JPS61180847A - 空調換気扇 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は吸・排気の熱交換により生ずる露を除去し得る
ようにした空ｗｉ換気扇に関する。

［発明の技術的背景］ 従来、空調換気扇は、吸・排気を熱交換させることによ
って殊に冬期、暖房により汚染され勝ちな室内空気を常
時新鮮に保ちつつ室内温度の低下を極力防止するように
している。ところがこのものにおいては、排出される室
内空気に多分に含まれた湿気が低温なる室外空気との熱
交換により凝縮されて熱交＊ｉの表面に露を発生し滴下
する。

そこで従来の技術としては、この結露水を実公昭５９−
２６８１７号公報に示されるように排気ダクトを利用し
て室外へ排出するようにしたものが知られている。

［背景技術の問題点］ しかしながら上記のものは、結露水を室外へ排出せねば
ならず、外壁面を汚す虞れがあるばかりでなく、露受皿
の出水口が塵埃等により詰った場合に結露水が溢れて室
内に滴下する等の問題がある。

［発明の目的］ 本発明は熱交換により発生した結露水を室外へ排出する
必要がなく、しかも、結露水が露受皿から溢れて室内に
滴下することもない空調換気扇を提供するにある。

［発明の概要］ 本発明は、室外空気を室内に吸入する吸気ファンと室内
空気を室外に排出する排気ファン及びこれらによる吸・
排気を熱交換させる熱交換器を有すると共に該□熱交換
により生ずる露を受ける露受皿を有するものにおいて、
前記露受皿内に高吸水性樹脂より成る吸水体を設けた構
成としたことにより、露受皿内の結露水を排出する必要
がなく、しかも、結露水が溢れて室内に滴下することが
ないようにしたことを特徴とするものである。

［発明の実施例］ 以下本発明を図面に示す一実施例について説明する。先
ず第１図において、１は室外側の壁、２は室内側の壁で
、室３に対し二重に設けられており、又、壁２の室３に
臨む面には胴縁４が埋め込み配設されている。５は胴縁
４に螺子止めして壁２の室３に臨む面に取付けた外筐で
、その内部の一方側には第２図にケーシング６．７のみ
を示した吸気ファン８及び排気ファン９を前後に並設し
ている。１０は外筐５内にあってその上記一方側と残る
他方側とを遮絶した仕切壁で、これには上部の前後各部
に吸気ファン８及び排気ファン９の各吐出側が夫々に臨
む通気孔１１．１２を形成している。１３は外筐５内の
上記他方側にこの所の上部寄りの略中火に位置させてそ
の横幅一杯に配設した熱交換器で、詳細には平坦な熱交
換板１４と波形の隔板１５とを貼合して形成した熱交換
素子１６を一枚宛交互に向きを違えて多ｍ重ねしたもの
によって、通気孔１１に臨む後上面から外筐５の他方側
の前面下部に存した室内側吐気口１７に面する前下面へ
と開通した通気路１８と、通気孔１２に臨む前上面から
外筐５の他方側の後面下部に存した室外側吐気口１９に
面する後下面へと開通した通気路２０とを形成した菱形
直方体状を成し、その上方、下方及び前方、後方の四角
部は外筐と一体又は別体の小仕切壁２１，２２，２３゜
２４によって夫々遮絶されている。２５は熱交換器１３
の後下面下方に位置させて外筺５の内底面上に配置した
露受皿で、該露受皿２５には第３図に示すように紙製等
の袋２６の内部に例えば乾燥性を有するポリアクリル酸
ソーダのような自重の千倍の重さの水分を吸水し得る１
ｇ程度の例えば粉末状の高吸水性樹脂２７を密封した吸
水体２８を内設している。、２９は吸水体２８を保持す
るように露受は皿２５に装着された保持板で、上面が傾
斜状態を呈している。３０は外筐５の室外側吐気口１９
に嵌着された管継手で、これに排気用ダクト３１を外筐
５外の後方から連結している。３２は外筐５の一方側の
後面下部に吸気ファン８の吸入側と対応させて形成した
室外側吸気口で、これには吸気用のダクト３３を連結し
ており、しかして排気用ダクト３１と吸気用ダクト３３
は壁２及び壁１を貫通して室外３４に臨んでいる。更に
又、３５は外筐５の一方側の前面上部に排気ファン９の
吸入側と対応させて形成した室内側吸気口である。

次に作用について説明する。

先ず、吸気ファン８と排気ファン９とを夫々運転状態に
すると、吸気ファン８は室外３４の空気を図中矢印Ａで
示す経路で室３内に吸入し、一方、排気ファン９は室３
内の空気を図中矢印Ｂで示す経路で室外３４へ排出する
。この時熱交換器１３では、排気（室３内の空気）に含
まれた湿気が低温度の吸気（室外３４の空気）により凝
縮されて露が生じ、該露は図示の如く下方の露受皿２５
の押え板２９上に滴下し、押え板２９の傾斜面に案内さ
れて露受皿２５の内部へ入り吸水体２８に吸水される。

従って、結露水は露受皿２５から溢れることはない。し
かして吸水体２８に吸水された結露水は、空調換気扇の
不使用時において吸水体２８が乾燥することにより除去
される。

尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例のみに限定さ
れるものではなく、例えば、吸水体は乾燥性を有さない
ものであってもよく、その場合は吸水体を適当な時期に
交換するようにすればよい等要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得ることは勿論である。

［発明の効果］ 本発明は以−Ｅ説明したように、露受皿内に高吸水性樹
脂より成る吸水体を設けたことにより、露受皿内の結露
水を排出する必要がなく、しかも、結露水が露受皿から
溢れて室内に滴下することがない等優れた実用的効果を
秦するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は取付設
置状態にある全体の縦断側面図、第２図は内部構造の透
視的斜視図、第３図は要部の縦断側面図である。 図面中、８は吸気ファン、９は排気ファン、１３は熱交
換器、２５は露受皿、２８は吸水体である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、室外空気を室内に吸入する吸気ファンと室内空気を
   室外に排出する排気ファン及びこれらによる吸・排気を
   熱交換させる熱交換器を有すると共に該熱交換により生
   ずる露を受ける露受皿を有するものにおいて、前記露受
   皿内に高吸水性樹脂より成る吸水体を設けたことを特徴
   とする空調換気扇。