JPS61122894A - ミシン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ミシン針駆動装置を駆動する電動機と糸切り
装置を駆動する駆動源を備えたミシン装置に係り、特に
糸切り時におけるミシン針の停止精度の向上に関するも
のである。

〔従来の技術〕

第３図は上記ミシン−装置の従来例を示すブロック図で
あり、同図において、■はミシン針駆動装置、２は糸切
り装置であり、上記ミシン針駆動装置１は誘導室ｉ機３
により駆動され、父上記糸切り装置２は駆動源としての
電磁ソレノイド４により駆動される。なお、上記誘導電
動機３にはブレーキ手段としての電磁ブレーキ（図示せ
ず）が備えられている。５は上記誘導電動ａ３に第４図
に示すようなＶ／ｆパターンで可変電圧・可変周波数出
力を供給して可変速駆動するインバータ、６は上記イン
バータ５の電圧・周波数出力を制御するとともに上記電
動機３の電磁ブレーキを制御する制御回路であり、イン
バータ５とともに電動機３を制御する制御手段７を構成
している。一方、８はミシン針速度設定用の足踏みペダ
ル９の操作位置を検知するペダル検知回路であり、該ペ
ダル検知回路８ば足踏みペダル９の踏込み量に対応した
速度指令を上記制御回路６に出力してインバータ５の出
力周波数を設定するようになっている。

また上記ペダル検知回路８は足踏みペダル９のけり返し
を検知して低速指令を上記制御回路６に出力するととも
に糸切り装置２駆動用の電磁ソレノイド４を作動させる
糸切り設定器を兼ねている。

なお、ミシン針駆動装置工にはミシン軸に直結し、回転
速度と針位置を検出する検出器１０が備えられており、
上記検出器１０からの出力を制御回路６に人力してフィ
〜ドハノク制御することにより足踏みペダル９の踏込み
量に応じた回転速度が得られ、また足踏みペダル９の戻
し時、あるいはけり返し時等の停止時には上記検出器１
０からの針位置にもとづき電動機３の電磁ブレーキを作
動させ、ミシン針を下死点あるいは上死点近傍に停止さ
せるようにしている。

従来装置は以上のように構成されており、通常の縫製作
業時には足踏みペダル９の踏込み量に対応した速度で運
転され、また縫製物の方向を変えたり、縫い残しを見る
ために縫製途中で停止させる場合には、足踏みペダル９
を中立点に戻すことにより、電動機３に供給される出力
周波数の低下とともに低速運転となり、検出器１０から
の針位置の下死点を示す出力により電磁ブレーキが作動
され、ミシン針は下死点近傍で停止する。一方、縫製物
が縫い終わり、縫製物の取り出し、又は交換等のために
停止させる場合には、足踏みペダル９を中立点から踏込
み方向と逆方向にけり返すことによりペダル検知回路８
（糸切り設定器）から制御回路６に低速指令が出力され
て電動機３が低速運転されるとともに電磁ソレノイド４
が作動さ　−れ、この電磁ソレノイド４により糸切り装
置２が駆動されて糸切りが行なわれる。そして、検出器
１０からの針位置の上死点を示す出力により電磁ブレー
キが作動され、ミシン針は上死点近傍で停止する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来装置は上述したように、糸切り時等の停止時にはイ
ンバータ５の出力周波数を低くして電動機３を低速運転
することにより、検出器１０からの針位置にもとづき電
磁ブレーキを作動させミシン針を上死点あるいは下死点
近傍で停止することができるようにしている。ところで
、ミシン装置においては、特に糸切り時に縫製物の取り
出し、又は交換等を行なうため、ミシン針を精度良（上
死点に停止させる必要がある。しかしながら、上記従来
装置にあっては、糸切り装置２が電磁ソレノイド４によ
り駆動され、電動機３には糸切り時はとんど負荷トルク
がかからないにもかかわらず、通常運転時と同様なＶ／
ｆパターン（第４図参照）で低速運転されるため、余分
な出力トルクが得られ電磁ブレーキを作動しても速やか
に上死点で止まらず良好な停止精度が得られないという
問題点があった。

本発明は係る問題点を解決するためになされたもので、
糸切り時にミノン針の停止精度のよいミシン装置を得る
ことを目的とするものである。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本発明に係るミシン装置は、糸切り設定器の出力を検出
して制御手段を制御することにより電動機のトルクを小
さくするトルク抑制手段を備えたものである。

〔作用〕

本発明においては、糸切り設定器からの出力でトルク抑
制手段が作動して電動機の制御手段を制御することによ
り、電動機の出力トルクが小さくなる。

〔実施例〕

以下、本発明を第１図及び第２図に示す実施例にもとづ
き説明する。なお、前記従来例と同−又は相当部分には
同一符号を用い、その説明は省略する。第１図において
、１１は本発明により備えられたトルク抑制手段として
の電圧調節器であり、この電圧調節器１１は電磁ソレノ
イド４を作動させるペダル検知回路（糸切り設定器）８
からの出力により作動して制御回路６を制御し、インバ
ータ５の出力電圧を予め設定されたＶ／ｆパターンより
一定量低くするように構成されている。

このように構成することにより、インバータ５からの電
圧・周波数出力は、第２図に示すように通常運転時には
従来同様のＶ／ｆパターンＩで出力され、糸切り時には
上記Ｖ／ｆパターン■よりも一定量電圧低めのＶ／ｒパ
ターン■で出力される。ここで、電動機３の出力トルク
は供給される電圧の２乗に比例する関係にあるので、糸
切り時における電動機３の出力トルクは通常運転時に較
べて電圧低下に見合った分小さくなる。従って、検知器
１０からの針位置の上死点を示す出力にもとづき制御回
路６により電磁ブレーキが作動されることにより、電動
機３は速やかに停止することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、糸切り時に電動機
の出力トルクを小さくするトルク抑制手段を備えたので
、ミシン針を糸切り時、上死点に精度よく停止できるミ
シン装置が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるミシン装置の一実施例を示すブロ
ック図、第２図は上記実施例におけるインバータ出力の
Ｖ／ｆパターンを示す図、第３図は従来のミシン装置の
一例を示すブロック図、第４図は上記従来例におけるイ
ンバータ出力のＶ／ｆパターンを示す図である。 ■・・・ミシン針駆動装置、２・・・糸切り装装置、３
・・・電動機、４・・・駆動源、７・・・制御手段、８
・・・糸切り設定器、９・・・足踏みペダル、１１・・
・トルク抑制手段。 なお、図中同一または相当部分には同一符号を用いてい
る。 代理人　　大　　岩　　増　　雄（はが２名）９ｆ兵ミ
躊λへ曇、タンレ １１−宅反酸昧枳３ ＄２図 喝− 第４図 會

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ミシン針駆動装置を駆動する電動機と、上記ミシ
   ン針の動作を停止するブレーキ手段と、糸切り装置と、
   糸切り設定器の出力にもとづき上記糸切り装置を駆動す
   る駆動源と、上記電動機を制御する制御手段とを備えた
   ミシン装置において、上記糸切り設定器の出力を検出し
   て上記制御手段を制御することにより上記電動機のトル
   クを小さくするトルク抑制手段を備えたことを特徴とす
   るミシン装置。
2. （２）糸切り設定器は、ミシン針速度設定用の足踏みペ
   ダルに連動して成ることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のミシン装置。