JPS61191337A

JPS61191337A - 血圧測定装置

Info

Publication number: JPS61191337A
Application number: JP60033258A
Authority: JP
Inventors: 宇都宮　俊二; 寺本　勤; 古田　正
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1985-02-20
Filing date: 1985-02-20
Publication date: 1986-08-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は血圧測定装置に関し、特にマイクロコンピュ
ータ等で血圧値を導出するようにした装置に係るもので
ある。

（ロ）従来の技術一般に、血圧測定装置には、腕帯内を加圧ポンプで加圧
した後、微速排気して減圧しつつ圧力センサで腕帯内の
圧力を検出すると同時に、コロトコフ音センサでコロト
コフ音を検出し、両センサの出力信号をマイクロコンピ
ュータで処理し、最高血圧値と最低血圧値とを導出し、
表示器で表示するようにしているものがある。

（ハ）発明が解決しようとする問題点上述した血圧測定装置において、静かな所で測定する時
はコロトコフ音のみを正確に測定することができるが、
周囲にテレビ等がついていると、そのテレビ音等をコロ
トコフ音と共に検出することになる。更に、各種の振動
音等も検出するため、これら雑音かコロトコフ音かを従
来何ら識別することができず、正確な測定ができず、信
頼性が低いという問題があった。

また、雑音をコロトコフ音として検出すると、加圧不足
と判断したり、再加圧を繰返す場合が生じ、測定不能と
なる場合があった。

（ニ）問題点を解決するための手段及び作用この発明は
、カフと、カフ内を加圧する加圧手段と、カフ内の圧力
を検出する圧力検出手段と、カフ内を減圧して血管情報
を検出する情報検出手段と、前記圧力検出手段及び情報
検出手段の出力信号により最高血圧値及び最低血圧値を
導出する血圧導出手段とを備え、最高及び最低血圧値を
測定する血圧測定装置において、外部音を検出する外部
音検出手段と、この外部音が雑音か否かを識別する識別
手段と、この雑音が所定以上になると報知する報知手段
とが設けられて構成され、周囲の外部音を検出して雑音
か否かを識別し、血管情報と誤認するなどの測定に支障
がある際に、報知するようになっている。

（ホ）実施例以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図及び第２図に示すように、１は血圧測定装置であ
って、コロトコフ音の発生時と終了時とより最高血圧値
と最低血圧値とを測定するものである。この血圧測定装
置１は、操作並びに表示を行う本体２と被測定者の腕に
巻付けられる腕帯３とがチューブ４で連接されて成り、
腕帯３を自動的に加圧するように構成されている。

腕帯３には加圧ポンプ５（加圧手段）が連係され、加圧
ポンプの駆動により腕帯３内が加圧されて腕を阻血する
ように構成されている。更に、腕帯３には圧力センサ８
　（圧力検出手段）とコロトコフ音センサ９（情報検出
手段）とが連係されており、圧力センサ８により腕帯３
内の圧力を検出する一方、コロトコフ音センサ９により
血管情報であるコロトコフ音を検出するように構成され
ている。尚、３ａはコロトコフ音センサ９を腕帯３に取
り付けるリボンである。

本体２には、電源スィッチ１０、クリアスイッチ１１、
リピートスイッチ１２、スタートスイッチ１３及び加圧
設定値切換スイッチ１４が設けられるとともに、表示部
１５及びスピーカ１６が設けられる一方、マイクロコン
ピュータ１７等によりなる血圧導出手段１８が内蔵され
ている。

このマイクロコンピュータ１７からは、スタートスイッ
チ１３　（ステップスイッチ兼用）の操作等により加圧
ポンプ５及び急速排気弁６に動作信号が出力され、加圧
ポンプ５を駆動・停止して、腕帯３を自動加圧するよう
になっている。一方、圧力センサ８の検出信号はＡ／Ｄ
変換器１９を介して、またコロトコフ音センサ９の検出
出力は増幅器２０を介して、マイクロコンピュータ１７
に入力されると共に、クロック回路２１よりクロック信
号が入力され、これらの検出信号により、最高血圧値と
最低血圧値とを導出するように構成されている。

更に、マイクロコンピュータ１７には、電源スイ・ソチ
１０の投入により電源回路２２から電力供給され、電圧
降下検出回路２３の検出信号により、この電源回路２２
に停止信号が出力されるように構成されている。

また、前記コロトコフ音センサ９は、周囲の外部音をも
検出する外部音検出手段を兼用しており、コロトコフ音
を始めテレビ音や振動音等の雑音の検出信号を、マイク
ロコンピュータ１７に出カスるようになっている。そし
て、このマイクロコンピュータ１７には、コロトコフ音
か雑音かを識別する識別手段が構成されており、雑音が
多く、測定に支障があるか否かを判断するようになって
いる。

前記加圧設定値切換スイッチ１４（加圧設定手段）はス
ライドスイッチ等より成り、このスイッチ信号に基づき
、マイクロコンピュータ１７が加圧ポンプ５を駆動して
、設定値に腕帯を加圧するようになっている。

一方、表示部１５は、マイクロコンピュータ１７の信号
により、最高及び最低血圧値が表示される。

また、マイクロコンピュータ１７の出力データに対応す
る音声信号が、ＲＯＭ２４よりシンセサイザ２５を経て
出力され、増幅器２６を介してスピーカ１６に入力され
て報知手段が構成され、加圧設定値等を音声報知すると
共に、雑音が多い時に、識別手段の信号により表示部１
５に表示すると同時に、音声報知するようになっている
。

次に、この血圧測定装置１の構成並びに作用を、第３図
乃至第５図に示す制御フローに基づいて説明する。

先ず、この発明の要旨前の動作はステップＳＴ（以下Ｓ
Ｔという）ｌ−１６であり、略述すると、電源スィッチ
１０の投入後、イニシャライズして電力不足を判定し、
不足の時はその旨を発声し、ＣＰＵを停止して６分後に
電源をＯＦＦして終了する（Ｓ、７１〜５Ｔ６）。一方
、電力の充足時は、腕帯３の装着方法、巻き方の注意、
測定上の注意をステップスイッチ１３のＯＮにより順に
発声し、加圧設定値Ｐ０が入力されると、その値Ｐ０を
表示・発声し、変更されずにスタートスイッチ１３（ス
テップスイッチ１３が兼用）がＯＮされると（ＳＴ７〜
５Ｔ１６）、この発明の要旨である雑音の識別等を行う
ことになる。

第５図に示すように、先ず、５Ｔ１７においてカウンタ
をクリアした後、５Ｔ１８においてタイマＴ１を１６０
　ｍ５ｅｃセツトする。そして、コロトコフ音信号の入
力を読み（ＳＴＩ　９）　、５Ｔ２０においてコロトコ
フ音が入力されているか否かを判定する。つまり、コロ
トコフ音センサ９が外部音を検出したか否かを判定し、
検出していない時は判定がＮｏとなって５Ｔ２１に移り
、タイマＴ１がタイムアウトしたか否かを判定、タイム
アウトするまで５Ｔ１９に戻って上述の動作を繰返し、
タイムアウトすると５Ｔ２２に移って、加圧開始をスピ
ーカ１６より発声する。

この５Ｔ２０において、外部音を検出している時は雑音
と判定し、測定に支障があるか否かを識別することにな
る（識別手段）。即ち、５Ｔ２３に移って、タイマＴ２
を４０　ｍ５ｅｃセツトして待機し、４　Ｑ　ｍ５ｅｃ
経過後５Ｔ２４に移り、カウンタに１を加算し、５Ｔ２
５において、このカウンタのカウント数が３になったか
否かを判定する。

そして、３になるまで５Ｔ１８に戻り、上述の動作を繰
返す。つまり、カウンタが３になるまでの所定時間、雑
音が入力され続けると、測定に支障があると判定し、５
Ｔ２６に移り、雑音が多いことをスピーカ１６で発声す
ると共に、５Ｔ２７において表示部１５に表示する。こ
の発声・表示は、例えば「雑音が発生しています。もっ
と静かな所で測定して下さい」などである。

次に、５Ｔ２２で加圧開始を発声すると、この発明の要
旨後の動作となり、略述する。第３図５Ｔ２８より第４
図に示すように、再び設定値Ｐ０を表示した後、急速排
気弁６の閉鎖、加圧ポンプ５のＯＮ、設定値Ｐ０の消去
を行い、圧力センサ８で腕帯３内の圧力Ｐ、を検出し、
設定値Ｐ０に達すると加圧ポンプをＯＦＦする（ＳＴ２
８〜ＳＴ３４）。続いて、タイマを１秒セットして測定
を始め、この１秒後にコロトコフ音が検出されると正常
測定と判定し、最高血圧値、最低血圧値、脈拍等を順に
測定して、急速排気弁６を開放する（ＳＴ３５〜ＳＴ４
２）。

そして、上述の如く測定結果が導出されていると、その
結果を表示・発声し、内部データと比較して、正常か異
常か等を表示・発声した後、６分間待機し、その間に再
びスタートスイッチ１３がＯＮされないと、電源ＯＦＦ
を発声して０ＦＦＬ、終了する（ＳＴ４３〜ＳＴ５２）
。

この６分間の間にスタートスイッチ１３がＯＮされると
５Ｔ１７に戻り、再び雑音等の検出から上述の動作を行
い、また、５Ｔ２６で雑音の多い旨を発声した後は５Ｔ
４８に移り、６分間待機する。

また、５Ｔ３８で１秒経過前にコロトコフ音を検出する
と、異常測定と判定し、設定値Ｐ。が２ＱＱｍｍｌ（ｇ
以上の時は急速排気弁６を開放し、２０Ｑ　ｍｍＨｇ以
下の時は３ＱｍｍＨｇを加算し、再加圧を発声して５Ｔ
２８に移ることになる（ＳＴ５３〜ＳＴ５５）。また更
に５Ｔ４３で測定結果がないと、その原因を調査して発
声し、５Ｔ４８に移ることになる（ＳＴ５６、ＳＴ５７
）。

また、雑音の検出識別（ＳＴ１７〜ＳＴ２７）はスター
トスイッチ１３のＯＮ後に行ったが、イニシャライズ中
で行ってもよい。

また、外部音検出手段は、コロトコフ音センサ９とは別
個に設けてもよい。

また、加圧手段は、手動ポンプなどでもよい。

また、上記実施例では、血圧測定データを得るのに腕帯
を上腕に巻く場合を想定しているが、この発明では、血
圧測定データを得るために、カフを他の部分に装着する
ものにも適用できる。

（八）発明の効果以上のように、この発明の血圧測定装置によれば、雑音
があると、その雑音を検出識別して報知するようにした
ために、テレビ音や振動音等が発生していると、その旨
が報知されることとなり、誤測定を未然に防止すること
ができ、信頼性の高い測定を行うことができる。

また、静かな所で測定しているにもかかわらず雑音を報
知すると、回路不良が生起していることになり、セルフ
チェックを行うことができる。

また、故意に雑音を発生させることにより、情報検出手
段の感度や動作を確認することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の一実施例を示しており、第１図は血
圧測定装置のブロック構成図、第２図は同外観斜視図、
第３図、第４図、第５図は同制御フロー図である。１：血圧測定装置、　２：本体、３：腕帯、　　　　　５：加圧ポンプ、８：圧力センサ
、　　　９：コロトコフ音センサ、ｌＯ：電源スィッチ
、１３ニスタートスイツチ、１４：加圧設定値切換スイ
ッチ、１５：表示器、　　　　１６：スピーカ、１７：マイク
ロコンピュータ、１８：血圧導出手段、２２：電源回路。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カフと、カフ内を加圧する加圧手段と、カフ内の
圧力を検出する圧力検出手段と、カフ内を減圧して血管
情報を検出する情報検出手段と、前記圧力検出手段及び
情報検出手段の出力信号により最高血圧値及び最低血圧
値を導出する血圧導出手段とを備え、最高及び最低血圧
値を測定する血圧測定装置において、外部音を検出する外部音検出手段と、この外部音が雑音
か否かを識別する識別手段と、この雑音が所定以上にな
ると報知する報知手段とが設けられていることを特徴と
する血圧測定装置。