JPS61142290A - 長孔さく孔方法 - Google Patents

長孔さく孔方法

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JPS61142290A
JPS61142290A JP26218184A JP26218184A JPS61142290A JP S61142290 A JPS61142290 A JP S61142290A JP 26218184 A JP26218184 A JP 26218184A JP 26218184 A JP26218184 A JP 26218184A JP S61142290 A JPS61142290 A JP S61142290A
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drilling
hole
drifter
robot
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賀川 鉄一
牛島 賢一
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Nippon Mining Co Ltd
Automax Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は採鉱現場に於る発破作業用の長孔を自動さく孔
する方法に関するものである。特に本発明は鉱山等の採
鉱現場に好適に使用し得る長孔さく孔方法に関するもの
である。
良釆亘遣 例えば鉱山等の採鉱現場(切羽)では発破作業のために
長孔のさく孔作業が必須である。一般に切羽は狭く、高
温多湿であり、環境衛生上からも好ましいとは言い難い
、更に、例えば鉱脈型金属鉱山においては、第1図及び
第2図に示すように鉱脈1に沿って立坑2及び横坑3が
形成され、各立坑2及び横坑3によって採掘区4及びそ
の隣りの採掘区5が区画される。ピラー採掘区4が下側
より順次に破壊され採掘区5側に向って採掘は進行し、
そして例えばスクレーパ7により運搬坑8へと集められ
、地上に運び出される。
このような採鉱現場では1つの採掘区4の鉱脈は走行方
向に30m以上、傾斜方向の高さ5m以上(例えば8〜
12m程度)とされる、従って、発破作業のための孔1
0は5m以上の長孔となり、且つ第2図で理解されるよ
うに該長孔10はファンカット(扇形さく孔)形状で複
数個の長孔101.102 ・・・・Ion個さく孔さ
れる必要がある。
又、各採掘区4は必ずしも全てが所望の鉱石、即ち同一
の地層であるとは限らず、通常ガマと呼ばれる空所、よ
り軟質の例えば粘土層又はより硬質の地層等が混在して
いる。
上述のように種々の層から成る採掘区4に5m以上の長
孔lOをさく孔するには、ビット、即ちロッドの送り圧
力、送り速度、回転トルク及びブローの制御が必要であ
り、従来これら長孔のさく孔作業は人手によって行われ
ていた。
が  しよ−  る口 人手による長孔のさく孔作業は、特にファンカット形状
でのさく孔作業は、ロッドの継ぎ足し。
分離及び回収に相当の時間を必要としていた。更に、操
作ミスによりロッドの折損或はジャーミングといった事
故が生じることがあり、作業能率が悪いという欠点を有
していた。
又、人手による長孔のさく孔作業は、上述したように、
狭く、高温多湿であるという環境上の理由からも改善策
を望む声が大であった。
従来、例えば地下発電所工事、石油備蓄地下タンク工事
等での坑道掘進作業のための自動さく孔機は提案されて
いるが、金属鉱山等における採鉱現場での発破作業用の
長孔、の自動化は全く考えられていない。
本発明者は、長孔さく孔の自動化に当たり、さく孔ロボ
ットを使用することを思い付き、未だ何ら検討されてい
なかった自動長孔さく孔時の制御変数値を何にするかを
研究した結果、以下の動作制御をなすことによりさく孔
ロボットを使用しての長孔さく孔の自動化が図れること
を見出した。
つまり、さく孔ロボットは少なくとも、(1)ロッド継
ぎ足し動作制御(ねじ込制御)(2)座ぐり動作制御 (3)さく孔動作制御 (4)ガマ処理動作制御 (5)軟弱帯(例えば粘土層)処理動作制御(6)ひっ
かかり動作制御 (7)ジャーミング処理動作制御 (8)孔底掃除動作制御 (9)ロッド回収動作制御 (10)ドリフタのX、θ軸位置決め動作制御をなすこ
とが重要である。
本発明は上記新規な研究及び知見に基ずきなされたもの
である。
11亘11 本発明の主たる目的は、採鉱現場に於る発破作業用長孔
の自動さく礼法を提供することである。
本発明の他の目的は、狭く且つ高温多湿の切羽にて極め
て効率よくファンカットドリルを施すことのできる長孔
さく孔方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、地層の変化に精度よく対応し
てさく孔することができ、短時間で且つロッドの折損又
はジャーミング(ビットが孔の中でかみこみロッドの上
下動作が不能となること)を起すことなく極めて効率よ
く長孔をさく孔することのできる自動長孔さく孔方法を
提供することである。
。 占    るた の 上記目的は本発明によって完全に達成される。
要約すれば本発明は、坑内切羽において5m以上の長孔
さく孔をさく孔ロボットで自動的に行なうことを特徴と
する長孔さく孔方法である。
本発明の好ましい実施態様によれば、本発明は(1)ケ
ーシング用ビット付きキロラドをドリフタに装着しくロ
ッドねじ込み工程)、 (2)さく孔すべき地点を座ぐりしく座ぐり工程)、 (3−1)所望に応じ、ケーシングを入れるためのさく
孔を行ない(ケーシング用さく孔工程)。
(3−2)ケーシング用さく孔工程が終了した時点で鎖
孔にケーシングを装着しくケーシング装着工程)、 (3−3)木さく孔用ビット性きロッドに取りかえて(
木さく孔用ビット性きロッド取置え工程)、 (4)本さく孔を開始しく木さく孔工程)。
(5)木さく孔工程でガマを検出した場合には本さく孔
工程を中断し、ガマ層完通後座ぐり工程に戻り、再び本
さく孔工程を行ない、又 (6)本さく孔工程で軟弱帯(例えば粘土層)が検出さ
れた場合には木さく孔工程を中断し軟弱帯のさく孔を行
ない(軟弱帯さく孔工程)、軟弱帯完通後座ぐり工程に
戻り、再び本さく孔工程を行ない、 (7)設定深さの長孔をざく孔した時点で本さく孔工程
を終了し、孔底を清掃しく孔底清掃工程)、 (8)最後に、さく孔終了した孔よりロッドを回収する
(ロンド引き抜き工程)、 ことから構成される。
更に、本発明の好ましい実施態様によれば1本発明に使
用されるさく孔ロボットは全ての機構部が油圧で駆動さ
れる。
次に、本発明に係る長孔さく孔方法について更に詳しく
説明する。
第1図に本発明に係る長孔さく孔方法の一実施態様が図
示されている0本発明は、 (1)ケーシング用ビット付きロッドをドリフタ、に装
着しくロッドねじ込み工程1)。
(2)さく孔すべき地点を座ぐりしく座ぐり工程2)、 (3−1)所望に応じ、ケーシングを入れるためのケー
シング用さく孔を行ない(ケーシング用さく孔工程3−
1) (3−2)ケーシング用さく孔工程が終了した時点で鎖
孔にケーシングを装着しくケーシング装着工程3−2)
、 (3−3)木さく孔用ビット性きロッドに取りかえて(
木さく孔用ビット性きロッド取置え工程3−3)、 (4)木さく孔を開始しく本さく孔工程4)、(5)木
さく孔工程4でガマを検出した場合には本さく孔工程4
を中断し、ガマ層完通後座ぐり工程2に戻り、再び本さ
く孔工程4を行ない、又(6)本さく孔工程4で軟弱帯
が検出された場合には木さく孔工程4を中断し軟弱帯の
さく孔を行ない(軟弱帯さく孔工程6)、軟弱帯完通後
座ぐり工程2に戻り、再び木さく孔工程4を行ない、 (7)設定深さの長孔をさく孔した時点で本さく孔工程
を終了し、孔底を清掃しく孔底清掃工程6)、 (8)最後にロッドを長孔より回収する(ロツド引き抜
き工程7)、 ことから構成される。
次に、上記各工程についてその制御態様を更に詳しく説
明する。
(ロッドねじ込み工程1) さく孔地点が決定されると、ロッドチェンジャよりドリ
フタにロッドが送給され、ロッドは一定の送り速度例え
ば30〜200 m m / Sの範囲の成る速度でド
リフタにねじ込まれる。ロッドの送り量及びドリフタ回
転トルク圧力が予め設定された所定値に達したときロッ
ドのドリフタへの締め込みを終了せしめる。もし、一定
時間経過しても、ドリフタ回転トルク圧力が所定値に達
しない時には異常とみなしてロッドねじ込み工程を中止
する。
(座ぐり工程2) ロッドがドリフタに取付けられると、さく孔動作が開始
される。座ぐり工程において、ロッドは地層に対し前進
、後退を繰返しながらさく孔動作を行なう。
第4図を参照すると理解されるように、ロッドの送り速
度Vは概略一定、例えば5mm/secに保持され、ロ
ッドの戻り量は例えば50 m mとされ、又ロッドの
各戻り時間ステップは例えば2秒とされる。各座ぐリス
テップのさく孔作業はトルクを段階的に除々に上昇せし
めながら1例えばドリフタ回転トルク圧力ステップ値が
10kg/cm″であるように送り速度を制御しながら
行なわれる。
ロッドのドリフタ回転トルク圧力が予め設定されたトル
ク圧力レベル、例えば100 k g / c m″に
達した時点で座ぐり工程は終了する。
地層が柔かく、第5図で示すように、トルクが上昇せず
木さく孔レベルまで達しない場合には所定の送り速度V
つまり5mm/secが所定設定時間t、例えば30秒
続いた時点において座ぐり工程を終了し、本さく孔工程
に移る。
このとき、ロッドをドリフタに装着した後ビットが地表
に達する時間が前記所定時間tを越えた場合にドリフタ
が木さく孔動作を開始しないように、所定時間tを計測
するタイマーのカウント時間はドリフタが最初の座ぐり
さく孔を行なった時点とする。
座ぐり工程において時間ステップ2秒の時間間隔のスタ
ートは、各座ぐリステップのさく孔等のトルク圧が設定
された値に達したときに始まる。
従って、該5図に示される場合には3番目の座ぐリステ
ップのトルク圧には達しないので、戻り動作は行なわれ
ない。
(ケーシング装着工程3) 座ぐり孔が形成されると、そのまま木さく孔工程5に移
行することもできるが、木さく孔工程時に地表の岩石そ
の他の異物が木さく孔内に進入するのを防止するために
、座ぐり工程後ケーシングを入れるためのさく孔(基本
動作は木さく孔と同じ)を実施し、一度ロッドをケーシ
ング孔より抜き出し、該ケーシング孔に周知の形状構造
をしだケーシングを装着することができる。ケーシング
装着後、本さく孔ビット付きロッドを再度ケーシング孔
に挿入し本さく孔作業を開始せしめる。
(本さく孔工程4) 本さく孔ではロッドの送り速度は限界速度、例えば20
mm/secを越えない範囲に増大され、回転トルクは
例えば100 k g / cゴとなるように送り速度
が制御される。更にドリフタには所定の打撃圧、例えば
l OOk g / cゴが付与される。
(地層検出) さく孔すべき地層は常に一定とは限らず種々の地層が複
雑に入り組んでいる。採掘の長孔さく孔に際し最も注意
すべき地層としてはガマ及び軟弱帯が挙げられる。ガマ
及び軟弱帯はロッドの回転トルク及び送り速度を急激に
変えロッドの破損又はジャーミングを来たす恐れがあり
、これら地層の変化を直ちに検出し、ドリフタの動作を
対応して制御する必要がある。
(A)ガマ検出 木さく孔工程中にガマの領域に入ると、第6図に図示さ
れるように、トルク圧力及び送り圧力が低下し、送り速
度が上昇する。
突って、本発明においては、 ■トルク圧力が予め設定された時間1+  (例えば1
秒)内に、所定の設定値Lo(例えば30kg/Cゴ)
まで低下し、所定の時間tz  (例えば0.5秒)だ
け継続すること。
■送り圧力が予め設定された時間tl内に、所定の設定
値fLo(例えば30kg/cm”)まで低下し、所定
の時間tzだけ継続すること。
■送り速度が予め設定された時間tl内に木さく孔動作
の限界送り速度vmax、例えば前記20mm/sec
に達し、該速度を所定の時間1.だけ持続すること。
から成る■〜■の組み合せのうち予め指定した組み合せ
が成立したときロッドはガマ領域に突入したものと判断
する。
ロッドがガマ領域に突入すると直ちにドリフタは前記塵
ぐり工程2に従った動作制御に戻され、次で再び木さく
孔工程が開始される。
(B)軟弱帯検出 本さく孔工程中に軟弱帯に突入すると、トルク圧力及び
送り速度が増大し、送り圧力が低下する。
従って、本発明においては、 ■送り圧力が予め設定された時間tI内に、所定の設定
値文0まで低下すること。
■送り速度が時間1+内に、予め設立された所定の割合
(例えば200%)に上昇すること。
から成る■及び■の組み合せのうち予め指定した組み合
せが成立したとき軟弱帯に突入したものと判断する。
ロッドが軟弱帯に突入すると直ちにドリフタは1次に説
明する軟弱帯さく孔工程をなすべく制御され、軟弱帯さ
く孔工程終了後再び本さく孔工程が開始される。
(軟弱帯さく孔工程5) 軟弱帯さく孔は、原則的には、くり粉による「つまり」
を防止するために、トルク圧力を低目にとり且つ送り速
度も低くして行なわれる。
第7図に図示されるように、トルク圧力りは例えば10
kg/crn’といった所定の設定値に保たれるように
、送り速度Vが制御される。しかしながら、該送り速度
Vは限界速度、例えば3 m m /secを超えない
ようにされる。
予め設定された時間1+  (例えば2秒)の間軟弱帯
さく孔を行なった後ドリフタは所定量(例えば50mm
)だけ上昇させ、再び軟弱帯さく孔を開始せしめる。つ
まり軟弱帯さく孔は前記塵ぐり工程と同様にステップさ
く孔により行なわれる。
又、軟弱帯さく孔に際してはドリフタに所定の、例えば
20 k g / c m″の打撃圧力が付与される。
上記ステップさく孔により軟弱帯が終了し、ロッドが岩
盤に突入すると、再度前記塵ぐり工程が開始され、次で
木さく孔が行なわれる。軟弱帯から岩盤に突入したとの
見極めは、予め設定した時間t5 (例えば50秒)内
に所定の距離(例えば50mm)のさく孔距離が達成さ
れない場合に行なう。
〔孔底清掃6) 前述の態様にて予め設定された深さの長孔がさく孔され
、本さく孔が終了すると、長孔が貫通孔である場合を除
いて、孔底に溜まっている土、砂、等を排出するために
、ドリフタを上下させ孔底の清掃が行なわれる。
孔底清掃は、ドリフタを所定トルク圧力(例えば100
 k g / c m″)にて回転させながら、上下に
所定速度(例えば200mm/5ec)で所定長さ分だ
け往復運動させながら行なわれる。
往復運動時の送り圧力が所定時間、例えば0゜5秒内に
所定の割合、例えば50%増大した場合には、ロッドが
孔内にひっかかったものと判断し、ドリフタを所定量、
例えば100mm戻し、所定の打撃圧力(例えば元圧の
30%程度)を加えなから孔底清掃を続行する。
もし、最終ロッドの本さく孔工程中、限界送り速度v 
m a xでの送りが所定時間t5 (例えば1秒)続
いた場合には1貫通したと判断し孔底清掃は不要とする
(ロンド引き抜き工程7) 上記孔底清掃6が終了した後各ロッドは引き上げられ、
ロッドチェンジャへと回収される。
ロッド引き抜きはロッドにロッド接続ねじ部がゆるまぬ
方向に例えば100kg/crrfの圧力による回転力
を付与しながら、例えば最大200mm/secの速度
で引き上げられる。
ロンド引き抜き時に、送り圧力が所定時間1例えば0.
5秒内に所定の割合1例えば50%増大した場合にはロ
ッドが孔内にひっかかったものと判断し、ドリフタを所
定量例えば100mm戻し、所定の打撃圧力(例えば元
圧の30%程度)を加え、次でロッドの引き抜きを続行
する。
(ロンド切り離し工程) ドリフタによって孔内より引き抜かれた各ロッドは、ド
リフタからロッドチェンジャへと回収されるが、先ずド
リフタから切り離される。ロッドの切り離しは最初に打
撃を加え、ねじ込み部を緩めることから始める。
次に、ロッドの上部を締め込み、その後ロッドの下部を
次のロッドから切り離す。
切り離しの検出は、切り離しの回転トルクが所定値、例
えば5 k g / c m”以下となり且つねじ送り
量が予め設定された量、例えば155mmとなったとき
切り離しが完了したものと判断する。もしねじ送り量が
所定限度例えば155mm+20mmを越えても回転ト
ルクが5 k g / c m″とならない場合には異
常と判断し、切り離し工程を一時中断し、チェックする
ロッド下部の切り離し完了後同様にしてロッド上部をド
リフタから切り離す。
上記諸工程を具備した本発明に係る長孔さく孔方法は、
精度を向上させる目的のために油圧制御を採用したこと
にも又特徴を有する0例えばさく孔制御の制御モードは
大別すると、 (a)回転トルクが一定になるように送り速度を制御す
る制御モード(第8図)、 (b)回転トルクが一定になるように送り力を制御する
制御モード(第9図)、及び (C)送り力が一定になるように送り速度を制御する制
御モード(第10図)、 であり、各工程で最適のモードを採用し得る。
又、各制御モード(a)、(b)、(C)において送り
の最高速度を、又制御モード(C)においては回転の最
高トルクを限定する必要がある。
次に、本発明に係る長孔さく孔方法を実施するためのさ
く孔ロボットについて図面を参照して説明する。
第11図〜第15図を参照すると、さく孔ロボット20
は基台21と、基台固定装置22と該基台21に対し第
11図でX方向に移動することのできる横移動装置23
と、該横移動装置23に取付けられた回転移動装置24
とを具備する。
基台21は地表面を、第12図にて左右方向に摺動し得
るように接地部にソリ状部材25を設けたフレーム26
を具備する。フレーム26の1部27.28は上方向に
突出し0、その上部に断面がコの字形状をした且つ互い
に平行に延在した軌条29及び30を担持する。該軌条
29.30はソリ状部材25に対し直交関係で配置され
る。
第12図を参照すると理解され、るように前記軌条29
及び30には、横移動装fi23の架台31に取付けら
れたローラ32及び33が載置され、該軌条29.30
上を転勤するように構成される。架台31はX移動用油
圧シリンダ34及び35によって横方向に駆動される。
架台31にはX軸りランプ36及び37が設けられ、横
移動装置23を所定位置に固定する働きをなす。
前記基台固定装置22は、基台21の両側に配置された
支柱38と支柱伸縮用油圧シリンダ39を具備し、基台
21を岩盤に固定する働きをなす。
前記横移動装置23の架台31に取付けられた前記回転
移動装置24は回転軸40を具備し、該回転軸40の後
端には、該回転移動装置24の架台に取付けられたθ回
転用油圧モータ41が連結され、回転移動装置24のθ
回転量を制御する。
又、回転軸40の前端には、回転リング42が固着され
、θ回転用油圧モータ41によって任意の方向に回動さ
れる。該回転リング42は、回転移動装置24に設けら
れたθ軸クランプ43により所定位置にて固定される。
前記回転リング42には垂直ガイドレール44が固着さ
れ、該ガイドレール44にドリフタ45が摺動自在に設
けられる。ドリフタ45はガイドレール44に取付けら
れたドリフタ送り用油圧モータ46によって駆動制御さ
れる。
回転リング42には更にロッドチェンジャ47及び48
が装着される。ロッドチェンジャ47及び48はガイド
レール44に対し左右対称位置に配置され、その構造は
同一とされる。従って一方ノロントチエンジャ47につ
いてのみ説明する。
ロッドチェンジャ47は、第13図に示されるように、
位置移動自在に設定されたロッドカートリッジ49、グ
リスアップ装置50、さく孔ロッドのスリーブ部把握用
のスリーブクランプ51゜さく孔ロッドのロッド部把握
用のロッドクランプ52、及び前記スリーブクランプ5
1とロッドクランプ52をロッドカートリッジ収納位置
からドリフタ装着位置へと移動するためのアーム機構5
3を具備する。
ロッドカートリッジ49は、スプロケット57.58及
び他のチェーンガイドに巻回されたチェーン55を有し
、該チェーン55にはロッドホルダ56が取付けられて
いる。該ホルダー56は、上下2点でロッドRを支え、
前記ガイドレール44に対し、常に平行になるように、
ロッドを保持する。更に、チェーン55は、スプロケッ
ト57.58を介して油圧モータ59.60により回転
され、ロッドRを位置自在に制御する働きをなす、尚、
油圧モータ59.60は、ロッドカートリッジ49が正
転する時、油圧モータ59が駆動、油圧モータ60がブ
レーキとして作動し、逆転する時油圧モータ60が駆動
、油圧モータ59がブレーキとして作動する。この動作
により、チェーンに適度な張力が加えられた状態で、ロ
ッドRが位置移動される。
グリスアップ装置50は、第13図及び第16図を参照
すると理解されるように、油圧シリンダ61、グリスポ
ンプ62及び揺動連結レバー80により前記油圧シリン
ダ61に連結され該油圧シリンダー61によって上下方
向に運動可能とされたグリスアップ用へケ63を具備す
る。グリスポンプ62は油圧シリンダ61の伸びの動作
を利用してグリスポンプ62を駆動し、へケ63にグリ
スを供給する0次に油圧シリンダ61の縮み動作により
、前記へケ63が下げられ、ロッド出入口64の位置に
あるロッドのスリーブ部に、グリスアップする働きをな
す。
ロッドクランプ52は、油圧シリンダ66及び把握用つ
め67を具備し、リンク機構6Bを介してロッドを把握
解除するべく制御される。又、スリーブクランプ51は
、ロッドクランプ52と同一の構造とされ、アーム機構
53によって前記ロッドクランプ52と共にロッドをロ
ッドカートリッジ収納位置からドリフタ装着位置へと前
記ガイドレール44に対し平行に移動される。
前爬アーム機構53は、りンク69.70.71及び油
圧シリンダー72を具備し、スリーブクランプ51とロ
ッドクランプ52を、上述のように、前記ガイドレール
44に対し平行に保ちながら、収納位置A、ロッド把持
位置B、ねじ込み位置Cへと位置自在に制御駆動する(
第13図を参照せよ)。
上記さく孔ロボット20は、各機構部がユニット化され
、坑道内への搬入及び坑道内での分解、組立が容易とさ
れる。
次に、上記の如く構成されるさく孔ロボット20の作動
について説明する。
さく孔ロポツ)20は、坑道内をソリ状部材25を利用
してX方向所定位置に配置する0次で、X移動用油圧シ
リンダ34及び35を駆動し横移動装置23を正確にさ
く孔位置に設置し、クランプする0次にθ回転用油圧モ
ータ41を制御し、回転移動装置24が所定の角度位置
に設定される。
上述のようにしてさく孔ロボット20のさく孔位置が設
定されると、ドリフタ45にロッドR(連結用Ra、ビ
ット付ロッドRb、予備穿孔用ビット付きロッドRc)
が装着される。ロッドRの装着手順は次の如くである。
■使用するロッドR(Ra、Rb、Rc)がいずれのロ
ントチエンジャのロッドカートリッジに格納されている
かを判断する0本実施例では、左側のロントチエンジャ
47のカートリッジに格納されているものとして説明す
る。
■油圧モータ59.60によって所望のロッドRが取出
位置に設定される。
■油圧シリンダ61によって、ハケ63が下方に押出さ
れ、■で位置設定されたロッドHのスリーブネジ部65
にグリスアップされる(第16図)、ハケ63を定位置
へ戻す過程で、グリスポンプ62よりハケ63にグリス
が供給される。
■アーム機構53により、スリーブハンド51と、ロッ
ドハンド52がロッド把持位置Bへと移動されロッドR
のスリーブ部とロッド部がクランプされる(第17図)
■更に、アーム機構53を押出すことにより、ロッドR
は、ロッドホルダ56から外れねじ込み位置Cへと移動
される(第18図)。
■ドリフタ45が、左回転しながら下降され、シャンク
ロッド73がロッドRの上部にねじ込まれる(第19図
)。
■スリーブタランプ51とロッドクランプ52を解除し
、該装置51.52を収納位置Aに収納する(第20図
)。
■ロッドRがビット付きロッドRb又は予備穿孔用ピッ
)Rcである場合には、ケーシング装着用孔さく孔工程
をなすべく、ドリフタ45は下降し、さく孔動作(打撃
、回転、送り)を行なう(第21図)。
■ロッドRが連結用ロッドRaである場合には(つまり
連結動作の場合には)ドリフタ45を左回転させながら
下降させ、ロッドHの下端部がねじ込まれる(第22図
)。
[株]セントライザー73を解除し、ドリフタ45を下
降させ、本さく孔工程を続行する(第23図)。
上記諸手順によって長孔さく孔が行なわれると、その後
各ロッドRはロッドチェンジャ47のロッドカートリッ
ジ49内に回収される6次にロッドの回収手順について
説明する。
■さく孔動作が終了すると、ドリフタ45が所定の位置
まで引き上げられる(第24図)。
■ロッドRは、下部スリーブをセントライザー73によ
り把持され、ドリフタ45によって打撃が加えられる。
この打撃によりねじ部り、E、Fの嵌合が緩められる(
第25図)。
■ドリフタ45によりロッドRを引き上げロッドクラン
プ52によりクランプし、ねじ部り、Eが項線めされる
(第26図)。
■再び、ロッドRの下部スリーブ部をセントライザー7
3により把握し、■で嵌合が緩められたねじ部Fがねじ
抜きされる(第27図)。
■ロッドクランプ52及びスリーブ−1クランプ51に
よりロッドRがクランプされ、ねじ部りからシャンクロ
ッド75が切り離される(第28図)。
■アーム機構53により、ロッドRが位置Bまで引込ま
れ、ロッドホルダ56に納められる(第29図)。
■スリーブクランプ51とロッドクランプ52の把持力
を解放し、アーム機構53により、位置Aへ収納される
(第30図)。
■油圧モータ59.60によってロッドカートリッジ4
9が1コマ送られる(第31図)。
■ドリフタ45を下降し、シャンクロッド75と次のロ
ッドH′を締結する。
上記諸手順を繰り返すことによって、さく孔ロボットは
発破作業用の長孔をファンカット形状で効率よく自動的
にさく孔することができる。
1に差】 以上説明したように1本発明によると狭く且つ高温多湿
の切羽にて極めて効率よくファンカットドリルをなすこ
とができる。又1本発明によると地層の変化に精度よく
対応してさく孔することができ、短時間で且つロッド折
損又はジャーミングを起すことなく極めて効率よ〈長孔
をさく孔することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、金属誠山における採掘現場の部分正面図であ
る。 第2図は、鉱脈の概略断面図である。 第3因は、本発明に係る長孔さく孔方法の作動態様を模
式的に示す説明図である。 第4図は、座ぐり工程における時間に対するトルク及び
送り量の関係を示すグラフである。 第5図は、軟弱帯における座ぐり工程における時間に対
するトルク及び送り量の関係を示すグラフである。 第6図は、ガマ領域に達した場合の時間に対するトルク
圧力、送り圧力及び送り速度の関係を示すグラフである
。 第7図は、軟弱帯さく孔工程にお番するトルク及び送り
速度の関係を示すグラフである。 第8図から第10図は、さく孔動作制御モードを示すブ
ロック図である。 第11図は、さく孔ロボットの正面図である。 第12図は、さく孔ロボットの側面図である。 第13図は、ロッドカートリッジ及びアーム機構の作動
を説明するためのさく孔ロボットの部分正面図である。 第14図は、ロッドカートリッジ及びロッドクランプ機
構の作動を説明するためのさく孔ロボットの部分平面図
である。 第15図は、ロッドカートリッジ及びロッドクランプ機
構の作動を説明するために、第14図の線W−XVに沿
って取った部分正面図である。 第16図から第23図は、ロッドを連結する手順を示す
一連の説明図である。 第24図から第31図は、ロッドを回収する手順を示す
一連の説明図である。 20:さく孔ロボット 21:基台 23:横移動装置 24:回転移動装置 45ニドリフタ 47.4B二ロントチエンジヤ 51ニスリーブクランプ 52:ロッドクランプ 第1図 第 2 図 区 寸 鞍 区 皺 Q 派 ト 鞍 第19図 第20図 第26図  第27図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)坑内切羽において5m以上の長孔さく孔をさく孔ロ
    ボットで自動的に行なうことを特徴とする長孔さく孔方
    法。 2)さく孔ロボットが油圧によつて駆動されるようにし
    た特許請求の範囲第1項記載の方法。 3)さく孔ロボットは、さく孔用ロッドを平行移動させ
    且つ該ロッドにほぼ直交する軸線の周りに該ロッドを回
    転移動せしめる機能を有し、プログラム制御することに
    より複数の長孔がほぼ鉛直面にファンカットの形状で自
    動的にさく孔されるようにした特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 4)長孔さく孔作業において、ロッド長が不足の場合は
    ロッドの継ぎ足しを行ない、所定長のさく孔作業が終了
    した時ロッド引き抜きを行ない、次いでロッドを分離収
    納することを自動的に行なうようにした特許請求の範囲
    第1項から第3項のいずれかの項に記載の方法。 5)さく孔作業中の油圧の変動傾向によりロッドのトル
    ク、送り圧、送り速度を検出し、フィードバックするこ
    とにより、軟弱帯例えば粘土層の処理作業又はガマ領域
    の処理作業を円滑に自動的に行なうようにした特許請求
    の範囲第1項から第4項のいずれかの項に記載の方法。 6)下向き有底孔のさく孔作業が完了した時、それを検
    知し孔底清掃、ロッド引き抜き及びロッド分離収納を自
    動的に行なうようにした特許請求の範囲第1項から第5
    項のいずれかの項に記載の方法。 7)貫通孔の完成、ロッド送りのひつかかり又はロッド
    かみこみを検知し、自動的に処置を行なうようにした特
    許請求の範囲第1項から第5項のいずれかの項に記載の
    方法。 8)さく孔作業の開始時に、ロッドの送り回転、戻り量
    及び打撃力を所定のプログラムに従つて制御しつつ自動
    操作することによつて座ぐりさく孔を行なうようにした
    特許請求の範囲第1項から第7項のいずれかの項に記載
    の方法。 9)さく孔作業において、所定長の初期さく孔が終了し
    た時、ケーシング挿入のために待機し、ケーシング挿入
    が終つたならば再びさく孔を開始するようにした特許請
    求の範囲第1項から第8項のいずれかの項に記載の方法
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