JPS61106624A - コポリアミド樹脂の製造法 - Google Patents
コポリアミド樹脂の製造法Info
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- JPS61106624A JPS61106624A JP15552985A JP15552985A JPS61106624A JP S61106624 A JPS61106624 A JP S61106624A JP 15552985 A JP15552985 A JP 15552985A JP 15552985 A JP15552985 A JP 15552985A JP S61106624 A JPS61106624 A JP S61106624A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、新規なコポリアミド樹脂に関する。
更に詳しくは、本発明は6・12塩と6・12塩以外で
、且つ炭素数が13以下である他のポリアミド生成可能
物質を重量比で90〜65 : 10〜35になるよう
共重合せしめてなるコポリアミド樹脂に関する。本発明
のコポリアミド樹脂は金属用接着剤、とりわけ高速接着
性能を必要とする金属罐のサイドシーム用接着剤として
有用であることが見出されたが、その他種々の用途への
応用が期待され得る。
、且つ炭素数が13以下である他のポリアミド生成可能
物質を重量比で90〜65 : 10〜35になるよう
共重合せしめてなるコポリアミド樹脂に関する。本発明
のコポリアミド樹脂は金属用接着剤、とりわけ高速接着
性能を必要とする金属罐のサイドシーム用接着剤として
有用であることが見出されたが、その他種々の用途への
応用が期待され得る。
周知のように従前のハンダによるシーム即ちブリキ罐か
ら、最近は錫を含まないTFS (ティンフリースス
チール)罐に移行しつつあり同時にシーム法も従来のハ
ンダづけから接着剤による接着剤接着によるシーム法へ
の変更を余儀なくされている。
ら、最近は錫を含まないTFS (ティンフリースス
チール)罐に移行しつつあり同時にシーム法も従来のハ
ンダづけから接着剤による接着剤接着によるシーム法へ
の変更を余儀なくされている。
そして製鑵速度を500〜1000罐/分と高速である
ため百ミリ秒/罐前後という短時間で接着しなければな
らず、しかも得られた接着強度は強固で且つ安定したも
のでなければならない。
ため百ミリ秒/罐前後という短時間で接着しなければな
らず、しかも得られた接着強度は強固で且つ安定したも
のでなければならない。
この目的を達成するための接着剤組成物に関する特許公
報としては、例えば、■ラウリンラクタムを開環重合し
て得られるポリラウリンラクタム(以下、ナイロン12
ホモポリマーと略す)を単独で使用する特公昭45−3
2359号公報、■すイロン12ホモポリマ一89〜6
0重量部に対し、ラウリンラクタムと他のポリアミド生
成可能物質とから共重合せしめたコポリアミドを11〜
40重量部ブレンドする特公昭50−37690号公報
、或いは■ナイロン12ホモポリマーに半結晶性ポリア
ミド又は非品性ポリアミド(例えば、ダイマー酸から誘
導したパーサロン、パーサミドの商品名で市販されてい
るポリアミド)を重量比で99〜90:1〜10の割合
でブレンドする特公昭48−18096号公報、或いは
■ラウリンラクタム98〜90重量部と他のポリアミド
生成可能物質2〜lO重量部とから共重合せしめた結晶
性ポリアミドに関する特公昭51−18978号公報等
がある。しかしながら、如上の従来技術にも、それぞれ
に長所およよひ欠点がある。
報としては、例えば、■ラウリンラクタムを開環重合し
て得られるポリラウリンラクタム(以下、ナイロン12
ホモポリマーと略す)を単独で使用する特公昭45−3
2359号公報、■すイロン12ホモポリマ一89〜6
0重量部に対し、ラウリンラクタムと他のポリアミド生
成可能物質とから共重合せしめたコポリアミドを11〜
40重量部ブレンドする特公昭50−37690号公報
、或いは■ナイロン12ホモポリマーに半結晶性ポリア
ミド又は非品性ポリアミド(例えば、ダイマー酸から誘
導したパーサロン、パーサミドの商品名で市販されてい
るポリアミド)を重量比で99〜90:1〜10の割合
でブレンドする特公昭48−18096号公報、或いは
■ラウリンラクタム98〜90重量部と他のポリアミド
生成可能物質2〜lO重量部とから共重合せしめた結晶
性ポリアミドに関する特公昭51−18978号公報等
がある。しかしながら、如上の従来技術にも、それぞれ
に長所およよひ欠点がある。
即ち、上記■に掲げた特公昭45−32359号公報+
(’′、 のナイロン12ホモポリマー
を単独で使用する場合はこのような高速接着においては
、例えば、一般に内容物に対する鉄分の溶出防止及び罐
体そのものの腐蝕防止のために、フェノール、エポキシ
系の塗料を鑵内面全体に焼付塗布するが、この塗装面と
の接着が充分でないため高い接着強度が得られないこと
と、ナイロン12ホモポリマーフィルムそのものが比較
的硬く、しかもフィルムの伸度もあまり大きくないので
、サイドシーム後に行われる蓋の巻締工程においてフィ
ルムにクランクが発生し、内容物の漏洩の原因になるの
で好ましくない。 ′ この欠点を改良すべく上記■に掲げた特公昭48−18
096号公報及び■に掲げた特公昭50−37690号
公報に見られるように例えばナイロン12ホモポリマー
に低融点の非品性ポリアミド或いはラウリンラクタムと
他のポリアミド生成可能物質とのコポリアミドをブレン
ドし、塗料との接着力を向上させる試みがなされている
。しかし乍ら、いずれも均一なブレンドが困難で接着強
度のバラツキが大きいことや、ナイロン12ホモボ
1リマーの有する高い凝集力を低下させ均一な
結晶化が起こらないという弊害が生じるため、製鑵速度
を下げて、充分冷却してやらないと冷却工程でシーム部
が浮いてしまうという欠点があり、高速接着性能に欠け
る。また■に掲げた特公昭51−18978号公報に見
られるように上記ブレンド物の有する共通した欠点を解
消するために、他のポリアミドを若干共重合せしめた結
晶性ナイロン12コポリマーがあるが、確かに塗料との
接着強度は高いが、同時に融点及び結晶化温度が低下す
るため、シーム後一般に行われる罐の内面塗装(酢酸エ
チルおよびトルエン等の混合溶剤に例えば塩化ビニル−
酢酸とニル−マレイン酸等の共重合樹脂を溶解せしめた
ラッカーをスプレーコートする)工程の乾燥炉(上記塗
装置において溶剤の残存をなくするため通常160〜1
70℃でおよそ5分間前後熱風乾燥する)でシーム部が
剥離しやすいという欠点がある。
(’′、 のナイロン12ホモポリマー
を単独で使用する場合はこのような高速接着においては
、例えば、一般に内容物に対する鉄分の溶出防止及び罐
体そのものの腐蝕防止のために、フェノール、エポキシ
系の塗料を鑵内面全体に焼付塗布するが、この塗装面と
の接着が充分でないため高い接着強度が得られないこと
と、ナイロン12ホモポリマーフィルムそのものが比較
的硬く、しかもフィルムの伸度もあまり大きくないので
、サイドシーム後に行われる蓋の巻締工程においてフィ
ルムにクランクが発生し、内容物の漏洩の原因になるの
で好ましくない。 ′ この欠点を改良すべく上記■に掲げた特公昭48−18
096号公報及び■に掲げた特公昭50−37690号
公報に見られるように例えばナイロン12ホモポリマー
に低融点の非品性ポリアミド或いはラウリンラクタムと
他のポリアミド生成可能物質とのコポリアミドをブレン
ドし、塗料との接着力を向上させる試みがなされている
。しかし乍ら、いずれも均一なブレンドが困難で接着強
度のバラツキが大きいことや、ナイロン12ホモボ
1リマーの有する高い凝集力を低下させ均一な
結晶化が起こらないという弊害が生じるため、製鑵速度
を下げて、充分冷却してやらないと冷却工程でシーム部
が浮いてしまうという欠点があり、高速接着性能に欠け
る。また■に掲げた特公昭51−18978号公報に見
られるように上記ブレンド物の有する共通した欠点を解
消するために、他のポリアミドを若干共重合せしめた結
晶性ナイロン12コポリマーがあるが、確かに塗料との
接着強度は高いが、同時に融点及び結晶化温度が低下す
るため、シーム後一般に行われる罐の内面塗装(酢酸エ
チルおよびトルエン等の混合溶剤に例えば塩化ビニル−
酢酸とニル−マレイン酸等の共重合樹脂を溶解せしめた
ラッカーをスプレーコートする)工程の乾燥炉(上記塗
装置において溶剤の残存をなくするため通常160〜1
70℃でおよそ5分間前後熱風乾燥する)でシーム部が
剥離しやすいという欠点がある。
本発明者等は鋭意研究努力した結果、(1)6・12塩
(ヘキサメチレンジアミンとドデカン二酸との等モルの
塩)と(II)6・12塩以外で且つ炭素数が13以下
である他のポリアミド生成物質を重量比で90〜65
: 10〜35、好ましくは85〜70 : 15〜3
0になるよう共重合せしめてなるコポリアミド樹脂、特
に結晶性コポリアミド樹脂が、塗料に対する接着力も極
めて高く安定したものであり、蓋の巻締工程に於ける接
着剤フィルムのクラックもなく、かつ、内面塗装後の乾
燥炉に於けるシーム部の浮き、或いは剥離というような
現象もなく、しかも、極めて高速の接着が可能であるこ
とを見出した。
(ヘキサメチレンジアミンとドデカン二酸との等モルの
塩)と(II)6・12塩以外で且つ炭素数が13以下
である他のポリアミド生成物質を重量比で90〜65
: 10〜35、好ましくは85〜70 : 15〜3
0になるよう共重合せしめてなるコポリアミド樹脂、特
に結晶性コポリアミド樹脂が、塗料に対する接着力も極
めて高く安定したものであり、蓋の巻締工程に於ける接
着剤フィルムのクラックもなく、かつ、内面塗装後の乾
燥炉に於けるシーム部の浮き、或いは剥離というような
現象もなく、しかも、極めて高速の接着が可能であるこ
とを見出した。
即ち本発明は、(I)6・12塩と(II)6・12塩
以外の炭素数が6〜13個のラクタム或いはω−アミノ
カルボン酸又は炭素数が6〜13個のアルキレンジアミ
ンと炭素数が6〜13個のアルカンジカルボン酸の縮合
物を重量比で90〜65:10〜35になるよう共重合
せしめてなり、25℃に於ける0、5%m−クレゾール
溶液での相対粘度が1.70〜2.40であるコポリア
ミド樹脂を提供するものである。
以外の炭素数が6〜13個のラクタム或いはω−アミノ
カルボン酸又は炭素数が6〜13個のアルキレンジアミ
ンと炭素数が6〜13個のアルカンジカルボン酸の縮合
物を重量比で90〜65:10〜35になるよう共重合
せしめてなり、25℃に於ける0、5%m−クレゾール
溶液での相対粘度が1.70〜2.40であるコポリア
ミド樹脂を提供するものである。
本発明のコポリアミド樹脂の重合度を示す上記相対粘度
(η2..値)が1.70以下のものは、接着剤として
の機械的強度に欠け、一方2.40以上のものはあまり
にも分子量が高すぎるために溶融粘度(η1値)が大き
すぎて接着時に塗料との親和性に欠けるため高い接着強
度が得られない。また、6・12塩以外の他のポリアミ
ド生成可能物質のコポリアミドに占める割合は前述した
ように10〜35重量%、好ましくは15〜30重景%
が良く、10重景%以下ではコポリアミドとしての性能
が発現出来ず、一方35重量%以上では融点が著しく低
下するため接着剤としての耐熱性に欠けるので好ましく
ない。また、6・12塩以外のポリアミド生成可能物質
であるが、その炭素数が13以下のものが好ましく、1
3以上では共重合せしめたコポリアミド樹脂の結晶性に
乱れを与えやすく、安定した接着強度が得られにくいと
いう欠点が発現し、サイドシーム謹製、l’、
造う47″安定“操業に悪影響を与する′)′i
?好ましくない。即ち、該コポリアミド樹脂の融点に与
える影響としては、ポリアミド生成可能物質の組成より
もむしろ、その量であることと、炭素数13以上の特殊
なポリアミドを用いても一般に安価でかつ安定したコポ
リアミドの提供に使用されている炭素数13以下のポリ
アミド生成可能物質に比べて、その経済性及び接着剤と
しての品質両面に於いて、一般に不利であると共に、特
異な効果も期待しがたいからである。本発明に用いられ
る(n)の6・12塩以外で且つ炭素数が13以下であ
る他のポリアミド生成可能物質としては、炭素数が6〜
13個のラクタム或いはω−アミノカルボン酸又は炭素
数が6〜13個のアルキレンジアミンと炭素数が6〜1
3個のアルカンジカルボン酸の縮合物(ナイロン塩)が
適当である。前者の例としてはラウリンラクタム、カプ
ロラクタム、カプリルラクタム1.ω−アミノカプリン
酸、ω−アミノペラゴイン酸、ω−アミノウンデカン酸
、ω−アミノドリプカッイック酸等がある。又後者の縮
合物の例としては、ヘキサメチレンジアミンアジピン酸
塩、 )へキサメチレンジアミンセバシン
酸塩、ヘキサメチレンジアミントリデカンジカルボン酸
塩等のナイロン塩及び上記アルカンジカルボン酸とデカ
メチレンジアミンとの塩又はトリデカンジアミンとの塩
がある。
(η2..値)が1.70以下のものは、接着剤として
の機械的強度に欠け、一方2.40以上のものはあまり
にも分子量が高すぎるために溶融粘度(η1値)が大き
すぎて接着時に塗料との親和性に欠けるため高い接着強
度が得られない。また、6・12塩以外の他のポリアミ
ド生成可能物質のコポリアミドに占める割合は前述した
ように10〜35重量%、好ましくは15〜30重景%
が良く、10重景%以下ではコポリアミドとしての性能
が発現出来ず、一方35重量%以上では融点が著しく低
下するため接着剤としての耐熱性に欠けるので好ましく
ない。また、6・12塩以外のポリアミド生成可能物質
であるが、その炭素数が13以下のものが好ましく、1
3以上では共重合せしめたコポリアミド樹脂の結晶性に
乱れを与えやすく、安定した接着強度が得られにくいと
いう欠点が発現し、サイドシーム謹製、l’、
造う47″安定“操業に悪影響を与する′)′i
?好ましくない。即ち、該コポリアミド樹脂の融点に与
える影響としては、ポリアミド生成可能物質の組成より
もむしろ、その量であることと、炭素数13以上の特殊
なポリアミドを用いても一般に安価でかつ安定したコポ
リアミドの提供に使用されている炭素数13以下のポリ
アミド生成可能物質に比べて、その経済性及び接着剤と
しての品質両面に於いて、一般に不利であると共に、特
異な効果も期待しがたいからである。本発明に用いられ
る(n)の6・12塩以外で且つ炭素数が13以下であ
る他のポリアミド生成可能物質としては、炭素数が6〜
13個のラクタム或いはω−アミノカルボン酸又は炭素
数が6〜13個のアルキレンジアミンと炭素数が6〜1
3個のアルカンジカルボン酸の縮合物(ナイロン塩)が
適当である。前者の例としてはラウリンラクタム、カプ
ロラクタム、カプリルラクタム1.ω−アミノカプリン
酸、ω−アミノペラゴイン酸、ω−アミノウンデカン酸
、ω−アミノドリプカッイック酸等がある。又後者の縮
合物の例としては、ヘキサメチレンジアミンアジピン酸
塩、 )へキサメチレンジアミンセバシン
酸塩、ヘキサメチレンジアミントリデカンジカルボン酸
塩等のナイロン塩及び上記アルカンジカルボン酸とデカ
メチレンジアミンとの塩又はトリデカンジアミンとの塩
がある。
本発明のコポリアミドを得るための共重合反応は、6・
12塩とその他のラクタム、ジアミン二塩基酸塩又はω
−アミノ酸からなるモノマーを水と共に加熱後水を除く
ことによって行われる。即ち、これらのナイロンのモノ
マー、ラクタム又はナイロン塩に数%〜数十%の水およ
び場合によって酸、アルカリ等の触媒、酢酸等の分子量
調整剤を加え、200℃〜300℃に1時間〜20時間
加熱する。アミン/カルボン酸とアミド/水の平衡はア
ミド/水の側に寄っているため、多量の水の存在下でも
比較的低分子量のポリマーが生成する。これから数時間
かけて徐々に水蒸気を放出し、更に常圧又は減圧下20
0℃〜300℃の温度で数時間縮合を行い、高分子コポ
リアミドを得ることができる。
12塩とその他のラクタム、ジアミン二塩基酸塩又はω
−アミノ酸からなるモノマーを水と共に加熱後水を除く
ことによって行われる。即ち、これらのナイロンのモノ
マー、ラクタム又はナイロン塩に数%〜数十%の水およ
び場合によって酸、アルカリ等の触媒、酢酸等の分子量
調整剤を加え、200℃〜300℃に1時間〜20時間
加熱する。アミン/カルボン酸とアミド/水の平衡はア
ミド/水の側に寄っているため、多量の水の存在下でも
比較的低分子量のポリマーが生成する。これから数時間
かけて徐々に水蒸気を放出し、更に常圧又は減圧下20
0℃〜300℃の温度で数時間縮合を行い、高分子コポ
リアミドを得ることができる。
触媒としてはリン酸等が使用でき、分子量調整剤として
はへキサメチレンジアミン等のジアミン及び酢酸の他、
アジピン酸、ドデカンニ酸等の二塩基酸を使用し得る。
はへキサメチレンジアミン等のジアミン及び酢酸の他、
アジピン酸、ドデカンニ酸等の二塩基酸を使用し得る。
本発明によるコポリアミド樹脂は、従前技術と比較した
場合、その破断伸度が大きく、柔軟であるため、蓋の巻
締工程におけるクランク発生がない。しかも融点は17
0〜200℃と従前技術のそれとほぼ同等で理想的であ
り、高速接着に充分適応しうるちのであり、接着剤とし
て非常に有用である。
場合、その破断伸度が大きく、柔軟であるため、蓋の巻
締工程におけるクランク発生がない。しかも融点は17
0〜200℃と従前技術のそれとほぼ同等で理想的であ
り、高速接着に充分適応しうるちのであり、接着剤とし
て非常に有用である。
以下本発明を実施例及び応用例について説明するが、本
発明はこれらの例に限定されるものではない。
発明はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1〜3及び比較例1
表−1に示す量のモノマー及び400gの水、縮合重合
触媒として1%燐酸8g、分子量調節剤としてアジピン
酸4gを仕込み、10+am)Igに減圧、99.99
99%以上の純度の窒素を30kg/co+”に圧入す
ることを繰り返し、最終はオートクレーブ内を大気圧を
等しくして窒素置換を行った。
触媒として1%燐酸8g、分子量調節剤としてアジピン
酸4gを仕込み、10+am)Igに減圧、99.99
99%以上の純度の窒素を30kg/co+”に圧入す
ることを繰り返し、最終はオートクレーブ内を大気圧を
等しくして窒素置換を行った。
オートクレーブを3時間かけて230℃に昇温し、この
間モノマー等が溶融、溶解し攪拌に対する抵抗がなくな
った時点から攪拌を始めた。
間モノマー等が溶融、溶解し攪拌に対する抵抗がなくな
った時点から攪拌を始めた。
更に2時間かけて280℃に加熱しこの間オートクレー
ブ内の圧力が25kg/cm2となるように放圧した。
ブ内の圧力が25kg/cm2となるように放圧した。
280℃、25kg/cm”の圧力を15時間保持した
後、2時間かけて大気圧になるまで放圧し乍ら250℃
に温度を下げ、前記窒素を100m1/min流し乍ら
250℃で更に2時間攪拌を続けた。窒素圧によってオ
ートクレーブ下部の穴より重合体をストランドに引き、
カットしてペレットとした。
後、2時間かけて大気圧になるまで放圧し乍ら250℃
に温度を下げ、前記窒素を100m1/min流し乍ら
250℃で更に2時間攪拌を続けた。窒素圧によってオ
ートクレーブ下部の穴より重合体をストランドに引き、
カットしてペレットとした。
このペレットを内容積201の回転式真空乾燥機に仕込
み、窒素置換後、150℃に加熱、真空乾燥機を回転し
乍ら50+ml/+inで前記窒素を流し続けて固相重
合を行った。約4時間毎にサンプ)1 ”17’)
”k”“It゛25’C゛0.5%m−11/7’ −
/L/1での相対粘度を測定し、相対粘度が1.90を
越えたところで固相重合を止めた。
み、窒素置換後、150℃に加熱、真空乾燥機を回転し
乍ら50+ml/+inで前記窒素を流し続けて固相重
合を行った。約4時間毎にサンプ)1 ”17’)
”k”“It゛25’C゛0.5%m−11/7’ −
/L/1での相対粘度を測定し、相対粘度が1.90を
越えたところで固相重合を止めた。
表−1
表−2に各種性能を比較するために作製した接着剤の試
料番号と組成及びその熱的性質を示す。
料番号と組成及びその熱的性質を示す。
表 −2
注*125℃における各樹脂の0.5%m−クレゾール
溶液の相対粘度である。
溶液の相対粘度である。
*2 差動走査熱量計(DSC)を用いて16℃/mi
nの速度で昇温させたときの吸熱最大ピーク値である。
nの速度で昇温させたときの吸熱最大ピーク値である。
本3 溶融状態から16℃/lll1nの速度で降温さ
せたときの発熱最大ピーク値である。
せたときの発熱最大ピーク値である。
本4 11&lL1.磁2及び患5は比較例、隘3゜N
114及びN16が本発明例である。
114及びN16が本発明例である。
表−1より、阻1、即ちナイロン12ホモポリマーは熱
的性質の点では、罐のサイドシームという高速接着の目
的には適した値を有している。
的性質の点では、罐のサイドシームという高速接着の目
的には適した値を有している。
患2は、融点が低く接着剤としての耐熱性に欠ける。阻
3.11m4及びl1h6、即ち本発明による実施例の
ものは熱的性質の点でナイロン12ホモポリマーの有す
る長所を具備しており、高速接着に適したものであるこ
とを示している。そして、患5、即ち6・12塩50重
量部とラウリンラクタム50重量部とからなるコポリア
ミドは、融点が低く、本目的にはその耐熱性の点に於い
て使用できるものではない。
3.11m4及びl1h6、即ち本発明による実施例の
ものは熱的性質の点でナイロン12ホモポリマーの有す
る長所を具備しており、高速接着に適したものであるこ
とを示している。そして、患5、即ち6・12塩50重
量部とラウリンラクタム50重量部とからなるコポリア
ミドは、融点が低く、本目的にはその耐熱性の点に於い
て使用できるものではない。
応用例1
表−2で記載した麹1〜阻5の5種類の樹脂の破断強度
、破断伸度及び弾性率の値を表−3に示す。
、破断伸度及び弾性率の値を表−3に示す。
表−3
表−3より、隘1及びN11L2、即ちナイロン12ホ
モポリマー、或いはナイロン12ホモポリマー+)
よりも、隘3、隘4、即ち6・12塩85重
量部と′ゴ 、ウリ7つ、、、A15重量部
、及び。、1□塩7゜重量部とラウリンラクタム30重
量部からなる本発明による結晶性コポリアミドは破断伸
度も太きく、しかも弾性率が小さい。この事は、前述し
たようにサイドシーム後に行われる蓋の巻締加工時に於
ける加工適性に優れるため、接着剤フィルムのクランク
等が発生しに(いという利点がある。又、寛5、即ち6
・12塩50重量部とラウリンラクタム50重量部とを
配合したものは、結晶性コポリアミドでな(なり、非品
性コポリアミドとなって、破断強度、破断伸度共に低下
し、しかも弾性率も低下しすぎて機械適性が著しく悪く
なり使用し難くなる。
モポリマー、或いはナイロン12ホモポリマー+)
よりも、隘3、隘4、即ち6・12塩85重
量部と′ゴ 、ウリ7つ、、、A15重量部
、及び。、1□塩7゜重量部とラウリンラクタム30重
量部からなる本発明による結晶性コポリアミドは破断伸
度も太きく、しかも弾性率が小さい。この事は、前述し
たようにサイドシーム後に行われる蓋の巻締加工時に於
ける加工適性に優れるため、接着剤フィルムのクランク
等が発生しに(いという利点がある。又、寛5、即ち6
・12塩50重量部とラウリンラクタム50重量部とを
配合したものは、結晶性コポリアミドでな(なり、非品
性コポリアミドとなって、破断強度、破断伸度共に低下
し、しかも弾性率も低下しすぎて機械適性が著しく悪く
なり使用し難くなる。
応用例2
表−2に示した5種類の樹脂ペレットを用い、T−ダイ
スを具備した40IIIIII押出機を用い80n+の
フィルムを作製した。
スを具備した40IIIIII押出機を用い80n+の
フィルムを作製した。
次いで0.27mmの厚さのTFS板にエポキシ・フェ
ノリック系樹脂を乾燥厚味が5μになるように塗布し、
200°Cで10分間焼付コートしたものを使用し、こ
の塗装TFS板の間にそれぞれの接着試験フィルムを挟
み、熱板プレスを用い、圧力= 20kg/cm”、時
間=1.0秒を一定にし、温度を種々変えてホントメル
ト接着させた。表−4には、これらの接着試料の常態で
のT−剥離強度とそのバラツキ及び165℃で5分間熱
履歴を経たあとでのT−剥離強度を示す。
ノリック系樹脂を乾燥厚味が5μになるように塗布し、
200°Cで10分間焼付コートしたものを使用し、こ
の塗装TFS板の間にそれぞれの接着試験フィルムを挟
み、熱板プレスを用い、圧力= 20kg/cm”、時
間=1.0秒を一定にし、温度を種々変えてホントメル
ト接着させた。表−4には、これらの接着試料の常態で
のT−剥離強度とそのバラツキ及び165℃で5分間熱
履歴を経たあとでのT−剥離強度を示す。
表−4
(注)*1 バラツキの大きさは
最高値−最低値
試料数(10個)
の数値である。
*2 保持率とは
の数値である。
表−3から、試料番号1、即ちナイロン12ホモポリマ
ーは接着強度とりわけ低温側での接着強度が低くしかも
バラツキが大きい。試料番号2、即ちラウリンラクタム
96重量部とカプロラクタム4重量部とからなる結晶性
コポリアミドは、低温から高温に至るまで接着強度は安
定して高いが、熱履歴後の接着強度の低下が大きく、耐
熱性に欠ける°短所がある。試料番号3及び4、即ち本
発明の実施例による、6・12塩85重量部:、
とラウリンラクタム15重量部、及び6・1
2塩70重量部とラウリンラクタム30重量部から重合
してなる結晶性コポリアミドは、低温から高温に至るま
で接着強度は安定して高く、しかも、熱履歴後の接着強
度の低下も極めて少なく、理想的な罐のサイドシーム用
接着剤となり得る。
ーは接着強度とりわけ低温側での接着強度が低くしかも
バラツキが大きい。試料番号2、即ちラウリンラクタム
96重量部とカプロラクタム4重量部とからなる結晶性
コポリアミドは、低温から高温に至るまで接着強度は安
定して高いが、熱履歴後の接着強度の低下が大きく、耐
熱性に欠ける°短所がある。試料番号3及び4、即ち本
発明の実施例による、6・12塩85重量部:、
とラウリンラクタム15重量部、及び6・1
2塩70重量部とラウリンラクタム30重量部から重合
してなる結晶性コポリアミドは、低温から高温に至るま
で接着強度は安定して高く、しかも、熱履歴後の接着強
度の低下も極めて少なく、理想的な罐のサイドシーム用
接着剤となり得る。
試料番号5、即ち6・12塩50重量部とラウリンラク
タム50重量部とから重合したコポリアミドは、低温か
ら高温に至るまで接着強度は安定して高いが、熱履歴後
の接着強度の低下が著しいため耐熱性の点で実用し難い
。
タム50重量部とから重合したコポリアミドは、低温か
ら高温に至るまで接着強度は安定して高いが、熱履歴後
の接着強度の低下が著しいため耐熱性の点で実用し難い
。
Claims (1)
- ( I )6・12塩と(II)6・12塩以外の炭素数が
6〜13個のラクタム或いはω−アミノカルボン酸又は
炭素数が6〜13個のアルキレンジアミンと炭素数が6
〜13個のアルカンジカルボン酸の縮合物を重量比で9
0〜65:10〜35になるよう共重合せしめてなり、
25℃に於ける0.5%m−クレゾール溶液での相対粘
度が1.70〜2.40であるコポリアミド樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15552985A JPS61106624A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | コポリアミド樹脂の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15552985A JPS61106624A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | コポリアミド樹脂の製造法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1601678A Division JPS6057472B2 (ja) | 1978-02-15 | 1978-02-15 | 金属用ホツトメルト接着剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61106624A true JPS61106624A (ja) | 1986-05-24 |
JPS623172B2 JPS623172B2 (ja) | 1987-01-23 |
Family
ID=15608061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15552985A Granted JPS61106624A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | コポリアミド樹脂の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61106624A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011518938A (ja) * | 2008-04-29 | 2011-06-30 | アルケマ フランス | ポリアミド粉末の溶融温度と結晶化温度との差を広げる方法 |
JPWO2019181986A1 (ja) * | 2018-03-19 | 2021-03-25 | 三井・ダウポリケミカル株式会社 | 農業用フィルム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54108832A (en) * | 1978-02-15 | 1979-08-25 | Daicel Chem Ind Ltd | Hot-melt adhesive composition for metal |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP15552985A patent/JPS61106624A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54108832A (en) * | 1978-02-15 | 1979-08-25 | Daicel Chem Ind Ltd | Hot-melt adhesive composition for metal |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011518938A (ja) * | 2008-04-29 | 2011-06-30 | アルケマ フランス | ポリアミド粉末の溶融温度と結晶化温度との差を広げる方法 |
US10836117B2 (en) | 2008-04-29 | 2020-11-17 | Arkema France | Method for increasing the difference between the melting temperature and the crystallization temperature of a polyamide powder |
US11718045B2 (en) | 2008-04-29 | 2023-08-08 | Arkema France | Method for increasing the difference between the melting temperature and the crystallization temperature of a polyamide powder |
JPWO2019181986A1 (ja) * | 2018-03-19 | 2021-03-25 | 三井・ダウポリケミカル株式会社 | 農業用フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS623172B2 (ja) | 1987-01-23 |
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