JPS6114678A - 電子複写機用感光ドラムの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は電子写真法を適用した電子複写機に用いられ
る静電感光ドラム、更に詳しくは外周面に透明絶縁層を
被覆した感光層を有する導電性支持体からなるドラム状
感光体の製造方法に関する。

（従来の技術と問題点） 近年、電子複写機の小型化の要請は益々強いものがあり
、それに伴って感光ドラムも小さくなりつつある。加え
て、感光ドラムによって転写紙に画像を転写したのち、
該転写紙上に静電付着した顕画像の加熱定着操作を、感
光ドラムの周りで行うものとすることにより、定着部を
別に設ける場合のスペースを削減しようとする試みもな
されている。しかるに、感光ドラムは、コロナ放電器や
ランプによって熱せられるのに加えて、周面に加熱定着
ロールが密接配置されるような場合には、益々その温度
が」−昇される傾向を示すのに対し、従来の一般的な単
なる金属円筒体からなる感光ドラムでは、放熱性が悪い
ために、それ自体の小型化による表面積の減少傾向とも
相俟って、ドラムに加熱現象を生じ易く、感光体の帯電
性能が著しく低下し、あるいはドラム表面でトナーが溶
融して複写紙への良好な転写を阻害するというようなｌ
２Ｉｆｆ題点が生じている。

このような問題点に対して、ドラムの放熱性を上げるた
めに、そのシリンダ内面に放熱フィンとして作用する凸
条を一体形成する提案が既になされている〈例えば実開
昭５６−１２０５６６号公報）が、このような一体成形
フィンは、イの数を増すことに限濱があり、所期するよ
うな感光ドラムの放熱効果を実用しうるちのではなかっ
た。

（発明の目的） この発明は」−記のような従来技術の問題点に鑑み、放
熱性に優れ、従って例えば加熱定着ロールを周面の一部
に接触せしめたような場合にも、回転によって静電潜像
を形成せしめる帯電部に至るまでの過程で表面温度を充
分に下降せしめつるような感光ドラムの簡易な製造方法
を貯供することを目的としてなされたものである。

（発明の構成） この発明は、上記の目的を達成するために、アルミニウ
ム押出材からなる円節状ドラム外輪の内面に、軸線方向
に沿って、相ｎ間にフィン挿入ＩＮ隙を存置して対峙す
る各１対のフィン挾持用凸条を多数組一体成形し、前記
フィン挿入間隙にアルミニウム・ブレージングシートか
らなる放熱フィンの一側縁部を挿入したのち、前記凸条
対の一部を加締めて放熱フィンを挟着状態に仮止め固定
し、次いで加熱ろう付け処理を施して前記放熱フィンを
ぞの皮材によりドラ１１外輪に一体的に接合固定するこ
とを特徴とする電子複写機用感光ドラムの製造方法を提
示するものである。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。

第１図および第２図において、〈１）は表面に感光層が
形成される円筒状のドラム外輪であり、これはアルミニ
ウム合金による押出材として成形する。而して、この押
出し成形に際し、ドラム外輪（１）の内面には、相互間
にフィン＝　　４　− 距入間１１ｔ（２）を介して平行状に対峙する各１対の
フィン挾持用凸条（３）（３）を軸線方向に沿って多数
組一体成形したものとする。

一方、上記ドラム外輪（１）とは別に放熱フィン（４）
を用意する。該放熱フィン（４）は、芯材〈４ａ）の両
面にろう材からなる皮材〈４ｂ）（４ｂ）を被覆したア
ルミニウム・ブレージングシートからなるものとし、か
つ好ましくは第３図〈イ）（ロ）に示′！ｊＪ：うな断
面略Ｕ字状あるいはＶ字状のフィン（４）（４’　）と
して製作づる。断る形状の場合、後述のようなドラム外
輪（１）に対する取付け作業性の点で有利であるが、も
ちろんこれらの形状に限定されるものではなく、中なる
平坦な帯板状のものに製作しても良いし、放熱効率を一
層向上するべく放熱板部に横断面方向に波付けを施した
ものとか、あるいはルーバー状に多数の切起こし部を形
成したもの等とすることも推奨される。

そこで、上記放熱フィン（４）をドラム外輪〈１）に取
付けるが、特にこの取付けは次の如くしで行う。即ち先
ず、各放熱フィン（４）の側縁部（４ａ）を各１対をな
す挾持用凸状（３）（３）間のフィン挿入間隙（２）に
挿し込み、そして外輪（１）の両端部においてＩ＆！両
凸条（３）（３）を両側から工Ｌ１ある＆）ｔＪ機械で
挟みイ・Ｈノ加締めて僅かにＷ！牲変形させることにに
す、放熱フィン〈４）の両端部を上記両凸条（３）（３
）間に部分的に挟着固定して各フィンをドラム外輪（１
）に仮止め状態にする。このようにして所要ピッチに所
要数の放熱フィン（４）の仮止めを行ったのち、常法に
よるろう付け処理により、放熱フィン（４）の前記皮材
〈４ｂ）を溶融して第２図に示すようにその側縁部をド
ラム外輪（１）の内面にろう付け固定し、第１図に示す
ような所期する電子複写機用感光ドラム製品とする。

上記の如き感光ドラムは、使用に際し、例えばその外輪
（１）に両端を可及的大きく開放せしめた状態で適宜回
転自在に支承し、一端より内部に冷却用ファン（Ｆ）で
冷却空気を送り込む如くして強制空冷式のものとして実
用に供する。この発明の実施は、ドラムの回転支承を簡
易に１１いうるものとづるために、外輪（１）内の中心
部に、これと同芯に軸受を兼ねた管状の内輪を複数本の
放射状連結桟を介して同時押出しにより一体成形したも
のとしても良い。この場合、放熱フィン（４）の内方の
側縁部を上記内輪の外面に当接させ、両者をもろう接す
るものとＪることが好ましい。

（発明の効果） この発明によれば、上述の次第で、ドラム外輪の内側に
任意に多数の薄い放熱フィンを備えた感光ドラムを得る
ことができる。従って、該放熱ドラムは、放熱性能に極
めて優れたものとなり、］ロナ放電器による放電、更に
はランプからの光の照射を受けて外筒が熱せられても、
速やかにｈ＆熱して過熱現象を生じることがな（、ドラ
ムの回転スピードを上げて高速化をはかることができる
し、常に安定した画像形成を行なうものどなしつる。殊
に第１図に示すように、ドラムの一端からファンで風を
送って強制空冷を行うことにより、放熱作用を愈々促進
でき、従ってこのような場合には、感光ドラムの周面で
加熱室ｎローラにより転７′Ｉ″Ｉｔ（＋−の転写画像
の定着を（１わしめるＪ、うな場合（゛さえ、これにＪ
、って加熱されたドラムの外周面部が帯電部に至る、１
ぐに該外周面部のｆｆ１ｌαをｆれ分に所要の低い温１
ａにＪ、で下げることが可能どイ「す、τ）い−（は複
写機の一層の小型化をト１かるＬ　ｒ　ＩＪ＋常に有効
＜１−６のと’、ｒ　Ｌ／　４ｇる。

、１．ｌこ、この発明において１．１、ドラム外輪の内
面に一体形成したフィン決し’＋用凸条間の渦に放熱フ
ィンの側縁部を挿入したのＩ５、この凸条対０１部をか
しめて放熱フィンを挟着状態に仮止め固定したのち、ろ
う付け処理によりその確実な固定をはかるものであるか
ら、ドラム外輪に対する放熱フィンの取付を格別な冶具
を用いることイ丁＜比較的簡単かつ確実に行い得て、放
熱フィンに位置ずれ等を生じることがなく、かつドラム
外輪自体が押出成形品からなるものであっで形状のばら
つきが少なくてすむことも相俟って、真円ｍ等の精度に
帰れた感光ドラムを不良品の発生率少なく製造すること
ができる。また、ドラム外輪に押出し成形によって多数
の放熱フィンを一体成形するような場合に較べ、ドラム
のＩＭを軽減することが可能となり、その軽量化、月利
＝１ストの低減化をはかることができる。更にまた放熱
フィンをろう接によりドラム外輪に接合固定することに
より、両者間での熱伝導性がよく、前記の放熱性能を全
体に亘ってばらつきのない安定したものとすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すもので、第１図は製品で
ある感光ドラムの一部を切欠いて示した斜視図、第２図
は要部の拡大断面図、第３図（イ）（ロ）は第１図の感
光ドラムに用いられている放熱フィンとその変形例の各
断面図である。 （１）・・・ドラム外輪、（２）・・・フィン挿入間隙
、（３）・・・フィン挾持用凸条、〈４）・・・放熱フ
ィン、（４ａ）・・・芯材、（４ｂ）・・・皮材。 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルミニウム押出材からなる円筒状ドラム外輪の内面に
   、軸線方向に沿って、相互間にフィン挿入間隙を存置し
   て対峙する各１対のフィン挾持用凸条を多数組一体成形
   し、前記フィン挿入間隙にアルミニウム・ブレージング
   シートからなる放熱フィンの一側縁部を挿入したのち、
   前記凸条対の一部を加締めて放熱フィンを挟着状態に仮
   止め固定し、次いで加熱ろう付け処理を施して前記放熱
   フィンをその皮材によりドラム外輪に一体的に接合固定
   することを特徴とする電子複写機用感光ドラムの製造方
   法。