JPS61111592A - 発光素子および発光素子を組み込んだ光電子装置 - Google Patents

発光素子および発光素子を組み込んだ光電子装置

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JPS61111592A
JPS61111592A JP15295984A JP15295984A JPS61111592A JP S61111592 A JPS61111592 A JP S61111592A JP 15295984 A JP15295984 A JP 15295984A JP 15295984 A JP15295984 A JP 15295984A JP S61111592 A JPS61111592 A JP S61111592A
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JP
Japan
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light emitting
light
layer
laser
island
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JP15295984A
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Uichiro Kobayashi
小林 宇一郎
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は発光素子、すなわち、複数の共振器端からそれ
ぞれレーザ光を出射(発光)する半導体レーザ素子、ま
たはこのような半導体レーザ素子部を有する集積化光デ
バイス(OEIC素子)等の発光素子およびこれらの発
光素子を組み込んだ光電子装置に関する。
〔背景技術〕
元ファイバ通信における多重伝送の一つとして、波長分
割多重伝送が知られている。波長分割多重伝送について
は、たとえば、光通信ハンドブック。
1982年9月1日発行、491〜497頁における5
尾による”d、波長分割多重伝送”なる論文において論
じられている。
ところで、波長分割多重伝送の基本構成は、同文献にも
記載されているが、複数の情報を一本の元ファイバによ
って送信側から受信側に伝送するシステムであって、各
情報は相互に波長が異なる複数の見好素子より発光され
た元情報として伝送される。このため、送信側では、送
信器が複数段けられ、各送信器によって制御される発光
源から光信号がそれぞれ接続用の元ファイバを介して伝
送用のメイン光ファイバに送り込まれる。この際、発光
源に接続された元ファイバはそれぞれ光分波器に接続さ
れ、メイン光ファイバに光学的に接続される。また、受
信側ではメイン光ファイバに分光波器が接続され、この
光分波器では元信号は各波長ごとに分波される。光分波
器で分波された元信号は光分波器から延在する複数の元
ファイバを通って各受信器に接続されている受光素子に
送られる。光信号は受光素子によって電気信号に変換さ
れ、受光素子に接続されている受信器に送られ、情報が
伝達される。
ところで、前記送信システムは、各発光源とメイン光フ
ァイバとの光学的接続は、光分波器および光分波器と発
光源とを接続する光ファイバとが使用されているため、
光学的接続箇所が多く、光の損失低減を妨げていること
がわかった。また、前記光学的接続は慎重であること、
および構成部品数が多いこと等によるコスト低減を妨げ
ていることがわかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は単一チップから複数の光を発光する発光
素子およびこのような発光素子を組み込んだ光電子装置
を提供することにある。
本発明の他の目的は単一のチップから波長の異なる複数
の元を発光する発光素子およびこのよ5な発光素子を組
み込んだ光電子装置を提供することにある。
本発明の他の目的は光学的損失が少ない送信用光電子装
置を提供することにある。
本発明の他の目的は製造コストの低減が達成できる送信
用光電子装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
〔発明の概要〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明の送信用光電子装置は、単一のレーザ
チップからそれぞれ波長の異なるレーザ元を同一方向に
発光するとともに、発光された複数のレーザ元は一本の
元ファイバ内に取り込まれるようになっていることから
、光学的接続は元ファイバとレーザチップとの一回の接
続となって従来よりも少なくなるため、光学的損失の低
減が達成でき、波長分割多重伝送システムの性能向上が
達成できる。また、光学的接続回数が少ないこと、従来
必要とした光分波器および接続用元ファイバは不用とな
り、部品点数が少なくなること、によって光電子装置の
製造コスト低減が達成できる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例による波長分割多重伝送シス
テムにおける元通信用送信装置(光電子装置)を示す要
部斜視図、第2図は同じく送信装置に組み込まれる半導
体レーザ素子(レーザテップ)の製造工程を示すフロー
チャート、第3図〜第8図は同じくレーザチップの製造
状態を示す図であって、第3図は化合物半導体板(ウエ
ノ1)の要部を示す断面図、第4図はウエノ・に第1の
コンタクト用拡散層を形成した状態を示す要部断面図、
第5図はウェハに第2のコンタクト用拡散層を形成した
状態を示す要部断面図、第6図はウエノ1に第1のアイ
ソレーション用エツチングを施した状態を示す要部断面
図、第7図はウェハに第2のアイソレーション用エツチ
ングを施した状態を示す要部断面図、第8図はウェハに
電極を形成した状態を示す要部断面図、第9図は同じく
レーザチップの断面図である。
この実施例における波長分割多重伝送システム用の光通
信用送信装置(光電子装置)は、概念的には、第1図に
示されるような構造となって℃・る。
すなわち、元通信用送信装置はパッケージ1内の基板2
の上面に発光素子(レーザチップ)3を有している。こ
のレーザチップ3は、後に詳細に説明するが、レーザチ
ップ3の同一面の数十μmと近接した位置から、それぞ
れ相互に異なる波長のレーザ光4を同一方向に発光する
ようになって℃・る。これらのレーザ光4は前記パッケ
ージ1を貫通して延在する伝送用の光ファイバ5の内端
に進み、元ファイバ5内に取り込まれるよプになってい
る。前記元ファイバ5は、図示はしないがたとえば、パ
ッケージ1にファイバガイド等の部品を介して固定され
る。また、元ファイバ5は必要ならば基板2に直接ある
いは支持部材を介して固定される。元ファイバ5のコア
径は50μmあるいはそれ以上となり、レーザチップ3
の相互に離れた位置から発光されるレーザ光4を正確か
つ確実に一’JQ7アイバ5内に取り込めるようになっ
てし・る。
なお、図示しないが、前記基板2には、一般の送信器と
同様に、前記レーザチップ3を始め基板2に実装される
他の電子部品(チップ等を含む)を制御する制御部品等
が組み込まれている。また、前記レーザチップ3におゆ
る電極6は総てレーザチップ3の主面(上面)に設けら
れている。そして、これら電極6はワイヤ7によって図
示しない配線層等に電気的に接続されている。
つぎに、レーザチップの製造について、第2図のフロー
チャートおよび第3図〜第8図の断面図を用いて説明す
る。
レーザチップは第2図に示されるように、多層ダブルヘ
テロ形成工程、コンタクト用拡散層形成工程、アイラン
ド形成のためのアイソレージコン用エツチング工程、電
極形成工程、裏面エソチング工程、チップ化工程な頴次
経て製造される。レーザチップの製造に際して、最初に
第3図に示すような化合物半導体の基板8が用意される
。この基板8は400μm程波の厚さの絶縁性のG a
 A sかもなっている。この基板8はチップにされる
前の状態では大径で薄いことから、この基板8そのもの
あるいはこの基板8の主面に形成された複数の化合物半
導体層等をも含めて一般にウェハ9と呼ばれている。
そこでこのウェハ9(基板8)の主面に順次液相エピタ
キシャル法又は有機金属を用いた化学気相成長法(MO
CVD)によってGaAA!As系の化合物半導体層が
形成される。この結果、前記基板8の上面には第4n形
クラツド層10.第1活性層11.第1p形クラツド層
12.第2n形クラッド層13.第2活性層14.第2
p形クラツド層15.キャンプ層16が順次積層形成さ
れる。
前記各層において、キャップ層16はn形のG a A
 sからなり、第2活性層14はG a A sからな
っているが、他の層はGaAAAsからなっている。
また、Ga、〜A’As層各層におけるAlの混晶比X
(Ga1−xAlxAsにおけるX)は、第1n形クラ
ツド層10.第1p形クラッド層12.第2n形クラツ
ド層13.第2p形クラスト層15の場合は0.37、
第1活性層11は0.05となっている。
また、前記第1活性層11および第2活性眉14はレー
ザ発振するように、0.05μm〜0.1μmと極めて
薄くたつ[U・る。また、他の各層は1〜2μm程度の
厚さとなって(・る。この結果、化合物半導体層は3層
−組のダブルヘテロ接合部17が2組積層状態で形成さ
れた構造となり、下層のダブルヘテロ接合部17の第1
活性層11からは、830nmのレーザ光が発光され、
上層のダブルヘテロ接合部17の第2活性層14からは
、870nmのレーザ光が発光されるように形成されて
いる。
つぎに、このウェハ9にはコンタクト用拡散層形成工程
が施される。コンタクト用拡散層形成工程は第4図およ
び第5図で示されるように2工程となっている。すなわ
ち、ウェハ9の主面には常用のホトリングラフィによっ
てSiQ、等からなる?、縁性のマスク18が部分的に
形成される。そして、ウェハ9の工面からイオン打ち込
みおよびそれに続くアニーリングによって亜鉛拡散層か
らなるコンタクト用拡散層19が形成される。このコン
タクト用拡散層19は点々が施された領域であり・、第
1p形クラツド層12に到達するように形成され、下層
のダブルヘテロ接合部17におする第1活性層11を発
光させるための電極コンタクト用拡散層となる。また、
ウェハ9は前記マスク18が除去された後、再びその主
面に常用のホトリソグラフィによって8101等からな
る絶縁性のマスク20が形成される。そして、ウェハ9
の工面から亜鉛が拡散され亜鉛拡散層からなるコンタク
ト用拡散層21が形成される。このコンタクト用拡散層
21は第4図および第5図では前記コンタクト用拡散層
19と同様に、点々が施された領域であり、第2p形ク
ラツド層15に到達するように形成され、上層のダブル
ヘテロm合i17における第2活性層14を発光させる
ための電極コンタクト用拡散層となる。その後、前記マ
スク20は除去される。この実施例では、波長の異なる
二つのレーザ光が発光される構造となることから、コン
タクト用拡散層形成は2回行われる。また、両コンタク
ト用拡散層19.21の間隔は数十μmとなって〜・る
。これは、第1活性層11および第2活性層14におけ
る発光部の間隔が数十μmであることを意味する。
つぎに、上下のダブルヘテロ接合部17における第2活
性層14.第1活性層11が独立して発光するようにす
るために、アイランド形成のための所定半導体層のアイ
ソレーションおよび電極引き出しのために、アイソレー
ション用エツチング工程がウェハ9に施される。アイソ
レーション用エツチング工程は第6図および第7図に示
されるように、2工程に渡って行われる。すなわち、ウ
ェハ9の主面には常用のホトリソグラフィによってSi
n、等からなる絶縁性のマスク22が部分的に形成され
、エツチングが行われる。エツチングは、上層のダブル
ヘテロ接合部17における第2n形クラツド層13の引
き出しt極形成のために、第2n形クラツドN13を露
出させるべく行われることから、第2n形クラツド層1
3の途中深さに達するように行われる。この際、コンタ
クト用拡散層19およびコンタクト用拡散層21との間
の領域もストライプ状の溝23として形成される。
この溝23はコンタクト用拡散層19によって発光する
ための第1活性層11におけるダブルヘテロ接合部と、
コンタクト用拡散層21によって発光する第2活性層1
4におけるダブルヘテロ接合部とを、電気的に分断する
ために行われる。しかし、この段階ではまだ第1活性層
11の分断はなされていない。そこで、再びウェハ9の
工面にマスク24を設けるとともに、エツチングを行う
このエツチング処理にあっては、前記溝23はさらに深
くエツチングされ、第1活性層11を通り越して第1n
形クラツド層10にまで達する。また、前記エツチング
処理によって露出した第2n形クラツド層露出面25は
部分的にマスク24によって被われている。したがって
、マスク24によって被われない第2n形クラツド層露
出面25部分はエツチングされる。この第2回目のエツ
チング処理は、第1活性層11をコンタクト用拡散層1
9の存在する領域とコンタクト用拡散層21が存在する
領域との間で分断することと、第1活性層11における
ダブルヘテロ接合部の発光のための引き出し電極を形成
する平坦領域を形成する目的で行われるため、エツチン
グは第1n形クラツド層10の途中深さまで行われる。
この処理によって、第1n形クラツド層露出面26が形
成される。なお、マスク24は除去される。
つぎに、第8図で示すように、ウェハ9はその主面に電
極6が常用のリフトオフ法によって形成される。すなわ
ち、電極6が形成される領域を除くウェハ9の主面領域
にはホトレジスト(図示せず)が被着され、その後、電
極形成物質が蒸着され、蒸着後ホトレジストが除去され
る。これによって、化合物半導体層に接触する1!極形
成物質はそのまま残留するが、ホトレジストに載った電
極形成物質はホトレジストの離脱とともに除去され、第
8図に示されるように、電極6が形成される。
電極は、たとえば、下層がCr、上層がAuとなってい
る。また、電極6はより詳細に説明すると、コンタクト
用拡散層19が設けられたキャップ層16の上面の電極
6は、第1活性層11を発光きせるための第1アノード
電極27となり、第1活性層11のための第2カソード
電極28は第1n形クラツド層露出面26に設ゆられた
i極6であ′ る。また、第2活性114のための第2
7ノード電極29は、コンタクト用拡散層21を有する
キャップ層16の上面に設けられた電極6であり、第2
活性層14のための第2カソード電極30は第2n形ク
ラツド層露出面25に設ゆられた電極6である。
つぎに、第8図で示すように、ウェハ9の裏面はエツチ
ングされ、基板8の厚さは、たとえば、100μm程度
となる。その後、このウェハ9は骨間およびスクライプ
が施され、第9図に示されるような縦横数100μmの
大きさのレーザチップ3になる。なお、ウェハ9のチッ
プ化工程前に、ウェハ9の裏面に導体層を投げておけば
、この導体層をレーザチップ3の搭載のために利用する
ことができる。
実装方法としては、前述のようにワイヤを使用するもの
とワイヤを使用しないものとが考えられる。
第10図は、ワイヤを使用せずに実装する場合の断面図
を示す。
同図に示されるように、レーザチップ3の各々の電黴6
が段差を有する基板2a上の配線36に接続される。
この方法で注目すべきは、レーザチップ3の電極6が全
て一方向に取り出され℃いるため、膜歪を有する基板2
a上の配線に1度のボンディング作業で接続できるとい
うことである。これによりボンディング作業工程及び作
業時間の短縮、製品コストの低減が可能となる。
第11図〜第15図は、本発明の他の実施例を示す図で
ある。
第11図に示されるように、第20形クラツド層露出f
及び第1クラッド層露出面26をレーザチップ30手前
から奥の方向に階段状に設ければ、前記実施例のように
奥方向全域に亘ってそれぞれ第2n形クラツド層露出面
25および第10形クラツド層露出面26を別々に設げ
る構造に比較して、レーザチップ3の暢を狭くすること
ができる。
すなわち、同一面積のウェハに効率良く多数のチップを
形成することができ、製造歩留りの向上。
製品コストの低減が可能となる。
第12図で示される実施例は、下層のダブルヘテロ接合
部エフを構成する上部のクラッド層と上層のダブルヘテ
ロ接合部17を構成する下部のクラッド層とを共用した
例であって、共用クラッド庖31を有する構造から、基
板8の主面側に設ける化合物半導体層を一つ少なくする
ことができることより、製造工程の筒略化が図れるとい
う効果が得られる。この実施例では、p形層にn形のコ
ンタクト用拡散層を形成することは形成し難(・ことか
ら、基板8の主面にはp形の第1p形クラツド層32を
形成し、その上には順次、第1活性層11、n形の共用
クラッド層31.第2活性層14、p形の第2p形クラ
ツド層15.n形のキャップ層16を形成したウェハ9
を用いて、レーザチップ3は製造される。また、第1活
性NJ11を発光させるための−1の電極6は、共用ク
ラッド層31が露出されて形成された共用クラッド層露
出面33に設けられている。n形層は電極6との間のオ
ーミックコンタクト性が良好であることから、コンタク
ト用拡散層は設けられていない。
また、この実施例では、第1n形クラツド層10は溝2
3によって完全にアイソレートされていることから、第
1活性層11用の他方の電極6は第1活性層11に接触
している第1n形クラツド層10の露出面34に設けら
れている。
第13図で示される実施例は、レーザ元4がレーザチッ
プ3の平面四方向に出射される例を示すものである。こ
の実施例では、背の高いアイランド(図では右側のアイ
ランド)における第2活性層14から発光されるレーザ
元4が、左側のアイランドによって遮られることのない
ように、左側のア・イランドにあっては第1活性層11
の発光に関係ない半導体層はエツチング除去されている
また、電極6は必要に応じて相応しく・部分に形成され
ている。さらに、石側のアイランドにおけるレーザ光出
射面にあっては、レーザチップ3の周面を兼ねる面は骨
間によって形成され、溝23の側面を兼ねる面は溝23
を形成する際のエツチングによって形成されている。な
お、第11図および第13図で示す実施例ではレーザチ
ップ3の裏面にレーザチップ3の搭載に利用する目的で
導体層35が設けられて〜・る。
以上の説明では、同一チップから波長の異なるレーザ光
を発光させることについて述べ℃きたが、第14図、第
15図に示すごとくコンタクト用拡散19.21を同−
深さとするだけで、簡単に同一波長のレーザ光を発光す
る複数の発光部を有するチップも形成できる。このよう
に、複数の発光部から同じ波長のレーザ光が出射される
チップは、レーザ光の高出力化が期待できる。また、他
の使用法としては、1つの発光部を故障部分の代替とし
ても使用できる。すなわち冗長構成とすることができる
。たとえば、通常の場合は、右側でレーザ発振が行なわ
れるが、何らかの原因でその右側が発光不良となった場
合に、たとえば左側の発光部かその役割をはだすように
できる。このようなレーザ素子は、元通信用の海底ケー
ブル中に設置すれば効果を奏するであろう。
さらに、この場合も、チップには混晶比の異なる活性層
が少なくとも2つは形成されるので、コンタクト用拡散
層19.21の深さを同一としエツチング工程を変更す
るだけで波長を選択できるため、設計自由度及び用途が
増す。
〔効果〕
本発明によれば、下記の効果が得られる。
(1)、同一チップ上に混晶比の異なる複数の活性層を
形成し、この複数の活性層の数だけ、アイランドを形成
し、各アイランドに含まれる複数の活性層の内の1つを
選択的に発光させることにより、単一チップの各アイラ
ンドより波長の異なる光を発光する発光素子が形成でき
る。
(2)、すべての電極をチップ上面よりワイヤボンディ
ングで取りだすことができ、実装基板への取付ゆに用い
る固定材のもつあがりがあっても、活性店位置が高いこ
とより、発光不良が防止でき、実装歩留りの向上が計れ
る。
(3)、すべての電極がチップ上面にあることより、チ
ップの段差と逆パターンの段差を有し、かつ、チップ取
付は位置にチップ電極と接続する配線が形成された実装
基板に実装する場合、1度のボンディング作業で実装が
行なえ、作業工程が筒素化できる。
(4)、同一チップ上に同一波長のレーザ光発光部を複
数制得ることができることより、冗長構成や高出力化が
計られることより、レーザチップの信頼性や用途が拡大
するという効果が得られる。
(5)、本発明によれば、同一チップ上に混晶比の異な
る複数の活性層を形成し、この複数の活性層の数だけ、
アイランドを形成し、各アイランドに含まれる活性層の
間1つを選択的に発光させることにより、単一チップの
各アイランドから波長の異なる元を発光する発光素子が
形成でき、さらにこのような発光素子を組み込んだ安価
な光電子装置を提供することができるという効果が得ら
れる。
(6)、上記(5)から、本発明のレーザチップ3は相
互に波長の異なるレーザ光4を近接した位置から同一方
向に出射するため、波長分割多重伝送システムにおける
元通信用送信装置に組み込んだ場合、光信号を伝送する
一本の党ファイバに直接各レーザ光4を送り込むことが
でき、従来のような光分波器および発光部と光分波器と
を結ぶ接続用の元ファイバは不用となる。この結果、波
長分割多重伝送システムにおいては、光分波器における
光学的接続が廃止でき、光結合損失の軽減が達成できる
という効果が得られる。
(7)、上記(6)から、波長分割多重伝送システムに
おいては、光分波器および光分波器と接続される接続用
の光ファイバが不用となり、部品点数の低減から、波長
分割多重伝送システムの敷設コストの軽減が達成できる
という効果が得られる。
(8)、上記(6)および(7)から、元通信用送信装
置の小型化が達成できるという相乗効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではな(、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。たとえば、前記実施例で
は、基板8の主面には最初にn形層を形成してダブルヘ
テロ接合部を形成していったが、n形層の変わりにp形
層を形成してダブルヘテロ接合部を製造しても、前記実
施例同様な効果が得られる。
〔利用分野〕
以上の説明では王として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である波長分割多重伝送シ
ステム技術に適用した場合について説明したが、それに
限定されるものではなく、光集積回路技術、他の光通信
システム技術、医療技術、計測技術などに適用できる。
本発明は少なくとも複数の発光部を有する光を子装置技
術には適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による光通信用送信装置(光
電子装置)を示す要部斜視図、第2図は同じ(元通信用
送信装置に組み込まれるレーザチップの製造工程を示す
フローチャート、第3図は同じくレーザチップの製造に
おけるウェハの要部を示す断面図、 第4図は同じくウェハに第1のコンタクト用拡散層を形
成した状態を示す要部断面図、第5図は同じくウェハに
第2のコンタクト用拡散層を形成した状態を示す要部断
面図、第6図は同じくウェハに第1のアイソレーシヲン
用エツチングを施した状態を示す要部断面図、第7図は
同じくウェハに第2のアイソレーシゴン用エツチングを
施した状態を示す要部断面図、第8図は同じくウェハに
電極を形成した状態を示す要部断面図、 第9図は同じくレーザチップの断面図、第10図はワイ
ヤを使用しない実装方法を示す断面図、 第11図は本発明の他の実施例によるレーザテップを示
す断面図、 第12図は本発明の他の実施例によるレーザテップを示
す断面図、 第13図は本発明の他の実施例によるレーザチップを示
す断面図、 第」4図は本発明の他の実施例によるレーザチップを示
す断面図、 第15図は本発明の他の実施例によるレーザチップを示
す断面図である。 1・・・パッケージ、2.2a・・・基板、3・・・レ
ーザチップ、4・・・レーザ元、5・・・元ファイバ、
6・・・電極、7・・・ワイヤ、8・・・基板、9・・
・ウェハ、1o・・・第1n形クラツド層、11・・・
第1活性層、12・・・第1p形クラツド層、13・・
・第2n形クラツド層、゛ 14・・・第2活性層、1
5・・・第2p形クラツド層、16・・・キャップ層、
17・・・ダブルヘテロ接合部、18・・・マスク、1
9・・・コンタクト用拡散層、2゜・・・マスク、21
・・・コンタクト用拡散層、22・・・マスク、23・
・・溝、24・・・マスク、25・・・第2n形クラツ
ド層露出面、26・・・第1n形クラツド層露出面、2
7・・・第1アノード電極、28・・・第2カンードを
極、29・・−第2アノード!極、30・・・第2カソ
ード電極、31・・・第1p形クラツド層、32・・・
第1p形クラツド層、33・・・共用クラッド層露出面
、34・・・露出面、35・・・導体層、36・・・配
線。 又2.・。 第   1  図 第  2  図 第  6  図 第  8  図 第  9  図 第10図 第  11 図 第  12 図 第  13 図  ′

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多層の化合物半導体に設けられた複数のアイランド
    と、前記各アイランドに設けられた発光部と、を有する
    ことを特徴とする発光素子。 2、前記各光の発光波長は相互に異なることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の発光素子。 3、化合物半導体の基板の主面に積層形成された複数の
    ダブルヘテロ接合部と、少なくとも一つのダブルヘテロ
    接合部を分断してアイランドを形成する溝と、各アイラ
    ンドに設けられた電極コンタクト層と、を有し、各アイ
    ランドではいずれか一つのダブルヘテロ接合部が発光す
    るようになっていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の発光素子。 4、前記各アイランドから発光される光は発光素子の同
    一面から発光されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の発光素子。 5、前記発光部を発光させるための電極は発光素子の一
    主面側に配設されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の発光素子。 6、複数のアイランドを有しかつ各アイランドには独立
    して発光する発光部を有する発光素子と、この発光素子
    から発光される光を伝送する光ファイバと、を有するこ
    とを特徴とする光電子装置。 7、前記各アイランドから発光される光は相互に波長が
    異なりかつそれぞれ同一方向に発光されて一本の光ファ
    イバ内に取り込まれるようになっていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項記載の光電子装置。
JP15295984A 1984-07-25 1984-07-25 発光素子および発光素子を組み込んだ光電子装置 Pending JPS61111592A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050063999A (ko) * 2003-12-23 2005-06-29 삼성전자주식회사 광대역 광원과 그를 이용한 광대역 광모듈
JP2005209950A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Pioneer Electronic Corp 集積型半導体発光素子及びその製造方法
KR100850784B1 (ko) 2007-03-22 2008-08-06 한솔엘씨디 주식회사 이중 구조를 갖는 엘이디 및 그 엘이디의 구동장치
JP2012015542A (ja) * 2005-08-25 2012-01-19 Binoptics Corp 低コストのInGaAlNに基づくレーザ

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