JPS61177310A - 転炉の室壁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マグネシウムによって鋳鉄溶湯を処理するた
めの転炉の室壁に関する。

従来の技術 マグネシウムによって鋳鉄溶湯を処理するための転炉は
その底部範囲で、溶湯に対して室壁によって仕切られた
室を有している。室壁は、転炉底部から種種異なる高さ
位置で所定数の開口を有している。転炉が水平な充てん
位置から鉛直な処理位置へ移動して、室壁の下部に設け
られた開口から鋳鉄溶湯が侵入するとマグネシウムが規
則正しく蒸発する。この蒸発したマグネシウムは室の上
部の開口から漏れ出て鋳鉄溶湯に侵入する。

発明が解決しようとする問題点 所定の硫黄含有量を有する所定量の鋳鉄のために、つま
り初めの硫黄量を０．１チから０．００６％に減少させ
、鋳鉄溶湯に０．０４５　％の残余マグネシウム量を得
るために、所定量のマグネシウムを与えなければならな
い。このために室壁は鋳鉄溶湯の処理しようとする量に
関連して所定の形状及び大きさを有していなければなら
ない。室容積が小さすぎたり大きすぎたりすると、処理
効率に影響し１．鋳鉄溶湯に所定の残余マグネシウム量
が確実に得られる適合確実性にも影響する。

そこで本発明の課題は、処理しよとする鋳鉄溶湯量に応
じて、マグネシウムによる高い処理効率が確実に得られ
、また鋳鉄溶湯において所定の残余マグネシウム量が確
実に得られるような寸法及び形状に構成された室壁を提
供することである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決した本発明は、室壁の長さＬ（龍）が
、鋳鉄溶湯の量Ｔ（）ン）に応じて式Ｔ−＝６００にＴ
Ｏ・４５ＸＡによって定められていて、室壁の、高さＨ
（ｍｍ）が弐Ｈ＝［１，５Ｉ、にＡによって定められて
おり、これらの式中、Ａは０．０１％から０．１５％ま
での間の硫黄含有量と、容器の耐火性の内張りの；４０
龍から１５０顛までの厚さ日に応じた０、５から１．５
までの間の係数である。

実施例 次に図面に示した実施例について本発明の構成を具体的
に説明する。

容器１内には室２が配置されている。この室２内には、
栓５によって閉鎖可能な開口５ａを介して、気化可能な
マグネシウム４が装入される。室２の室壁２．ＦＬに設
けられた開口３，３ａ。

３ｂは種種異なる作用を有している。鋳鉄溶湯６は開口
３を通じて室２内に侵入し、これに対してマグネシウム
４は開口３ａ、３ｂを通じて室２から排出される。容器
１は公知の形式で第１図に示した充てん位置から第２図
に示した鉛直位置へ旋回せしめられ、これによってマグ
ネシウムの気化が開始する。つまり開口３を通って鋳鉄
溶湯６が室２内に侵入する時に添加材料の気化が開始す
る。

室壁２ａの長さＬ（ｘｍ）は、鋳鉄溶湯６の処理しよう
とする量Ｔ（）ン）に応じて式も＝６ｏｏｘ’ｒｏ・＋
５ＸＡによって規定され、室壁２ａの高さＨは式Ｈ＝＝
Ｑ、５ＬにＡによって規定されている。係数Ａは０．０
１％から０．１５チまでの硫黄含有量、及び容器１の耐
火性の内張り７の４０龍から１５０ｕまでの厚さＥＩＶ
Ｃ応じて０．５から１．５までの範囲内にある。

室壁２ａに設げられた開口３．３＆、３ｂの全面積Ｆ（
ｃＩＩＬ２）は弐Ｆニア、３にＴｏ、３　ｘ　Ｂによっ
て規定される。この式中、Ｔは鋳鉄溶湯６の処理しよう
とする量（トン）を意味している。

係数Ｂは０．０１１から０．１５％までの硫黄含有量に
応じて０．６チから１．４’　％までの間の範囲内にあ
る。

開口３．３ａ、３ｂの全面積を次のように分配すると有
利である。つまり、１つ若しくはそれ以上の下部の開口
３を２５％〜４５％、１つ若しくはそれ以上の上部の開
口３ａを１５チ〜３５％、１つ若しくはそれ以上の中央
の開口３ｂを３５チ〜５５％に分配すると有利である。

室壁２ＩＬはアーチ状（第１図）若しくは直角状（第９
図）の形状を有している。容器１の形状は丸形（第１図
）若しくは直角（第３図）である。

効果 以上のように本発明によれば、処理しようとする鋳鉄溶
湯量に応じて、マグネシウムによる高い処理効率が確実
に得られ、また鋳鉄溶湯において所定の残余マグネシウ
ム量が確実に得られるような寸法及び形状忙構成された
室壁が得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は転炉の底部範囲に設けられた、本発明の１実施
例による室壁の概略的な断面図、第２図は第１図のＡ−
Ａ線に沿った断面図、第３図は第２実施例による室壁の
概略的な断面図、第４図は第６図のＢ−Ｂ線に沿った断
面図である。 １・・・ケーシング、２・・・室、２ａ・・・室壁、３
゜３ａ、３ｂ・・・開口、４・・・マグネシウム、５ａ
・・・開口、６・・・鋳鉄溶湯、７・・・耐火性の内張
り、Ｌ・・・長さ、Ｈ・・・高さ、８・・・厚さ、Ｆ・
・・面積。 第１図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、マグネシウム（４）によつて鋳鉄溶湯（６）を処理
   するための転炉の室壁（２ａ）であつて、アーチ状若し
   くは直角状の形状に形成さねており、転炉の底部範囲か
   ら種種異なる高さ位置に配置された所定数の開口（３、
   ３ａ、３ｂ）を有している形式のものにおいて、室壁（
   ２ａ）の長さＬ（ｍｍ）が、鋳鉄溶湯（６）の量Ｔ（ト
   ン）に応じて式Ｌ＝６００×Ｔ＾０＾．＾４＾５×Ａに
   よつて定められていて、室壁（２ａ）の高さＨ（ｍｍ）
   が式Ｈ＝０．５Ｌ×Ａによつて定められており、これら
   の式中、Ａは０．０１％から０．１５％までの間の硫黄
   含有量と、容器（１）の耐火性の内張り（７）の、４０
   ｍｍから１５０ｍｍまでの厚さＳとに応じた０．５から
   １．５までの間の係数であることを特徴とする、転炉の
   室壁。 ２、室壁（２ａ）の開口（３、３ａ、３ｂ）の、全面積
   Ｆ（ｃｍ＾２）が式Ｆ＝７．３×Ｔ＾０＾．＾３×Ｂに
   よつて定められており、この式中、Ｔはトンで表わした
   鋳鉄溶湯の量であつて、Ｂは ０．０１％から０．１５％までの間の硫黄含有量に応じ
   て０．６から１．４までの間にある係数である、特許請
   求の範囲第１項記載の室壁。 ３、室壁（２ａ）に設けられた開口（３、３ａ、３ｂ）
   の全面積Ｆが、下部の開口（３）で ２５％から４５％まで、上部の開口（３ａ）で１５％か
   ら３５％まで、中央部の開口 （３ｂ）で３５％から５５％までに分配されている、特
   許請求の範囲第２項記載の室壁。