JPS6114881A - 直結駆動装置 - Google Patents

直結駆動装置

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JPS6114881A
JPS6114881A JP13260484A JP13260484A JPS6114881A JP S6114881 A JPS6114881 A JP S6114881A JP 13260484 A JP13260484 A JP 13260484A JP 13260484 A JP13260484 A JP 13260484A JP S6114881 A JPS6114881 A JP S6114881A
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JP
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direct
elastic
drive device
shaft
inertia
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JP13260484A
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裕敏 山本
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) この発明は直結駆動装置に関し、特に、力センサが設【
プられた直結駆動装置に関づる。
(先行技術の説明) 産業用ロボットなどに用いられる駆171!置、たとえ
ばロボットの各関節を駆動づるための4j − iパモ
ータにおいては、ロボットの各アームや手首に所望の運
動を行わせ、ワークに対して必要な圧力を加えるための
情報を得るなどの目的で、力センサが設けられている。
この力センサは、サーボモー夕のような回転駆動装置に
おいてはトルクゼンザという形をとり、シリンダなどの
直動駆動′3A置においては並進力を検出づ−るための
圧力センサという形をどるが、この力センサ−の出力に
基づいてロボットのノイードバツク制御が行なわれる。
ところが、ロボットのリーボ榔禍がハーモニックドライ
ブやチェーンなどのトランスミッションを有するとさに
は、この力の検出とそれに基く力制御とに、種々の問題
が生ずる。この事情は、第1図(a>に示したこのシス
テムの簡易モデルによつ゛(表現さねτいる,、このモ
デルにおいては、モータのロータ1(慣性モーメントJ
Ill)と、負仙としてのアームのリンク2(tLt’
lモーメンl− J2Q)とが、トランスミッション3
にJこってM合されている。この図に示したようなシス
テムでは、■トーシンスミツシ三1ン3にバックラッシ
ュが存在すること、■かなりの大きさの摩擦fがある上
に、この摩擦fがギレ比r゛を通して増幅されてしまう
こと、■1〜ランスミッション3の存在にJ:って、ロ
ーグーの出力トルクrτやリンク2に加わる外力F に
対するシステムの剛性に,が低下し、高次のtri>答
遅れが発生して、被験i#1体が要求する応答周波数帯
域を確保できないこと、■これらの原因によって、フィ
ードバックループのゲインが低下してしまうこと、など
の理由にJ、って、力の検出や制御を精密に行うことが
困ガとなるのである。
このため、最近注目されてきたのが、Uボッ1〜のサー
ボ機構などへの直結駆動装置(ダイレフ1〜ドライブア
クチユエータ)の応用である。この直結駆動装置たとえ
ばダイレクトドライブを一タを用いたロボットのシステ
ムの簡易モデルを第1図(b)に承り。この場合には、
モータのロータ1【よアームのリンク2に直結されてい
るため、上述した諸問題のほとんどが解消されており、
ト・ルクセンサの出力に基づくフィードバックループ4
のイj効性が高まることになる。
また、直結駆動装置においては、加速度フィードバック
が不可欠となる場合が多い点から観てム、力センサを設
置プる必要性が生ずる。たとえば、ダイレクトドライブ
モータにおいては1〜ランスミツシヨンが存在しないた
めに、大ぎな駆動トルクを発生しなければならない。こ
のため、モータの巻線の数が多くなって、アーマチ17
コイルのインダクタンスもJl常に大きくなり、駆動増
幅系に高次の遅れが生ずる。しI、:がつC1加速度の
情報ないしはこれと等価なトルクの情報を用いて、シス
テムの補償を行われなlプればならない。このためにト
ルクセン+jなどの力センサが必要となってくる。
さらに、直結駆動装置においては、精密な速度測定が要
求されるが、力センサでこれを代用することら考えられ
る。というのは、直結駆動装置では摩擦が小さく、減衰
が十分でないため、制御を安定に行なうためには、精密
な速度測定が必要とされるためである。しかし、ギヤ減
速などを用いた従来の高速モータにくらべて、ダイレク
トドライブモータの角速度は1桁以上も小さいため、速
度測定に番3L高精度、したがって高価なタコメータ・
ジェネレータを必要とする。このため、トルク(!ンリ
による1ヘルク検出を通じて加速度を知り、この加速度
を時間について積分することによって速度情報を(qる
ことができれば、高価なタコメータ・ジェネレータは不
要となって装置の価格は著しく低下し、装置のlli造
も簡単なものとなる。
このような力の検出は、理論的に番よ、他の物v11塑
の検出によって代書可能である。たとえば、永久磁石D
Cモータの出力トルクは入力端子に比例するという関係
を用いて、入力電流の検出ぐ代用づることも考えられよ
う。しかしながら、モータ中の磁束密度の非均一性や、
駆動増幅器の非線型性によって、この比例関係は厳密に
成立しておらず、精度の良いトルク検出のためには、ト
ルクの直接測定が実質上、不可欠である。
以上の状況からすれば、直結駆動装置に力センサを設け
ることは極めて有用であることがわかるが、これには大
きな問題が残っている。トルク廿ンサその他の力センサ
は、通常、力を測定づ゛べき位置に介挿されて、それに
加わる力をそれ自身の歪の大きさとして検出するように
構成されている。
このため、力センサは力の検出方向に対づ−る剛性が低
くなっており、これによって、システム全体の剛性が下
がってしまう。したがって直結駆動装置に力センサを付
加すると、第1図fa)に示したトランスミッションを
用いた駆動装置と同様に、剛性の低下による高次の遅れ
が生じてしまい、応答可能な周波数帯域幅が狭くなって
しまう。つまり、直結駆動装置を用いた利点が失なわれ
ることになってしまう。
これらの事情は、Oホットに用いられる直結駆動装置に
限らず、力検出を必要とするすべての直結駆動装置に共
通の問題となっている。
(発明の目的) この発明は、カヒンサが設けられているにもかかわらず
、剛性の低下が少なく、必要な応答周波数帯域を確保で
きる直結駆動装置を提供することを目的としている。
また、このような特徴を有することによって、必要に応
じて力制御、加速度制御、速度制御などの種々の制御を
精密に行なうことができる直結駆171駅置を提供づる
ことが、他の観点からのこの発明の目的である。
(発明の構成) この発明の直結駆動装置では、可動部と被駆動体とが直
結されることによって形成される運動体の、駆動力発生
側の第1の部分と駆動力出力側の第2の部分との境界部
分に、前記第1の部分から前記第2の部分へと伝達され
る力を検出する力センサーを設けているが、前記連動に
対する前記第1と第2の部分のそれぞれの慣性を表わす
但(この明細書では「慣性量」と呼ぶことにする)A1
゜A2と、前記力センサの弾性係数にとは、前記被駆動
体の駆動において要求される周波数帯域幅の上限ωbに
対して、 k、AI+A、   〉ω 2    ・・・(1)A
、A2b を満足している。
たとえば直結駆動装置としてダイレクトドライブモータ
を考えた場合、可動部の運動は回転運動であり、前記慣
性量A、A2は慣性モーメントに相当する。第1と第2
の部分はそれぞれ可動部および被駆動体そのものであっ
てもよく、また、たとえば第1の部分が可動部の一部分
であり、第2の部分が可動部の残りの部分と被駆動体と
の集合体であってもよい。すなわち、ダイレクトドライ
ブモータの例では、第1と第2の部分の慣性モーメント
をJ、J、、とし、第1と第2の部分の境界部分に設置
Jられた、回転運動に対応するカセツタとしてのトルク
センサの弾性定数をkとしたどき、前記被駆動体の駆動
において要求される周波数帯域幅の上限ω、に対して、 k、」仁」虹 >(1)299.(2)J電・J2b が成立するように構成すればよいのである。
(発明の原理) 上述した目的に合致する直結駆動装置が、このような条
件に従うことにJ:つで得られる理由を、ダイレクトド
ライブモータを例にとって説明する。
第2図は、ロボットに用いられる、トルクセンサが設け
られたダイレクトドライブモータの一部分を、等価簡易
モールとして示した図Cある。第2図において、ロータ
10とロボットのアーム11のリンクどの間には、トル
クセンサー2が挿入されている。このトルクセンサ12
は、その弾性を、回転に対リ−るばね係数kによって表
わしである。〇−タ10の回転角を01、アーム11の
回転角をθ(単位は共にラジアン)とし、まlこ、01
回転に対するロータ10の慣性モーメントを51、θ回
転に対するアーム11の慣性モーメントをJlとする。
τは、ロータ10において発生りる駆動トルクである。
すると、ロータ10およびアーム11に対する運動方程
式は、それぞれ次のようになる。
J1θ1=−k(θ1−θ)+τ ・・・(3)J2θ
 =−k(θ−0l)   ・・・(4)ただし、「・
」は時間微分を示す。(4)式を時間について2同機分
し、そのθ1に(3)式を代入づ−ると、θについての
4階の微分方程式が得られる。この方程式をラプラス変
換すると、次の式を得る。
θ= Y (s)・τ          ・・・(5
)ここで、Y(S)は伝達関数であって、(5)〜(7
)式かられかるように、アーム11の回転角θは、トル
クτに対して4次のπれを有しでいる。すなわら、トル
クセンナの挿入によって応答に高次の遅れが生ずること
になる。
ところが、伝達間数Y (slの分母の第1項が第2項
よりも小さく、 4     2      ・・・(8)Is  l<
cl 1s  l が成立する場合、11なわら、s=jω(jは虚数単位
、ω(よ周波数)を(8)式に代入して得られる式; %式%(9) が成立づる場合には、伝達関数Y (s)の分母ではS
2の項が主要部となって、高次の遅れが相対的に小さな
ものとなってくる。つまり、 ωO−C1・・・(10) によってC0を定義すれば、ω〈C0を満足するような
ωについては、高次の遅れを小さくできるわ番プである
ところで、(6)式を変形し、(10)式と組合わせる
ことによって、 ω 2 = k、 JuJz OJ+・Jl Jo=J、+J2        ・・・(11a)が
得られる。この式においてJoを一定にし、kをパラメ
ータとして、ユの関数どしてのω 2.50     
        0 を描くと第3図のようになり、このカー1より手わちイ
ンピーダンス整合が生ずるJ=J2の点において最小値
をとる。また、kが大きいほど、つまりトルクセンサの
剛性ないし番よ弾性係数が高いはどωo2は大きくなる
このため、被駆動体の制御に要求される応答可能周波数
の上限(周波数帯域幅の上限)をω。とづれば、 C0〉ωb          ・・・(12)すなわ
ち、 が成立するように、Jl、Jlおよびkを選択すれば、
トルクセンサの1人による剛性の低下という問題が解決
し、所望の応答可能な周波数帯域幅が確保でさることに
なる。この条件は、(1)式のひとつの態様である(2
)式にほかならない。このため、このよう、な条例を満
足する場合には、等端的に第4図のような、トルクセン
サがあたかも存在しないような力学的構造に近いものと
なってくる。
好ましくは、ω0 がωb に対して十分に大きく、 ω  2  z  k 、  Jl ’ヒ ;:1′!
    )  a>   2    −(14)5IJ
2b が成立するように選択を行えば、上述した4次の環は、
2次の項に対して無視可能となり、°0′      
  ・・・(15)Y(S)=7 となるため、高次の遅れはほとんど完全に抑圧されるこ
とになる。
ここで、(13)式の条件を、さらに詳しく説明する。
(13)式を変形すると、 となるから、 x −−、a = J。・ω9     −<o)J。
と置【プば、(16)式は、 k > a−x・(1−x) =−a−(x−ユ)2.1−生   −(1B)2斗 と書き換えることができる。したがって、x −k平面
において(16)式を満足する領域は、第5図のカーブ
(放物線)Cよりも上の、斜線で示した領域Qとなる。
このため、特定のJ、J2およ”びkから求まるx−に
平面上の座標P(x、’k)が、この領域Qの中に入っ
ているように、このJl。
J2およびkを選択すればよいわ(プぐある。
好ましくは、この領域Qのうち、カーブCからできるだ
け離れた位置(すなわち、カーブCよりもできるだけ上
の位置)に座標P(x、k)が存在するようなJ、J2
およびkを選択りれば、高次の遅れはいっそう抑圧され
る。
ところで、弾性係数kをむやみに大きくプると、トルク
センサの検出感度が下ってしまうため、kを大きくする
ことには限度がある場合もある。このため、許容される
kの範囲内でXをOまたは1に近づ【プることによって
、P(X、k)を−カーブCから離れた位置にとること
が有効となってくる。
すなわち、第5図においてP(x、k)を点P1のよう
には選択せず、点P や点P3のように選択すれば、k
を小さなままとすることができるのである。XをOまた
は1に近くするということは、すなわち、 止)1 または 上)1  ・・・(20)J2   
      Jl とすることと等価である。
また、トルクの検出感度などからの要請から、kを上限
1gk   以上にすることが困難であり、lax かつこの上限値klIaxが、第6図に示すように、カ
ーブCの最大値; よりも小さいとぎには、kをk  よりも小さくax したままで(13)式を満足させることが重要である。
つまり、第6図において、直線: に−に、ax       −・−(22)と、カーブ
Cとの交点のX座標×1.X2  (Xl〈x2)を求
めると、 となるが、この×1および×2に対して、x<x   
または X > X 2    ・・・(25)かつ、
k < k 1llaxとなるように、すなわら、第6
図の中に斜線で示した領域Q1.Q2の中にP(x、k
)が属するように、Jl、J2およびkを選択すること
が望ましい。
となる。ただし、tは、 ずなわち、J およびJ2のうちの一方が、他方に対し
て(26)式を満足する程度に大きくなるように、(1
3)式を満足するJ、J2およびkを選択しておけば、
k□8°が小さい場合でも、所望のトルク検出感度を維
持したまま、応答周波数帯域を確保できることになる。
(26)式においてし、が成立Jれば、なおいっそう、
高次の遅れが抑圧されることは、前に述べた事情と同様
である。
ところで、(1)式は直結駆動装置においてのみ達成可
能であることに注意されたい。従来の駆動装置において
は、減速ギヤの摩擦などの影響を避けるために、トルク
センサは減速ギヤの出力シャフトなどに設けざるを得な
い。すると、回転運動を行う部分のうち、トルクセンサ
よりも&勤ツノ発生側の部分(第1の部分)の慣性モー
メントJ1が、トルクセンサよりも駆動ツノ出力側の部
分く第2の部分)の慣性モーメントJ2とほぼ等しくな
ってしまい、(1)式の条件を満足することシよぐきな
いのである。
なお、(1)式はダイレクトドライブモータなどの回転
駆動装置についての式であるが、直結駆動装置がシリン
ダなどの直動アクチュエータである場合には、l−lf
J性量」は第1と第2の部分のそれぞれの賀φM1.M
、、に相当づる。上に述べた関係式は、角度→変位、慣
性モーメント→Wffi、トルク→力(並進)〕)、四
転に対するばね係数1伸縮に対するばね係数または弾性
係数、どイれぞれ読み換えることによってすべて成立(
る。このため、(1)式に相当する条件として、 が得られる。このJ:うな読み換えは、可動部の運動形
態に応じて常に可能であり、他の形態の運動を行なう直
結駆動装置についてム、その運動に対する慣tlJ徂と
弾性定数とについてのfat様の条f−1を導出づるこ
とができる。
(実施例の説明) 次に、この発明を産業用IT+ポットに用いられるダイ
レク]−ドライブモータに適用した実施例について説明
でる。第7図はこの発明の実施例であるダイレクトドラ
イブモータを用いた産業用ロボットの一例を示づ一部分
斜視図である。第7図のし]ボットRBは、基台20の
上に第1のダイレクトドライブモータ21を備えている
。この第1のダイレクトドライブモータ21は、第1の
アーム2/1を回転0肴に支持する軸受台22に直結さ
れて、これを図中のα方向に回転させるためのものであ
る。第1のアーム24の回転軸の一端は、軸受台22に
取りつ(プられた第2のダイレクトドライブモータ23
に直結されており、この第2のダイレクトドライブモー
タ23は、第1のアーム24を図中のβh向に回転させ
る。第1のアーム2/Iの他端には第3のダイレクトド
ライブ士−夕25が固定されUJ5つ、その出力軸に直
結された第2のアーム26を、図中のγ方向に旋回させ
る。第2の7− l\2Gの先端に手首部分(図示せず
)を設番ノ、こねに所望のツールを取りつけることによ
って、必我な動作を行なわ口ることができる。
第8図は、第7図に示した第3のダイレクトドライ−f
[−夕25の、一部切欠部分断面図である。
8Fk、第9図は、第8図に示すダイレクトドライブを
一タの1〜要部の模式図であり、以下、これらの図を参
照する。このダイレクトドライブモータ25は、ハウジ
ング30の内周にステータ31を備えており、このステ
ータ31は、通常のダイレクトドライノモータと同様に
、コア32とこれに巻回された巻線33とを備えている
。一方、シャフト41はベアリング/13によつCハウ
ジング30に回転自在に取りつけられている。このシャ
フト41からは、所定の曲げ弾性を有する2枚の薄いビ
ーム(梁材)39a、39bが、所定の間隔を置いて平
行に突出している。この2枚のビーム39a、39bの
それぞれの両面には、たとえば半導体歪ゲージなどの歪
ゲージ40a〜d(40b、dは第8図および第9図に
(は図示せず)が、接着などの方法で固着されている。
高弾性部材38は、ビーム39a、39bの弾性係数に
比べて比較的大きな弾性係数(したがって、比較的大き
な剛性ンを有づる材料で形成された、1IinI形の略
角柱状の部材であって、その一部分がシャフト41に埋
め込まれた状態で、ビーム39a、39bの間に突出し
ている。この高弾性部材38とビーム39a、39bと
は、無トルク状態では少なくともその先端部分が互いに
接触しないように、空隙を置いて設けらている。高弾性
部材38、ビ−ム39a、39b、J5よび歪り−ジ4
0a〜dによってトルクセンナ42が構成されている。
結合部材36は、ボルト37によって環状のロータ35
の内周に同軸に装着された、切欠を有する環状の部材ひ
ある。この結合部材36の切欠端面のそれぞれには、ビ
ーム39a、39bのそれぞれの他端がプリロードされ
て対接している。すなわち、この結合部材36は、ロー
タ35とビーム39a、39bとを結合していることに
なる。
この結合には、バックラッシュは存在しない。
ロータ35の外周面のうらスデータ31のコア32に面
する部分には、コア32からの磁束と磁気的に結合する
永久磁石34が設【プられている。
結合部材36とシャフト41との間には、クロスローラ
ベアリング44が設【ノられており、これのみでラジア
ル、スラスト、モーメントのすべての軸受として作用す
る。これらの結合はすべて、シャフト41、結合部材3
6、ロータ35、およびスデータ31が同軸となるよう
になされている。
ここで、トルクセンナ42・のトルク検出原理を説明し
ておく。第8図に示した巻線33がイ′Nj勢され、コ
ア32からの磁束が変化づると、通常の上−夕作用によ
ってi」−夕35が回転し、これに取りつ1プられた結
合部材36も回転づる。この回転は、ビーム39a、3
9bを介してシレフト41に伝えられる。ところが、ビ
ーム39a、39bは曲げ弾性を有しているため、第1
0図(a)に示すように、ビーム39aは回転方向Rへ
曲がった状態でシャフト41へとトルクを伝え、シャフ
ト41を回転さける。この曲がりの程度は、出力]−ル
クによってほぼ決定される(1〜ランスミツシ三1ンな
とは存在しないことに注意されたい)ため、この曲がり
を歪セン940a、bの歪として検出覆ればトルクの検
出が行なわれることになる。
トルクがある程度人きくなると、第10図(b)に示し
たように、ビーム39aは高弾性部材38と接触するよ
うになる。これよりも大きなトルクに対しては、ビーム
39aの曲がりは、高弾性部材38の弾性によって決定
される。ところが、高弾性部材38はビーム39a、3
9bに比べて大きな弾性係数を右しているため、出力ト
ルクが大きくなってもビーム39aの曲がりの増加はわ
ずかな世に押ざえられ、大きなトルクに)[IIJるシ
ステムの剛性が保たれることになる。大きなトルクに対
して番よ!・ルク検出感度が若干下がることになるが、
高感度が要求されるのは主として低トルクについてであ
り、^トルク領域では、種々の飽和が生じて^精度のト
ルク検出は要求されないため、実用上の支障は生じない
このような、2段階の弾性によってトルク検出を行なう
機構における、トルクτと、ビーム39aまたは39b
の曲がりδとの関係を第11図に示寸。第11図におい
て、klはビーム39a。
39bの同右の曲げ弾性係数(すなわち、トルクの微小
変化参△τと曲がりの微小変化量△δとの比:△τ/△
δ)であり、k2は高弾性部材の曲げ弾性係数をそれぞ
れ示す。この例では、トルクの最大値τmaxの10%
において、ビームの曲がりの最大値δmaxの273が
得られるように構成している。 この1〜ルクセンザ4
2の出力は、たとえばスリップリング(図示せず)を介
して、t−夕の外部へと導出される。この出力は、この
ロボットの動きを制御jIlTlる制御装置内において
1〜ルク指令値ど比較され、これらの偏差に応じCフィ
ードバック制御が行われる。加速度制御や速度制御も、
このトルクセンナ42の出力に基づい(行うことができ
る。
次に、このような構成を有するダイレクトドライブモー
タの各部分の慣性モーメントの人込さと、応答周波数帯
域幅について例示する。第8図および第9図に示したダ
イレフミードライブモータにおいては、ロータ35(永
久磁石34を含む)の、シャフト1111の回転軸まわ
りの慣性モーメンl−J1カ<・ J1=  0.01 Kg・尻       ・・・(
30)となっている。また、同じ軸のまわりの、シt・
フト41およびそれに結合されている第2のアーム(第
7図)の慣性モーメン1〜J2は、J’2=  1.6
8 Ky・ボ       ・・・(31)となってい
る。すなわち、トルクセンナ42を↓まさんだ2つの部
分の慣性モーメントの間には、J2 − = 168 >> 1          ・・・
(32)が成立している。さらに、ど−ム39a、39
bの、0−夕35の回転方向における弾性係数に1すな
わち前述したばね係数k +、1、に=  5.7xl
ONm/rad    =・(33)となっている。
このどき、(11)式によって、 ω0“゛R坑1 =   760rad/5(4C = 工Hz 2ル :   120HZ          −(34)が
得られる。1なわら、約120HZにおいて、(6)式
の分母の4次の項と2次の項とのウェイトが等しくなる
ため、ω<120H2では高次の遅れが小さくなり、さ
らにω<’−120トI Z r−は、高次の遅れが無
視可能となる。
ロボットのアームの制御などにおいて要求される周波数
帯域幅の上限のbは通常20Hz程度であるから、(1
2)式ないしは(13)式を満足するこの1201−1
zという値は、十分に高いbのとなっている。
事実、tn −20Hz = 126rad/secに
おいては、(6)式において、 ls’1=Njω)4j =252×108     ・・・(3b)となるから
、 であり、4次の遅れの項は相対的にかなり小さい。
この値は第2のアームの先端に手首部分やツールを取り
つ番プないときのものであるが、手首部分やツールを取
りつければ、J2はさらに大きくなるのであるから、こ
の場合にもこの発明の条件を満足することになる。
このような理論的解析を裏付けるために、この実施例に
お1ブる応答特性をスペクトルアナライザを用いて測定
した結果について説明する。第12図は、第4図に示し
たような、トルクセンサを挿入していないダイレクトド
ライブモータの周波数 。
−ゲインの関係を測だしたグラフである。また、第13
図は、上述した実施例について同様の測定を行なった結
果を示づグラフである。これらのグラフかられかるよう
に、これら2つのダイレクトドライブモータの周波数特
性は、約60Hz以上の高周波数領域を除いて、きわめ
て良く一致していることがわかる。したがって、この実
施例のダイレクトドライブモータは、トルクセンサが挿
入されていないダイレクトドライブモータの特徴を保持
していることになる。
また、位置指令として正弦波入力を与えた場合の、この
モータのトルク検出出力を積分して得られた速度情報は
、少くとも0.1j−(z〜151−12の範凹で、実
際の速度に相当していることを確認した。
上記実施例では、ダイレクトドライブモータにこの発明
を適用したが、直動アクチユエータその他の直結駆動@
商にもこの発明が適用できることは前に指摘した通りで
ある。また、力センサを設ける場所も、直結駆動装置の
可動部と被駆動体との間に限らず、慣性量と弾性係数と
の間に上述した関係があるような2つの部分の境界であ
れば、どこであっても良い。トルクセンサその他の力セ
ンサの構造も特に限定するものではなく、(1)式を満
足する弾性係数を有しておればよい。
なお、ここで言う「直結駆動5A置」とは、トランスミ
ッシジンなどが存在しないということを指すのであって
、センサなどを設けることは、1わ結」の語義を害さな
いものと理解されたい。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、力はンサか設
【プられているにもかかわらず、剛性の低下が少な(、
必要な周波数帯域幅を確保できる直結駆動装置を得るこ
とができる。
したがって、この力センサの出力を!1lftとして力
制御、加速度1hlJ all、速度11J111など
の所望の制御を行なえば、M密な@御が可能な直結駆動
装置となる。また、この発明の直結駆動装置に含まれる
力センサを速度測定に用いれば、高価なタコメータ・ジ
ェネレータを用いる必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はトランスミッションを用いた駆動装置と直結駆
動装置との力学的横進を示す簡易モデル図である。第2
図および第4図はそれぞれ、トルクセンサが設けられた
ダイレクトドライブモータと、トルクセンサが設けられ
ていないダイレクトドライブモータの例を示す等価簡易
モデル図である。第3図は慣性モーメントと周波数帯域
幅との関係を説明するためのグラフを示す図である。第
5図はω。 〉ωb2となる領域を示す図である。 第6図はトルクセンサの弾性係数の上限値が比較的小さ
い場合における、慣性量と弾性係数との選択を示す図で
ある。第7図はこの発明の実施例であるダイレクトドラ
イブを一夕を用いた産業用ロボットの一例を示す部分斜
視図である。第8図および第9図はそれぞれ、第7図に
示した第3のダイレクトドライブモータのν部切欠部分
断面図および主要部の模式図である。第10図は第8図
および第9図の中に示したトルクセンサの動作を説明す
るための図である。第11図は第8図および第9図に示
したダイレクトドライブモータのトルクとビームの曲が
りとの関係をグラフとして示す−図である。第12図お
よび第13図はそれぞれ、トルクセンサがHGプられて
いないダイレクトドライブモータと、この発明の実施例
のダイレクトドライブモータとの周波数特性を示す図で
ある。 10.35・・・ロータ、11・・・アーム、12,4
2・・・トルクセンサ、21.23.25・・・ダイレ
クトドライブモー・夕、36・・・結合部材、38・・
・高弾性部材、39a、39b・・・ビーム、40a−
d・・・歪センサ、41・・・シャフト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定部と可動部とを備え、前記可動部が所定の運
    動を行なうことによつて、前記可動部に直結された被駆
    動体を駆動する直結駆動装置であつて、 前記可動部と前記被駆動体とによって形成される運動体
    の、駆動力発生側の第1の部分と駆動力出力側の第2の
    部分との境界部分に設けられて、前記第1の部分から前
    記第2の部分へと伝達される力を検出する力センサを備
    え、 前記運動に対する前記第1と第2の部分のそれぞれの慣
    性量A_1、A_2と、前記力センサの弾性係数kとは
    、前記被駆動体の駆動において要求される周波数帯域幅
    の上限ω_bに対して、 k・(A_1+A_2)/(A_1・A_2)>ω_b
    ^2・・・(a)を満足する、直結駆動装置。
  2. (2)前記第1と第2の部分のそれぞれの慣性量A_1
    、A_2はさらに、 A_1/A_2≫1およびA_2/A_1≫1・・・(
    b)のうち、いずれか一方を満足する、特許請求の範囲
    第1項記載の直結駆動装置。
  3. (3)前記力の検出の感度から要求される前記力センサ
    の弾性係数kの上限値k_m_a_xが、k_m_a_
    x<(A_0・ω_b^2)/4・・・(c)A_0=
    A_1+A_2・・・(d) となっており、 前記慣性量A_1、A_2および前記弾性係数にはさら
    に、 t=√[1−(4k_m_a_x)/(A_0・ω_b
    ^2)]・・・(e)と定義したとき、 A_2/A_1>(1+t)/(1−t)およびA_1
    /A_2>(1+t)/(1−t)・・・(f)のうち
    の一方と、 k<k_m_a_x・・・(g) とを満足する、特許請求の範囲第1項記載の直結駆動装
    置。
  4. (4)前記直結駆動装置は、回転運動を行うダイレクト
    ドライブモータであり、前記慣性量A_1、A_2はそ
    れぞれ、前記回転運動に対する慣性モーメントJ_1、
    J_2であって、 前記第1の部分は環状のロータを含み、前記第2の部分
    は前記ロータと周軸に設けられたシャフトと、前記シャ
    フトに接続された被駆動体とを含み、前記境界は前記ロ
    ータと前記シャフトとの間に存在する、特許請求の範囲
    第1項ないし第3項のいずれかに記載の直結駆動装置。
  5. (5)前記第1の部分は、前記ロータの内周に同軸に装
    着された、切欠を有する環状部材をさらに含み、 前記力センサは、前記シャフトと前記環状部材の前記切
    欠の端部との間に配設された弾性部材と、前記弾性部材
    の表面に固着された歪センサとを含むトルクセンサであ
    る、特許請求の範囲第4項記載の直結駆動装置。
  6. (6)前記弾性部材は前記環状部材の前記切欠の両端部
    と前記シャフトとの間にそれぞれ配設された2つの弾性
    部材であり、 前記弾性部材の間には、前記弾性部材の弾性係数よりも
    大きな弾性係数を有し、前記シャフトに接続されて前記
    シャフトから伸びる高弾性部材が、無トルク状態では少
    なくともその先端部分が前記弾性部材に接触しないよう
    に、前記弾性部材との間に空隙を置いて設けられた、特
    許請求の範囲第5項記載の直結駆動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3219449A3 (en) * 2016-03-18 2017-10-11 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot and torque sensor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60146687A (ja) * 1983-12-29 1985-08-02 三菱電機株式会社 ロボツト機構

Patent Citations (1)

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