JPS61178927A - フイブリノゲンを含有する乾燥製剤およびその製法 - Google Patents

フイブリノゲンを含有する乾燥製剤およびその製法

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JPS61178927A
JPS61178927A JP60293373A JP29337385A JPS61178927A JP S61178927 A JPS61178927 A JP S61178927A JP 60293373 A JP60293373 A JP 60293373A JP 29337385 A JP29337385 A JP 29337385A JP S61178927 A JPS61178927 A JP S61178927A
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fibrin
fibrinogen
thrombin
dry
wool
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JP60293373A
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ミカエル ストロートマン
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Serafuarumu & Co KG GmbH
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Serafuarumu & Co KG GmbH
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷凍乾燥によって得られる発泡状または羊毛状
の形状の構造を有するフィブリノゲン含有乾燥製剤に関
するものである。か\る乾燥製剤は完全に吸収されるも
のであり、特に治療プロセスに有効な他の有効成分の支
持材として使用し得るものである。
更に本発明はか−る乾燥製剤の製造プロセスにも関する
ものである。
従来技術 このタイプの乾燥製剤はドイツ公開特許出願30375
13によって知らnているが、この出願Idコラーrン
(膠原質)及びフィブリノゲンの両方を含む溶液の凍結
乾燥により得られるコラ−ダン傷ロ手当材に関するもの
である。得られる乾燥材料は抗生物質の如き医薬として
の有効成分全追加的に含有することが出来る。ところで
、以下に示す様に傷口手当材に含でれている可成りの量
のコラ−ダンは、特にそれが吸収される場合には有害か
も知れない。
また、凍結乾燥した組織接着剤(例えばドイツ公開特許
出願3002934 )が知られているが、これは主と
して繊維累分解抑制子及び因子■の他には、フィブリノ
ゲン及びアルブミンから構成され、更にグリクン、グル
コース及びヘパリンを追加的に含んでいてもよいもので
ある。
しかし、この組織接着剤は傷口に乾燥製剤の形で使用さ
れるものではなく、水を加えて濃縮フィブリノゲン溶液
状態に戻し、次にその溶液にトロンビンとcac4 ’
4加えて使用する。
更に、ドイツ公開特許出願2852319により骨出血
を押える為に使用される吸収可能な止血材が知られてい
るが、これは水浴性の生物学的適合性(bio COm
patilyle ) tl−有fる基材中にフィブリ
ン及びコラ−ダン粉の混合物である止血性粉末を含んで
いるものである。
最後に、USP 3,523,807により、挿入後に
完全に吸収され、主としてフィブリンから放っている成
型品が知られている。この成製品を製造するには、グラ
スマ(血漿)に塩化カルシウム会し、水を加えてペース
ト状にし、鋳型に入れて加圧し希望の成型品を得る。次
にこれをフォルムアルデヒドを含む浴中に入れ硬化させ
る。
蛋白質水溶液の凍結乾燥は当朶者には知られていること
であるが、これによって多数の空洞を有するふわつと柔
かく、発泡した、フェルト状の又は羊毛状の構造を持っ
たものが得られ、それらはその結果体液に対し高い吸収
能力t−有する乾燥製剤となる。
コラ−ダン水溶液の凍結乾燥によシフエルト状又は羊毛
状のファイバー構造の製剤が夫々得られることは、例え
ばドイツ公開特許出願2625289にも述べられてい
る所である。か\る乾燥コラ−rン製剤は特徴として高
い機械的強度を有し、この為にか−るコラーゲン羊毛状
物は切断しtす、曲げたりすることが出来る。
しかし、同様な条件の下にフィプリノグン水浴液を凍結
乾燥し、乾燥製剤を作ると、発泡状溝−aを■する蛋臼
5!t、製剤が得ら扛るが、その物は容易にこわれ、こ
なごなになる。その機械的強度が不十分な為にか\る製
剤は医薬有効成分の支持材としては不適当であろう。
止血効果及び高度の安定性(機械的強度、貯蔵安定性)
があるにもかかわらず、凍結乾燥等によシこしらえたコ
ラーゲン装剤は吸収性挿入材として使用される場合には
完全に満足出来るものではなかった。欠点としては例え
ば傷口部位における6週間以上の長い滞留時間、骨折の
場合等に見られる治療過程での望ましくないコラーゲン
の影J!#寺が挙げられる。
屡々既知のコラーゲン製剤はその天然原料からの分離及
び製剤化中に変性を示すことがあり、貧弱な吸収性能を
持った不溶性の製剤に変ることがあった。これとは対照
的に、容易に心房するコラーゲン製剤はpHk酸性にす
る塩を常に含んでおり、か−るコラーゲン製剤が傷口に
導入されるとそこに酸性環境を作シ出し、それを中和す
ることは組織にとって不必要な負担であり、治療の過程
を阻害する。傷口の治癒及び不可溶性フィブリノゲンか
らのトロンビンの誘導によるフィブリン形成の最適展開
の為には生理pH値約7.36を有する環境を必要とす
る。
最後に付は加えると、傷口部にはコラーゲンが生理学的
に利用可能な形で内因性構造物、組織及び体液中に常に
存在しており、相当量のコラーゲンを追加して補給する
ことは必要でもなく好ましくもない。
発明の解決しようとする問題点 上記の点に鑑み、本発明の目的とする所は、コラーゲン
を全く含有しないか実質的に含有しないにも拘らず通常
のコラーゲン製剤の長所を有する、上記の種類のフイプ
リノグン含有乾燥製剤を製造することにある。この製剤
はその成分、生理学的な諸性質及び吸収挙動については
従来のものよりも一層天然の傷口閉塞材に類似し、且つ
追加の活性賦与成分奢加える等の補足手順を伴なわずに
、直接傷口に適用することが出来、且つ傷口の止血効果
を高めることが出来るものである。
本発明によれば、この目的は冷凍乾燥によって得られる
羊毛状物質によシ達成される。この羊毛状物質は少なく
とも触媒的に有効な量のトロンビンに加え、約10〜9
5重ミノく−セントのフィブリンと約5〜9czt!パ
−セット(7’)フイブリノダンとから実質的には構成
されているものである。
本発明の方法により、か\る乾燥製剤′f:製造するK
は、フイプリノグンとトロンビンとを含む水浴液中でそ
の場でフィブリン全作り、次いで得られた反応混会物を
凍結乾燥する。
本発明の今一つの面として、か\る乾燥製剤を支持材と
して各種の用途に広範に使用することができる、又それ
と共に治療過程を助ける有効成分の為の貯蔵所としても
利用することが出来る。本乾燥製剤からの有効成分の放
出の量と期間については、フィブリンの含有量により、
追加の成分により、並びにフィブリンの架橋及び/又は
重合度を事前に決定しておくことによシ制御することが
出来る。
本発明の好ましい応用例並びにこの他の実施態様につい
ては特許請求の範囲の(2)項以下に明らかにしである
本発明は次のような観察に基づいて為されたものである
。すなわち、フィブリノゲン並びに少なくとも触媒量の
トロンビンの他にその場で生成されたフィブリンを含む
反応混合物を冷凍乾燥することにより得られる乾燥製剤
が、凍結乾燥コラ−rン製剤の安定性と比べると驚くほ
ど高い安定性を示すのである。血液の凝固を助けるその
他の物質及び因子を追加しなくても、か\る乾燥製剤は
特にさらに活性トロンビンとフィブリノゲンの挙動が加
わって非常に高い止血効果を示す。
好ましくはその場で生成され乾燥製剤の形で使用される
フィブリンは特に二重化し几フィブリンで高い生物活性
を有し長さ方向のみに架橋りざn1即ち、そのγ−連鎖
を通じてのみ架橋し且つそれが傷口部位における更に激
しいフィブリン生成の出発点として使用されることであ
る。
本発明の乾燥製剤を製造するには水溶液又は大部分水か
ら成る水溶液から出発する。この最初の溶液は水でも、
人間血清でも、又は塩の水溶液でもよい。塩の水浴液と
しては生理的食塩水又はCaα、と燐酸塩を加えて強化
した生理的食塩水でもよい。この最初の溶液のpllと
塩分の量は主として生理的条件に相当するものとする。
場会によっては、例えばある有効医薬成分の溶解度を上
げる為に、主成分の水の他に水溶性の有機溶媒を含んだ
大部分水からなる水溶液を使用することが適しているこ
ともある。
適している有機溶剤としては、エタノール、インク0ロ
バノールの如き一価アルコール、グリセリン、ポリグリ
コールの如き多価アルコール、ジオキサンの如き環状エ
ーテル等がある。有機溶剤の最高含有量は使用する酵素
の活性の変性及び/又は低下がなく且つ凍結物質の乾燥
に阻害がない様に選定するものとする。一般には有機溶
剤の割合は混合物全体の20容量ノく−セントを超して
はならない。
人のフィブリノゲンを最初の溶液に加える。
適当なフィブリノゲン製剤は市販されている。
例えばマールプルグ市のベージング・ペルケ社から購入
することが出来よう。更に以下のグルセスに従って好適
なフィブリノゲン製剤を作ることが出来る。
人の血漿を4℃に冷却し、βアラニン(エタノール中に
2モル溶液)を攪拌下に加え、続いて更にエタノールt
−添加して粗製フィブリノゲンを沈澱せしめる。この粗
製フィブリノゲンを遠心分離し、トリスバッファー液(
pH7,4)の0.01M液に#解し、2Mのグリシン
を加え再び沈澱せしめる。分離し之沈澱物を0.9%の
NAα水溶液に溶解し、同じ溶媒で透析し、塩分を除去
して次いで凍結乾燥する。
この様にして得られた微細結晶のフィブリノゲンは分子
′j&340.000±5%を有し、α一連鎖に部分的
ではあるが軽度に消化、分解されたところがあυ、体液
中に導入されると急速に溶解し、その際直ちに重合を開
始する。溶液中での凝固し得るフィブリノゲンの割合は
少なくとも85%にのぼる。
上記の最初の溶液、好ましくは室4温に保たれt最初の
溶液の中に溶液IWLl当り約10〜90ηのフィブリ
ノゲンを加える。好ましくは、フィブリノゲンの濃度t
−50〜80ダ/dという比較的高い濃度にする。溶液
に発泡が見られない限り、凍結乾燥によシ得られた製剤
は当初の溶液とはソ同じ容積を有する。従って最初の溶
液のフィブリノゲン濃度を増加させれば最終製品の濃度
も高く機械的強度も大きくなる訳である。
添加され次フィブリノゲンは最初の溶液に溶解させるが
、この目的の為には、室温中で攪拌を行なってもよい。
今一つの別の方法では最初にフィブリノゲンを純粋な固
形形状に分離し次にそれを水浴液に加えるというような
ことをする必要はない。例えば上記のフィブリノゲンの
分離に関連して記載した沈澱であって、グリシンによる
沈澱後得られる沈澱物は0.9%Na1lJ水溶液に溶
解し希望の濃[K調節することが出来る。そして、次に
説明するごとく、追加の添加物をこの溶液に直接加える
ことが出来る。更に別のフィブリノゲン溶液として、粗
製フィブリツク゛ンが血清蛋白質及び諸因子を伴った残
留血清から冷却沈澱物として分離して得られるフィブリ
ノゲン溶液も好適なものとして使用することが出来る。
これは例えは、ドイツ公開特許出願3002934のプ
ロセスである。この点について重要なことは自発的なフ
ィブリンの形成を惹起する様な酵素及び/又は因子を出
来るだけ徹底的に分離する事で、そうすれば、最初の溶
液に相当量のクエン酸塩、燐酸塩、修酸塩の如き安定剤
2!−添加しなくて済む。
これらのプロセスで作られるフィブリノゲン溶液は、特
に肝灸ビールスの如きビールスを不活性化する為に殺菌
処理をすることが出来る。
この目的の為に、例えばβ−ググルオラグトンで処理し
、次いで紫外線照射をかけることも出来る。又高エネル
ギーのr−又はX−線照射も出来る。
次いで、フィブリノゲン溶液に選定した添加剤及び有効
成分を加えることが出来る。
この乾燥製剤の柔軟性、機械的強度及び安定性は種々の
糖蛋白質(glycoprc+tein ) f、混曾
することによシ調節することが出来る。この目的の為に
、アルブミン、すd?蛋白質、フイプロネクチ:y (
fibronectin )及び/又はグロブリン(α
−1β−r−グロブリン)の如き糖蛋白質の一種又はそ
れ以上tこのフィブリノゲン溶液に添加することが出来
る。これら糖蛋白質の添加tは完成された乾燥製剤に対
し約3〜40重量パーセント、好ましくは約5〜25重
量パーセントとする。か\る糖蛋白質はまた乾燥剤及び
安定剤としても機能し、長期に亘る貯蔵期間中に凝固酵
素の活性が低下することt防止する。
この乾燥製剤が特にある有効成分の支持材又は貯蔵物質
として使用される場合には、有効成分が水溶性で凍結乾
燥により損なわれないものでおる限シ、フィブリノゲン
溶液に添加することが出来る。
この場合の[有効成分J (active 5ubst
ance)という用語は非常に広い意味で使用され、人
又は動物の疾病の治癒、緩和、加療及び/又は予防に非
経口的に使用される全ての組織物、又は生物の機能に影
響金与える全ての組成物を含むものとする。
この点については、主として抗菌作用を示す物質、特に
抗生物質が考慮の対象となる。適切な抗生物質としては
例えば以下のものがある。
ゲンタマイシン(gentamicin )の如きアミ
ノグリコサイド抗生物質グループ、ノゴピオシン(no
vobiocin )の如きラクトン抗生物質、パイシ
リン(Baycillin )又は7%$−/シリン(
amox−icillin )の如きペニシリングルー
プ、テアム7 x 二:l−/l/ (tiamphe
nicol )の如きクロラムフェニコールとその誘導
体グループ、ストレフ’)マイシン、グループ、テトラ
サイクリン、グループ等がある。
又、他の抗バクテリヤ作用を示す物質としては、例えば
、スルフオナマイド類がある。アミノグリコサイド抗生
物質、時にゲンタマイシンはその作用幅が広いことから
この場合には特に好ましい。更に、異った抗生物質の組
合せ、例えばゲンタマイシンとテトラサイクリンの組合
わせも使用することが出来る。他の適応症を有する有効
成分でこの目的に適するものとしては、例えばサルチル
酸又はウンデセン酸の如き抗菌剤、ピラノo ン(py
razolones )類の如き消炎剤、グレドニソン
(prednisone )の如き抗細胞剤がある。
これらの有効成分の添加量は大きな幅の中で変シ、有効
成分の活性度により主として左右される。乾燥製品の全
重量を基礎として、これら有効成分の量は約0.1〜1
0重量パーセント、好ましくは約2〜6重量パーセント
とする。例えばフィブリノゲン溶液11Llに対しゲン
タマイシン500〜10.000単位を添加したものが
特に適していることが証明されている。
上に述べ次有効成分に関連して、有効成分の放出の時間
と量と全コントロールする添加物を加えることも出来る
。この種の添加物として有効なものは、コラーゲンと架
橋したフィブリンとがある。これらの添加物の有効性は
選択された有効成分との親和性によって変ってくる。多
くの有効成分の場合、特に重要な抗生物質グループ、効
中ゲンタマイシンの場合には、有効成分の放出全コント
ロールする添加物の量は乾燥製剤の全重量の約2〜12
重量パーセント、好ましくは4〜10重量パーセントが
十分であることが証明されている。この目的の為には約
0.5〜1重量パーセントのコラ−ダン量が特に好まれ
る。この為に、適当な量の水溶液のコラーゲン全フイプ
リノダン溶液に添加するか又ハフイプリノケ07をこれ
に相当するコラーゲン水浴液中に溶解すればよい。か\
る量のコラーゲンは全体の処方中に容易に溶解し、この
為に前記の問題(酸性pn及び/又は非生理的な塩の濃
度)は発生しない。更に有効成分の放出量はフィブリン
量及び/又はフィブリノの架橋の程度によシ影響をうけ
る。大抵の場合には、フィブリンの含有量が高かったレ
フイブリンの架橋の程度が太きいと、有効成分の放出は
遅れてくる。
好適なフィブリノ架橋度の調節は例えばグルタル・アル
デヒド金加えることにより実施出来る。
更に繊維素溶解抑制因子(fibrinolysisi
nhibiter ) f加えることが出来る。比較的
に大量の繊維素溶解抑制子を加えることが好ましい。即
ち最低5.O00単位(所謂カリクライン不活性化因子
単位)、好ましくは溶液1ml当910.000ユニッ
ト以上の繊維素溶解抑制子を加える。考慮の対象となる
繊維素溶解抑制子としては、例えばグラスミノダン活性
因子抑制因子又はα1アンチプラスミン、α、マクログ
ロブリン又はアグルテニン(aprotinin )の
如きアンチグラスミンの一つ以上、更には8−アミノカ
ブo7酸(a −aminocaproic acid
 )及び/又はトリプシン抑制因子等がある。レーノ9
−リーゼンのバイエル(株)が「トラシロル」(“Tr
asylol“)なる商標名の下に販売している天然繊
維素溶解抑制因子fi%に適したものであることが知ら
れている。
予め決まった用途に見甘うように選定し次上記の有効成
分ま几は他の有効成分の一攬以上をフイブリノダン浴液
に加え完全又は実質的に溶解した上で、トロンビンを加
える。知らnている如く、トロンビン(thrombi
n )はフィブリノゲンの分子からフィブリノ・ペプタ
イドAとB(fibrinopeptides A、 
B ) f分離することができる。その際にフィブリノ
・モノマーが得ら扛る。これが自発的に他のフィブリン
モノマーと反応し、最終的1/ljフイブリン分子のポ
リマーが生成する。添加されるトロンビンは少なくとも
既知の標準化された条件の下でその1η当910、 O
00単位(アメリカのNatinal Jnstitu
teof Healthの基準に従ったNIHユニット
)の生物活性値を有するものとする。好適な製剤が市販
されている。例えばバーデンのグレンザツハのホフマン
畢うロツシュ社からr)ボスタシンJ(“TOI)O8
tas in“)という商品名の下に、製剤1rng当
り最低3. O00単位の生物学的な活性値をもつ友微
則結晶状の好適なトロンビン製剤が販売されている。(
この製剤はトロンビンの他に既知の安定剤及び支持材が
含まれている。)mlLいトロンビンの活性の一部はブ
ロントン♂ンの如きトロンビンを形成する前駆物質の形
によっても添加することが出来る。プロトロンビンの濃
縮物も市販されている。例えばウィーンノイムノ社(I
rrmuno AG )のPP5B製剤である。更に、
市販のプロトロンビン復合体からトロンビンとプロトロ
ンビンとを含む後付製剤をコラム・クロマトグラフィー
で分離したり、又は硫酸バリウムを用いて人の血漿から
抽出し、得られた結晶沈澱物から分離することが出来る
活性トロンビンの添加量は色々な要因により決定される
。プロセス条件についてゴうと、トロンビンを高II夏
にすれば、フィブリノの形成が加速される。そこでトロ
ンビンのll!11度が高い場合には反応混付物は比較
的に短い時間の後に深冷し、フイプリノダンの量がまだ
十分ある様にしなければならない。最終製品とそのいろ
いろな用途にとっては、トロンビンの濃度が比較的に高
い方が止血を加速し同時に追加のフィブリノゲンを補給
出来るので傷口の手当材としては望ましいことになる。
抗生物質等の有効成分の支持材の如き用途については、
最終製品中のトロンビンのtはあまり重要ではない。こ
の場合には小皺のトロンビンを添加するだけで十分であ
って、これで適当な時間内に、供給され次フイグリノダ
ンの50%以上という望ましい大食のフィブリノ)f 
7 fフィブリンに変えるに十分なのである。か\る場
合には、トロンビンの量はフィブリノゲン溶液1ml当
り少なくとも0.1単位、好ましくは約5〜10単位の
触媒的に活性ある量であnば十分であろう。
非生理学的に高い濃度の塩及び/又は安定剤が存在しな
い限り、トロンビンはフィブリノゲンから水中で重合す
るフィブリンのモノマーを生成する。この様にして得ら
れたモノマーからのテリマーの性質は色々の要因によっ
て変ってくる。フィブリノゲン及びトロンビンを含んだ
処方をそのま\に放置すれば、全てのフィブリノゲンは
約4〜6時間内に反応し、堅いグルが得られる。このP
kViゆすぶるとこわれてフィブリンのフィラメントと
なる。この場合には重合ハフイブリン・モノマーのα−
及Urチェーンを経由して行われる。得られた沈澱物を
凍結乾燥すると堅くてもろい製品が・得られるが、これ
は傷口手当て材としてはあまり適していない。
機械的強度や柔軟性が小さくま良溶解性が低下しており
、且つ分解も遅い為である。
フィブリン・モノマーだけを単独で重合させると安定性
の悪い可溶性の重合物が得られるが、こ【は主として水
素架橋結合、静電相互作用、水利反応等によシ安定する
。隣り合ったフィブリン分子間に共有結合(coval
ent bond ) t−形成すれば安定度が増加す
る。知らnている様に1、−この為にり因子■の存在を
必要とするが、この因子■は又Cactt存在下トロン
ビンにより活性化される製剤の条件にもよるが、固体又
は溶解されたフィブリノゲンは実際的には常に比較的少
量のまたは比較的多量の因子XIIIt−含む。血漿か
ら粗製フィブリノゲンを分離する条件下では屡々因子■
が粗製フィブリノゲンと共に分離される。
共有結付状態の生成も隣接するフィブリン分子の各種側
鎖(サイドチェーン)中で行われ、それが色々な程度で
縦及び横方向のフィブリン・ポリマーの架橋に貢献する
本発明の範囲内で実現されている事であるが、共有結合
の生成を時期よく中断すれば主として長さ方向に架橋し
た可溶性のフィブリン・ポリマーを得ることが出来る。
これは横方向の架橋に必要な共有結合は長さ方向の架橋
に必要な共有結合よシ遅い速度で進行する為である。横
方向の架橋の開始は生成物の粘度の著しい増加によって
知ることが出来る。γ−連鎖の二量子化の終゛点を制御
する為に、フィブリノゲン/フィブリン・モノマー溶液
の粘度をモニタースル。
反応が正しい時期に中断されなければσ一連鎖重合の作
用による粘度は最初の溶液の粘度の10倍にも達する。
本発明による乾燥製剤の製造に適し几フィブリノゲン/
フィブリン・七ツマー浴液はその粘度が最初の液の粘度
の2倍に達し友ものである。この時にはγ−連鎖の二重
子化は実質的に終了し、しかもσ一連鎖の重合が未だ本
格的には進行していないからである。
トロンビン及び因子■の濃度にもよるが、最初の粘度の
2倍になるのは一般にはトロンビンの添加後30〜40
分である。
特に傷口手当材を中心とする多くの用途において、主と
して長さ方向に架橋したフィブリンのポリマーが望まれ
る。何故ならばこのフィブリンポリマーは容易に溶解し
、生理学的な活性が大きく、結合した形状での多量のト
ロンビンを含み、従って血液の急速な凝固に利用出来る
からである。この様なフィブリンは正に主として長さ方
向に架橋しており、γ−連鎖一二量化フイピリンが主体
となっている。これは必要に応じゲルタールアルデヒド
(glutaraldehyde)を加えることによシ
溶液中で発泡し、或いは架橋する。
長さ方向及び横方向のフィブリン・ポリマーの架橋の程
度全知る基礎として、α−ポリマーとr−二量体の生成
を測定することが出来る。
この目的の為にラウリル硫酸ナトリウム(sodi u
nlauryl 5ulphate )を含むバッファ
ー液にフィブリンの混合物を溶解し、メルカプトエタノ
ールを加え、?リアクリルアミドのダルの中で電気泳動
的に分離を行う。
長さ方向に主として架橋したフィブリン・ポリマーが望
まれる場合にはトロンビン添加後の反応時間を最大40
分に制限するものとする。
好ましくは、トロンビンを添加してから、約10〜30
分の反応時間を与えるものとする。
この様な条件の下では、得られたフィブリン・4リマー
は主としてγ−連鎖−二量体を含み、σ一連鎖ポリマー
は実質的には含まない。更にフィブリンの生成は例えば
酢酸ヨードの如きSHグループ・ブロッキング物質の存
在下で実施してもよい。この場合には、フィブリンモノ
マーの形をとるフィブリンの割合が増加する。
上記とは別に、用途によっては横方向に多く架橋したも
のが望まれる場合もある。特に乾燥製剤が80重量パー
セント以上の特に高いフィブリン含有量を必要とする場
合である。横方向の架橋の割合の大なる場合には構造が
緊密化し、乾燥製剤を組織中に入れた場合にも滞留時間
が長くなる。横方向の架橋度を高くしようとする場合に
は、トロンビン添加後の反応時間全40分以上、場合に
よっては数時間まで延長する。
これから得られ友ダルを凍結乾燥し得られる乾燥製剤も
本発明に含まれる。この場合には、rル構造の破壊を防
ぐことが望ましい。それ故にトロンビンを添加した直後
に混合液を凍結乾燥製中に入れ、規定の反応期間中は室
温で動かさずに保ち、反応後は直ちに凍結する。
更にフィブリン・ポリマーの架橋結合は架橋剤の添加に
よシ制御することが出来る。好適な架橋剤としては例え
ば5PDP(エヌースクンニミノルー3−(2−ビリジ
ルージテオ)−グルピネート〕の如き2価の架橋剤、又
はホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、マロニルジ
アルデヒド、γノビン酸及び/又はその誘導体の如くア
ミノグルーグと反応しペプチド(peptide )結
合を生成す/)2価の有機物質等が争けられる。
架橋剤は性能が藺いので、その添加室は全混合物の0.
1〜5%とどちら力・と■えば低くすることが出来る。
例えば100Mの混合液に3ゴのグルタル・アルデヒド
全添加すると%に適した結果が得ら才しる。又この様な
架橋剤は得られる乾燥製剤の引張り強朋、破壊強度を増
加させる。
この様に本発明にニジフィブリノゲン及びトロンビンを
含む水浴液中からその場でフィブリンが形成され乾燥製
剤中に含まれることになる。
この方法で作らf’t7’Cフィブリンは、人の血漿か
らCaα2沈澱法により分離してフィブリンを作ルUS
P 3.523.807のものと比べると、よシ自然で
、溶解性も良く、純度も高い。後者のフィブリンは実際
的には不溶性で他の血漿蛋白質を含み傷口手当て材とし
ての用途にはあまり適していない。。
フィブリン金その場で生成する際には、・得られるフィ
ブリン・ポリマーが隣接するフィブリン分子の間に共有
結会會有する様に条件全設定することが好ましい。この
為には、反応混合液は少なくとも触媒的に活性を示す量
の因子■を含まなければならない。望ましくは111L
lの反応混合物が少なくとも0.5〜1単位の因子腫を
含むものとする。このフィブリン・ポリマーについて特
に強く望まnる点は、その共有結合が主として長さ方向
の架橋の生成をもたらしていると云う点で、言葉を換え
ると、全共有架橋納会数の中で横方向の架橋に関係して
いる共有&j分の割付が2%以下でなければならない。
横方向の架橋の程度を調べるにはグル電気泳動を使用す
ることが出来る。特に好ましいフィブリン・ポリマーは
、フィブリンがγ−連鎖の二景子化により長さ方向に主
として架橋しているものである。主な複合体は重合及び
/又は架橋を遅延させて作ることが出来る。
フィブリンの生成、重合、及び架橋が十分に進行した時
点で、反応混合液を深冷凍結する。
この目的の為に急速冷凍が実施さ【、5分間以内に温度
を一20℃、好ましくは一40℃以下にする。冷却温度
の選択は極めて重要なものであるとは言い難い。何故な
らば0℃以下ではトロンビンや他の凝固因子は目につく
様な活性を実質的に示さなくなるからである。
材料は全混会液が完全に固体の凍結体となるまで冷却温
度に維持する。液の量にもよるが一40℃で凍結用@型
中に約20〜309滞留させれば最適なることが証明さ
れている。
次に既知の条件の下に乾燥全実施する。この為に凍結体
全真空室の中に入れ、除々に加熱し、蒸発する液体が常
に排気さn冷却トラップで沈積し、深冷凍結体が決して
液化しない様にする。
真空度が1〜60 Pa以下ならば、乾燥作業は約3〜
8時間で終了する筈である。
この様にして得られる製品は発泡、フェルト状又は羊毛
状の構造を示す、ふわふわの柔らかいかたまりである。
200倍の倍率で顕微鏡を使って観察すると、細いファ
イバーが網の目状に互にからみ会っていることが分る。
得られた、この羊毛状物質は最初の液状混曾物の容積と
同じ容積を有し、且つ全羊毛状物質内部では均一、均質
な組成t−iしている。大抵の場合には羊毛状構造物の
比重は約0.1と0.5r/clIの間にあり、もし更
にふわふわで軽い材料が必要であnば凍結用鋳型に充填
する前に溶液を発泡させnばよい。この為には窒素又は
二酸化炭素の如き不活性プロペラントを液中に吹込む。
泡による小孔サイズが予め定まっている場合には、表面
活性剤を添加して関節することが出来る。
凍結乾燥後に得られる羊毛状物の外側の寸法は使用の各
目的に仕わせる。
乾燥製剤が有効成分の貯厳庫として使用されるか又は組
織の内部に挿入される場合には、直径1〜3c7nの球
状物、各辺の長さが1〜3cIILの立方体、同様の寸
法のディスフケ状物、座薬等の形状物として使用するこ
とが特に適していることが分っている。この様な外寸の
ものを得る為には、混合液全その様な形状の凍結乾燥用
鋳屋の中に満たせばよい。
乾燥工程が終了すると、乾燥製剤を鋳型の底の一端を注
意深くゆるめて引出す。出来た羊毛状物をアルミニウム
箔の上に一時置き、必要に応じ望ましい寸法に切断し、
凹んだグラスチックの容器に入れ、アルミニウム箔で覆
って密閉する。
次に、内容物の入つ九容器を例えばX線照射(照射量:
 3000 rad、 3分間)で殺菌する。製品は湿
気防止されておシこの殺菌包装品は活性を著しく低下さ
せることなく無限に室温で貯蔵することが出来る。
すでに説明した様に、本発明による乾燥製剤を使用する
機会は数多く、更に乾燥製剤の組成は各々の用途に応じ
変えることが出来る。
本発明の最も一般的な実施態様によると、羊毛状物は、
少なくとも触媒的に活性を示す量のトロンビン量外に、
約10〜95重量パーセントのフィブリン、約5〜90
重量パーセントのフィブリノゲンとから実質的に構成さ
れている。
こ\で「少なくとも触媒的に活性を示す蓋」とは羊毛状
材の1cIi当シ約0.1〜10単位、好ましくは3〜
8単位のトロンビン量を意味している。この場合の「単
位」は「NrH一単位」 (アメリカのNatinal
 1nstitute of Healthの規格ニヨ
ル)で、この方面の専門家の間では一般に使用されてい
るものである。フィブリン量が10重量パーセント以下
の場合には、乾燥製剤でもフィプリノダンの性格が強く
出て、製品はもろく、機械的強度も不十分である。従っ
てフィブリン量は乾燥製剤の重量に対し最低10重量バ
ーセント、好ましくは30重量パーセント以上なくては
ならない。フィブリン容量が95重量パーセント以上に
なると、生理学的に低い活性を示す固型物を作シ出す反
応条件が必要とナシ、か\る物質は有機体によって異化
(diss−1m1late )され難い。従って、フ
ィブリンの1u95ftftパーセン)1超えてはなら
ず、好寸しくけ羊毛状物の重量の70ノく−セン)を超
えないのがよい。約20ル30 のフィブリノと約80〜70重童ノくーセントのフィブ
リノゲンを含有する乾燥製剤は体液にふれて水分を吸収
すると、天然の傷口閉鎖材料に特に類似し友ものになり
、従って特に好ましい。
止血を促進し傷口閉塞の最適生化学制御を行うのに適し
た粉末状の生化学的基質が、1981年12月18日付
のヨーロッパ特許出H憲81110615、2に詳細に
説明されているが、これは粉末状態において本発明によ
る事前成形された乾燥製剤の上に適用され得るものであ
る。
必要に応じ、このヨーロッパ特許出願の内容を引用する
ことにより本出願明細書中に組入れることも出来る。こ
の粉末状の生化学的な基質は内因性及び/又は外因性凝
固システムの最適活性化の為に、又各種の生理学的及び
病理学的な因子を考慮して調製し念ものである。この基
質はとりわけフィブリノゲン、トロンビン プロトロン
ビン復合体の各成分、プロテアーゼ抑制因子を含有する
。用途によっては、血小板抽出物、抗生物質、その他を
適当な混合比で追加的に添力口することが出来る。この
血漿誘導体の好ましい実施態様によるとその実質的な組
成は80〜94重量パーセントのフィブリノゲン、1〜
10]ijlパーセントのトロンビン及び/又はプロト
ロンビン、0.01〜3重量パーセントの繊維素溶解抑
制因子、0.4重量パーセント以下の深冷不溶解性グロ
ブリンであり、又追加的に燐脂質、プロスタグラシン、
乾燥剤、安定剤、抗生物質及び/又は血液凝固因子を含
ませることが出来る。最後の追加物質はいづれも固体粉
状であシ、この有効成分の非常に効力の高い粉状の組合
わせ物は乾燥製剤の100重量部当り0、1〜5重量部
の割合で添加される。これらの小量の有効成分は好まし
くは殺菌ガス流にのせて乾燥製剤の表面にふき付け、十
分な量を付着させる様にする。かくして得られ友フィブ
リン/フイグリノダンの羊毛状物は傷口の治療に直接用
いることも出来るし、応急手当て用の包帯(パンソウコ
ラ付)に組込筐せることも出来る。
この様にして、純粋な生物学的な支持材の表面上に止血
促進及び最適の傷口閉塞生化学的制御作用をもった非常
に効力のある有効成分金組曾わせた傷口手当て材を得る
ことが出来る。
更に本発明に基つく乾燥製剤は支持材としても使用され
る。そしてまた治療効果を上げる一つ又はそれ以上の有
効成分の為の有効成分の貯蔵庫としても使用することが
出来る。この使用目的の為には、本乾燥製剤は主として
フィブリンから構成されねばならない。フィブリノ蓋が
高いことは、羊毛状物質が高い機械的強度を有し、組織
中でも十分な滞留時間を持ち、且つ延長された期間に亘
り活性物質全放出することを保証する。更に有効成分の
放出時間と量とをコントロールするコラーゲンの如き成
分を加えることも出来る。又有効成分の放出はフィブリ
ンの架橋の種類と程度によっても影響される。この使用
目的の為には、支持材料が約65〜95重量パーセント
のフィブリンと約5〜35重量パーセントのフィブリノ
ゲンとから構成され、更に治療プロセスを助ける少なく
とも一種の有効成分を追加的に含むものとする。約70
〜85重1パーセントのフィブリンと約15〜30m1
パーセントのフィブリノゲンよ構成る支持材により特に
良好な結果が得られている。
有効成分は乾燥製剤の製造に使わされる溶液中にあらか
じめ導入しておくことが出来、−緒に凍結乾燥すること
も可能である。又凍結乾燥され次乾燥製剤にあとから導
入してもよい。
この様に、本発明はフィブリノ混合発泡体から成る支持
システムを提供する。これは生化学的な物質と止血の促
進並びに傷口閉塞の最適生化学制御の為の基質とを支持
する友めのもので6る。この支持システムの基本的な物
質は、フィブリンと他の物質の混合物より構成される発
泡体である。個々の使用目的に応じ、フィブリン、トロ
ンビン、プロトロンビン、血小板抽出物、プロテアーゼ
抑制因子等はフィブリン混合発泡物に、個別的に或いは
望ましい組合わせと適当な混合比で添加される。蛋白質
の混合体、例えば、アルブミン、脂蛋白、フィブリン、
フィブロネクチン、グロブリン等は発泡体の望ましい柔
軟性と安定性の調節を可能にする。使用目的に応じて、
特にフィブリン、トロンビン、グルトロンビン、血小板
抽出物、プロテアーゼ抑制因子、抗生物質等が混合物と
して個別に、又は望ましい組付せ、或いは適当な混合比
でフィブリン混合発泡物に添加され得る。更にフィブリ
ン混合発泡物に止血の促進及び傷口閉塞の最適化した化
学制御の為の基質又は基質後付体を混合物として添加す
ることも出来る。
実施例 以下の実施例は本発明を更に詳細に説明する為のもので
、発明の範囲を制限するものではない。
実施例1 5?のフィブリノゲン(上記に説明した如く、人の血漿
からアルコール/グリシン沈澱法により得られる微細結
晶製剤)を100−の0.9%Naα液に溶解し、最終
蛋白質濃度が50η/dになる様にする。300単位の
トロンビン(グレンデツハーヴイーレンのホフマン・ラ
ロツシュ社の[トースタシンJ)t−攪拌下にフィブリ
ノデフ溶液に加える。攪拌は短時間行い、次に全混合液
を凍結乾燥用鋳型中に注入する。室温で約20分間保持
する。次に深冷凍結処理を行う。即ち、全混合液を鋳型
ごと10分以内に約−401:まで冷却する。それに続
き、形成さnた凍結体は凍結乾燥される。この目的の為
に蒸気相は連続的に真空条件下に排出され、冷凍分離が
行われる。この様にしてふわつとした連続し次蛋白質の
羊毛状のフィブリノゲンと可溶性フィブリンの混せ智が
得られる。この混合物は良好な機械的強度と破壊強度を
有する。この乾燥製剤は触媒量のトロンビン以外に約2
0重量パーセントのフィブリノと80重量パーセントの
フィブリノゲンとから構成される。
この乾燥製剤については以下の検査が実施され穴。
フィブリン含有量の測定 1.0tの乾燥製剤i10+11jの0.9%Naα溶
液に取り攪拌し、不溶性成分を取除く。上置液をと9、
こnにラウリル硫酸ナトリウム(メルヵグトエタノール
は添加しない)を加え、rルミ気泳動法を用いることに
よりフィブリン・モノマートフィプリノダンとに分離す
る。コーマシー((:oomassie )ブリリアン
トグルーで染色し次後光度測定法により成分の割付を測
定・決定する。
その結果は、フィブリン含有量が約20%フィブリノゲ
ン含有量が約80%であっ友。
フィブリノゲン活性の測定 3単位のトロンビンを上記の方法で得られたフィブリノ
ゲン液の1mlに加える。発生するフィブリンを棒のま
わシに巻きっけ、残りの液と分離する。フィブリン分離
前後の吸光度を光度計により測定する。測定値に基づき
、凝固可能なフィブリノゲンの割合を計算する。本フイ
グリノダンでは85%以上であり友。
トロンビン活性の測定 1fの乾燥製剤をとり10HLtの0.9%Naα溶液
に入れ37℃で温室する。凝固開始までの時間を測定す
る。純粋なフィブリノゲンと逓増量のトロンビンを入れ
た参照液を用意し、凍結乾燥体中でのトロンビン活性の
測定の為の基準として使用する。この場合には約35〜
45単位のトロンビンを探知することが出来た。
実施例2 9tのフィブリノゲンt−IQQdの蒸留水中にとり、
これに300単位のトロンビンを加える。溶液を凍結乾
燥用鋳型に注ぎ込んだ後で、反応の進行状況を観察し、
約20分後に粘度が著しく増加した場合には、材料を直
ちに深冷凍結する。トロンビンの添加量を増加させるこ
とにより、可溶性のフィブリンの割合は40〜50%に
増加する。
実施例3 91のフィブリノゲンtlo01!jの0.1%コラ−
ダン溶液にとり、これに100万単位のrンタマイクン
を添加する。更に100.000単位のトラシロル(’
prasylol ) f液に加える。この様に!I4
!Aされた混合液に3000単位のトロンビンを攪拌下
に加え、凍結乾燥用鋳型中に注ぎ込む。6時間の反応の
後に、鋳型の内容物を深冷凍結しそして凍結乾燥する。
実施例4 5fのフィブリノゲンtloOj17の1%アルブミン
溶液に溶解し、300万単位のゲンタマイシン、500
,000単位のトラシロール、及び3、000単位のト
ロンビルを加える。凍結乾燥用鋳型の中に注入してから
、20分後に架橋剤として2−のダルタルアルデζドを
加える。セして混合液を凍結乾燥する。
実施例5 5tのフィブリノゲンを100−の血漿に加え、攪拌下
に溶解する。300単位のトロンビンを加え、20分後
にrル化している材料を凍結乾燥用鋳型に入n1深冷凍
結し、ついで凍結乾燥する。
実施例6 51のフイプリノダン?100ゴの0.9%Naα浴液
に溶解し、これに3.000単位のトロンビンを加える
。12時間後にフィブリンを攪拌に工りグル形状からフ
ァイバー形状に変換する。
ファイバー形状の材料を5%のアルブミン溶液中に懸濁
し、その寸法f:機械的に縮少させる。
2dのグルタルアルデヒドを添加した後に、混付物を深
冷凍結し次いで凍結乾燥する。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)凍結乾燥により得られる発泡状及び羊毛状の構造
    を各々有し、特に有効成分の支持材として使用されるフ
    ィブリノゲン含有乾燥製剤において、 少なくとも触媒的に活性を示す量のトロンビンに加え、
    羊毛状材料が約10〜95重量パーセントのフィブリン
    と約5〜90重量パーセントのフィブリノゲンとより実
    質的に構成されていることを特徴とするフィブリノゲン
    含有乾燥製剤。
  2. (2)羊毛状材料の1cm^2が約0.1〜10単位(
    NIH単位)のトロンビンを含む特許請求の範囲第(1
    )項記載の乾燥製剤。
  3. (3)主として支持材としての使用の為の羊毛状材が、
    約65〜95重量パーセントのフィブリンと約5〜35
    重量パーセントのフィブリノゲン、そして更に追加的に
    例えば抗生物質の如き治癒を助ける様な有効成分を少な
    く共一つ含む特許請求の範囲第(1)または第(2)項
    記載の乾燥製剤。
  4. (4)羊毛状材が有効成分の放出の時間と量とを制御す
    る成分を追加的に含む特許請求の範囲第(3)項記載の
    乾燥製剤。
  5. (5)フィブリンが実質的にフィブリン・モノマーのγ
    −連鎖を通じてのみ連結している特許請求の範囲第(1
    )ないし第(4)項のいずれかに記載の乾燥製剤。
  6. (6)羊毛状材が一種以上の糖蛋白、即ち、アルブミン
    、リポ蛋白質、フィブロネクチン、又はグロブリンを追
    加的に含有する特許請求の範囲第(1)ないし第(5)
    項のいずれかに記載の乾燥製剤。
  7. (7)羊毛状材が一種以上の繊維素分解抑制物質を追加
    的に含む特許請求の範囲第(1)ないし第(6)項のい
    ずれかに記載の乾燥製剤。
  8. (8)フィブリノゲン及びトロンビンを含む水溶液中で
    、フィブリンをその場で作らせ、且つ結果として得られ
    る反応混合物を深冷凍結しそして凍結乾燥することを特
    徴とする乾燥製剤の製造方法。
  9. (9)a)フィブリノゲンを水、人の血清又は塩水溶液
    に加え b)望ましい場合にはフィブリノゲン含有溶液に一種以
    上の有効成分、添加物その他を加え c)トロンビン又はトロンビン生成の前駆物質を得られ
    た溶液に加え、 d)フィブリノゲンの全量ではないが、一部が反応して
    フィブリン・モノマーになるまで混合物を通常の条件下
    に保ち反応を進行せしめ e)反応が十分進んでから深冷凍結を行い、 f)最後に凍結乾燥を行う 特許請求の範囲第(8)項に記載の方法。
  10. (10)最初の溶液に対しその1ml当り10〜90m
    gのフィブリノゲンと0.1〜10単位のトロンビンと
    を加え、トロンビンの添加後室温で10〜40分間攪拌
    し、反応混合物を−20℃以下の温度に冷却し、得られ
    た凍結体を液相を新しく形成させることなく凍結乾燥す
    る特許請求の範囲第(8)または第(9)項に記載の方
    法。
  11. (11)フィブリンの生成がSH基を封鎖する物質の存
    在下で実施され及び/又はフィブリンの混合物が架橋剤
    の添加により架橋される特許請求の範囲第(8)ないし
    第(10)項のいずれかに記載の方法。
  12. (12)凍結用鋳型から取出された乾燥製剤を成型状に
    切断し、防湿包装し、且つ包装物をその内容物とともに
    殺菌する特許請求の範囲第(8)ないし第(11)項の
    いずれかに記載の方法。
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