変化による木材の伸縮に追従させにくくな
って経口的なりランクの発生をさけられず耐冷熱サイク
ル性を損なう結果となる。なお、この表面改質塗膜を設
けるべき前記従来方式によって形成された樹脂コートの
厚みとしては、木材製品の種類によってかなり相違する
が、一般的には15〜400μ程度である。
上記オーバーコート後、放射線を照射して表面改質塗膜
を硬化させる。放射線としては紫外線、電子線、X−線
、T−線などがあるが、このうち紫外線または電子線が
好ましい。紫外線の場合は通常キセノン灯や高圧水銀灯
を用いて波長2,000〜so、oooλ、特に2,0
00〜5o:oooλの紫外線を照射すればよい。照射
時間は短時間でよく、たとえば80〜120W/σの高
圧水銀灯を用いて紫外線照射する場合10−’0.2秒
程度で内部まで確実に硬化させることが可能である。
このようにして形成される硬化塗膜は表面平滑性にすぐ
れているとともに良好な可撓性を具備し、しかも鉛筆硬
度が一般に6H〜9H程度の高い表面硬度を有し、外的
要因に対してすぐれた耐擦傷性および耐汚染性を示すも
のである。
〔発明の効果〕
この発明においては、木工製品の樹脂コート面に特定の
多価(メタ)アクリレートを含む放射線硬化性塗料を用
いてこれを硬化させた表面改質塗膜を設けるようにして
いるから、この改質塗膜の高い表面硬度によって耐擦傷
性および耐汚染性に非常にすぐれた木工製品を得ること
ができる。また、上記塗料中につや溶剤を金談せたとき
にはこのっや溶剤が使用中にこすりとられることのない
良好なつや消効果が得られ、従来の樹脂コート製品にし
ばしばみられたつやむらの発生を防止できるという利点
が得られる。
しかも、上記塗料は放射線硬化性にすぐれているため放
射線による照射を木材や下地塗膜の変質をきたすことの
ない短時間で行うことができ、このため上記変質に伴う
表面平滑性の低下や経日的なりラック発生を生じさせる
心配は特にない。またこのように硬化させた表面改質塗
膜はその可撓性の面でもすぐれており、硬化時の上記変
質を防止できることと相俟って、寒暖の変化による木材
の伸縮に充分に抗しうる良好な耐冷熱サイクル性を付与
できるという特徴を有している。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。なお、以下において部および%とあるはそれぞれ
重量部および重量%を意味する。
実施例−1 四つロフラスコに、ヘキサメトキシメチロールメラミン
(三相ケミカル社製の商品名二カラツクMW−30)4
15部、β−ヒドロキシエチルアクリレート401部、
n−ブタノール171部、85%りん酸10部およびハ
イドロキノン1部を投入し、80℃で2時間、さらに1
00°Cで3時間反応させ、1分子中に3個のアクリロ
イルオキシ基を有するメラミンポリアクリレートを得た
このメラミンポリアクリレート40部にジペンタエリス
リトールペンタアクリレート40部とトリメチロールプ
ロパントリアクリレート20部とを加え、さらにメチル
ベンゾイルホルメー十系光重合開始剤(ストウファー・
ケミカル社製の商品名バイキュア55)5部を添加した
のち、ドルオール:メチルイソブチルケトン=60:4
0(重量比)の混合溶剤で上記三種のアクリレート成分
の濃度が30%となるように希釈して、この発明に係る
表面改質用塗料とした。
つぎに、通常方式にて着色、下塗り(ポリウレタン系シ
ーラー)、中塗り(ポリエステル系サンランクシーラー
)および上塗り(ポリウレタン系塗料)が施されたナラ
突板貼り合板の上記上塗り面に、前記の表面改質用塗料
をスプレー塗工によりオーバーコートし、50℃の乾燥
炉に5分間入れて溶剤を除去した。ついで約1〜2分間
室温に放置したのち、15crnの距離から2KWの高
圧水銀灯(日本電池社製の商品名HI−20)を用いて
5秒間紫外線を照射して硬化させ、この発明に係る木工
製品を得た。
実施例2 後記の第1表に示される配合成分を充分撹拌混合したの
ち、この混合物100部に対してインプロパツール:ト
ルオール=80:20(重量比)の混合溶剤100部を
加えて希釈し、この発明に係る表面改質用塗料を調製し
た。
つぎに、通常方式にて下塗り(ポリウレタン系シーラー
)および中塗り(ポリエステル黒エナメル;通常上塗り
を兼ねる)が施されたフェノール樹脂含浸合板の上記中
塗り面(研磨面)に、前記の表面改質用塗料をスプレー
塗工によりオーバーコートし、50℃の乾燥炉に5分間
入れて溶剤を除去した。ついで約1〜2分間室温に放置
したのち、実施例1の場合と同様にして高圧水銀灯にて
8秒間紫外線を照射して硬化させ、この発明に係る木工
製品を得た。
比較例1 実施例2で用いたフェノール樹脂含浸合板のポリエステ
ル黒エナメル面(通常方式により研磨されている)をさ
らにコンパウンド磨きしたのち、ワックス磨きにより表
面仕上げを行って従来の比較用の木工製品を得た。
実施例3 後記の第1表に示される配合成分をディシルバーで充分
撹拌混合したのち、この混合物(5分ヅヤクリヤー)1
00部に対してインプロパツール:トルオール=80:
20(重量比)の混合溶剤100部を加えて希釈し、こ
の発明に係る表面改質用塗料を調製した。
つぎに、通常方式にて目止め、着色、下塗り(ポリウレ
タン系シーラー)および中塗り(ポリエステル系サンジ
ングシーラー)が施されたチーク突板合板の上記中塗り
面(研磨面)に、前記の表面改質用塗料をスプレー塗工
によりオーバーコートし、50°Cの乾燥炉に5分間入
れて溶剤を除去した。ついで約1〜2分間室温に放置し
たのち、実       。
施例1の場合と同様にして高圧水銀灯にて6秒間紫外線
を照射して硬化させ、この発明に係る木工製品を得た。
比較例2 後記の第1表に示される配合成分をディゾルレノく−で
充分撹拌混合したのち、実施例3と同様にして表面改質
用塗料を調製した。この塗料を用し)だ以外は、実施例
3と同様にして木工製品を得た。
ただし、紫外線の照射時間は12秒間とした。実施例3
と同じ6秒間としたときには、表面に粘着が残り硬化を
完全に行えなかった。
比較例3 実施例39表面改質用塗料の代わりに、ポリウレタン系
上塗り塗料(日本油脂社製のウレタン!2005分ヅヤ
クリヤー)を用いた。この塗料を所定濃度に希釈したの
ち、実施例3に示したチーク突板合板の中塗り面(研磨
面)にオーツく−コートし、50°Cで60分間強制乾
燥を行って、従来の比較用の木工製品を得た。
実施例4 後記の第1表に示される配合成分をディゾルレノ<−で
充分撹拌混合したのち、この混合物(7分゛ツヤクリヤ
ー)100部に対してイソプロノぐノール:ドルオール
=80:20(重量比)の混合溶剤100部を加えて希
釈し、この発明に係る表面改質用塗料を調製した。
つぎに、通常方式にて着色、下塗り(ポリウレタン系シ
ーラー)および中塗り(ポリウレタン系サンジングシー
ラー)が施されたナラ突板金板の上記中塗り面(研磨面
)に、前記の表面改質用塗料をスプレー塗工によりオー
バーコートし、50℃の乾燥炉に5分間入れて溶剤を除
去した。ついで約1〜2分間室温に放置したのち、実施
例1の場合と同様にして高圧水銀灯にて6秒間紫外線を
照射して硬化させ、この発明に係る木工製品を得た。
第   1   表 (×、)三菱レーヨン社製の商品名ダイヤビームに−6
105(ビスフェノールA型エポキシ樹脂にアクリル酸
を反応させて得られる1分子中に2個のアクリロイルオ
キシ基を有するエポキシポリアクリレート)  ′ (×2)昭和高分子社製の商品名リポキシ5P−401
0(フェノールノボラック型エポキシ樹脂にアクリル酸
を反応させて得られる1分子中に2個以上のアクリロイ
ルオキシ基を有するエポキシポリアクリレートにトリメ
チロールプロパントリアクリレートが50%混入された
もの) (×3)イソホロンジイソシアネートに2−ヒドロキシ
エチルアクリレートを反応させて得られる1分子中に2
個のアクリロイルオキシ基を有するウレタンポリアクリ
レート (×4)富士デビソン社製の商品名シロイド#244(
シリカ粉末) 上記実施例1〜6および比較例1〜3で得られた各木工
製品の表面改質塗膜の厚み、平滑性、密着性、鉛筆硬度
、耐擦傷性、耐汚染性およびコールドチェックC@冷熱
サイクル性)を調べた結果は、後記の第2表に示される
とおりであった。なお、各測定評価は以下の方法にて行
った。
〈塗膜厚み〉 ドライフィルム用膜厚計にて測定した。
く平滑性〉 目視により観察して以下の如く評価した。
0・・目ぶ(れが全(認められず表面状態が良好 △・・・目ぶくれが一部認められ表面状態が悪い ×・・塗膜全体の表面状態が著しく悪い〈密着性〉 2闘間隔で100個のゴバン目をカッターでつくり、セ
ロハンテープで急激に剥離したときの残存ゴバン目数を
測定した。
く鉛筆硬度〉 各木工製品の表面改質塗膜について直接測定する代わり
に、実施例1〜6および比較例2で用いた表面改質用塗
料および比較例3で用いた上塗り塗料並びに比較例1に
係るポリエステル黒エナメル塗料をそれぞれポリメチル
メタクリレート製の樹脂板上に塗工し、これを各実施例
および各比較例におけると同じ操作条件にて硬化させ、
この塗膜の鉛筆硬度を測定した。
〈耐擦傷性〉 #000のスチールウールで表面をこすり、このときの
表面状態を観察して以下の如く評価した。
○・・・強くこずっても傷がつかずまたつやが変らない △・・・強くこすると多少すり傷がつきまたつやの変化
が認められる ×・・強くこすると著しく損傷しまたつやむらが著しい く耐汚染性〉 黒、青、赤のマジックインキを塗布し、24時間放置後
メタノールで拭きとったときの表面状態を観察して以下
の如く評価した。
○・・・はとんど跡が残らない △・・・僅かに跡が残る ×・・・跡が残る 〈コールドチェック〉 一20℃で2時間および60℃で2時間を1サイクルと
して、塗膜にクラックが発生するサイクル数を調べた。
上記第2表の結果から明らかなように、この発明によれ
ば、表面平滑性および耐冷熱サイクル性にすぐれしかも
表面硬度が高くて耐擦傷性および耐汚染性が高度に改善
された木工製品を提供できるものであることが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)木工製品の樹脂コート面に、a)1分子中に少な
    くとも2個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有するエ
    ポキシポリ(メタ)アクリレート、ウレタンポリ(メタ
    )アクリレートおよびメラミンポリ(メタ)アクリレー
    トの中から選ばれた少なくとも1種の化合物20〜70
    重量%とb)1分子中に少なくとも3個の(メタ)アク
    リロイルオキシ基を有するアルカンポリオールポリ(メ
    タ)アクリレート80〜30重量%とからなる多価(メ
    タ)アクリレートを必須成分として含む表面改質用塗料
    をオーバーコートし、ついでこの塗料を放射線の照射に
    より硬化させることを特徴とする耐擦傷性に優れた木工
    製品の製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5229470A (en) * 1989-09-21 1993-07-20 Nippon Ester Co., Ltd. Resin composition for matte powder coating
JP2007106927A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 床用塗料組成物及びこの塗料にて被覆された床材
JP2020002222A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 アイカ工業株式会社 光硬化性目止め剤

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JP2007106927A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 床用塗料組成物及びこの塗料にて被覆された床材
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