JPS61118463A - 積層板製造用エポキシ樹脂ワニス - Google Patents

積層板製造用エポキシ樹脂ワニス

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Publication number
JPS61118463A
JPS61118463A JP23992284A JP23992284A JPS61118463A JP S61118463 A JPS61118463 A JP S61118463A JP 23992284 A JP23992284 A JP 23992284A JP 23992284 A JP23992284 A JP 23992284A JP S61118463 A JPS61118463 A JP S61118463A
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JP
Japan
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epoxy resin
varnish
acid
curing
organic acid
Prior art date
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Application number
JP23992284A
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English (en)
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JPH0238122B2 (ja
Inventor
Tetsuo Chinzei
鎮西 哲雄
Hiroshi Ogawa
浩史 小川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、プリント配線板の基板となる積層板を!lt
造するにあたつでプリプレグを1111!するためのエ
ポキシ樹脂ワニスに関するものである。
[背景技術1 エポキシ樹脂系積層板を製造するにあたりては、まずエ
ポキシU)脂や硬化剤その他種化促進Mなどを有W1f
I#削に溶解してエポキシ樹脂ワニスを調製し、そして
このエポキシ樹脂ワニスを紙やガラス繊維布などの基材
に含浸させ、これを乾燥してプリプレグを調製する1次
ぎにこの複数枚のプリプレグをtRMなとの金属箔とと
もに重ねてこれを1岨とし、さらにこれの多数坦みを多
段に積み重ね、モして熱圧装置でこれを加熱加圧によろ
積層成形することによっておこなわれる。
ここで、エポキシ樹脂ワニス(二あってはその保存安定
性が望まれているところであるが、保存安定性は一般的
に)ニス中の硬化剤やさらには硬化促進剤の配合量に主
として依存する。すなわち保存安定性を向上させろには
硬化剤やさらには硬化促進剤の配合量を低減すればよい
ことになる。しかしこのように硬化剤や硬化促進剤の配
合量を低減すると、積層成形時のエポキシ樹脂の硬化特
性が低下し、成形サイクルが長くなって成形性が悪くな
ると共に、エポキシ樹脂の反応性が低下するために8[
M板の耐熱性が低下することになる。これら成形性や耐
熱性は硬化剤さらには硬化促進剤の増量によって向上さ
れるのは勿論であり、従ってエポキシ耐脂ワニスの保存
安定性と成形性及び耐熱性とは相反する特性といえるも
のである。従ってエポキシ樹脂ワニスの保存安定性を向
上させ、同時に積層成形時の成形性や積層板の耐熱性を
向上させることは極めて困難である。
[発明の目的] 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、ワニ
スの保存安定性を向上させ、同時に積層成形時の成形性
や積層板の耐熱性を向上させることので終る積層板lI
R用エポキシ樹脂フェワニ提供することを目的とするも
のである。
[発明の開示1 しかして本発明に係る積層板贅造用エポキシ樹脂ワニス
にあっては、ワニスに有機酸を添加して配合するように
したことを特徴とするものであり、以下本発明を詳述す
る。
本発明においてエポキシ樹脂としてはビス7ヱノール八
〇エピクロルヒドリン系エポキシ樹脂、/ボラック型エ
ポキシ樹脂など一般に積層板において使用されるものを
用いることができる。また硬化剤としては主としてアミ
ン系硬化剤を用いるもので、例えばノシ7ンノ7ミド、
ノエチレントリアミン、)7ミ7ノフエニルメタンなど
を使用することができる。さらに必要に応じて用いる硬
化促進剤としては2エチル4メチルイミグゾールなどの
ようなイミグゾール順を使用することができる。  ゛ これらエポキシ樹脂、硬化剤及1必要に応じて硬化促進
剤を7七トン、メチルエチルケトン、ジノチルホルムア
ミドなどの溶剤に溶解してエポキシ樹脂ワニスが調製さ
れるが、このとb本発明にありでは有機酸を添加して配
合する。有meとしては酢酸、オレイン酸、マレイン酸
などが用いられ、酸無水物でないものが゛望ましい、そ
して待に積層成形の際の加熱温度、例えば120〜13
0℃程度以下の温度条件下でのみ安定しているものがよ
い、すなわち120〜130℃以上の温度条件下では分
解されたり気化飛散されたりあるいは酸としての効力が
低下乃至消滅され、系に対して酸としての作用が及ぼさ
れないようになる有W1酸であることが望ましい、また
有機酸の配合量はワニスの溶剤成分以外の成分の0.0
01〜0.1重1%程度が望ましい、o、ooi重量%
未満であると有機酸の配合による効果が朋待できず、ま
た0、1重量%を超えろと有**によって硬化剤の作用
が着しく減じられ、積層成形の際の成形性や積層板の耐
熱性が低下する傾向がある。
しかしてエポキシ樹脂、硬化剤、硬化促進剤及び有機酸
を溶解することによって調製したエポキシ樹脂ワニスに
あっては、有機酸によって硬化剤のアルカリ度が低下さ
れて硬化剤の硬化性能が低下し、従って硬化剤の配合量
が多くても保存時にエポキシ樹脂の硬化が進行すること
を抑制することができることになり、保存安定性を向上
させることができる。ここで、有機酸の代わりに塩酸な
どの無機酸を用いることも考えられるが、例えば塩酸の
場合、塩素がイオンとして遊離して積層板の絶縁抵抗性
を低下させたりするなどの問題を有し、さらにJ!!1
lfi酸は高温においても酸としての効力を有すること
が多いために実用的ではない。
そしてこのように調製したエポキシ樹脂ワニスを〃ラス
繊維布、紙などの基材に含浸させ、これを加熱して乾燥
することによりBステージのプリプレグを調製する1次
ぎにこのプリプレグを複数枚重ねると共にさらにその外
側に銅箔などの金属箔を重ね、これを1組として多数組
みを多段に積載し、熱圧装置の熱盤間にセットして常法
に従い加熱加圧による積層成形をおこない、金属箔張り
積層板を得るものであろ、この積層成形において、プリ
プレグは多段に積載されているために加熱の初期におい
ては熱盤に近いプリプレグと熱盤から遠いプリプレグと
では加熱のスピードが異なり、所定の温度に達するまで
の時間がそれぞれ異なることになるが、このまだ高(な
い温度域では有機酸の効力によって硬化剤の硬化性能が
抑制されているため、エポキシ樹脂には硬化反応が進行
せず各プリプレグにおいてエポキシ樹脂の硬化度にばら
つきが生じることが防止される。またエポキシ樹脂はま
ず溶融されてこの後硬化して固化することになるが、基
材における樹脂の分布が均一になるには溶融粘度が低く
かつ溶融時間が長いことが望ましいところ、エポキシ樹
脂の溶融の温度域では有機酸の効力で硬化剤の硬化性能
が抑制されていて、エポキシ樹脂の溶融粘度を低(Jl
持できると共に溶融時間を長く維持できることになる。
そして各プリプレグがそれぞれ所定の温度にまで昇温さ
れエポキシ樹脂が硬化される温度にまで上昇すると、こ
の111i温域では有機酸は分解されたり気化飛散され
たりあるいは酸としての効力が低下乃至消滅され、系に
対して酸としての作用をなさない状態にあろため、硬化
Mの硬化性能が良好に発揮されてエポキシ樹脂は急速に
硬化される。待に有機酸によりでエポキシ街脂ワニスの
保存安定性が向上されており硬化剤は多量に配合するこ
とが可能になっているため、多量の硬化剤の作用で硬化
反応が迅速に進行し、成形のサイクルを短くして成形性
を向上させることがで終るものであり、またエポキシ樹
脂の硬化が完全になされて積層板の耐熱性が向上される
ことになる。
次ぎに本発明を実施例及び比較例によって例証する。
エポキシ樹脂としてシェル化学社製E9−1045を、
硬化剤としてノシ7ンゾ7ミドを、硬化促進剤として2
エチル4メチルイミグゾールをそれぞれ用い、さらに有
機酸としてオレイン酸、酢酸、マレイン酸を用い、#1
1表の配合量でこれらをメチルエチルケトンに溶解する
ことによってエポキシ樹脂ワニスを調製した(比較例で
は有機酸は配合せず)。
このようにして得たエポキシ餠脂ワニ大の保存安定性を
評価するためにワニスのデルタイムを測定した。測定は
160℃の熱板にワニスを流し、ワニスがゲル化するに
要する時間を計測することによっておこなった。結果を
#I2表に示す。
また上記のようにしで得たエポキシ樹脂ワニスをf?ス
繊維布に含浸して加熱乾燥することによってプリプレグ
を作成し、このプリプレグを8枚重ねさらにその上下に
銅箔を重ね、50Kg/e曽2.170℃、30分の条
件で加熱加圧による積層成形をおこなって銅張りプラス
エポキシ積層板を得た。
このようにして得た積層板の耐熱性を評価するために、
積層板を第2表に示す時間煮沸処理し、さらに溶融半田
浴に20秒間ディップして試験をおこなった。結果を第
2表に示す、また成形性を測定するために上記ワニスを
所定ノ(ターンのキャビティーで成形をおこな−1、充
填性や硬化時間を総合評価することにより成形性を評価
した、結果第 1 表(重量部) 第 2 表 第2表の結果、有機酸を配合した実施例1〜4のエポキ
シ樹脂ワニスはデルタイムを長くすることができると共
に経時におけるデルタイムの短縮も抑えることができ、
有lfi酸を配合しない比較例のものよりも保存安定性
が着しく向上していることが確認される。また成形性や
耐熱性についても実施例1〜4のものは比較例のものよ
り向上している二とが確認される。
[発明の効果J 上述のように本発明にあっては、エポキシ樹脂及び硬化
剤が配合されたワニスに有機酸が添加配合しであるので
、有機酸によって硬化剤の硬化性能を低下させることが
でき、硬化剤の配合量が多くても保存時にエポキシ樹脂
の硬化の進行を抑制できて保存安定性を向上させること
ができるものであり、しかもエポキシ樹脂が硬化される
高温域では有8!酸は分解されたり気化飛散されたりあ
るいは酸としての効力が低下乃至消滅され、系に対して
酸としての作用をなさない状態になりで硬化反応が迅速
に進行し、成形のサイクルを短くして成形性を向上させ
ることができるものであり、またエポキシ樹脂の硬化が
完全になされて積層板の耐熱性が向上されることになる
ものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ樹脂及び硬化剤が配合されたワニスであ
    って、このワニスには有機酸が添加配合されて成ること
    を特徴とする積層板製造用エポキシ樹脂ワニス。
  2. (2)硬化剤はアミン系硬化剤であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の積層板製造用エポキシ樹脂
    ワニス。
JP23992284A 1984-11-14 1984-11-14 積層板製造用エポキシ樹脂ワニス Granted JPS61118463A (ja)

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JP23992284A JPS61118463A (ja) 1984-11-14 1984-11-14 積層板製造用エポキシ樹脂ワニス

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JP23992284A JPS61118463A (ja) 1984-11-14 1984-11-14 積層板製造用エポキシ樹脂ワニス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61118463A true JPS61118463A (ja) 1986-06-05
JPH0238122B2 JPH0238122B2 (ja) 1990-08-29

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01201339A (ja) * 1987-12-15 1989-08-14 Ciba Geigy Ag 積層品の製造方法
JP2002161191A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd 難燃性樹脂組成物、これを用いたプリプレグ及び積層板

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JPS5761020A (en) * 1980-09-30 1982-04-13 Ube Ind Ltd Curing agent for epoxy resin

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JPH0238122B2 (ja) 1990-08-29

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