JPS61112782A - 固形物含有流体の吸引・排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、土砂等を含有する水等の固形物含有流体又は
気液混合流体を吸引・排出することができる装置に関す
る。

〔従来の技術〕

従来、上記を目的とした装置は、吸引力を発生するため
の真空発生装置のほかに土砂含有泥水等の流体排出用の
排出装置とからなる。そして、作業に際しては、真空発
生装置憾よって負圧を発生し、同負圧によって貯蔵タン
ク内に流入し、同貯蔵タンクからさらに流体を外部に排
出装置によって排出している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記装置構成は真空発生装置と排出装置を別個
に必要とし、設備費が高価なものとなっていた。

本発明は、実賞的に真空発生装置に流体吸引機能のみな
らず流体排出機能も保有させることによって、装置構成
を簡単にし、安価に製作することができろ固形物含有流
体の吸引・排出装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため、本発明では、吸引・排出装
置を、固形物含有の吸込口と送出口を有する水封式真空
ポンプに、流入口と排出口を有する密閉タンクを並設し
、送出口と流入口を連１管によって連結し、かつ密閉タ
ンクと水封式真空ポンプとを呼び水還流管によって連結
した構成としている。

なお、ここで水封式真空ポンプとは、エルモ式やナッシ
ェ式の水封式真空ポンプのみならず、水封式ルーツポン
プ、水封式遠心ポンプや水封式回転ポンプを含むもので
ある。

〔実施例〕

以下、添付図に示す実施例に基づいて、上記問題点を解
決するための手段を具体的に説明する。

第１図に示す第１実施例において、ｌは水封式真空ポン
プであり、同真空ポンプ１は、吸込口２と送出口３とを
有するケーシング４内に、周縁に羽根５を取りつけた羽
根車６を偏心位置にて回転自在に配設した構成を有して
いる。また、吸込口２は土砂等を含有する泥水吸引管８
と連絡している。

なお、泥水吸引管８には、粗い土砂粒を排除し、水封式
真空ポンプ１の故障を防止するため、ストレーナを取り
つけることもできる。

また、ＩＯは水封式真空ポンプｌに並設した密閉タンク
であり、同タンクｌＯはその側面に流入口１１と流出口
１２を有しており１、流入口１１は連通管１３によって
、水封式真空ポンプ１の送出口３と連通連結している。

さらに、１４は密閉タンク１０の下部と水封式真空ポン
プ１を連結する呼び水還流管であり、密閉タンクｌＯ内
に流入した泥水の一部を水封式真空ポンプ１のケーシン
グ４内に還流するものである。

ついで、上記構成を育する吸引・排出装置による泥水の
処理作業について説明する。

まず、水封式真空ポンプ１を駆動すると、羽根車６の回
転とともに密閉タンク１０内の泥水の一部が水封式真空
ポンプ１のケーシング４内に呼び水還流管１４を通して
還流し、同時に泥水吸引管８を通して泥水と気体の混合
体を水封式真空ボンは連通管１３を通して密閉タンク１
０内に流入し、その後、流出口１２より外部に排出され
る。

このように、本発明では、実質的に水封式真空ポンプ１
のみによって、泥水を効果的に吸引・排出することがで
きる。

なお、第１図において、連通管１３は密閉タンクｌＯ内
に伸延させ下方に屈曲する屈曲部１５を形成するととも
に、同屈曲部１５の開口端を密閉タンクｌＯの底面に対
向させている。かかる構成によって、泥水中の土砂が同
底面に堆積するのを効果的に防止することができる。

また、第２図から第１０図に他の実施例を示す。

第２図に示す第２実施例は、密閉タンク１０の流出口１
２を、一端を密閉タンク１０内に伸延した屈曲管２０の
他端に形成したことを特徴とするものであり、密閉タン
ク１０の底面に吐出された撹拌泥水を効果的に排出する
ことができる。

第３図に示す第３実施例は、第２図における屈曲管２０
と同様な構成の屈曲管３０の上部屈曲部にも開口３１を
設け、密閉タンク１０の上部及び下部の両方から泥水を
取り込み、排出することができるようにしたものである
。

第４図に示す第４実施例は、第１図から第３図に示す屈
曲部１５や屈曲管３０を無くしたことを特徴とするもの
である。

さらに、第５図から第７図に示す第５実施例は、水封式
真空ポンプ１に、そのケーシング４と同様な形状を有す
るサイドカバー４０を隔壁４０ａを介して隣接し、同サ
イドカバー４０を隔壁４１によって吸込室４２と送出室
４３とに区画し、吸込室４２に吸込口４２Ｍを設けると
ともにケーシング４内部と連絡する吸込ボート４４を隔
壁４０ａに設け、一方、送出室４３に送出口４５を設け
るとともに、ケーシング４内部と連絡する吐出ポート４
６を隔壁４０ａに設け、さらに、密閉タンク４７を呼び
水還流管４８によって、吸込室４２と連通連結したこと
を特徴とする。なお、４９は流出口、５０は連通管であ
る。

かかる構成によって、水封式真空ポンプ１の吸引・排出
作用をさらに向上することができる。

また、第８図から第１Ｏ図に示す第６実施例は、密閉タ
ンクｌＯ内にストレーナ６０を設け、呼び水中への固形
物の流入を防止することができるようにしたものである
。即ち、第８図は、密閉タンクｌＯ内に水平板状のスト
レーナ６０を取付けた場合であり、第９図は呼び水還流
管１４の密閉りツク１０側開口にストレーナ６０を設け
た場合であり、第１０図は円筒状の密閉タンクＩＯ内に
同心円的に円筒状のストレーナ６０を配設した場合であ
る。

〔発明の効果〕

以上述べて来た如く、本発明では、実質的に水封式真空
ポンプのみで土砂を含有する泥水等の固形吻合を流体を
効果的に吸引・排出でき、設備費を安価にすることがで
きるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例にかかる吸引・排出装置
の断面正面図、第２図は第２実施例にかかる吸引・排出
装置の断面正面図、第３図は第３実施例にかかる吸引・
排出装置の断面正面図、第４図は第４実施例にかかる吸
引・排出装置の断面正面図、第５図は第５実施例にかか
る吸引・排出装置の断面側面図、第６図及び第７図は第
５図■−１線及びＩＩ−ＩＩ線による断面図、第８図か
ら第−ｌＯ図は第６実施例の断面正面図である。 図中、 ｌ：水封式真空ポンプ ２：吸込口 ３：送出口 ４：ケーシング ８：泥水吸引管 ｌＯ：密閉タンク １１：流入口 １２Ｘ流出口 １３：連通管 １４：呼び水還流管 １５：屈曲部 ２０：屈曲管 ４０：サイドカバー ４４；吸込ボート ４６：吐出ボート ４７　密閉タンク ４８　呼び水還流管 ４９　流出口 ５０　連通管 ６０　ストレーナ 第１図 第２図 第３図 第５図　　　　第６図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、吸込口と送出口を有する水封式真空ポンプに、流入
   口と排出口とを有する密閉タンクを並設し、送出口と流
   入口を連通管によって連結し、かつ密閉タンクと水封式
   真空ポンプを呼び水還流管によって連結したことを特徴
   とする固形物含有流体の吸引・排出装置。