JPS61134509A - プラントの高圧系クリ−ンアツプ系統 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ブレボイラクリーンアップに係り、特に、フ
リー／アップ時期短縮とするプレボイラクリーンアップ
系統に関する。

〔発明の背景〕

従来、火力発電所の蒸気タービンプラントにおいて、復
水器で復水した水は、脱塩装置、各種予熱器、低圧給水
加熱器（以下、低圧ヒータ）、脱気器及び高圧ヒータを
経てボイラに達する。このような系統に流れる給水には
、配管及びヒータに付着している鉄、銅、その他の元素
から成る不純物が含まれている。これら不純物がボイラ
に持ち込まれると蒸発管の管壁に付着してスケールとな
シ伝熱を阻害して管材が過熱され蒸発管破裂となる場合
もある。このため、タービン及びボイラ内に腐蝕生成物
の堆積を生じないように、ボイラ給水の水質基準を定め
ているが、発電プラントの運転停止中に、給水中の汚染
物の濃度が起動時の水質基準による制御値を越える恐れ
があるので、ボイラ及びプレボイラに於けるクリーンア
ップを行なってい不。プレボイラ系に於いては、各系統
毎にクリーンアップを行ない、ｊＩｋ終的にボイラの通
水基準値を満足させる。

次に、従来の一般的なプレボイラ系のクリーンアップに
ついて、第３図面の簡単な説明する。

従来、プレボイラ系のクリーンアップは、復水再循環ラ
インクリーンアップ→低圧うインクリーンアップ→高圧
うイ／クリーンアップの順でクリーンアップは進行する
。

即ち、復水再循墳ライ／クリーンアップに於いては、復
水器１→復水ポンプ２→脱塩装置３→復水再循環ライン
１０→復水器１の閉回路を形成し、本回路に於いて、ブ
ロー、循環を行ない、低圧ヒータの通水基準値を満足さ
せた後、次のステップの低圧クリーンアップに進む。

低圧ラインクリーンアップに於いては、復水器ｌ→復水
ポング２→脱塩装置３→低圧ヒータ４→脱気器５→脱気
器貯水槽６→低圧クリーンアップライン１３→復水器ｌ
の閉回路を形成し、系統内の不純物をブロー、循３ＩＩ
Ｉによシボ質を向上させ、高圧ヒータ通水基準を満足さ
せた後、次の高圧ラインクリーンアップを実施する。

高圧クリーンアップは、復水器１→復水ポンプ２→脱塩
装置３→低圧ヒータ４→脱気器５→脱気器貯水槽６→給
水ブースタポンプ７→給水ポンプバイパスライン１４→
高圧ヒータ９→高圧クリーンアツプライン１６→復水器
１の閉回路によシブローと循環によシボ質を向上させ、
ボイラ通水基準値を満足させる。

以上の如ぐ、各クリーンアップに於いて、鉄及びその他
不純物の多い初期の汚水は系外にブローさせ、ある程度
まで純度が高まったところで循環に切り替え、各循環回
路内の脱塩装置によって除去し、水質目標値に達するよ
うにクリーンアップを行ない、順次クリーンアップ範囲
を拡大させる。

このため、高圧ラインクリーンアップに於いては、Ｕｆ
ｃ８Ｅラインクリーンアップにて除去された低圧ライン
に、高圧ライ／中の水質の悪化された汚　　　　　　１
水を再び流入させ、特に鉄分の多い高圧ヒータ廻シの汚
水を脱塩装置を通し、ブロー・循環によりクリーンアッ
プを行なうので、純水は多量に使用され、時間も長く費
やす必要が有る。

第４図に従来のクリーンアップ工程及び鉄分濃度との関
係を示す。

〔発明の目的〕

本発明は、上記従来技術を改善すべく、低圧クリーンア
ップ系統と高圧クリーンアップ系統を同時に実施し、特
に従来多くの時間を費やしていた高圧ヒータ廻シのクリ
ーンアップを単独で実施することによプ、純水量の節約
、クリーンアップ時間の短縮、補機動力の低減を目的と
するものである。

〔発明の概要〕

本発明は、プレボイラクリーンアップに於いて高圧ヒー
タ廻シに多く時間がかかシ鉄分除去が難しいという実績
に基づき、高圧ヒータ廻シ単独りリー／アップ系統を設
け、電磁フィルタによ〕鉄分を効果的に除去し、さらに
低圧クリーンアップ系統と同時に実施可能とすることで
、クリーンアップ所要時間の短縮を可能とするものであ
る。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

尚、第３図と同一部分については同一符号で示す。

第３図と異なる点は、高圧クリーンアップ系統１６から
分岐し給水ブースタポンプ入口管２０に接続する系統及
び電磁フィルタ２１、切替弁２３゜２４．２５を設置し
ている点であシ、その他は、第３図と同一である。

本発明によるクリーンアップ運用方法を以下に示す。

本発明による運用方法の特徴は、低圧クリーンアップと
高圧クリ−７アツプを同時に実施可能とするところにあ
シ、高圧クリーンアップ系統への水１１Ｄ及び補給が必
要となるが、補給水系統から給水ブースタポンプへの単
独水損シでもよいし、切替弁２３を開し復水系統からの
水ａｂでもよい。

低圧クリーンアップ運用法は、復水器ｌ→復水ポンプ２
→脱塩装ｆｉｔ３→低圧ヒータ４を介し、脱気器貯水タ
ンク６から止弁１９を通）復水器１に到る閉回路によシ
、ブロー及び循環を行なう。この場合、低圧クリーンア
ップによる除鉄効果は、脱塩装置３により可能となる。

一方、高圧クリーンアップ運用法は、低圧クリーンアッ
プと同時に実施するため、前述高圧クリーンアップ系親
水Ｉ！ｌ！シ完了後、切替弁２３．２８を全閉とし、給
水ブースタポンプ７を起動させ、給水ブースタポンプ７
→給水ポンプバイパス系統１４→高圧ヒータ９を経て、
本発明とする高圧クリーンアップ系統２１→電磁フイル
タ２２→切替弁２５を介し、給水ブースタポンプ７に到
る閉回路によシブロー及び循環を行なう。この場合、電
磁フィルタ２２によシ除鉄効果が可能となる。

以上の運用法によシ低圧クリーンアップと高圧クリーン
アップを同時に実施し、水質確認後、プレボイラ全体の
クリーンアップを切替弁２３．２８を全開、２４．２５
を全閉に切替え、復水器１→復水ポ／ブ２→脱塩装置３
→低圧ヒータ４→脱気器５→給水ブースタポンプ７→給
水ポンプバイパス系統１４→高圧ヒータ９→高圧クリー
ンアツプ系統１６→復水器１の閉回路にて実施するが、
さらに除鉄効果を上げるため、脱気器５に補助蒸気１２
を導入し、加温によシ鉄分の除去を図る。

本発明によるプレボイラクリーンアップの予想効果を第
２図に示す。

第２図よりプレボイラ系統の効果としては、従来のクリ
ーンアップ方法に対し、復水プロー、復水再循環及び、
低圧クリーンアップと同時に高圧ヒータ廻シのクリーン
アップを実施でき、全体のプレボイラクリーンアップ所
要時間を大巾に短縮することが可能である。

〔発明の効果〕

以上の説明によシ、今まで実績的に多くの時間を費やし
ていた高圧クリーンアップ連用を低圧クーンアツプと同
時に実施すること及び、電磁フィルタによる除鉄効果の
増大によシ、プレイポイう系統クリーンアップ時間は大
巾に短縮可能である。

尚、上記クリーンアップ所要時間の短縮化に伴ない使用
純水の節約及び、ポンプ等補機動力低減の効果もある。

【図面の簡単な説明】

Ｋ１図は本発明の一実施例を示す系統図、嬉２図は本発
明によるクリーンアップ工程及び鉄分濃度を示す説明図
、第３図は従来のプレボイラクリーンアップ系統を示す
系統図、第４図は従来のクリーンアップ工程及び鉄分濃
度を示す説明図である。 １・・・復水器、２・・・復水ポンプ、３・・・脱塩装
置、４・・・低圧ヒータ、５・・・脱気器、７・・・給
水ブースタポンプ、９・・・高圧ヒータ、１１・・・復
水系統、２２・・・電磁フィルタ、２３〜２５・・・切
替弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、給水中の溶存気体を除去する脱気器と給水ポンプ単
   独又は、給水ブースタポンプを直列に前置した蒸気発生
   器給水供給装置と、高圧給水加熱器及びそれらの機器群
   を連絡する管及び弁類で構成される蒸気動力プラントの
   給水系統に於いて、最終高圧給水加熱器出口給水管から
   分岐し、蒸気発生器給水供給装置入口管に接続する循環
   回路を設け、且つ該循環回路中の循環法は、専用設置又
   は他設備と兼用した不溶解固形物除去装置を貫流する如
   く構成したことを特徴とするプラントの高圧系クリーン
   アップ系統。