JPS61176520A - 可溶化性浴剤の製造法 - Google Patents

可溶化性浴剤の製造法

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JPS61176520A
JPS61176520A JP60015994A JP1599485A JPS61176520A JP S61176520 A JPS61176520 A JP S61176520A JP 60015994 A JP60015994 A JP 60015994A JP 1599485 A JP1599485 A JP 1599485A JP S61176520 A JPS61176520 A JP S61176520A
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bath
oil
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squalane
polyoxyethylene sorbitan
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Norikazu Muramatsu
村松 則和
Takashi Kondo
隆 近藤
Masayuki Mima
美馬 正幸
Aritoshi Kamata
鎌田 有年
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可溶化性浴剤の製造法に関し、特に浴場中に植
物性油脂と流動パラフィン等を混合した溶剤を投入した
時、容易に乳化分散するとともに、投入後乳化分散した
状態を経時的に保ち、乳化安定性を与える油性の可溶化
性浴剤の製造法に関する。
〔従来の技術〕
本出願人は、先に特開昭54−2333 r可溶化性浴
剤の製造法」を提案した。この特許願によれば2%から
20%のスクワランと、30%から65%の流動パラフ
ィンと、10%から30%のイソプロピルミリステート
と、10%から16%のポリオキシエチレンソルビタン
ジオレートと、適量の色素、香料、主薬が配合された溶
液を軟カプセルに充填する可溶化性浴剤の製造法が開示
された。ここで、スクワラン、流動パラフィン及び、イ
ソプロピルミリステートは、いずれも常温で液体であり
、取り扱い易く、スクワラン、流動パラフィンは主とし
て、皮膚に油を浸透させる加脂効果の目的で、イソプロ
ピルミリステートは、これらの油脂の混和を良くし、加
脂効果を高める目的で用いられている。そして、このス
クワランを加えることにより、皮膚を保護する効果が更
に高まったことに加え、それまで流動パラフィン、イソ
プロピルミリステート等を、浴場中で乳化分散させるた
めに使用していたポリオキシエチレンソルビタンジオレ
ート及びポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナ
トリウム塩の2種の界面活性剤から、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテルリン酸ナトリウム塩を省略して、ポ
リオキシエチレンソルビタンジオレート1種で、乳化分
散できる様になった。
また、最近の傾向として種々の植物性油脂が美肌効果、
薬効果を持つことで広く応用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、従来の可溶化性浴剤の製造法によれば、浴剤原
料に数種の植物性油脂を加えた場合、湯浴中で分散はす
るものの、経時的に乳化分散が安定せず、浴剤投入後3
0分程度経過すると、油分が分離し始める傾向があった
。従って、数種の植物性油脂の添加は、加脂効果だけを
有するスクワラン、流動パラフィンと異なり、美肌効果
、薬効果を入浴者に与えてくれる長所があるにも関わら
ず、この植物性油脂の添加により、浴場中での乳化分散
性および乳化安定性が得られない場合、油分が分離浮上
し入浴者にベトつく様な不快感を与えることになり、前
記長所は活かされず商品価値を失ってしまう。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明は上記
の問題点に鑑みて提案されたものであり、数種の植物性
油脂を浴剤原料に加えたため、浴場中での乳化分散性お
よび乳化安定性が得られず油分が分離する様になった可
溶化性浴剤の原料配合条件をHLB価の異なる2種の界
面活性剤、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート
とポリオキシエチレンソルビタントリオレートを選択し
、これらの重量比を検討した後、他の浴剤原料と共に配
合して原液を調整し、浴場中に投じて、乳化分散する様
に検討した結果、ポリオキシエチレンソルビタンモノオ
レートの含有量(A)と、ポリオキシエチレンソルビタ
ントリオレートの含有量(B)とイソプロピルミリステ
ートの含有量CG’)が、浴剤全量に対する重量%で下
記2式、すなわち、 20≦(A)+ (B)≦30・・−−−−−−−−−
−・(1)10≦  (C)   ≦45・−−−−−
−−−−−一・(2)及び、(A)と(B)の重量比を
示す下記の式%式%(3) を同時に満足している溶液を用いれば、容易に浴場中で
乳化分散し、経時的に乳化が安定であることを見い出し
た。つまり、HLB価の異なる2種の界面活性剤とイソ
プロピルミリステートの配合条件を選択することにより
、ポリオキシエチレンソルビタンジオレート1種の時に
比べより強い乳化力が得られ、本浴剤の浴場中での乳化
分散をコントロールし易くなった。
また、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートとポ
リオキシエチレントリオレートは化粧品原料として認定
されているため、配合原料として入手し易く、本浴剤を
化粧品などの他の用途に用いることも可能になった。
本発明において、浴剤中に含有される成分は植物性油脂
、スクワラン、流動パラフィン、イソプロピルミリステ
ート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポ
リオキシエチレントリオレート及び香料、色素である。
植物性油脂としては、ホホバ油、オリーブ油、ハトムギ
油、ビタミンEが用いられ、各々ホホバ油は、潅木の種
子から得られる不飽和脂肪酸の一価アルコールエステル
を成分とする液体ロウで、化学安定性、皮膚に対する吸
収性に優れており、オリーブ油は、オレイン酸を多く含
む植物性油脂で、化学安定性に優れビタミンE、A、D
を含んでおり、ハトムギ油は新陳代謝作用、いぼとりの
効果があり、ビタミンEは油脂の酸化を防ぐ効果があり
、以上の油脂が入浴者の皮膚に浸透し、薬効果、美肌効
果、加脂効果、をもらたす。またスクワランは、サメ類
の肝油から得られた炭化水素の還元生成物で同様に加脂
効果を持ち、特に皮膚に対する浸透性に優れ、流動パラ
フィンは皮膚保護作用を持つ。そして、イソプロピルミ
リステートは、低粘性で、油脂成分間の混和を向上させ
る作用を持ち、界面活性剤と組み合わされて、乳化分散
性を良くする。
以上により、得られた浴剤原液を、ゼリー強度が150
から250ブルームのゼラチン100に対して、30%
から45%のグリセリンを含んだ材料を60’cにおい
て、20,0OOCPSに粘度調整して得られる軟カプ
セルに充填する。
〔実施例〕
以下、本発明の原料配合に至る実験と実施例に基づいて
本発明の可溶化性浴剤配合条件を詳細に説明する。
第1に、代表的な2種の界面活性剤ポリオキシエチレン
ソルビタンモノオレー) (含有量tヲ(A)とする)
ポリオキシエチレンソルビタントリオレート(含有量を
(B)とする)を用いて前記特開昭54−2333の配
合条件を基礎にし、2種の界面活性剤の重量比を検討し
た結果、重量比(B) /(A)が二〜コで浴剤原液は
、透明になり、湯中での乳化分散性は良好であった。一
方(B) /(A)が0以上では、浴剤原液は透明にな
ったが、湯中に分散させたとき、場面に油が浮いてしま
い、(B) /(A)がユ以下では浴剤原液が透明にな
らなご いか、あるいは透明にするのに多量の界面活性剤を必要
とした。従って、(B) /(A)の混合比率を−7−
〜Dと決定した。
第2に、本浴剤の配合原料に上記で得られた(B)/(
A) =l、、、Llでの界面活性剤混合液を加え、そ
の配合条件を基本的に油脂類(植物性油脂、スクワラン
)を2〜10%、流動パラフィンを40〜55%として
、イソプロピルミリステート(以下IPMと略す。)と
界面活性剤混合液(以下、混合液と称す。)の量を相互
に変化させて実験を行った結果、第1図から第12図に
示す様になり、下記に説明する。尚、配合された浴剤原
液が、透明にならない場合は、商品価値が消失するので
、浴場中での乳化分散の試験は行なわなかった。まな、
乳化分散試験は、約2mlの浴剤原液を40〜45°C
の水700CCに加えて行い、投入後30分間観察し、
乳化状態の安定を確かめた。
■ I PM:510のとき、O< (A)+ (B)
<45では原液が分離しく第1図)、45≦(A)+(
B)≦50では、乳化分散しない(第2図)。
■ 10<IPM≦20のとき、20< (A)+ (
B)<30で乳化分散は良好で(第3図)、(A)+ 
(B)≦20では原液が分離しく第4図)、(A)+ 
(B)≧30では乳化分散しなかった(第5図)。
■ 20<IPM≦45のとき、20< (A>+ (
B)<30で乳化分散は良好で(第6図)、(A”)+
 (B)≦20では乳化分散せず(第7図)、(A)+
 (B)≧30でも乳化分散しなかった(第8図)。
■ 45<IPM<50のとき (A)+ (B)<10では原液は不透明(第9図)で
10≦(A)+ (B)<40では乳化分散せず(第1
0図)、(A)+ (B)≧40では原液が不透明(第
11図)であった。
以上から、第12図に示すように2種の界面活性剤の合
計量が20%〜30%で、イソプロピルミリステートが
10%〜45%である範囲に限り、かつ、界面活性剤の
重量比がヱ〜二である時に、浴剤原液は透明となり、浴
場中に投じた時に良好な乳化分散が行われ、かつ、経時
的に乳化状態は安定であることが確められた。
以下、実施例をあげ、本発明方法を詳述する。
本発明方法は、これらの実施例により何らの限定を受け
るものではない。尚、実施例中「部」は重量部を表し、
植物性油脂の量は、ホホバ油、オリーブ油、ハトムギ油
、ビタミンEの合計量を示した。
実施例1 植物性油脂                1.6 
 部スクワラン               3  
部流動パラフィン              45.
2  部イソプロピルミリステート19   部ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレート 6.8  部ポ
リオキシエチレンソルビタントリオレート20.4  
部香料                   4  
部色素                   o、o
os部実施例2 植物性油脂                1.6 
 部4゜スクワラン                
3  部流動パラフィン              
41.2  部イソプロピルミリステート      
   23   部ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレート6.8  部ポリオキシエチレンソルビタント
リオレート20.4  部香料           
        4  部色素           
        o、oos部〔発明の効果〕 以上説明した通り本発明の可溶化性浴剤によれば、浴場
中において容易に乳化分散し、経時的にも安定な乳化状
態を保つことができるようにしたため、ベトつく様な不
快感がなく、入浴者に対して美肌効果、薬効果、加脂効
果を与えることができる。
また、2種の界面活性剤、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオ
レートは、化粧品原料で入手し易い為、コストダウンが
計れ、しかも本浴剤を化粧品等として用いることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は浴剤原液が2相に分離した状態を示す図、第2
図は浴剤原液が水面上に分離浮上した状態を示す図、第
3図は浴剤原液が水中に乳化分散した状態を示す図、第
4図は浴剤原液が2相に分離した状態を示す図、第5図
は浴剤原液が水面上に分離浮上した状態を示す図、第6
図浴剤原液が水面上分離浮上した状態を示す図、第7図
は浴剤原液が水面上に分離浮上した状態を示す図、第8
図は浴剤原液が水面上に分離浮上した状態を示す図、第
9図は浴剤原液(右側)が不透明である状態を示す図、
第10図は浴剤原液、が水面上に分離・浮上した状態を
示す図、第11図は浴剤原液(右側)が不透明である状
態を示す図、第12図はIPMと界面活性剤の配合量に
よる浴剤の挙動を示すグラフ。 特許出願人 冨士カプセル株式会社 代理人   弁理士 松 原 伸 之 代理人   弁理士 村 木 清 司 代理人   弁理士 平 1)忠 雄 代理人   弁理士 上 島 淳 − 第61川 第7図 第814      ・ 第9図 −第1Oill 第iiQ4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 植物性の油脂と、加脂効果を持つスクワランおよび流動
    パラフィンと、油脂間の相溶性を高めるイソプロピルミ
    リステートと、界面活性剤としてのポリオキシエチレン
    ソルビタンモノオレートおよびポリオキシエチレンソル
    ビタントリオレートと、香料と、色素から成り、かつ、
    該ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートの含有量
    (A)、該ポリオキシエチレンソルビタントリオレート
    の含有量(B)、及び該イソプロピルミリステートの含
    有量(C)が、浴剤全量に対する重量%で、下記2式、
    すなわち、 20≦(A)+(B)≦30……………(1)10≦(
    C)≦45…………(2) 及び(A)と(B)の重量比を示す下記の式、すなわち
    、 7/3≦(B)/(A)≦17/3……………(3)を
    同時に満足している溶液を、軟カプセルに充填すること
    を特徴とする可溶化性浴剤の製造法。
JP60015994A 1985-01-30 1985-01-30 可溶化性浴剤の製造法 Granted JPS61176520A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115115A (ja) * 1988-10-25 1990-04-27 Kao Corp 入浴剤組成物

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JPH02115115A (ja) * 1988-10-25 1990-04-27 Kao Corp 入浴剤組成物

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