JPS61170575A - 鋼材、鋼構造物等のライニング下地調整用材料と、それを使用したライニング下地調整方法 - Google Patents

鋼材、鋼構造物等のライニング下地調整用材料と、それを使用したライニング下地調整方法

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JPS61170575A
JPS61170575A JP1162085A JP1162085A JPS61170575A JP S61170575 A JPS61170575 A JP S61170575A JP 1162085 A JP1162085 A JP 1162085A JP 1162085 A JP1162085 A JP 1162085A JP S61170575 A JPS61170575 A JP S61170575A
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JP
Japan
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steel
lining
acid
phosphoric acid
iron
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JP1162085A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Murakami
村上 勝利
Katsuhiko Imai
克彦 今井
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Individual
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋼材、鋼構造物表面にライニング加工を施す
際に、ライニング材料の付着性を向上せしめるための簡
便な材料と、それを使用してのライニング下地調整方法
を提案するものであって、鋼材、鋼構造物等の美観の向
上と、その耐用性を増大せしめんとするものである。
〔従来の技術〕
これまで鋼材、鋼構造物等のライニング下地の調整には
ディスクサンダー、ン、ットブラスト等機械的手段によ
り黒皮を除去したのち、ざらに水にきらすか、いま一度
機械的手段により目荒らしを施すか、アンカーコートを
塗付してライニング材の付着性を向上式せていたのであ
る。
〔発明が解決しようとすゐ問題点〕
しかしながら、従来法のように黒皮除去のために先ずデ
ィスク讐ンダー、ンヨットブラスト等の機械的手段を採
用する際には、騒音、粉塵の発生により現場での労働安
全衛生上の問題が多く、黒皮の機械的除去の後にライニ
ング加工部分にアンカーコートを塗付して付着性の向上
を図る方法も過去に散見されたが、かかる方法は機械的
黒皮除去という物理的方法と、アンカーコート塗付とい
う化学的方法との併用のため二度手間であり下地処理i
c2分野の異なる専門職を必要とする難点があった。
「発明の構成」 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の鋼材、鋼構造物等の表面処理用材料は特許請求
の範囲第1項に示す通り、表面処理用薬液と、その薬液
を含浸付着せしめる含浸用布とから成り、薬液は鉱酸す
なわち、塩酸、硫酸、硝酸等の1種または2m以上の混
合物と界面活性剤と燐酸、および必要に応じ合成糊料、
無機質粉体等の増粘剤を添加混合して成シ、薬剤に適度
な粘性を付与し、遅蒸散性、対象物への付着性向上を図
ったのであり、含浸用布は、2層以上に積層せる吸水性
不織布の1表面に水不蒸散層を形成せしめて成るもので
あり、この両者をセットとして鋼材、鋼構造物表面処理
用材料となる。
このセットされた材料の使用法は特許請求の範囲第2項
に記載の通りであり、適当な耐酸性容器に入れた処理用
薬液中に含浸用布を浸漬して薬液を含浸付着せしめたの
ち職り上げ、処理を必要とする鋼材、鋼構造物表面に水
不蒸散層を外側にして貼着せしめるものである。
〔作 用〕
薬液を含浸付着せしめた布を鋼構造物表面に貼着すると
、鉱酸と鉄との反応が速やかに効果的に進行し鉱酸が鉄
との反応によって消耗された後に燐酸が素地表面に対し
て適度なエツチングを行い、易接着層を形成するのであ
る。含浸布を剥離ののち、その表面をソーダ灰などアル
カリ性物質で中和して、残留する遊離酸を除去したのち
、表面に塗装、ラミネートなどのライニングを行えば、
永続性のあるライニングが容易に形成できるのであふO なお天井に含浸布を貼付する場合や、通風、衝撃などで
貼布した布が脱落するおそれのある場合には、必要に応
じて適当な増粘剤の添加により、付着性を向上せしめる
のがよい。
本発明薬液中の拡散の童は重量部として5部ないし20
部であり、好ましくは10重量部前後が好適であり、燐
酸の量はα1部ないし2重量部であり、好ましくtr1
1重量部前後が好適である。
本薬液に配合される界面活性剤は、鋼材表面に付着する
油分を薬液中に拡散せしめて薬液の対象物への付着を増
大せしめる効果を有し、薬液とイオン性を異にする界面
活性剤は薬液にある程度の粘性を付与する効果も有する
配合される燐酸は鉱酸と黒皮との反応によって露出され
る鉄表面に燐酸皮膜を形成し、素地に軽いエツチング作
用を示す。なお、燐酸の鉄表面への移行による効果的燐
酸皮膜の形成にさいし、添加された界面活性剤がその移
行を有効にほう助しているものと推定されるが、細部の
移行形態についてはさだがでなく、目下解明中である。
この薬液中に浸せきして薬液を含浸付着せしめる薬液含
浸用布は、ポリエステル、ナイロン、ビニロン等の合成
繊維、木綿、麻等の天然繊維、スフ、レーヨン等の人造
繊維から成る不織布であり本発明において特に吸水性不
織布を2層以上の積層とした理由は、1層のみの不織布
よりも2層以上に積層したものの方が保水性に富み蒸発
度が低く、好ましくはその各層の繊維の流れ方向が直交
するようにし念方が一層保水性に富み蒸発度が低いこと
を見出したのである。
薬液の蒸散を防止するために不織布の1表面に形成せし
める水不蒸散層は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステルフィルム等を融着せしめてもよいし、各種合
成樹脂液を塗付して皮膜を形成せしめてもよい。
〔実施例1〕 重量部にて下記配合の薬液を調製し、この中へポリエチ
レンフィルムを水不蒸散層として融着した厚さ各2mの
ポリエステル不織布、レーヨン不織布、ポリエステル不
織布を繊維の流れが直交するように3層に積層した幅2
00瓢の長尺巻増状の吸水性不織布を浸せきして薬液を
含浸付着せしめ〔処 方〕 塩!!!              io  !微粒
無水ンリカ         2 〔商品名・エロジール随300 ) 界面活性剤           α2〔商品名・エマ
ルゲン120〕 燐酸              α7水      
                  8a7この薬液
含浸布を黒皮を有する断面Hの字形の鋼材に貼付したと
ころ、1時間経過ののちに該当箇所の黒皮すべてが除去
嘔れた。除去された面をぬれ雑巾にソーダ灰を付着させ
て拭いて中和式せたのち、表面にジンクリッチペイント
を塗装した。
これを乾燥後、その表面に塩化ビニール、アクリル酸エ
ステル系ビニール塗料を塗布したのち、サンシセイン型
ウェザーメーターにて、L000時間の照!t(水噴射
1時間に15分間)を行ったが、錆の発生やクラック、
変色が皆無であった◇これに対し、鋼材の黒皮をディス
クサンダーで除去したのち、同様のジンクリッチペイン
ト、ビニール塗料を塗付したものでは、表面に無数の点
状錆が発生した◎ 〔効 果〕 以上記載のとおり、本発明薬液と薬液含浸用布とがセッ
トされた鋼材、鋼構造物等のライニング下地処理用材料
は、鋼構造物の黒皮・除去と燐酸皮膜形成とを簡単に一
貫継続的に行い得るのであり、鉱酸とともに添加される
界面活性剤、燐酸が燐酸皮膜の形成を有効に行い、あと
から塗装被覆式れるライニング材料の密着性、耐久性を
向上させるのである。
また、必要に応じて添加される増粘剤はチクントロビー
性に富む粘性を薬液に付与するので付着性が向上し、蒸
発を抑制し不易l!部分への浸出、たれ落ちもないので
上向き、下向き、立ち向きなどオールポジションに使用
が可能であり、鋼材ならびに鋼構造物建設の省力化、強
度、耐性の向上に資するところ大々るものがある。
村  上  勝  利 特許出原人 今  井  克  彦

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉱酸と燐酸、界面活性剤を主成分とし、必要に応
    じ、合成糊料、無機質粉体等の増粘剤を添加混合した鋼
    材、鋼構造物等のライニング下地調整用薬液と、該薬液
    中に浸漬して薬液を含浸付着せしめる用に供する2層以
    上に積層せる吸水性不織布の1表面に水不蒸散層を形成
    せしめた薬液含浸用布とをセットとした鋼材、鋼構造物
    等のライニング下地調整用材料。
  2. (2)特許請求の範囲第1項に示す鋼材、鋼構造物等の
    ライニング下地調整用薬液中に、特許請求の範囲第1項
    に示す薬液含浸用布を浸漬して該薬液を含浸用布に含浸
    付着せしめたのち、これを鋼材、鋼構造物等の表面に水
    不蒸散層を外側にして貼着し、暫時放置することにより
    鋼材、鋼構造物表面の黒皮を除去するとともに適度なエ
    ッチングを形成せしめることを特徴とする鋼材、鋼構造
    物等のライニング下地調整方法。
JP1162085A 1985-01-24 1985-01-24 鋼材、鋼構造物等のライニング下地調整用材料と、それを使用したライニング下地調整方法 Pending JPS61170575A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0693470A (ja) * 1987-02-06 1994-04-05 Kansai Plant Kogyo:Kk 不活性化皮膜層を形成したステンレススチール材及びその製造方法
JP2009179860A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Isobe Toso Kk 素地調整工法
JP7153995B1 (ja) * 2020-12-28 2022-10-17 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 塗布剤の塗布方法、繊維シート、及び繊維シートの施工方法

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JP2009179860A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Isobe Toso Kk 素地調整工法
JP7153995B1 (ja) * 2020-12-28 2022-10-17 日鉄ケミカル&マテリアル株式会社 塗布剤の塗布方法、繊維シート、及び繊維シートの施工方法

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