JPS6118385Y2 - - Google Patents

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JPS6118385Y2
JPS6118385Y2 JP4721879U JP4721879U JPS6118385Y2 JP S6118385 Y2 JPS6118385 Y2 JP S6118385Y2 JP 4721879 U JP4721879 U JP 4721879U JP 4721879 U JP4721879 U JP 4721879U JP S6118385 Y2 JPS6118385 Y2 JP S6118385Y2
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JP
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grain
drying
chamber
exhaust
cold air
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JP4721879U
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JPS55146992U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は収容室より繰出し部に向け流下する穀
類に冷風および熱風を順次浴びせ、穀温の温度変
化作用により穀類内部の水分を無理なく表面に移
行させ、流通する熱風および冷風により胴割れ現
象を発生させず均一に乾燥させると同時に穀温上
昇乾燥通路を充足する端数の穀類であれば何時で
も良好に乾燥させることができる穀類乾燥装置に
関する。
多くの水分を含んだ穀類を流通する熱風で乾燥
させる従来公知の穀類乾燥装置例えば実開昭51−
88575号公報記載のものにあつては、高温の熱風
を長時間に亘り穀類に浴びせると表面水分のみが
速かに発散され、内部に水分が残つた状態で乾燥
される所謂胴割れ現象が発生することは一般に良
く知られている。
従つて、上記のような胴割れ現象を発生させず
に乾燥させるには穀類の内部水分を速かに表面へ
移行させ、この移行された水分を流通する風によ
り順次蒸発させれば穀類の均一乾燥が達成され
る。
そして上述のような水分の拡散移行作用を促進
させるには穀類に温度変化を与えて内部の水分が
表面へ移行されるようにすることが必要である。
そこで本考案は、循環流動される穀類が収容室
から穀温変化室内に配設された山形冷風噴気枠の
上位側および下位側周囲に形成された冷風乾燥通
路および穀温上昇乾燥通路を順次流下する過程で
冷風および熱風を浴びせて穀温の降下作用および
上昇作用を反復して営ませ、もつて穀類内部の水
分を温度変化作用によつて表面へ向け速かに移行
して表面に移行された水分のみを蒸発散させるよ
うにして胴割れ現象を発生させることなく均一に
乾燥させることができる許りか、穀温上昇乾燥通
路を充足するだけの端数穀類さえあれば上記と同
様の作用型態をもつて良好に乾燥させることがで
きるという目的をもつた穀類乾燥装置を提供しよ
うとしたものである。
本考案は前記に鑑み、上記目的を達成させるた
め、その構成を、乾燥胴内部を、供給路に向けて
斜設した一対の盲状流穀板と、上位側を盲状に、
又下位側を多孔状に形成し、かつ繰出し部に向け
て斜設した一対の多孔流穀板とにより仕切つて、
上部に収容室を、又下部に上端側が供給路に通じ
た穀温変化室を配設し、上記供給路直下の穀温変
化室内には、前面側に吸気窓を開口し、左右両側
斜面を通気板で覆つて形成した山形冷風噴気枠を
横設し、上記穀温変化室の左右両側上位の後壁に
は吸引排風機を装備した排気室に通ずる排気窓を
開口して山形冷風噴気枠の左右両側に、上端が供
給路に通ずる冷風乾燥通路を形成せしめると共
に、前記冷風噴気枠より低位の穀温変化室の前面
側は熱気発生装置に接続し、上記一対の多孔流穀
板の左右外側には排熱気窓を経て排気室に夫々接
続せしめた一対の排熱風室を配設して、一対の多
孔流穀板上の穀温変化室内に、上端が冷風乾燥通
路に、又下端が繰出し部に夫々接続する穀温乾燥
通路を形成したことを特徴とする穀類乾燥装置と
したものである。
本考案装置を添附図面に示された好適な一実施
例について説明する。
図面について、1は横長角筒状を呈する乾燥胴
であつて、該乾燥胴1の内部を、供給路2に向け
て斜設した一対の盲状流穀板3,3と、上位側を
盲状となし、下位側を多孔状に形成し、かつ繰出
し部5に向けて斜設した一対の多孔流穀板4,4
とにより仕切つて、上部に収容室6を、又下部
に、上端側が供給路2に通じた穀温変化室7を配
設する。そして供給路2直下の穀温変化室7内に
は、前面側に吸気窓18を開口し、左右両側斜面
を通気板で覆い、さらに底部を適宜の壁板で遮蔽
して形成した山形冷風噴気枠11を乾燥胴1の長
手方向に沿い横設せしめると共に、穀温変化室7
の左右両側上位の後壁には吸引排風機15を装備
した排気室9に通ずる排気窓10,10を開口し
て、山形冷風噴気枠11の左右両側に、上端が供
給路2に通ずる一対の冷風乾燥通路13,13を
形成せしめる。
前述した山形冷風噴気枠11より低位の穀温変
化室7の前面側は熱源体を収納した熱気発生装置
12に接続されていると共に、上記一対の多孔流
穀板4,4の左右外側には後壁に開孔された排熱
気窓17,17を経て排気室9に夫々接続せしめ
た一対の排熱気室8,8を配設して、一対の多孔
流穀板4,4上の穀温変化室7内に、上端が冷風
乾燥通路13,13に、又下端が繰出し部5に
夫々接続する穀温上昇乾燥通路14,14を形成
せしめる。
上述した左右一対の排熱気室8,8の底部側は
壁板16,16によつて遮蔽されて密封状となつ
ている。
前記繰出し部5は乾燥胴1の最下段位置に配設
された取出室19へのぞませると共に、繰出し部
の直下には、一端が昇降機20の下部に接続した
搬出樋21が配設されている。そして繰出し部5
内部には繰出しロール22を回転自在に収納軸架
せしめる。23は搬出樋21内に横架収納した搬
出スクリユーであり、24は乾燥胴1の頂部に横
設した搬入樋であつて、該搬入樋24の供給側は
昇降機20の上部に接続されている。
次にその作用について説明する。
今、昇降機20および搬入樋24を経て穀類を
収容室6内に充填供給すると共に、これが穀類を
収容室6、冷風乾燥通路13,13および穀温上
昇乾燥通路14,14に亘り充填させた後、熱気
発生装置12、吸引排風機15、繰出しロール2
2およびその他の各作動部材を始動させる。さす
れば吸引排風機15の吸引作用で吸気窓18より
山形冷風噴気枠11内に吸引された外気は該山形
冷風噴気枠11の多孔部を通して穀温変化室7内
を排気窓10,10側へ流れた後、排気室9を経
て吸引排風機15により機外へ排気されると共
に、熱気発生装置12により起成された熱風は多
孔流板4,4を通して排熱気室8,8内へ吸引さ
れた後、排熱気窓17,17および排気室9を経
て吸引排風機15により機外へ集中排気される。
その結果、冷風乾燥通路13,13および穀温上
昇乾燥通路14,14中を繰出しロール22の回
転で徐々に流下する穀類を流通する冷風および熱
風を浴びることになり、乾燥の初動時に熱風乾燥
作用で表面水分の一部が蒸発散され、然かも穀温
が上昇された穀類は繰出し部5、搬出樋21、昇
降機20および搬入樋24を経て収容室6内へ返
流される。そして収容室6内を徐々に流下される
放置期間中に自然徐冷されると共に、さらに冷風
乾燥通路13,13に至ると山形冷風噴気枠11
より排気窓10,10に向け一方流通する冷風と
の接触作用により穀温が低下されるので、穀物内
部の水分は温度差により表面へ速かに移行され、
次いで冷風により表面水分の一部は蒸発され、さ
らに該穀物が再び穀温上昇乾燥通路14,14を
流下する過程で熱風を浴びて穀温が上昇されると
同時に一部の表面水分を蒸発散せしめる。
従つて、上述のような冷風乾燥作用および穀温
上昇乾燥作用を収容室6を介し反復して行えば、
内部水分は徐々に表面へ移行されてゆつくりと蒸
発散され、穀類を胴割れ現象等起さず均一に乾燥
せしめることができる。
又穀類温上昇乾燥通路14,14が冷風乾燥通
路13,13よりも下段に設けられているので、
穀温上昇乾燥通路14,14を充足するだけの端
数穀量の場合にあつても上述の作用を営ませ乍ら
均一に乾窓させることができる。
要するに本考案は、乾燥胴1内部を、供給路2
に向けて斜設した一対の盲状流穀板3,3と、上
位側を盲状に、又下位側を多孔状に形成し、かつ
繰出し部5に向けて斜設した一対の多孔流穀板
4,4とにより仕切つて、上部に収容室6を、又
下部に上端側が供給路2に通じた穀温変化室7を
配設し、上記供給路2直下の穀温変化室7内に
は、前面側に吸気窓18を開口し、左右両側斜面
を通気板で覆つて形成した山形冷風噴気枠11を
横設し、上記穀温変化室7の左右両側上位の後壁
には吸引排風機15を装備した排気室9に通ずる
排気窓10,10を開口して山形冷風噴気枠11
の左右両側に、上端が供給路2に通ずる冷風乾燥
通路13,13を形成せしめると共に、前記冷風
噴気枠11より低位の穀温変化室7の前面側は熱
気発生装置12に接続し、一対の多孔流穀板4,
4の左右外側には排熱気窓17,17を経て排気
室9に夫々接続せしめた一対の排熱気室8,8を
配設して、一対の多孔流穀板4,4上の穀温変化
室7内に、上端が冷風乾燥通路13,13に、又
下端が繰出し部5に夫々接続する穀温乾燥通路1
4,14を形成したから、収容室2内に収容され
た穀類が供給路2より冷風乾燥通路13,13お
よび穀温上昇乾燥通路14,14中を通過する過
程において山形冷風噴気枠11より排気窓10,
10に向け一方流通する冷風および熱気発生装置
12より、穀温変化室7、多孔流穀板4,4、排
熱気室8,8に向け一方流通する熱風を順次効率
よく浴びて穀温に変化を与えることができる。従
つて、被乾燥類は、循環される期間中に温度差に
より内部水分を速かに表面へ移行させる水分拡散
作用を営んだ後、冷風および熱風により表面水分
の蒸発散作用をゆつくりと達成させることがで
き、その結果穀類を胴割れ現象を発生させず均一
に乾燥せしめることができる許りか、穀温上昇乾
燥通路14,14が冷風乾燥通路13,13より
下段に設けられているので、穀温上昇乾燥通路1
4,14を充足するだけの端数穀量であつても水
分拡散作用が営まれる乾燥作用を的確に遂行して
均一の乾燥穀類を容易に得ることができる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示すものであつ
て、第1図は全体の斜視図、第2図は縦断面図、
第3図は縦断側面図である。 1……乾燥胴、2……供給路、3,3……盲状
の流穀板、4,4……多孔流穀板、5……繰出し
部、6……収容室、7……穀温変化室、8……排
熱気室、9……排気室、10……排気窓、11…
…山形冷風噴気枠、12……熱気発生装置、13
……冷風乾燥通路、14……穀温上昇乾燥通路、
15……吸引排風機、17……排熱気窓、18…
…吸気窓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乾燥胴内部を、供給路に向けて斜設した一対の
    盲状流穀板と、上位側を盲状に、又下位側を多孔
    状に形成し、かつ燥出し部に向けて斜設した一対
    の多孔流穀板とにより仕切つて、上部に収容室
    を、又下部に上端側が供給路に通じた穀温変化室
    を配設し、上記供給路直下の穀温変化室内には、
    前面側に吸気窓を開口し、左右両側斜面を通気板
    で覆つて形成した山形冷風噴気枠を横設し、上記
    穀温変化室の左右両側上位の後壁には吸引排風機
    を装備した排気室に通ずる排気窓を開口して山形
    冷風噴気枠の左右両側に、上端が供給路に通ずる
    冷風乾燥通路を形成せしめると共、前記冷風噴気
    枠より低位の穀温変化室の前面側は熱気発生装置
    に接続し、上記一対の多孔流穀板の左右外側には
    排熱気窓を経て排気室に夫々接続せしめた一対の
    排熱風室を配設して、一対の多孔流穀板上の穀温
    変化室内に、上端が冷風乾燥通路に、又下端が燥
    出し部に夫々接続する穀温乾燥通路を形成したこ
    とを特徴とする穀類乾燥装置。
JP4721879U 1979-04-09 1979-04-09 Expired JPS6118385Y2 (ja)

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JP4721879U JPS6118385Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09

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JP4721879U JPS6118385Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09

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JPS55146992U JPS55146992U (ja) 1980-10-22
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JP4721879U Expired JPS6118385Y2 (ja) 1979-04-09 1979-04-09

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JP6525149B2 (ja) * 2015-07-09 2019-06-05 株式会社サタケ 穀物乾燥機における熱風室の排塵装置

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JPS55146992U (ja) 1980-10-22

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