JPS61103435A

JPS61103435A - 超音波診断装置におけるドツプラ血流測定方法

Info

Publication number: JPS61103435A
Application number: JP22627284A
Authority: JP
Inventors: 泰志近藤; 安藤　昌人
Original assignee: Shimadzu Corp
Current assignee: Shimadzu Corp
Priority date: 1984-10-26
Filing date: 1984-10-26
Publication date: 1986-05-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、心臓内部などの血流動態の測定に好適な超音
波診断装置におけるドツプラ血流測定方法に関する。

（ロ）従来技術とその問題点一般に、心臓内部などの血流動態を測定する場合、超音
波パルスを生体内の一方向に放射し、外生体内から反射
される超音波エコーの下ツプラ信号に基づいて所定位置
での血流速などを求める。

ところで、従来の測定方法は、一度の測定で超音波パル
スが放射された一点の血流速のデータしか得られないの
で、血流動態を観察するには生体内の複数点について血
流速を測定する必要があり、測定に長時間を要する。ま
た、測定結果の表示が静止画的であるため、血流速の動
的状態を観察するのに不都合である。

このため、本発明者らは、生体情報に同期して超音波パ
ルスの放射方向を変えるようにして、各方向から得られ
る血流情報を算出して、生体内の血流動態を動的表示で
きる超音波診断装置を提供した（特願昭５９−３６８３
７号参照）。本装置を適用して心臓内部などの血流動態
の測定するには、例えば次のようにして行なわれる。ま
ず、第３図に示すように、生体情報、例えば心電計など
で得られるＲ波ｓ１の心拍の一期間Ｔｏ（約１５ｅｃ）
は、断層像を得るために充てられる。いま、セクタ走査
型の超音波診断装置で、２００　ｐ　５ｅｃ（５ｋＨｚ
）周期でトランスジユーザの振動子を駆動し１２８本の
超音波ビームからなる断層像を得るものとすれば（第１
図参照）、断層像Ｉフレーム形成に要する時間は約２５
．６ｍ５ｅｃとなり、−心拍中の期間ＴＯにおけるフレ
ームレートは３９／ｓｅｃとなる。

次の一心拍の期間Ｔ１はドツプラ血流のデータを得るた
め、２５．６ｍ５ｅｃの期間ｔ１、ｔ　２−・・を一つ
の単位時相とし、各単位時相の間に超音波パルスを生体
の一方向に２００μｓｅｃごとに１２８回放射する。こ
れが−心拍の期間Ｔｌ内に３９回繰り返される。その場
合、超音波パルスの放射方向は一心拍の期間ＴＩを通じ
て同一方向、例えば第２図の０１の方向に固定され、各
単位時相の期間’Ｓ１ｔ＋、ｔ２・・ごとに１２８個の
ドツプラデータが採取される。そして、生体内に放射し
て得られる超音波パルスの各エコー信号から血流による
ドツプラ信号を抽出し、抽出したドツプラ信号に基づい
て高速フーリエ変換（ＰＦＴ）などの手法により血流速
の周波数スペクトルが求められろ。次の一心拍の期間Ｔ
２では超音波パルスの放射方向が例えばθ２に変えられ
、上記と同様の操作が繰り返される。このようにして、
超音波パルスの放射方向はＲ＄１．ｓｌに同期して順次
所定の心拍分子Ｎまで０１、θ２、θ３・・・と変化さ
れ、各時相ごとの断層像に対応したドツプラ血流の測定
が行なイつれる。

このように、上記の測定では、ドツプラデータの採取中
は超音波パルスが連続して放射されていので、所定のド
ツプラデータの採取が終了するまでは断層像が表示でき
ない。従って、ドツプラデータの採取中に生体とトラン
スジューサとの相対位置がずれもこれをチェックするこ
とができないため、正確なドツプラ血流のデータが得ら
れなくなる場合があった。

（ハ）目的本発明は従来のかかる問題点を解消し、ドツプラデータ
の採取中にトランスジユーザが生体に対＝３− して位置ずれしたかどうかをチェックできるようにし、
常に正確なドツプラ血流のデータが得られるようにする
ことを目的とする。

（ニ）構成従来のドツプラ血流測定方法でのドツプラデータの採取
数は、実際に血流速の周波数スペクトルを求めるに必要
な回数以上であり、その採取数を半分程度に減らしても
、測定データの信頼性には大きく影響しない。

本発明は係る点に着目したものであって、上述の目的を
達成するため、生体情報の一周期内の各単位時相ごとに
生体の一方向に超音波パルスを一定時間間隔で放射し、
前記生体から反射される超音波パルスの各エコー信号か
ら血流によるドツプラ信号を抽出し、抽出したドツプラ
信号に基づいて生体内のドツプラ血流を測定する方法に
おいて、前記一単位時相の期間内に、ドツプラデータ採
取用として一方向への超音波パルスの放射と断層像表示
用として超音波ビームのセクタ走査とを時分割で行ない
、ドツプラデータ採取中に断層像の表＝４− 示ができるようにしたものである。

（ホ）実施例以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

実施例１この実施例のドツプラ血流の測定は、次のようにして行
なわれる。第３図に示すように、心電計などで得られる
生体情報、例えばＲ波ｓｌの一心拍の一期間（約１５ｅ
ｃ）Ｔ　Ｏは、断層像を得るために充てられる点は従来
と同様である。次の一心拍の期間ＴＩでは、各単位時相
の期間（２５，６ｍ５ｅｃ）ｔｌ、ｔ２・・・をそれぞ
れｔａとｔｂとに時分割し、前半の期間ｔａでは超音波
パルスを生体の一方向θｌに２００７１ｓｅｃごとに６
４回放射して６４個のドツプラデータを得る。後半の期
間ｔｂでは２００μｓｅｃごとに６４回超音波パルスを
放射しつつ、第１図の超音波ビームの走査線番号３３か
ら９６までの区間を走査して断層像を得る。これが−心
拍の期間ＴＩ内に３９回繰り返される。その場合、超音
波パルスの放射方向は一心拍の期間ＴＩを通じて同一方
向０１に固定されている。そして、次の一心拍の期間Ｔ
２では超音波パルスの放射方向が例えばθ２に変えられ
、上記と同様の操作が繰り返される。このようにして、
超音波パルスの放射方向は、Ｒ波Ｓ１に同期して順次所
定の心拍分子Ｎまで０１、θ２、θ３　・と変化され、
各時相ごとの断層像に対応したドツプラ血流の測定が行
なわれる。

従って、この実施例ではフレームレートは変わらずに視
野が１／２となった断層像がドツプラデータ測定中に表
示される。

実施例２この実施例では、各単位時相の期間ｔｌ、　ｔ２・・・
が時分割され、前半の期間ｔａがドツプラデータの測定
用に、後半の期間ｔｂが断層像の表示用に充てられる点
は上記実施例Ｉと同様であるが、ビーム走査を第１図の
走査線番号で１．３．５、・・・というように１本飛ば
しで行なう。その他は実施例１と同様である。

従って、この実施例では視野は全角であるが、フレーム
レートが通常の１／２となった断層像が表示される。こ
の場合に表示される断層像には若干ちらつきが現われる
が、トランスジユーザの位置ずれを確認するためには充
分である。

（へ）効果以上のように本発明によれば、各単位時相の期間内に、
ドツプラデータ採取用として一方向への超音波パルスの
放射と断層像表示用として超音波ビームのセクタ走査と
を時分割で行ない、ドツプラデータ採取中に断層像の表
示ができるようにしたので、ドツプラデータの採取中に
もトランスジユーザが位置ずれしたかどうかをチェック
できる。

従って、常に正確なドツプラ血流の測定データが得られ
るようになるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は超音波診断装置のセクタ走査の説明図、第２図
は超音波パルスの放射方向の説明図、第３図はドツプラ
血流測定時の測定操作手順の説明図　　　　　　　１で
ある。 −８＝

Claims

【特許請求の範囲】

（１）生体情報の一周期内の各単位時相ごとに生体の一
方向に超音波パルスを一定時間間隔で放射し、前記生体
から反射される超音波パルスの各エコー信号から血流に
よるドップラ信号を抽出し、抽出したドップラ信号に基
づいて生体内のドップラ血流を測定する方法であって、
前記一単位時相の期間内に、ドップラデータ採取用とし
て一方向への超音波パルスの放射と断層像表示用として
超音波ビームのセクタ走査とを時分割で行ない、ドップ
ラデータ採取中に断層像の表示ができるようにしたこと
を特徴とする超音波診断装置におけるドップラ血流測定
方法。