JPS6115565Y2 - - Google Patents

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JPS6115565Y2
JPS6115565Y2 JP1052880U JP1052880U JPS6115565Y2 JP S6115565 Y2 JPS6115565 Y2 JP S6115565Y2 JP 1052880 U JP1052880 U JP 1052880U JP 1052880 U JP1052880 U JP 1052880U JP S6115565 Y2 JPS6115565 Y2 JP S6115565Y2
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JP
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lightning arrester
insulating container
fuse tube
storage section
insulator
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【考案の詳細な説明】 本考案は避雷器の故障に起因した短絡事故によ
る避雷器の破壊および本体碍子の破壊を防いだ高
圧カツトアウト内蔵形避雷器に関する。
昭和55年1月25日付の実用新案登録願におい
て、内蔵される避雷器の表面汚損が原因するトラ
ツキングによる劣化を防ぐため、避雷器の表面に
形成される漏洩電流経路を遮断した避雷器内蔵形
高圧カツトアウトを提案した。
第1図はその避雷器内蔵高圧カツトアウトを示
し、高圧カツトアウトの保護外筒を形成する本体
碍子1と、その上部に接着固定された電源側リー
ド2と、本体碍子1の上方内部に設けられた上部
固定電極3と、該電極3と着脱可能に嵌合される
上部電極5および下部固定電極9と接触嵌合する
下部電極7を有したヒユーズ筒4と、下部固定電
極9を固定する電極台8と、電極台8と図示され
ない変圧器とを接続する下部リード10と、本体
碍子1と一体に形成された避雷器収納部1aと、
該収納部1aに収納された、例えば、無続流特性
に優れたZnO(酸化亜鉛)等の素子より成り、エ
ポキシ樹脂等の絶縁容器に収納された避雷器12
と、避雷器12の充電側端子13を電極台8の接
続するリード11と、避雷器12の接地側を取付
けバンド15に接地する接地側14と、ヒユーズ
筒4と避雷器12の間に位置する隔壁16と、本
体碍子1の下部に設けられた開口部17と、該開
口部17を閉塞する密閉蓋19と、密閉蓋19を
本体碍子1に遊動的に固定する紐18と、ヒユー
ズ筒4に固定され、開口部17の奥部で内部を閉
塞する密閉カバー20と、避雷器収納部1aの下
部に設けられた内圧放圧孔を閉塞する盲栓21
と、本体碍子1を支持固定する取付け金具22
と、避雷器12の表面に形成される漏洩電流経路
を遮断する絶縁パツキング23とを有している。
この絶縁パツキング23は、避雷器12および避
雷器収納部1aとトラツキング特性の優れた絶縁
性接着剤によつて接着され、接地端子14によつ
て締付けられることにより圧縮固定される。
以上の構成によれば、絶縁パツキング23が、
接着剤の適用と締付け機構による締付圧接効果に
よつて完全に接地端子の引出部を絶縁することが
できるため、避雷器の表面に形成される漏洩電流
経路を遮断することができる。従つて内蔵される
避雷器の小形化を維持しながらトラツキングよる
絶縁劣化を防ぐことができる。
しかし、避雷器12が避雷器素子をエポキシ樹
脂等の絶縁容器中に収容して構成され、しかも表
面汚損によるトラツキングを防ぐようにしたとし
ても、避雷器12が実力以上の雷電流放電等によ
り異相同時に不良になることがないとは言えず、
そのような場合には異相短絡電流のアークエネル
ギーによつて避雷器12が破壊して飛散する恐れ
がある。そのため、本体碍子1の内部で内圧上昇
が生じ、碍子も破損して飛散する恐れがある。こ
の現象は、ヒユーズ筒4が短絡電流によつてヒユ
ーズ遮断を行つたとしても防ぎきれない(しか
し、ヒユーズ筒4が限流ヒユーズの場合は別であ
る)。
本考案は、上記に鑑みて為されたものであり、
異相短絡事故による避雷器の破壊およびそれに基
づく本体碍子の破壊を防ぐため、避雷器に放圧機
構を設けて内蔵するようにした高圧カツトアウト
内蔵形避雷器を提供するものである。
即ち、本考案による高圧カツトアウト内蔵形避
雷器は、 隔壁を介して設けられたヒユーズ筒収納部と避
雷器収納部とを有する本体碍子と、 前記ヒユーズ筒収納部に位置させられたヒユー
ズ筒と、 前記ヒユーズ筒の負荷側に位置して前記避雷器
収納部に収納された避雷器とを有する高圧カツト
アウトにおいて、 前記避雷器が、避雷器素子と、充分な内圧強度
を有するFPR等によりなり、片端が盲になつ
て、他端に放圧膜を有しており該避雷器素子を密
封封入する絶縁容器と、該絶縁容器の両端にそれ
ぞれ位置する充電側および接地側の端子と、該充
電側端子に対向して設けられた放圧膜とを有して
いる。
以下、第2図イ,ロにより本考案の一実施例を
詳細に説明する。
第2図イ,ロは、第1図の避雷器収納部1aに
収納される避雷器12を示し、ZnO等により成る
避雷器素子121と、これと直列に位置するギヤ
ツプ用球電極(黄銅)122と、該電極122の
間隔を維持する磁器製スペーサ123と、該電極
122に接続された接地端子ボルト124と、接
端子ボルト124を挿通する盲蓋125と、該ス
ペーサ125によつて押えられたゴム製ガスケツ
ト126と、接地端子ボルト124にはめ込まれ
たOリング127と、Oリング127を押える押
え金具128を締め付けるナツト129と、押え
金具128をスペーサ125に接着する接着剤1
30と、盲蓋125とねじ止め接着されたFRP
製の絶縁容器131と、絶縁容器131の他端に
ねじ止め接着され、開口部132aを有するOリ
ング押え蓋(黄銅)132と、該開口部132a
を覆う銅薄板等の放圧膜133と、放圧膜133
と絶縁容器131との間に位置するOリング13
4と、避雷器素子121の充電側電極(黄銅)1
35と、電極135と放圧膜133のばね受け1
33aとを弾性的に接続するばね136と、押え
蓋132にスポツト溶接された充電側端子137
と、スペーサ123と球電極122との間の絶縁
板138と、盲蓋125と絶縁容器131との間
に嵌挿されたOリング139とを有している。
以上の構成によれば、避雷器素子121が絶縁
容器131とその両端に設けられたねじ止めと接
着剤による固定機構およびOリングによる二重シ
ール機構によつて密閉封入されているため、その
経年劣化を効果的に抑制することができる。しか
し、一たん過電流によつて内圧が上昇すると、接
地端子ボルト124の側が盲機構になつており、
絶縁容器131が内圧強度に強いFRP材料で構
成されているため、放圧膜133が被れて放圧
し、避雷器12の破壊を防ぐ。この場合、押え蓋
132の開口132aを通して避雷器素子121
が落下しようとするが、充電側端子137が開口
132aにまたがつて設けられているため、その
落下を防止することができる。尚押え蓋132と
充電側端子137は1体物で構成してもよい。こ
の放圧によつて本体碍子1の内圧が上昇すると、
盲栓21が放圧し、本体碍子1の破壊を防ぐこと
ができる(第1図)。尚、以上の実施例では、避
雷器12の絶縁容器が131,125,139の
部品の組立型として構成されたが、一体モールド
成型によつて構成することもできる。
以上説明した通り、本考案による高圧カツトア
ウト内蔵形避雷器よれば、避雷器は充分な内圧強
度を有し片端が盲になつているFRP等による絶
縁容器に収納された他端に放圧機構を設けて内蔵
するようにしたため、異相短絡事故による避雷器
の破壊およびそれに基づく本体碍子の破壊を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は改良前の避雷器内蔵形高圧カツトアウ
トを示す断面図。第2図イ,ロは本考案の一実施
例を示す説明図。 符号の説明、1……碍子、2……電源側リー
ド、3……上部固定電極、4……ヒユーズ筒、5
……上部電極、6……消弧室、7……下部電極、
8……電極台、9……下部固定電極、10……下
部リード、11……接続リード、12……避雷
器、13……充電側端子、14……接地端子、1
5……取付けバンド、16……隔壁、17……開
口部、18……固定用紐、19……密閉蓋、20
……密閉カバー、21……盲栓、22……取付金
具、23……絶縁パツキング、121……避雷器
素子、122……ギヤツプ球電極、123……ス
ペーサ、124……接地端子ボルト、125……
盲蓋、126……ガスケツト、127……Oリン
グ、128……押え金具、129……締め付けナ
ツト、130……接着剤、131……絶縁容器、
132……押え蓋、133……放圧膜、134…
…Oリング、135……充電側電極、136……
ばね、137……充電側端子、138……絶縁
板、139……Oリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 隔壁を介して設けられたヒユーズ筒収納部と避
    雷器収納部とを有する本体碍子と、前記ヒユーズ
    筒収納部に位置させられたヒユーズ筒と、前記ヒ
    ユーズ筒の負荷側に位置して前記避雷器収納部に
    収納された避雷器とを有する高圧カツトアウトに
    おいて、 前記避雷器は、両側に開口部を有して避雷器素
    子を収納する絶縁容器と、該絶縁容器の一端を密
    封する盲蓋と、該盲蓋を密封貫通して前記避雷器
    素子の接地側電極と接続される接地側端子と、前
    記絶縁容器の他端を密封して前記避雷器素子の充
    電側電極と接続され放圧膜と、該放圧膜と電気的
    に接続されて前記絶縁器に固定され、前記避雷器
    素子とから落してもその落下を抑える充電側端子
    とから構成されることを特徴とする避雷器内蔵高
    圧カツトアウト。
JP1052880U 1980-01-31 1980-01-31 Expired JPS6115565Y2 (ja)

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JP1052880U JPS6115565Y2 (ja) 1980-01-31 1980-01-31

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JP1052880U JPS6115565Y2 (ja) 1980-01-31 1980-01-31

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JPS56112750U JPS56112750U (ja) 1981-08-31
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JP1052880U Expired JPS6115565Y2 (ja) 1980-01-31 1980-01-31

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JPS58164164U (ja) * 1982-04-27 1983-11-01 日本高圧電気株式会社 限流素子付円筒形カツトアウト
JPH0424590Y2 (ja) * 1987-06-05 1992-06-10
US6430020B1 (en) * 1998-09-21 2002-08-06 Tyco Electronics Corporation Overvoltage protection device including wafer of varistor material
JP4615455B2 (ja) * 2006-02-08 2011-01-19 日本高圧電気株式会社 カットアウトの密閉蓋の取付構造

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