JPS61155115A

JPS61155115A - 給材装置

Info

Publication number: JPS61155115A
Application number: JP27415884A
Authority: JP
Inventors: Yasumasa Iwasaki; 岩崎　康雅; Fumio Saida; 斉田　文雄
Original assignee: Daido Steel Co Ltd
Current assignee: Daido Steel Co Ltd
Priority date: 1984-12-27
Filing date: 1984-12-27
Publication date: 1986-07-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は給材装置に係り、より詳細には、焼結済の磁石
等の被加工材を次工程に送給するための給材装置に関す
る。

（従来の技術及び問題点）被加工材１例えば、粉末冶金法により製造される磁石、
殊に湿式フェライト磁石は、酸化鉄を主原料とする原料
を粉砕し、プレスにより磁場下で成形された後にトンネ
ル炉で焼結し、研磨等の加工に供されて製造されている
、８一般にこの種の磁石は、小型で異形のものが多く、また
衝撃により損傷し易いため、その取扱いには人的作業に
委ねられている工程が比較的多い。

就中、焼結工程と研磨等の次工程との間での給材におい
ては、平坦表面を有する磁石はもとより、特に弓形乃至
半月状などの載置不安定な形状を有するフェライト磁石
の場合、かＮる形状の磁石を所望の一定方向に揃えて研
磨等の加工が行われているため、予め決められた状態で
送給する必要がある。

そのため、従来は、焼結工程のトンネル炉出側から次々
と排出される磁石を人手によって方向を揃えつつ研磨等
の次工程のコンベヤー上に載置しており、非常に煩雑で
非能率的な作業が行われていた。もっとも、これを改苦
するためにトンネルが出側に人手により磁石を積み重ね
ておき、プッシャーなどで１個１個押進抽出する方法も
試みられているが、積み重ね方式には高さに限度（最高
６０ｃ−位）があるうえに押進抽出された磁石が必ずし
も所定の状態で、かつ所定の方向に整列されて給材でき
るとは限らず、効果的な改善策ではなかった。

なお、このような事情は、例示した磁石の場合のみに限
らず、他の被加工材の給材においても往々にしてみられ
るものである。

（発明の目的）本発明は、前述の如く焼結済の磁石を焼結工程から研磨
等の次工程に送給する場合を一例とする被加工材の給材
に際し、被加工材を損傷することなく、自動的に、しか
も所要個数を所要ピッチで次工程に送給することを可能
にする新規な給材装置を提供することを目的とするもの
である。

（発明の構成）かへる目的達成のため、本発明では被加工材を載置した
ストックヤードに被加工材押進用のプッシャーを設け、
該ブ、ツシャーに押された被加工材が搬送装置により順
次に次工程に送給されるようｉこ構成したもので、具体
的には、搬送装置として傾斜式や振動式を採用し、また
プッシャーと共に横送り用搬送装置を併設するものであ
る。

以下に本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
。

本発明に係る給材装置は、被加工材（例、焼結済の磁石
）を載置して移送に備えるためのストックヤードを有し
、このストックヤードには少なくとも被加工材押進用の
プッシャーが配設されており、更にほこのプッシャーの
前方でストックヤードと次工程（磁石の場合、研磨工程
等）入口との間に、プッシャーにより押進されて前方に
倒れた被加工材を移動する搬送装置を有しているもので
ある。

（実施例）次に本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の第１実施例で磁石の給材に適用した場
合を示す図で、（Ａ）は側面図、（Ｂ）は平面図である
６図中、１は給材される磁石で、ストックヤードの基台
２上に整列載置されている。基台２上にはプッシャー３
が配設されており、油圧式、機械式などの適宜の駆動装
置（図示せず）によって前進・後退可能となっている。

なお、基台２上でプッシャー３により押進される磁石１
の通路両側には幅調整可能な案内板４を必要に応じて設
ける。

ストックヤードの基台２の前端と研磨等の次工程入口と
の間には、傾斜路５からなる傾斜式搬送装置が配設され
ている。この傾斜路５は固定式乃至移動式（ベルトコン
ベヤーなど）で、適宜角度の前方下り勾配を有し、固定
式の場合にはストックヤードの基台２上でプッシャー３
によって押進されて前方に倒れた磁石１が滑落移動でき
る勾配、好ましくは１０℃以上に設計する。勾配を大き
くすると、磁石１が前方に倒れた際に回転する傾向にあ
り、場合によっては１回転するので、これを防止するた
めに傾斜路５の入口側近傍に１個乃至数個の回転防止部
材６を立設するのが好ましく、これにより、勾配を大き
くしても磁石１は前方に回転して表裏面が逆転するのを
防ぐことができる。

なお、傾斜路５の通路両側に幅調整可能な案内板７を必
要に応じて設ける。また、傾斜路５の入口端の高さをス
トックヤードの基台２の前端の高さよりも若干低くして
段差を設けると、押進された磁石１が前方に倒れ易くな
り、好ましい。

傾斜路５の長手方向の適宜位置でその通路の側方に磁石
検知装置８を配設することもできる。検知装置ｉ！８は
接触式、非接触式のいずれの型式のものでもよく、傾斜
路５上を移動してくる磁石１を検知し、その検知信号を
プッシャー３の駆動装置にフィードバックして、磁石１
の供給個数、ピッチなどをコントロールすることができ
る。

傾斜路５上を移動する磁石１は次工程に設けられだベル
トコンベヤー９などの搬送装置に供給される。研磨工程
は、通常、多数の磁石１を連続的に処理するため、ベル
トコンベヤー９上に磁石１が隣接して載置される。ベル
トコンベヤー９の送り速度が一定の場合には、前述の磁
石検知装置８を利用すれば、傾斜路５上を移動する磁石
１の供給個数、ピッチなどをコントロールすることによ
り、ベルトコンベヤー９の上の磁石１を第１図（Ｂ）示
す如く隣接して載置することができる。

次に第２図は本発明の第２実施例で同様に磁石の給材に
適用した場合を示す図で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は（
Ａ）のＹ−Ｙｍ断面図である。本実施例では、ストック
ヤードに磁石横送り用の搬送装置としてのベルトコンベ
ヤー１０と磁石縦送り用のプッシャー３が配設されてい
る。

プッシャー３は前記実施例と同様の構成を有し、他方、
磁石横送り用装置はストックヤードに載置され、通常は
整列された磁石列（例１、長さ約１ｍ）を順次プッシャ
ー３の作用通路方向に横送りするためのもので、第２図
（Ｂ）に示すベルトコンベヤー１０の他、ウオーキング
ビーム方式など適宜型式の横送り搬送装置を使用するこ
とができる０図示のベルトコンベヤー１０の場合には、
プッシャー３の作用通路にストッパー１１を案内板４の
内側に設けることができる。

ストックヤードと次工程入口との間には適宜形式の搬送
装置１例えば傾斜式（第１実施例）或いは振動式の搬送
装置が配設されている。勿論、案内板、回転防止部材、
磁石検知装置なども同様に必要に応じて設けることがで
きる。

なお、振動式の搬送装置としては第３図に一例を示すよ
うに、振動（揺動）板１２を有し、振動板１２は第３図
（Ａ）、（Ｂ）に示す如く前後に適当な速度、ストロー
クで振動し、プッシャー３により押進されて前方に倒れ
た磁石１を前進する。振動乃至揺動方式としては前記の
前後運動の他に、上下運動、突上げ揺動運動など種々の
方式が可能であり、また振動板１２を全体的に振動させ
たり、その一端（例、振動板１２の入口又は出口端）に
振動作ｍを与えるなども可能で、勿論、振動板１２を長
手方向に分割し、全体又は一部にのみ同−振動若しくは
異なる振動を与えることができる。

更には、振動板１２を振動方式に応じて適宜傾斜角度の
勾配で配設することができ、第３図（Ａ）に示す如く前
方下り勾配にしたり、或いは前方上り勾配にしたり（図
示せず）、また同図（Ｂ）に示す如く水平状にすること
ができる。

なお、第１実施例の場合と同様、基台２に案内板を設け
たり、振動板１２にも案内板や回転防止部材、磁石検知
装置を設けることは任意である。

以上の各実施例で示した給材装置によれば、磁石１が弓
形の形状をもつものである場合、第４図に示すように、
まず磁石１がプッシャーで押進されて前方に倒れて伏せ
た状態となり、この状態で搬送装置により移動し、研磨
等の次工程のベルトコンベヤーなどに供給される。磁石
１は給材中に単に摺動し、或いは前方に倒れるのみであ
るので、角部が欠けるなどの損傷を受けることはなく、
自動的に給材することが可能である。

なお、前記各実施例は、被加工材の一例として磁石をと
りあげたが、他の種類の被加工材の給材に対しても同様
に適用できることは云うまでもない。

（発明の効果）以上詳述したように、本発明によれば、前工程から次工
程に多数の被加工材を損傷することなく、自動的に給材
することができ、またストックヤードを設けて整列載置
された被加工材列を順次横送りした後、所要個数を所要
ピッチで次工程に送給することができる等、その実用上
の効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例に係る被加工材給
材装置を示す概略説明図で、第１図は第１実施例を示し
、（Ａ）は側面図、（Ｂ）は平面図であり、第２図は第
２実施例を示し、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は（Ａ）中の
Ｙ−Ｙ線断面図であり、第３図は第１図に示した搬送装
置の変形例を示し、（Ａ）及び（Ｂ）は側面図であり、第４図は磁石の送給姿勢の変化を示す説明図である。１・・・被加工材、　　　２・・・ストックヤード基台
、３・・・プッシャー、　４．７・・・案内板。５・・・傾斜路、　　　６・・・回転防止部材。８・・・被加工材検知装置、９．１０・・・ベルトコンベヤー、１１・・・ストッパー、１２・・・振動（揺動）板。

Claims

【特許請求の範囲】１　被加工材をストックヤードに載置し、順次に次工程
に送給する給材装置において、前記ストックヤードに被
加工材押進用のプッシャーを配設すると共に、該プッシ
ャーと次工程入口との間に被加工材を移動させるための
傾斜式搬送装置を配設したことを特徴とする給材装置。２　被加工材をストックヤードに載置し、順次に次工程
に送給する給材装置において、前記ストックヤードに被
加工材横送り用の搬送装置と被加工材縦送り用のプッシ
ャーとを配設すると共に。該プッシャーと次工程との間に被加工材を移動させる搬
送装置を配設したことを特徴とする給材装置。