JPS61123795A - 遠心ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、周面に隣接して設けられた少なくとも１つの
圧力接続部と一方の側に設けられた少なくとも１つの中
央の軸方向の吸込み接続部とを備えたポンプケーシング
と、両側で閉じられかつ羽根を有しかつ一方の側で中央
の入口開口を他方の閉鎖側で取り付けおよび駆動手段を
備えた羽根車と、ポンプケーシングに対して羽根車を半
径方向および軸方向で回転可能に位置決めするための支
承部材と、ポンプの回転部分と定置部分との間に設けら
れた、圧力をかけられたすすぎ液又は潤滑液用の接続部
を備えたシール部材と、羽根車用の駆動シャフトとを有
する遠心ポンプ、特に液体と抗摩耗性の材料との混合物
を汲み上げるための、例えばドレツジポンプに関する。

従来の技術 前記形式の遠心ポンプはサンドポンプ又はドレツジポン
プとして周知でありかつ構造に関し一般に周知のポンプ
に由来していてかつ特に抗摩耗性の材料を含有する液体
混合物を処理するのに適している。このばあい一般に別
個の支承ブロックがポンプシャフトを支承するためにポ
ンプケーシングの一方の側で使用され、ポンプシャフト
の自由端にはポンプ羽根車が片持式に取り付けられてい
る。このような形式のポンプは頑強に構成されている。

何故ならば、砂、粘土、チップ、砂利のような抗摩耗性
の材料と液体との多かれ少なかれ均質な混合物に加えて
木片、大きな石および岩石片を処理しなければならない
からである。閉塞、停止および損傷をできるだけ避ける
ために前記形式の遠心ポンプの羽根車は両側で閉じられ
ていてかつ比較的少数の羽根を有している。発生する力
を考慮してポンプケーシングは一般にら線ケーシング形
状を以って鋳鋼から製作され、このばあい内部に耐摩耗
性の材料から成るライニングを有しているものと有して
いないものがある。半径方向および軸方向での支承のた
めに転動支承部材および滑り支承部材が用いられる。抗
摩耗性の゛材料に基づく摩耗をできるだけ避けるために
、回転ポンプ部分と定置ポンプ部分との間に抗摩耗性の
材料が進入するのを防ぐのに多くのシール形式が開発さ
れた。このばあい一般に、最大ポンプ圧力よりも高い圧
力をかけられて供給されるすすぎ液又は潤滑液が用いら
れる。

これに関連して上記公知のポンプは摩耗を受は易い複雑
な構造を有していて、かつ、特に羽根車およびポンプケ
ーシングにおける抗摩耗性の材料により生ぜしめられる
摩耗が不可避であるので新たな構成部材を備える必要が
ある。シール゛が意図した目的を果さず又は不意に機能
しなくなったばあいには、ポンプは短時間で故障しかつ
、極めて重要な修理および交換を行なうために停止され
ねばならない。この点については、特にポンプの羽根車
内の吸込み開口の直径がほぼ０．２ｍ乃至１ｍおよびそ
れ以上であり、かつ数百キロワット乃至数千キロワット
の駆動力を必要とするということを留意する必要がある
。

発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、摩耗を受は易い構成部材に申し分なく
接近できるようにしかも構成部材の耐用寿命が長くされ
るように、更に構成部材の数を制限することによって安
価に、特に開発費用が節減されるように、更に寸法変化
により著しく・コスト高を生ぜしめしかも送出時間を長
くしかつ送出能力を著しく制限する鋳鋼をほとんど使用
せずに済むように、冒頭に述べた形式の遠心ポンプを改
良することにある。

問題点を解決するための手段 冒頭に述べた形式の遠心ポンプにおいて本発明の構成に
よれば、ポンプケーシングが支承部材を直接支持してい
て、該支承部材がスリーブ状の支承部材から成っており
、更に、羽根車が直接ポンプケーシング内に支承されて
いてかつ入口側および閉鎖側で半径方向の支承部材内で
回転するようになっているようにした。

実施例 主要構成部材は符号１〜１０で概略的に示されている。

本発明による遠心ポンプ１はポンプケーシング２を有し
ている。遠心ボ／ゾ用の取付は部材は有利にはポンプケ
ーシング２に固定されている（図示せず）。ポンプケー
シングは駆動側で支承ケーシング３をかつ吸込み側で支
承ケーシング牛を支持している。概略的に流れ方向およ
びポンプの吸込み接続部が矢印うで図示されている。ポ
ンプ運転中に生ぜしめられる圧力はＰｌで示されている
。ポンプケーシング２内には回転可能に遠心羽根車６が
取り付けられていて、運転中にはこの遠心羽根車はポン
プケーシング内で圧力Ｐ２を生ぜしめる。遠心羽根車は
剛性的に７ランジ８に連結されていて、このフランツは
下記の手段によって遠心羽根車を駆動する。

概略的に図示されたフレキシブな連結部材９を介して前
記７ランノは駆動フランツ８ａに連結されていて、この
駆動フランツ８ａは概略的に図示されている駆動部材１
０によって回転駆動される。このようにして遠心ポンプ
は、別個の支承ブロックおよび類似のものを用いること
なしに、その支承部材と共に独自のユニットを成す。遠
心羽根車は両側で支承部材内で回転する。当然ポンプケ
ーシングは圧力接続部（図示せず）を備えている。（例
えばドレツノポンプとして使用されるばあい）遠心ポン
プによって液体と抗摩耗性の材料との混合物を汲み上げ
るものと仮定する。この形式の遠心ポンプのための吸込
み開口の内径が０．２ｍ乃至１．０ｍ又はこれ以上であ
るのに対して、駆動力は数百キロワット乃至数千キロワ
ットである。遠心羽根車の外周面における周速度はほぼ
２０　ｍ　／　ｓｅｃ乃至３ｏｒｒＬ／ｓｅｃの範囲テ
アル。

遠心ポンプの支持部材は左側の側壁２１とこの側壁に剛
性的に溶接された周方向で外側の壁２２とを有するポン
プケーシングが成している。

図面でみて右側ではポンプケーシング２は側部力・ζ−
２３によって密閉さ九ていて、この側部力・ζ−はこの
側部カッζ−に溶接された周方向のフランジ２４を介し
て周方向の壁２２に、ボルトおよびナツトのような概略
的に図示された取付は部材によって固定されている。周
方向のＯ・リングシールはシールのために用いられる。

ポンプケーシングに固定的に遠心ポンプの吸込み導管２
７を取り付けることができるようにするだめに、右側の
側部カバー２３は管片２５を備えていて、この管片２５
は吸込み側で遠心羽根車のシールおよび支承部材を受容
するのに用いられる。管片２５は、該管片が遠心羽根車
の支承部材およびシールおよび協働部材を越えるまでの
びている。

従って吸込み導管２７０７ランジ２６はポンプケーシン
グの管片２５に概略的に図示されたゼルトのような取付
は部材によって直接結合できる。ポンプケーシングの左
側の側壁２１は左側の支承ケーシング（下記に詳述する
）３を受容するために回転中実軸線に対して同心的な大
きな開口を備えている。汲み上げようとする液体の抗摩
耗性の材料を考慮してポンプヶーシングは所望のように
内側に耐耗性のライニング２１１．２２１，２３１を備
えていて、該ライニングは周知の材料から成り【いてか
つ周知の形式でポンプケーシングおよび側部力・々−の
内壁に取り付けられている。極めて周知のポンプケーシ
ングとは異って、ポンプケーシングは同心的にかつ円筒
状に構成され、かつ、鋳造部品を必要としないため著し
く簡単に製作され、かつ、簡単な形式で溶接継ぎ目を有
する薄板材料から構成できる。製作および加工のために
特殊工具はほとんど必要としないので、比較的簡単に寸
法を変えることができる。交換も同様に簡単でありひい
てはポンプケーシング全体の製作および保守を安価に行
なうことができる。

遠心羽根車６はポンプケーシング内で回転可能である。

左側では遠心羽根車は同心的な支承プレート６１を有し
ていて、この支承プレート６１のゼス６２は中央で、遠
心羽根車を駆動可能に装着および支承する中央の締付ケ
セルトを受容するための内ねじ山を備えた孔を有してい
る。中央の孔は取りはずし可能な栓体６２１によって密
閉されている。

遠心羽根車は右側ではプレート６３によって密閉されて
いて、このプレートは左側の支承プレート６１に対して
平行にのびている。支承プレート６１とプレート６３と
の間には多数の羽根６４が配置されていて、この羽根の
数は、汚濁物である汲み上げようとする混合物を考慮し
て比較的少なくされている。外周面では遠心羽根車はぼ
ンゾケーシングの空所２８によって取り囲まれている。

遠心羽根車の右側のプレート６３内には吸込み開口が設
けられていてこの吸込み開口には右側で別個の構成部材
としての吸込み用の管状突出体６５が結合されていて、
この管状突出体はゼルトのような概略的に図示された固
定部材を介してかつ位置決め縁部を介して同心的に遠心
羽根車の右側のプレート６３の外縁に固定されている。

管状突出体６５は内部で遠心羽根車の羽根に向けて引込
まれる混合物を搬送しかつ外周面で遠心羽根車の右側の
半径方向の支承部およびシール部を成すために精密にか
つ滑らかに加工されている。管状突出体は遠心羽根車と
は別個の構成部材を成しているので、支承部材内での最
良の回転特性を保証するために適当な材料から製作する
ことができる。

遠心羽根車の左側又は閉鎖側では右側の管状突出体と同
じ直径の又はそれよりも小さな直径の相応の管状突出体
６６が設けられている。遠心羽根車を左側の半径方向の
支承部材に沿って回転させるばかりでなく軸方向でも位
置決めするということを考慮して、左側の管状突出体の
取付はフランジ６６１は右側の管状突出体６５の取付は
フランジ６５１よりも長く構成されている。簡単に組立
てかつ取りはずすことができるようにするために左側の
管状突出体は２部分から成っていて、かつ別の軸方向位
置決めのための支承面を成す半径方向で外向きの７ラン
ノ６６３を支持する突出延長部分６６２を備えている。

同時にシールは突出延長部分の、溝を有していても有し
ていなくてもよい滑らかに加工された外面に沿ってのび
ている。特に簡単で７レキシブでひいては衝撃に強い常
時正確に整合させられた位置決め形式は、遠心羽根車の
ゲス６２内に中央の締付はゼルト８１，８２のねじ端８
３がねじ込まれてしっかりと締付けられるということに
よって得られ、このばあい締付けボルトの駆動フランジ
は突出延長部分６６２および管状突出体６６を遠心羽根
車に圧着する。

支承ケーシング３，４はそれぞれ２ンプケーシング内で
遠心羽根車を半径方向で位置決めすれかつ水で潤滑する
のに適したゴム又はプラスチック材料から製作されてい
る。これら支承ブシュは有利には永久的に支承ケーシン
グ部分３１．４１内忙固定され、従って水で潤滑される
支承ギャップはリング状の支承ブシュ３２，４２の内面
と管状突出部６５．６６との間に位置する。適当な冷却
および潤滑作用のために支承遊びは支承面内の潤滑溝が
不必要であるように太き（されている。同じ等級の寸法
を有する船のプロペラシャフトのために用いられる類似
の支承部材と比較して、ポンプにおいて使用したばあい
滑り速度は周知の溝付き支承部材の倍になる。

遠心羽根車の軸方向の位置決めは左側の支承ケージング
３内で特に２つの軸方向の支承り／グ３７，３８を介し
て行なわれ、該支承リングは支承ゲージング部分３１の
７ランジ３６，３１１の凹所内に永久的に受容されてい
る。これら支承りングによって管状突出体６６．６６２
の７ランノ６６２．６６３に対して所要の支承遊びが生
ぜしめられる。清澄水を用いた潤滑は矢印Ｐ４によって
概略的に示された個所で行なわれる。この清澄潤滑水お
よび冷却水は連続して軸方向の支承部６６３．３８、半
径方向の支承部３２，６６および軸方向の支承部６６１
゜３７を通過し、次いでリップ状のシールリング７１を
介してすすぎ液が供給される室内に流入する。支承ケー
シング３内においては清澄潤滑水は左向きに流れてはな
らないので、周知のＬ字形のシール３３．３５が潤滑水
Ｐ４の圧力に対して同じ方向で作用している。周知のよ
うにＬ字形のシール３３は制御されたわずかな漏れを生
ぜしめるのに対して、シール３５は完全に漏れを阻止す
るが潤滑および冷却のために湿り気を保つ必要がある。

この湿り気は、シール３３が制御されたわずかな漏れを
生ぜしめること釦よって保つことができる。スペーサリ
ング３牛によって両シール３３．３５は互いに間隔をお
いて保持されている。右側の支承ケーシングΦは半径方
向の支承部材！２，６５Ｌか有していないので簡単に形
成されている。清澄水の供給は概略的に図示きれている
よ５ＫＰ４で行なわれかつ半径方向の支承部を介した循
環はポンプケーシングの方向でシールリング７１を介し
てすすぎ液Ｐ３用の供給室に向けて行なわれる。

左側の支承ケーシング３に比較して右側の支承ケーシン
グ壬のばあい若干の水の漏れが周知のＬ字形のシールリ
ング４３．４５を介して行なわれる。この漏れ水は遠心
ポンプによって引込まれた液体混合物に混ぜ合わされる
。遠心ポンプ内の最も低い圧力Ｐ１は吸込み接続部にお
いて生ぜしめられる。ピンプケーシング内の遠心羽根車
の周りの空所２８内の圧力はＰ２で示されている。当然
前記側圧力は運転中に著しく変化する。それ故すすぎ液
の供給圧力および清澄潤滑水の幾分高い圧力Ｐ４は調整
機械を介して不変に圧力Ｐ２よりも高くすべきであるが
、圧力Ｐ３．ｐ４は圧力Ｐ２のための最大値よりも常圧
高いような高圧をコンスタントに有するようにしてもよ
い。圧力Ｐ４は支承部を介した直接的な流れが生ぜしめ
られるように不変に圧力Ｐ３よりも高くされねばならな
い。清澄潤滑水はすすぎ液Ｐ３と混ぜ合わされる。清浄
することに関して潤滑水に課せられているような高い要
求をすすぎ液に課せる必要はない。付加的に著しく大量
に供給されるすすぎ液のために船外の水を一般に使用で
きる。このばあいこの水によってすべての抗摩耗性の材
料がリップ状のシールを介して流れる潤滑水および有利
にはこのシールによってそらされる潤滑水と共に洗い流
されねばならない。遠心ポンプの寸法を考慮して、前記
リング状のシールは比較的大きな円周を有しかつすべて
のシールに沿って周方向全体に亘って半径方向で外向き
の流れ成分を維持するだめに周方向全体に亘って到る所
で確実にすすぎ液圧力を生ぜしめねばならない。この結
果シールは遠心羽根車に対して乾式回転することがない
ので、摩耗はわずかにされかつ抗摩耗性の材料が支承部
材の方向忙進入するという危険は完全に生じなくなる。

図面では３つの別個のリング状のシールが図示されてい
るがしかし、このシールを取付は側部と多数の弾性的な
リップとを有する単一のシールに組合わせることもでき
る。シールはポンプケーシングの側壁２１および側部力
・ζ−２３の内側に取り付けられる。

長い耐用寿命および運転の確実性を得るために、汲み上
げようとする液体内に抗摩耗性の材料が含まれかつ遠心
羽根車の周速度が高いにもかかわらず、附加的にすすぎ
液供給部に適当な寸法を与えることができる。これ忙関
連してポンプケーシングの内周面の円心的な円筒状形状
が有利な効果をもたらす。何故ならばポンプケーシング
の空所２８内の圧力Ｐ２は周方向全体に亘って事実上全
く同じになるからである。シールグ２１１，２３１との
間のギャップ７６は潤滑水流およびすすぎ液流を通過さ
せることができるようにするためかつ小さな抗摩耗性の
粒子が永久的に詰まることを阻止するために十分に大き
くしなければならない。

実験によって、遠心羽根車の所望の両側支承形式の本発
明による簡単な遠心ポンプが、特に別個の潤滑水供給部
Ｐ４およびすすぎ液Ｐ３に基づき、確実に運転されかつ
長い耐用寿命を有することが明らかとなった。詳述され
ていないが図面から明らかなように、組立て、取りはず
しおよび交換が容易であるように別個の構成部材が構成
されていてかつ特に摩耗にさら、される前記構成部材は
比較的小さくかつ簡単にしかも少数の構成部材で構成さ
れている。

更に符号Ｐ１〜Ｐ４は媒体の流れおよび媒体圧力並びに
供給個所および供給部材を示している。

発明の作用効果 本発明の構成により前述の目的は申し分な（満される。

周知の特殊な支承ゾロツクは十分なものではない。スリ
ーブ状の支承部材自体はＰイツ連邦共和国特許第３３９
１３７号明細書から公知であるが、このばあい比較的細
いシャフトが羽根車の両側でスリーブ状の支承部材内に
取り付けられていてかつ羽根車自体は両側でケーシング
自体内に取り付けられていない。更に公知のポンプは一
方の側にスリーブ状の支承部材を備えた別個の支承ブロ
ックを有している。

規定された範囲の寸法で羽根車のスリーブ状の支承部材
を使用することは完全に新規なことである。

更に両側でのみ羽根車を取り付けることはイギリス国特
許第８０５８２４号明細書から公知である。このばあい
吸込み側の支承部材は羽根車の吸込み開口を取り囲む比
較的大きな直径で配置されている。しかしこの公知のも
のは、腐食性で放射性の熱い媒体のような極めて特殊な
使用分野のポンプに関するものである。支承部材はこの
目的に適合され、即ち）・イＰロスタテイックな支承部
材が使用され、かつ極めて小さな支承遊びを有している
。

このような支承部材は汚染された液体を処理しかつ著し
い衝撃を生ぜしめろ過酷なげレッジ１７ノ運転には使用
できない。更に・・イＰｏスタテイクな支承部材はドレ
ツ、ジボンプのために必要な寸法で製作できない。

有利な実施態様では、羽根車は入口側で吸込み用の管状
突出体をかつ閉鎖側で直径の等しい又は小さい管状突出
体を備えていて、これら管状突出体の外周面が半径方向
の支承面を成している。

この実施態様によって、ポンプおよび、その支承部材の
全長を著しく短かくすることができる。

前記管状突出体のうち吸込み側の管状突出体の内部は摩
耗を受は易くかつ時々交換されねばなら°な℃・。有利
には吸込み側での半径方向の支承りために同じ管状突出
体および支承面として管状突出体の外周面が使用される
。これによって構造が簡単にされかつ交換中に同時に半
径方向の支承面に生じた摩耗を矯正できる。両管状突出
体は鋳鋼から形成する必要はなく、溶接された構造体で
あってよい。

更に別の実施態様では、羽根車の閉鎖側の管状突出体は
羽根車から軸方向間隔をおいて配置された半径方向で外
向きの少なくとも１つのフランジを備えていて、該フラ
ン、ジはポンプケーシングに対して羽根車を軸方向で位
置決めしかつ支承するための案内面として作用している
。

抗摩耗性の材料が不都合に半径方向および（または）軸
方向の支承部材内に進入したばあいには、すべての支承
面は少数の構成部材又は単一の構成部材の交換によって
修正することができる。

特に、支承リングおよび（または）支承シェルのよ５な
支承部材がゴム又はプラスチックのような材料から製作
されていてかつ清澄水によって潤滑されるようになって
おり、更にすべての支承部材が、支承部材内で回転可能
に支承された羽根車の管状突出体が支承ケーシングに対
して回転させられたばあいでも、定置に位置決めされて
いる。実地において本発明の構造の軸方向および半径方
向のスリーブ状の支承部材をポンプ送出量の数・ぞ−セ
ントクラスの清澄水量によって確実に潤滑および冷却で
きることが明らかとなった。この清澄水の供給圧力は抗
摩耗性の材料の進入を阻止するために常にポンプ圧力よ
りも高くされねばならない。これに関連して、通常補助
ポンプユニットが使用される。支承ケーシングから外部
に潤滑水が漏れることを阻止するために周知のシールを
使用することができる。

抗摩耗性の材料を含む液体に対する圧力側におげろポン
プの回転部分と定置部分との間のシールに関連して別の
実施態様では、リップ形式の少なくとも１つのフレキシ
ブで環状の軸方向のシールリングが羽根車のそれぞれの
側でポンプシャフトに対して同心的に羽根車の側部プレ
ートとポンプケーシングの内側側面との間にしかも羽根
車の外周面と支承部材のシールとの間に設けられていて
、シールリップが羽根車に向けて方向付けられていてか
つ弾性的に羽根車に圧着されており、更に水のような附
加的なすすぎ液がポンプ圧力よりも高い圧力でシールリ
ングの半径方向で内側で羽根車とポンプケーシングとの
間のイヤツブ内に供給されるよう忙なっている。羽根車
の側部プレートに対する軸方向のシールはオランダ国特
許第１５７０８１号明細書から公知である。しかしこの
ばあい構造が極めて複雑でかつ極めて容易に汚濁物を進
入させてしまう。更に軸方向のシールは最小の直径で配
置されている。これとは異って本発明による７−ルは構
造が極めて簡単でかつ極めて大きな直径で配置されてお
り、この結果羽根車およびポンプケーシングの大部分は
汲み上げられた混合物の摩耗作用にさらされることはな
い。シールのすすぎ液のためには、比較的大きな直径を
考慮して羽根車のスリーブ状の支承部材が必要とするよ
りも多量の液体を必要とする０支承部材に所望されるよ
りも多量の清澄潤滑水を消費することを避けるために、
シールのためのすすぎ液として別個の接続部を介して通
常船外の水が使用される。このばあい無制限な量を利用
できかつポンプの最大出力圧力よりも高い圧力で供給さ
れねばならないが、支承部材のために供給される清澄水
よりも低い圧力で供給されるので、支承部材において連
続的に申し分のない循環が行なわれる。

更に別の実施態様では、ポンプケーシングの内周面が圧
力接続部を除いてほぼ同心的にかつ円筒状の形成されて
いて、かつ、ポンプケーシングが外周面を取り囲む取り
はずし可能な側部カバーを有する溶接された薄板鋼ｒラ
ムから構成されており、かつ、ポンプケーシングの内面
にシールの半径方向で外側で耐摩耗性のライニングが設
けられている。はぼ同心的で円筒状のポンプケーシング
を使用することによって、シールを周方向に亘って均一
に負荷するように、周方向に亘って事実上コンスタント
な圧力が生ぜしめられるという著しい利点が得られる。

これによってシールを公知のように部分的に著しく不都
合に摩耗させるということが申し分なく回避される。更
に、ポンプケーシングを通常使用される周知のら線ケー
シングのように鋳鋼体で形成する必要はなく、溶接され
た構造体として構成された簡単なドラムから構成できる
という利点が得られる。同じことは取りはずし可能な側
部カバーにも当て嵌る。周知の形式でポンプケーシング
の内部を耐摩耗性の材料で被覆することができる。更に
このような形式のポンプにおいでしばしば生ずる作業状
態で効率が低下させられることがなく、この結果同心的
なポンプケーシングはら線形のケーシングよりも申し分
なく有利に使用される。生産性はまれに使用される最大
送出範囲においてのみ低下する。しかし著しい利点は、
簡単な構造にある、つまり寸法の異なる種々の鋳鋼製ら
線ケーシングをストックする必要がなく、しかも必要で
あれば異なるポンプ寸法で構成しかつ極めて迅速かつ容
易に運搬できるということにある。同心的なポンプケー
シングはオランダ国特許第２７５２３８号明細書から公
知であるが、このばあい通常側の形式のポンプ、例えば
誘導ポンプのために使用される。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１ａ図お
よび第１ｂ図′は本発明による遠心ポンプの断面側面図
である。 １・・・遠心ポンプ、２・・・ポンプケーシング、３．
４・・・支承ケーシング、５・・・吸込み接続部、６・
・・羽根車、８．２４．２６，６６１，６６３・・・７
ランノ、８ａ・・・駆動７ランノ、９・・・連結部材、
１０・・・駆動部材、１１・・・０・リングシール、２
１・・・側壁、２２・・・壁、２３・・・側部カバー、
２５・・・管片、２７・・・吸込み導管、２８・・・空
所、３１．４１・・・支承ケージング部分、３２．４２
・・・支承ブシュ、３３．３５・・・シール、３４・・
・スペーサリング、３７．３８・・・支承りング、４３
，４５・・・７−ルリング、６５．６６・・・管状突出
体、７２．７３，７４．７５・・・シール、２１１，２
２１．２３１・・・ライニング、６６２・・・突出延長
部分 手続補正書（方式） 石和６０゛年１２月２５日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、周面に隣接して設けられた少なくとも１つの圧力接
   続部と一方の側に設けられた少なくとも１つの中央の軸
   方向の吸込み接続部とを備えたポンプケーシングと、両
   側で閉じられかつ羽根を有しかつ一方の側で中央の入口
   開口を他方の閉鎖側で取り付けおよび駆動手段を備えた
   羽根車と、ポンプケーシングに対して羽根車を半径方向
   および軸方向で回転可能に位置決めするための支承部材
   と、ポンプの回転部分と定置部分との間に設けられた、
   圧力をかけられたすすぎ液又は潤滑液用の接続部を備え
   たシール部材と、羽根車用の駆動シャフトとを有する遠
   心ポンプにおいて、ポンプケーシング（２）がほぼ直接
   支承部材（３、４）を支持していて、該支承部材がスリ
   ーブ状の支承部材（３２、４２、３７、３８）から成つ
   ており、更に、羽根車（６）がほぼ直接ポンプケーシン
   グ（２）内に支承されていてかつ入口側および閉鎖側で
   半径方向の支承部材内で回転するようになつていること
   を特徴とする遠心ポンプ。 ２、羽根車（６）が入口側（５）で吸込み用の管状突出
   体（６５）をかつ閉鎖側で直径の等しい又は小さい管状
   突出体（６６、６６２）を備えていて、これら管状突出
   体の外周面が半径方向の支承面を成している特許請求の
   範囲第１項記載の遠心ポンプ。 ３、羽根車（６）の閉鎖側の管状突出体が羽根車から軸
   方向間隔をおいて配置された半径方向で外向きの少なく
   とも１つのフランジ（６６３）を備えていて、該フラン
   ジがポンプケーシングに対して羽根車を軸方向で位置決
   めしかつ支承するための案内面として作用している特許
   請求の範囲第１項又は第２項記載の遠心ポンプ。 ４、支承リングおよび（または）支承シェル（３２、４
   ２、３７、４２）として構成された支承部材がゴム又は
   プラスチック材料のような材料から製作されていてかつ
   清澄水で潤滑されるようになつており、更に、すべての
   支承部材が、支承部材内で回転可能に支承された羽根車
   の管状突出体が支承ケーシング（３、４）に対して回転
   させられたばあいでも、定置に位置決めされている特許
   請求の範囲第１項から第３項までのいずれか１項記載の
   遠心ポンプ。 ５、リップ形式の少なくとも１つのフレキシブで環状の
   軸方向のシール（７２、７３、７４、７５）が羽根車の
   それぞれの側でポンプシャフトに対して同心的に羽根車
   の側部プレート（６１、６３）とポンプケーシングの内
   側側面との間にしかも羽根車の外周面と支承部材のシー
   ルとの間に設けられていて、シールリップが羽根車に向
   けて方向付けられていてかつ羽根車に弾性的に圧着され
   ており、更に、ポンプ圧力（Ｐ２）よりも高い圧力でシ
   ールリングの半径方向で内側で羽根車とポンプケーシン
   グとの間のギャップ内に附加的なすすぎ液（Ｐ３）を供
   給する手段が設けられている特許請求の範囲第１項から
   第３項までのいずれか１項記載の遠心ポンプ。 ６、ポンプケーシングの内周面が圧力接続部を除いてほ
   ぼ同心的にかつ円筒状に形成されていて、かつ、ポンプ
   ケーシングが外周面を取り囲む取りはずし可能な側部カ
   バーを有する溶接された薄板鋼にラムから成つていて、
   かつ、ポンプケーシングの内面にシール（７）の半径方
   向で外側で耐摩耗性のライニング（２１１、２２１、２
   ３１）が設けられている特許請求の範囲第１項から第５
   項までのいずれか１項記載の遠心ポンプ。