JPS61191667A - 尿素化合物 - Google Patents

尿素化合物

Info

Publication number
JPS61191667A
JPS61191667A JP60031510A JP3151085A JPS61191667A JP S61191667 A JPS61191667 A JP S61191667A JP 60031510 A JP60031510 A JP 60031510A JP 3151085 A JP3151085 A JP 3151085A JP S61191667 A JPS61191667 A JP S61191667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
urea compound
chloroethyl
urea
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60031510A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0213665B2 (ja
Inventor
Shozo Kato
加藤 祥三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP60031510A priority Critical patent/JPS61191667A/ja
Priority to EP86102082A priority patent/EP0192242B1/en
Priority to DE8686102082T priority patent/DE3675405D1/de
Priority to US06/831,266 priority patent/US4803223A/en
Publication of JPS61191667A publication Critical patent/JPS61191667A/ja
Publication of JPH0213665B2 publication Critical patent/JPH0213665B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C275/00Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C275/28Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups having nitrogen atoms of urea groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton
    • C07C275/40Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups having nitrogen atoms of urea groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton being further substituted by nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、制癌剤として有用である新規な尿素化合物を
提供するものである。
(従来の技術及び発明の解決しようとする問題点) 制癌活性を有する化合物として、これまで数多くの化合
物が提案され、それらの中には既に制癌剤として利用さ
れているものもある。
制癌活性を有する化合物を、その作用機作によって分類
した場合、アルキル化剤と呼ばれる一群がある。このア
ルキル化剤は、一般に分子中の官能基としてハロアルキ
ル基を有している。これらのうち、特に活発に研究され
ている化合物として下記式で示されるビス−(ハロエチ
ル)アミン誘導体が挙げられる〔ジャーナル・オブ・メ
デイシナル・ケミストリー(journal of m
edicinal chemistry)8巻167頁
(1965年)〕。
(XCH2CH2)2N+Y しかしながら、このビス−(ハロエチル)アミン誘導体
は、数種の癌細胞忙対して制癌活性を有して込る本のの
、神経毒性や急性毒性等が極めて強い。従って、この化
合物は、その強い毒性に起因する副作用のため、制癌剤
としての利用が阻まれているのが現状であり、毒性がな
く、安全でしかも種々の癌細胞に対して幅広い優れた制
癌効果を有する制癌剤の出現が望まれていた。
(問題点を解決するための手段および効果)本発明者は
長年毒性が小さく安全で、しかも優れた制癌活性を有す
る新規な化合物忙関する研究を鋭意続けて来た。その結
果、一般式 (但し、xlおよびXtは異種又は同種のハロゲン原子
、Rけ置換もしくは非置換の炭化水素基を示す。)で表
わされる新規な尿素化合物を見出し、また、該尿素化合
物が優れた生理活性、殊に制癌活性を有することを見出
し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は一般式(1) (但し、Xt  およびXtけ異種又は同種のハロゲン
原子、Rは置換もしくは非置換の炭化水素基を示す。)
で示される尿素化合物を提供する亀のである。また本発
明は前記一般式(1)で表わされる尿素化合物を有効成
分とする制癌剤をも提供するものである。
本発明の尿素化合物は上記一般式(1)で表わされる化
合物である。一般式(1)中x1およびXtで示される
ハロゲン原子は特に限定されず、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子。
フッ素原子が使用できる。また、前記一般式中Rで示さ
れる置換もしくは非置換の炭化水素基としては、直鎖状
又は分校状の飽和又は不飽和の炭化水素基が何ら制限な
く用すられる。しかしながら、原料入手の容易さ等の理
由から、炭素数が1〜6のアルキル基、アルケニル基な
らびにアルキニル基であることが好ましい。上記の炭化
水素基の置換基としては、どのような基でも良−が、本
発明に於いては、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキ
ルチオ基、シアノ基、フェノキシ基等力好適である。特
K、ハロゲン原子を置換基とするとき、得られる尿素化
合物の制癌活性が高いために好ましい。非置換の炭化水
素基の具体例としてはメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、1sO−プロピル基、n−ブチル基 。
tert−ブチル基、n−ペンチル基t 1so−ペン
チル基、n−ヘキシル基、ビニル基、アリル基、エチニ
ル基、プロピニル基が挙げられる。また置換炭化水素基
の具体例としては、クロロメチル基、ブロモメチル基、
クロロエチル基、ブロモエチル基、ヨードエチル基。
クロロプロピル基、ブロモプロピル基、クロロブチル基
、クロロペンチル基等のハロアルキル基;メトキシエチ
ル基、エトキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキ
シプロピル基、ブトキシブチル基等のアルコキシアルキ
ル基;メチルチオエチル基、エチルチオエチル基、シア
ノエチル基、シアノプロピル基。
フェノキシエチル基等が挙げられる。上記に示した置換
もしくは非置換の炭化水素基の中でも、アルキル基、ア
リール基及びハロゲン化アルキル基は、得られる尿素化
合物の制癌活性が高くなるために好ましい基である。就
中、ハロゲン化エチル基は、高い制癌活性を示す尿素化
合物を得ることができるために特に好ましい。
エニレン基に対してパラ位に結合している尿素化合物は
、メタ位やオルト位のものよりも合成が容易であるため
に有利に製造可能である。本発明の一般式(1)で表わ
される尿素化合物は、上記したXおよび只の種類1組み
合わせに応じてその合成法の難易度ならびに生理活性が
異なるので、必要に応じて生理活性を確認してhずれの
基を使用するか予め決定すればよい。
前記一般式(1)で示される尿素化合物は通常白色、淡
黄色、淡黄褐色、淡褐色を呈する一定の融点を持つ固体
であり、アセトン。
N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
、ジメトキシエタン、メタノール。
エタノール等に可溶であり、リグロイン、ヘキサン、ク
ロロホルム、ベンゼン等に難溶であり、水にはほとんど
不溶である場合が多い。
本発明の尿素化合物が前記一般式(I)で表わされる構
造であることは次の手段によって確認することができる
(イ)赤外吸収スペクトルを測定することKより、63
50〜!i 500cyn−’付近にNu結合に基づく
吸収、1650〜1610備−1付近にウレイド基のカ
ルボニル結合に基づく特性吸収を観察することができる
(ロ)質量スペクトルを測定し、観察される各ビーク(
一般にはイオン分子量mをイオンの荷電数eで除したm
/eで表わされる数)K相当する組成式を算出するとと
くより、測定に供した化合物の分子量ならびに該分子内
に於ける原子間の結合様式を知ることができる。即ち、
測定に供した試料を一般式、 ^ で表わした場合、一般に分子イオンビーク(以下Meと
略記する)が観察されるため、測定に供した化合物の分
子量を決定することができる。また、前記した分子イオ
ンビークから1個のハロゲン原子(X)が脱離したMe
−Xに対応するピークが観察されるのも特徴的である。
(−)   C−核磁気共鳴スペクトル (15C−N
MR)を測定することkより、該尿素化合物中の炭素原
子の個数、炭素鎖の配列様式及び炭素原子の結合様式を
知ることができる。代表例として、前記一般式(I)中
xI及びx2がCLであり、RがC2CH2CH2−で
ある尿素化合物の′3C’−NMRIC現われルピーク
の化学シフト値(テトラメチルシラン基準、δ、ppm
)の解析結果を示すと以下の様になる。
@)元素分析によって炭素、水素、窒素、ハロゲン、さ
らにイオウ原子を含む場合にはイオウの各重量%を求め
、更に認知された各元素の重量の和を100から減じる
ことにより、酸素の重量を算出することができ。
したがって測定に供した求素化谷物の組成式を決定する
ことができる。
本発明の一般式(I)で示される尿素化合物の製造方法
は特に限定されず如何なる製造方法で得られてもよい。
一般に利用される代表的な方法を例示す九は下記式(1
)で示すごとく、置換アニリンとβ−ハaエチルイソシ
アナートとを反応させる方法、或いは、下記式(III
)で示すごとく、置換フェニルインシアネートトメ−ハ
ロエチルアミンとを反応させる方法が挙げられる。
上記一般式(II)および(III)で示される置換ア
ニリン、β−ハロエチルアミン、β−ハロエチルインシ
アナート及び置換フェニルイソシアナートは公知の化合
物であり、公知の製造方法によって合成することができ
る。また置換アニリンあルイはβ−ハロエチルアミンの
代わりK、該置換アニリンの塩あるいは該β−ハロエチ
ルアミンの塩も好適に使用することができる。
前記反応式(II)および(1)の反応の条件は特に限
定されるものではなりが、一般には反応溶媒を使用する
のが好ましく、例えばエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタン、ジオキサン、  N、N−ジ
メチルホルムアミド、ジクロルメタン、及びヘキサン等
の溶媒が好適に使用される。また反応温度は例えば−2
0℃〜100℃で行なうことができるが、原料である置
換アニリン、β−ハロエチルアミン、β−ハロエチルイ
ンシアナート及び置換フェニルイソシアナートならびに
生成物である尿素化合物の熱安定性等を考慮して、予め
好適な温度範囲を選択して行なうのが好ましIn、また
反応時間は反応温度によっても異なるが、一般には数分
から数日の間で選べばよい。
前記反応の仕込みモル比は特に限定されるものではない
が、通常等モルで行なうのが好都合である。
前記反応式(1)および(1)で得られる本発明の尿素
化合物が反応溶媒に不溶又は難溶であって、反応後沈殿
として得られる場合には濾過することによって単離する
ことができる。
また目的生成物が反応溶媒に可溶である場合には、反応
溶媒を留去すること釦よって単離するか、反応溶液に目
的生成物である尿素化合物を溶解し難い溶媒を添加する
ことにより、沈殿とし、濾過することKよって単離する
ことができる。更1ciた目的生成物が液状で得leし
る場合には、カラムクロマトグラフィーなどの公知の手
段で分離すること本できる。
また、反応原料として置換アニリンの塩あるいはβ−ハ
ロエチルアミンの塩を使用する場合、反応を促進させる
ためにトリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン
9炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム。
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水素化ナトリウム等
の塩基性化合物を反応系に添加することは極めて好適な
手段となり得る。
〔効果〕
本発明の一般式(1)で表わされる尿素化合物は新規化
合物であり、本発明者が該化合物について生理活性試験
を行なったところ、特に制癌作用が著しhことを確認し
た。即ち、該尿素化合物は後述する実施例に示すごとく
、マウスに於けるエールリッヒ腹水癌、ウォーカーカル
ジノサルコーマ256腹水癌、  P388白血病、B
16メラノーマ癌等の癌細胞に対し優れ九制癌効果を発
揮する。
即ち、本発明の尿素化合物は制癌剤として各種癌の予防
、治療又は処理のために利用できる極めて有用な化合物
である。
本発明の尿素化合物な制癌剤として用いるときは経口、
非経口(たとえば腹腔内、直腸内)または局所投与の眞
ずれによっても患者に投与することができ、その際の有
効成分である尿素化合物の有効投与量は、投与すべき患
者の年令1体重、症状の軽重、癌の種類等に応じて異な
るが、一般には800〜0.002my/麺/日、好ま
しくは500〜0.01η/Kf/日とすることができ
る。1日の投与量は1日1回のみ又は1日数回(3〜5
回)に分けて投与すること、Sできる。また、上記の投
与量は単なる指針であり、処置を行なう医師の判断によ
り、上記範囲を越えて投与することも可能であることは
いうまでもない。
上記有効成分の投与に当って、上記尿素化合物は、希望
とする投与方法(経口、非経口又は局所)に応じて、糧
々の剤形に製剤することができる。
例えば、経口投与に際しては、シロップ。
カプセル剤等の剤形に製剤することができ、また、非経
口投与に際しては、懸濁液、生薬等の剤形に製剤するこ
とができ、さらに局所投与に際しては、軟膏、硬膏、ク
リーム等の剤形に製剤することができる。
これら製剤中における有効成分の濃度は特に制限される
ものではなく、剤形に応じて広範に変えることができる
が、一般には0.05〜90重量%、好ましくは1〜6
0重量%程度の濃度とすることができる。
上記製剤に使用しうる賦形剤としては当該分野で常用さ
れているものはいずれ本使用可能であり、液体形態の製
剤に対しては、例えば生理食塩水、界面活性剤液、ぶど
う糊液。
アルコール、エステル類等が挙げられる。
かかる製剤の具体例を示せば次のとおりである。
製剤例1:カプセル剤 ステアリン酸マグネシウム0.6重量部に乳糖4.5重
量部を加えて攪拌混合することにより均一とし、さらに
乳糖5重量部と結晶セルロース10重量部を加えて混合
する。この混合物に尿素化合物20重量部を加えて、再
度混合することKより調製液を得る。この液をゼラチン
カプセルに充填することによりカプセル剤を製造すると
よい。
製剤例2:軟こう剤 ステアリルアルコール10重量部、流動パラフィン20
重量部およびワセリン160重量部を80℃に加温溶解
した後、コレステロール0.5重量部ならびに尿素化合
物10重量部をよく攪拌しながら加え、さらによく攪拌
を行った後室温く放置し、適当な硬さ化して軟こう剤を
得るとよい。
本発明を更に具体的に説明するため、以下実施例を挙げ
て説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
実施例 1 p〜ビス(β−クロロエチル)アミノアニリン・2 H
CL  (4,05?、、 0.013moAe )。
ヘキサン(80sd)、ト13エチルアミン(2,15
?、、 0.021 note )の混合物をドライア
イスで冷却し、β−クロロエチルイソシアナート(2,
03f、、 0.019 mole )を攪拌しながら
加えた。2時間後反応混合物を室温に戻し、さらに2日
間攪拌を続けた後2時間加熱還流した。反応混合物に水
(150m)を加え、不溶物を濾過、水洗後乾燥すると
とくより白色固体(5,17t、)を得た。該白色固体
なアセトニトリルから再結晶することにより白色結晶(
2,73t、、融点131〜133℃)を得た。このも
のの赤外吸収スペクトルを測定した結果は@1図に示す
通りであり、3!IOOcm−’にNH結合に基づく会
い吸収、1630 cyn−’にウレイド基のカルボニ
ル結合に基づく強い吸収を示した。その元素分析値はC
45,8!1%、)(5,25%、N12.49%であ
って、C15H+aNsOcts (338,66)な
る組成式に対する計算値C46,10%、 H5,36
%、 N 12.41%によく一致した。また、質量ス
ペクトルを測定したところ、m/e339と337に分
子量に対応する分子イオンピーク(Me)、m/e30
3と301に分子イオンピークから塩素原子の脱離した
CM@−CL)K対応するピーク、m/e254と25
2に分子イオンピークから塩化水素と塩化メチレン基の
脱離した[M”−HCt−CH2Cl ] IC対応す
る強いピークを示した。
さらに該化合物につき、テトラメチルシラン基準でジメ
チルスルホキシド中において C−核磁気共鳴スペクト
ル(13C−NMR)を測定した結果は次のとおりであ
った(化学シフト値:δ・pT)m ) 。
(1sC−nmr〕 し120.9J 以上の結果から、得られた白色固体が下記式で示される
N−Cp−ビス(β−クロロエチル)アミノフェニル]
−N’−(β′−クロロエチル)尿素であることが明ら
かとなった。
再結晶後の収率は61.1%でありた。
実施例 2 p−ビス(β−クロロエチル)アミノアニリy−2HC
L (17,2Of、、0.051moAe)とエーテ
ル(400m)の混合物にトリエチルアミン(21,2
7t )を加えて5時間攪拌を続けた。沈殿を濾過して
除き、濾液にβ−クロロエチルインシアナーhc9.6
8?)を徐々に加え、室温にて1日攪拌し念。生成した
沈殿を濾取することKより、実施例1で得たものと同一
物であるN−[p−ビス(β−クロロエチル)アミノフ
ェニル’l−N’−(/−クロロエチル)尿素(16,
26f)を白色結晶として得た。収率は94.1%であ
った。
実施例 3 p−ビス(β−ブロモエチル)アミノアニリン・2HC
1(2,9!?)とトリエチルアミン(2,90t )
とをエーテル(150d)中で反応させた後、濾過し、
濾過にβ−ブロモエチルイソシアナー) (1,23t
 )を加えることKより白色固体(3,32f、、融点
103〜105℃)を得た。該固体の赤外吸収スペクト
ルを測定したところ、第2図に示す通りであり、実施例
1で得られたu−Cp−ビス(β−クロロエチル)アミ
ノフェニル]−N’−(β′−クロロエチル)尿素の赤
外吸収スペクトルに酷似し、3300m−’にNH結合
に基づく強い吸収、1625tM−’にウレイド基のカ
ルボニル結合に基づく強い吸収を示した。
その元素分析値はC’ 33.44%、 H3,47%
N 8.84%であって、013)(16N50Br5
(472,04)なる組成式に対する計算値C33,0
8%、 H3,84%、 N 8.90%によく一致し
た。さらに質量スペクトルを測定したところ、m/eに
M■、m/e393  と392にMΦ−Br K対応
するピークを示した。以上の結果から得られた白色固体
が下記式で示されるN−Cp−ビス(β−プoモxチル
)アミノフェニル]−N’−(β′−クロロエチル)尿
素であることが明らかとなった・(該化合物の化合物A
をA1とする)。収率け95゜0%であった。
・  実施例 4 実施例1〜3において詳細に記述したのと同様な方法に
より、第1表に記載した尿素化合物を合成した。なお、
第1表には合成した各尿素化合物の態様、赤外吸収スペ
クトルにおける特性吸収値、質量分析結果ならびに元素
分析結果等、さらには反応収率をも併せて略記した。
実施例 5 実施例1で得られたN−Cp−ビス(β−クロロエチル
)アミノフェニル〕−N’−(β′−クロロエチル)尿
素(以下CAC’Uと略記する)を界面活性剤ツイーン
80を含む6稽類(2512、1995、1585,1
259゜1000 、および794q/Kf)を作成し
た。
この試料溶液を用いて体重209前後のCD2F、系マ
ウス(雄)15匹の腹腔内に注射投与して20日間試験
を行ない、急性毒性値(L D so)をリッチフィー
ルドとウイルコクンンの方法により求めたところ、L 
])so値は1025ffiP/Kfであった。
実施例 6 実施例1で得られたCAC’Uを界面活性剤ツイーン8
0を含む生理食塩水(0,85%)に加えて規定量の試
料を含む懸濁液を作成した。該試料液を、エールリッヒ
癌細胞数5×106個を有するスイスマウス(雄)6匹
の腹腔内KO15−づつ9日間連続注射投与し念。
60日間にわたる延命効果の結果から、平均生存日数(
MST’)を求め、対照群(30匹)の平均生存日数と
比較するととKよりT/C%を電算機を用いて正確忙算
出した。即ち、平均生存日数を験体CT)と対照体(C
)VCついて求め、T/CX100(%)で算出した。
概値は6匹の験体中4匹目が死亡した日数を平均生存日
数とし、これを対照体から同様に求めた平均生存日数で
除した値に100を掛けることにより求められる。その
結果、投与量50η/麺に於いて6匹中の生存菌数は3
であり、T / C%は392以上であった。
また、投与量10CIP/に4に於いて6匹中の生存菌
数は2であり、T/C%は294であった。以上の結果
からCACUがエールリッヒ癌に対して顕著な制癌活性
を示すことが明らかとなった。
実施例 7 実施例6と同様にして作成した試料溶液を、腹腔内にウ
ォーカー、カルジノサルコーマ256癌細胞数1×10
5個を有するスプラグドーレイ系ラット(雄)6四に対
して、腹腔内注射を5日間連続して施し、1ケ月間にわ
たって延命効果を調べた。その結果、投与量を100q
/Ke、50v/−および251Ni/陶とした全ての
場合に於いて6匹中の生存菌数は6であってCACUの
投与により、ウォーカー癌が完治することが明らかとな
った。
実施例 8 実施例6と同様にして作成した試料溶液を、P 588
17ンパ白血病癌細胞数106個を有するC D F+
系マウス(雄)6匹の腹腔内KO05−づつ9日間連続
注射投与した。30日間にわたる延命効果の結果から、
平均生存日数(MST)を求め、対照群(30匹)の平
均生存日数と比較することKよりT/C%を実施例6と
同様にして算出した。その結果、投与量5(lv/Kf
に於いて’I’/C%は189゜投与量2511P/麺
に於いてT/C’%は167であり、CACUがP38
8白血病癌に対して有効であることを確認した。
実施例 9 実施例3および4で得られた求素化合物につき、実施例
6〜8と同様にして種々の制癌活性試験を行なった。そ
れらの結果を第2表に記載した。但し、表中Eはエール
リッヒ癌。
wdウォーカーカルジノサルコーマ256癌。
PはP388白血病癌を示す。
以ト余臼

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、X_1およびX_2は異種又は同種のハロゲン
    原子、Rは置換もしくは非置換の炭化水素基を示す。)
    で表わされる尿素化合物。
  2. (2)一般式、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、X_1およびX_2は異種又は同種のハロゲン
    原子、Rは置換もしくは非置換の炭化水素基を示す。)
    で表わされる尿素化合物を有効成分とする制癌剤。
JP60031510A 1985-02-21 1985-02-21 尿素化合物 Granted JPS61191667A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60031510A JPS61191667A (ja) 1985-02-21 1985-02-21 尿素化合物
EP86102082A EP0192242B1 (en) 1985-02-21 1986-02-18 Substituted aminophenylurea derivatives
DE8686102082T DE3675405D1 (en) 1985-02-21 1986-02-18 Substituierte aminophenylharnstoffderivate.
US06/831,266 US4803223A (en) 1985-02-21 1986-02-20 Substituted aminophenyl urea derivatives

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60031510A JPS61191667A (ja) 1985-02-21 1985-02-21 尿素化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61191667A true JPS61191667A (ja) 1986-08-26
JPH0213665B2 JPH0213665B2 (ja) 1990-04-04

Family

ID=12333208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60031510A Granted JPS61191667A (ja) 1985-02-21 1985-02-21 尿素化合物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4803223A (ja)
EP (1) EP0192242B1 (ja)
JP (1) JPS61191667A (ja)
DE (1) DE3675405D1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2116621C (en) * 1993-03-03 2001-07-24 Rene C. Gaudreault Novel anticancer agents
US5750547A (en) * 1995-01-06 1998-05-12 Universite Laval Certain carbanate anti-cancer agents
CA2268588A1 (en) 1999-04-12 2000-10-12 Rene C. Gaudreault Novel aryl-chloro-ethyl ureas
CA2568609A1 (en) * 2003-05-28 2004-12-09 Imotep Inc. Haloethyl urea compounds and their use to attenuate, inhibit or prevent non-cancerous pathogenic cellular proliferation and diseases associated therewith
WO2004106291A1 (en) * 2003-05-28 2004-12-09 Imotep Inc. Haloethyl urea compounds and the use thereof to attenuate, inhibit or prevent cancer cell migration
US8557853B2 (en) * 2007-02-09 2013-10-15 Allergan, Inc. Aryl fluoroethyl ureas acting as alpha 2 adrenergic agents

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT649539A (ja) * 1960-04-05
US3266982A (en) * 1965-03-19 1966-08-16 Pennsalt Chemicals Corp Process for controlling pests
DE1568398A1 (de) * 1966-07-30 1970-02-12 Degussa Verfahren zur Herstellung von neuen Diphenylamin-Derivaten
US3484484A (en) * 1967-03-28 1969-12-16 Herbert Schwartz Novel alkylaminophenyl ureas
US3803198A (en) * 1967-07-21 1974-04-09 Ciba Geigy Ag Urea compounds with selective herbicidal activity
DE1644128A1 (de) * 1967-10-13 1971-04-29 Cassella Farbwerke Mainkur Ag Verfahren zur Herstellung wasserunloeslicher Monoazofarbstoffe
US3895061A (en) * 1968-07-17 1975-07-15 Velsicol Chemical Corp Trifluoromethyl ureas
DE1810293A1 (de) * 1968-11-22 1970-06-11 Bayer Ag N-Fluoracetylamino-methyl-harnstoffe und Verfahren zu ihrer Herstellung
DE2402544A1 (de) * 1974-01-19 1975-08-07 Bayer Ag Verfahren zur herstellung cyangruppenhaltiger azofarbstoffe
WO1980000151A1 (en) * 1978-07-03 1980-02-07 American Home Prod N-(3-alkylaminopropyl)-n'-phenylureas
US4623662A (en) * 1985-05-23 1986-11-18 American Cyanamid Company Antiatherosclerotic ureas and thioureas
US4397868A (en) * 1982-01-26 1983-08-09 American Cyanamid Company Method of treating atherosclerosis with trisubstituted ureas

Also Published As

Publication number Publication date
EP0192242A1 (en) 1986-08-27
DE3675405D1 (en) 1990-12-13
JPH0213665B2 (ja) 1990-04-04
US4803223A (en) 1989-02-07
EP0192242B1 (en) 1990-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3673241A (en) Substituted benzaldehyde guanylhydrazones
RU2434855C2 (ru) Новые производные имидазола, их получение и использование в качестве лекарственных средств
JPS61191667A (ja) 尿素化合物
US4071519A (en) 1-Carbamoyl-5-fluorouracil derivatives
RU2195451C2 (ru) Цианогуанидины, способы их получения и фармацевтический препарат на их основе
CN109516926B (zh) 一种荜茇明碱衍生物制备及用途
JPS62252780A (ja) 新規なインデノチアゾ−ル誘導体及びその製造法
EP0116628B1 (en) 1-acyl-3-pyridylmethylguanidines and their use as antihypertensive agents
EP0025109B1 (de) 1-Benzoxepin-5(2H)-on-Derivate und ihre Salze sowie Verfahren zu deren Herstellung
CA1108616A (en) Substituted 4-hydroxy-isophtalic acid picolylamides having a pharmaceutical activity in thromboembolic disorders and a process for their production
JPS6052708B2 (ja) 5−フルオロウラシル系化合物およびそれを含有する抗腫瘍剤
SU1258325A3 (ru) Способ получени производных @ -фталидил-5-фторурацила
PL169699B1 (en) Method of obtaining novel substituted derivatives of benzene
US4841097A (en) Dialkanoyloxybenzylidene dialkanoate
Shi et al. Synthesis, Crystal Structure, and Antiproliferative Activity of Novel 7-Arylaminopyrazolo [1, 5-a] pyrimidine Derivatives Containing the Hydrazone Moiety
JPH0144194B2 (ja)
JP4328875B2 (ja) アルキル−8−ニトロキサンチン誘導体
JPS5946511B2 (ja) 1−(n−ヒドロキシアルキルカルバモイル)−5−フルオロウラシル類およびその製造法
US3991188A (en) 3-Alkyl-4-sulfamoyl-aniline therapeutic compositions
JPS61204172A (ja) 5−フルオロウラシル誘導体
KR820001271B1 (ko) 2'-데옥시-5-플루오로 우리딘 유도체의 제조방법
JPS62158211A (ja) 抗腫瘍剤
EP0068239A2 (en) Sulfamoylbenzoic acid derivatives and pharmaceutical compositions comprising same
EP0280841A2 (en) Organo-silicone compounds and use thereof
JPS6187633A (ja) 有機ケイ素化合物